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【 東南アジアの旅 】
17: 再びのバリ ③ 地獄の果てまで楽しい買い物依存症
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バリ滞在3日目、今日は昨日のボロブドゥールツアーの疲れを癒す意味も含めて近場中心のショッピングディ。
と言うか、ショッピング大好きな相方の為の日です。
(一方で今日はハリ・ムルデカ、つまりインドネシアの独立記念日。この日、日本の敗戦を受けて、若きスカルノが独立を宣言し、オランダとの独立戦争を経て悲願の独立を勝ち取ったという日です。こういう記念日を異国の地で迎えると、、複雑な気分になりますね。)
ショッピングと言えば、どの国に行っても大型免税店でしょう。
つまりDFSギャラリア、、ここには主要ホテルへの送迎シャトルやタクシーがあって便利なんですよね。
ホテルの玄関で行われている独立記念日の式典を後目に、ギャラリアに向かうタクシーに乗り込みました。
・・でもバリに来たら迷わずブルーバードタクシーを利用して下さい。
ここはかなり安心だと思う。
何故、こんな事を書くかというと、ホテルで呼んで貰ったギャラリアへの無料タクシーは、メーターが無かったんですよね。
ギャラリアへの道すがらにある「遊の湯」と日本語で書いてあるスーパー銭湯を通過したあたりで、運転手さんが、しきりと話しかけて来て、「お前達はナナミを知ってるか、おみやげ買うなら、ナナミにしろ安いぜ。ギャラリアのおみやげ品は、なんでも高いんだ。」と言って来るわけ。
ああ、これはバリ到着一日目の再現かなとか、思っている内に、こちらが何も言ってないのにタクシーはナナミへ横付け。
一昨々日の角刈り森進一の件があるので、むかついたから「ノーノーアイムゴートーギャラリア、ナナミ、ノー!」と、相方と口を揃えて言ってやったら、ドアマンよろしくすっ飛んできた顔色の悪いナナミショップのお兄さまが、短い運転手とのやりとりの後、開けかけてくれていたタクシーのドアを怒ったようにバッタン!!
もーっ、いい加減にしろちゅーの。
日本人はカモばっかし、かい!!
ギャラリアのパンフレットによると、ギャラリア店内で安全かつリーズナブルな両替ショップがあると書いてあったので、そこへ行ってレートを見たら、なんと今朝ホテルでチェックしたレートよりまだ悪い。
結局、ナナミの方が、良かったのでしょうか(笑)?
ざけんなよって感じで、ギャラリアは下見程度にしておいてクタに移動する事にしました。
歩いたって、しれている距離です。
ところが、交通量が激しすぎて道路向かいの対岸に渡れないのです。
しかも横断歩道が見渡す限り、何処にもないと来ている。
結局、アン達はこの道路を横断する為だけに、タクシーに乗る事になりました(笑)。
でもそのお陰で、ブルーバードという、一番まともなタクシー会社を発見したんですが、、。
クタは「言い掛かり」の街、こんな街は早々におさらばして、レギャンへ。
SUWOジュエリーでバリっ子の綺麗な身体の映ったポスターに見とれながら、ネックレスを購入。
相方は、そこら中を徘徊しながら、ビーズネックレスのガラス玉とかを、買い集めています。
レギャンは、やっぱりサーファーの街なんですねー。
そして買い物は続き、レギャンに小一時間ほどいて、更にタクシーで北上しスミニヤックへ。
ところでバリに行って、タクシーの運転手さんにスミニャックのアシタバ(バリ籠アタ製品の店)に行ってと頼むと、必ず馬鹿にされますね。
「アシタバ?なんであんな高い店に行くんだ?日本人は決まってアシタバだ、、。あんなの市場に行けば、無茶安く手に入る。」
まあ、そんな感じ。
サヌールのアシタバ本店に連れて行くツアーの説明だって、「日本人はまあ間違いなく(決まって)アシタバで大量に籠を買っていきますね。」と実にクールに言われる。
時々、頭に来て「でもアシタバのは作りがしっかりしてるから」みたいな事を言っても全然相手にしてくれない。
