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【 東南アジアの旅 】
16: 再びのバリ ② バリ人VSジャワ人(前編)
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「このオプショナルツアーは凄い、、、」って思ってました。
そう、行って帰ってくるまでは、、。
だって朝の4時に起きて出発、夜の10時過ぎに帰ってくるんですよ。
いくら隣のジャワ島にあると言ったって、そーんなに遠いのか、世界遺産ボロブドゥール!!
飛行機で行くんだぞー!
ホテルでゆっくり朝ご飯なんか食べられないから、ホテルの作ってくれた「お弁当」を、搭乗手続きの終わったデンパサール空港の待合室でとります。
ツアーですから、同じ様な人達が山ほどいて、みんなそれをゴミ箱に突っ込みます。
勿論、ゴミ箱はすぐに蓋(横腹開き)が、しまらない状態になりますよね。
そこへ、某ぶりっコタレント(今はこーゆのをなんて言うんだろろ?全員、ぶりっこなのでこの概念自体がなくなったの?)を彷彿とさせる女の子が、ちょこちょこと「お弁当」がらを持ってやってくるのです。
その女の子が、どうするのかと見てたら、ゴミ箱を手で触るのが嫌なのか、足のつま先で蓋をしめようとします。
勿論、閉まらないんですが、結局、彼女、タレントがやるような、舌をぺろりと出しながら首をすくめる仕草をして、そのまま放置。
おめー、可愛くないって、、。
しめるつもりがあるなら、手でしめろ。
バリから飛び立った飛行機の中では、日本人観光客は例外なく眠ってましたね。
でも国内線のスチュワーデスの何人かって、ほんとこっちに出稼ぎに来てるアン達の同業者にそっくり、、、違うか、、「彼ら」が「彼女ら」に似てるのか、、。
同じ骨格に同じパターンのメイクをするんだものね。
叶姉妹がオカマだと騒がれるのと同じ理屈。
到着したジョグジャカルタ空港で、トイレに行きたくなって、入ったのはいいけれど汚いこと汚いこと。
でもどういうわけか、この状況にかえってムラムラと冒険心が湧いてきて、「現地」のやりかたを一度やって見たアンなのです。
恥ずかしいけれど・・・○○○に指先が触れて微妙に気持ちいい。
(※シチュエーションが違うから恥ずかしいんですよ。ああ、これ、、意味が判らなければそれで良いです。)
この方法で、こんな風に感じる現地の人はいないのだろうか?不思議です、、。
到着後、しばらくして空港に迎えに来てくれた現地