もしかして、日本人観光客の知らないところで、製品としてのクオリティはアシタバ並みで、値段は地元価格みたいなショップがあるのかしらんと、いつもアンテナを張り巡らせているんだけれど、未だにそんなものは見つからない。
あるいは、製品のクオリティと言ったって、所詮はコストとのバランスだから、それがバリ人から見ると余りにもつり合っていないのかも知れない。
これは、例えばバリの南部に宿泊して「何か食べたいんだけど、おすすめは?」ってタクシーの運転手さんに聞くと、十中八九「ジンバランの屋台」に連れて行こうとするのとよく似た構造なのかも知れない。
まあ個人的には、スミニャックのアシタバの店主の妙なエリート気質が嫌いで(結構きっちりしたシャツにスラックスを身にまとってるクセに足下はスニーカー、、数年前も同じ格好だった、、。)運転手さんの言い分にも「そうだよねー。」とか同意したい部分もあるんだけど、製品としては、やっぱりデザイン的にも作りの精度もアシタバのものよりいいものを他で見たことがないんですよね。
・・・で結局、相方はまたまた数点、アシタバでバックや何やらを買い込んでお¥いましたが、、。
「さーっ、今度はジェンガラ・セラミック、買うぞー。アン、あんまり買ってないじゃん。もっと買い物しなよ。」
「またまた。アンが買うと、自分が買いすぎなの安心するんだろ、、駄目だって、自分で制御しなきゃ。アンが買わないのは、もののデザインが、日本の方がいいんだから、仕方ないよ。まあアンもジェンガラだったら何か買うけどさ。」
初めてバリで、ジェンガラ・セラミックの本物と出会った時には、ちょっと感激しました。
日本の陶器だって相当なものだけれど、ジェンガラ・セラミックには、工芸技術やデザインでは、計り切れない独自の感性で造形された部分があると思います。
もちろんジンバランのウルワトゥ通りにあるショウルーム(お洒落な美術館みたい)や、高級ホテルのレストランなんかでジェンガラ・セラミックと触れる場面が多いという事実も、プラスアルファとしての「ジェンガラ・セラミック良い」の気持ちを、アゲアゲさせてますが。
この独自性って何なんでしょうね?
バリ絵画にしても、その歴史は決して古いとは言えないんです。
けれど、そこには、その歴史の浅さを充分に補ってしまうほどの創作上のユニークさがあります。
一言で言ってしまえば、メタというか、ありとあらゆるものがトランスホームして行き、一つのイメージ、つまり「生命」に行き着くという行程が、そのユニークさを支えているように思えます。
そんなバリ絵画にみられるユニークさを、「バリ流」に洗練して見せたのが、ジェンガラ・セラミックなのかも知れませんね。
ジェンガラ・セラミックの場合、同じモノを買っても目で見て判るくらいの個体差があります。
個人の陶芸作家が作る作品ではないのだらから、当然、日常使いとして、同じ質感や色、大きさのものを揃えたいというニーズだって、あるだろうと思うんですがね(笑)。
でも、バリ島の人々の考える「同じ物」「違う物」の概念が、日本人とは、かなり違うという事は一度でもバリを訪れた人なら何となく理解出来ると思います。
アン達が、「同じモノ(製品)なのに、こんなに違うの?」と問うても「違わないだろ、同じじゃん、第一、何でそんな事気にするの?」という答えが返ってくる筈だと思います(笑)。
かといって、バリの人たちが精密な作業が出来ないわけでは決してないのは、バリで見受けれらる工芸品や絵画の中には驚くほど緻密なものが存在するのを見ても明らかなんですね。
ジェンガラ・セラミックの温かくてやさしい質感や、どことなくユーモラスなその外見は、そんなバリが育んだ一つの表現なのだろうと思ってます。
・・・でも日本の食卓や居間に合うかどうかは別問題なんですけどね。
この日、アンは弟のお土産用に、真っ赤な上を向いて口を開けた蛙を買いました。
バスルームに歯ブラシやチューブを入れる置物に丁度よさげです。
相方の方は、問屋が開ける位の食器類を買い込んでいるんですが、彼女の場合、それが生き甲斐みたいなものですから、、。
お昼ご飯は、ジンバランの海岸沿いにあるシーフードレストランで海を眺めながら、又又、ロブスターにビンタンビール。
一体、バリにいる間に、何匹のロブスターを食べる事になるんでしょう?
この日は日程に余裕があったので、ホテルに帰ってからはプールで水遊びをしまた。
水深が1.7メートルほどで、二人とも、浮き輪を持って来なかった事を凄く後悔、、。
欧米人の女の子達が、夜のプールでシンクロのまねごとをして遊んでいたけれど、水中照明のせいで妖精のように見えました。
最近、日本の女の子達もスタイルが随分良くなって来たけれど、こんなのを見ると、まだまだだなぁと思いますね。
と言うか、ショッピング大好きな相方の為の日です。
(一方で今日はハリ・ムルデカ、つまりインドネシアの独立記念日。この日、日本の敗戦を受けて、若きスカルノが独立を宣言し、オランダとの独立戦争を経て悲願の独立を勝ち取ったという日です。こういう記念日を異国の地で迎えると、、複雑な気分になりますね。)
ショッピングと言えば、どの国に行っても大型免税店でしょう。
つまりDFSギャラリア、、ここには主要ホテルへの送迎シャトルやタクシーがあって便利なんですよね。
ホテルの玄関で行われている独立記念日の式典を後目に、ギャラリアに向かうタクシーに乗り込みました。
・・でもバリに来たら迷わずブルーバードタクシーを利用して下さい。
ここはかなり安心だと思う。
何故、こんな事を書くかというと、ホテルで呼んで貰ったギャラリアへの無料タクシーは、メーターが無かったんですよね。
ギャラリアへの道すがらにある「遊の湯」と日本語で書いてあるスーパー銭湯を通過したあたりで、運転手さんが、しきりと話しかけて来て、「お前達はナナミを知ってるか、おみやげ買うなら、ナナミにしろ安いぜ。ギャラリアのおみやげ品は、なんでも高いんだ。」と言って来るわけ。
ああ、これはバリ到着一日目の再現かなとか、思っている内に、こちらが何も言ってないのにタクシーはナナミへ横付け。
一昨々日の角刈り森進一の件があるので、むかついたから「ノーノーアイムゴートーギャラリア、ナナミ、ノー!」と、相方と口を揃えて言ってやったら、ドアマンよろしくすっ飛んできた顔色の悪いナナミショップのお兄さまが、短い運転手とのやりとりの後、開けかけてくれていたタクシーのドアを怒ったようにバッタン!!
もーっ、いい加減にしろちゅーの。
日本人はカモばっかし、かい!!
ギャラリアのパンフレットによると、ギャラリア店内で安全かつリーズナブルな両替ショップがあると書いてあったので、そこへ行ってレートを見たら、なんと今朝ホテルでチェックしたレートよりまだ悪い。
結局、ナナミの方が、良かったのでしょうか(笑)?
ざけんなよって感じで、ギャラリアは下見程度にしておいてクタに移動する事にしました。
歩いたって、しれている距離です。
ところが、交通量が激しすぎて道路向かいの対岸に渡れないのです。
しかも横断歩道が見渡す限り、何処にもないと来ている。
結局、アン達はこの道路を横断する為だけに、タクシーに乗る事になりました(笑)。
でもそのお陰で、ブルーバードという、一番まともなタクシー会社を発見したんですが、、。
クタは「言い掛かり」の街、こんな街は早々におさらばして、レギャンへ。
SUWOジュエリーでバリっ子の綺麗な身体の映ったポスターに見とれながら、ネックレスを購入。
相方は、そこら中を徘徊しながら、ビーズネックレスのガラス玉とかを、買い集めています。
レギャンは、やっぱりサーファーの街なんですねー。
そして買い物は続き、レギャンに小一時間ほどいて、更にタクシーで北上しスミニヤックへ。
ところでバリに行って、タクシーの運転手さんにスミニャックのアシタバ(バリ籠アタ製品の店)に行ってと頼むと、必ず馬鹿にされますね。
「アシタバ?なんであんな高い店に行くんだ?日本人は決まってアシタバだ、、。あんなの市場に行けば、無茶安く手に入る。」
まあ、そんな感じ。
サヌールのアシタバ本店に連れて行くツアーの説明だって、「日本人はまあ間違いなく(決まって)アシタバで大量に籠を買っていきますね。」と実にクールに言われる。
時々、頭に来て「でもアシタバのは作りがしっかりしてるから」みたいな事を言っても全然相手にしてくれない。
もしかして、日本人観光客の知らないところで、製品としてのクオリティはアシタバ並みで、値段は地元価格みたいなショップがあるのかしらんと、いつもアンテナを張り巡らせているんだけれど、未だにそんなものは見つからない。
あるいは、製品のクオリティと言ったって、所詮はコストとのバランスだから、それがバリ人から見ると余りにもつり合っていないのかも知れない。
これは、例えばバリの南部に宿泊して「何か食べたいんだけど、おすすめは?」ってタクシーの運転手さんに聞くと、十中八九「ジンバランの屋台」に連れて行こうとするのとよく似た構造なのかも知れない。
まあ個人的には、スミニャックのアシタバの店主の妙なエリート気質が嫌いで(結構きっちりしたシャツにスラックスを身にまとってるクセに足下はスニーカー、、数年前も同じ格好だった、、。)運転手さんの言い分にも「そうだよねー。」とか同意したい部分もあるんだけど、製品としては、やっぱりデザイン的にも作りの精度もアシタバのものよりいいものを他で見たことがないんですよね。
・・・で結局、相方はまたまた数点、アシタバでバックや何やらを買い込んでお¥いましたが、、。
「さーっ、今度はジェンガラ・セラミック、買うぞー。アン、あんまり買ってないじゃん。もっと買い物しなよ。」
「またまた。アンが買うと、自分が買いすぎなの安心するんだろ、、駄目だって、自分で制御しなきゃ。アンが買わないのは、もののデザインが、日本の方がいいんだから、仕方ないよ。まあアンもジェンガラだったら何か買うけどさ。」
初めてバリで、ジェンガラ・セラミックの本物と出会った時には、ちょっと感激しました。
日本の陶器だって相当なものだけれど、ジェンガラ・セラミックには、工芸技術やデザインでは、計り切れない独自の感性で造形された部分があると思います。
もちろんジンバランのウルワトゥ通りにあるショウルーム(お洒落な美術館みたい)や、高級ホテルのレストランなんかでジェンガラ・セラミックと触れる場面が多いという事実も、プラスアルファとしての「ジェンガラ・セラミック良い」の気持ちを、アゲアゲさせてますが。
この独自性って何なんでしょうね?
バリ絵画にしても、その歴史は決して古いとは言えないんです。
けれど、そこには、その歴史の浅さを充分に補ってしまうほどの創作上のユニークさがあります。
一言で言ってしまえば、メタというか、ありとあらゆるものがトランスホームして行き、一つのイメージ、つまり「生命」に行き着くという行程が、そのユニークさを支えているように思えます。
そんなバリ絵画にみられるユニークさを、「バリ流」に洗練して見せたのが、ジェンガラ・セラミックなのかも知れませんね。
ジェンガラ・セラミックの場合、同じモノを買っても目で見て判るくらいの個体差があります。
個人の陶芸作家が作る作品ではないのだらから、当然、日常使いとして、同じ質感や色、大きさのものを揃えたいというニーズだって、あるだろうと思うんですがね(笑)。
でも、バリ島の人々の考える「同じ物」「違う物」の概念が、日本人とは、かなり違うという事は一度でもバリを訪れた人なら何となく理解出来ると思います。
アン達が、「同じモノ(製品)なのに、こんなに違うの?」と問うても「違わないだろ、同じじゃん、第一、何でそんな事気にするの?」という答えが返ってくる筈だと思います(笑)。
かといって、バリの人たちが精密な作業が出来ないわけでは決してないのは、バリで見受けれらる工芸品や絵画の中には驚くほど緻密なものが存在するのを見ても明らかなんですね。
ジェンガラ・セラミックの温かくてやさしい質感や、どことなくユーモラスなその外見は、そんなバリが育んだ一つの表現なのだろうと思ってます。
・・・でも日本の食卓や居間に合うかどうかは別問題なんですけどね。
この日、アンは弟のお土産用に、真っ赤な上を向いて口を開けた蛙を買いました。
バスルームに歯ブラシやチューブを入れる置物に丁度よさげです。
相方の方は、問屋が開ける位の食器類を買い込んでいるんですが、彼女の場合、それが生き甲斐みたいなものですから、、。
お昼ご飯は、ジンバランの海岸沿いにあるシーフードレストランで海を眺めながら、又又、ロブスターにビンタンビール。
一体、バリにいる間に、何匹のロブスターを食べる事になるんでしょう?
この日は日程に余裕があったので、ホテルに帰ってからはプールで水遊びをしまた。
水深が1.7メートルほどで、二人とも、浮き輪を持って来なかった事を凄く後悔、、。
欧米人の女の子達が、夜のプールでシンクロのまねごとをして遊んでいたけれど、水中照明のせいで妖精のように見えました。
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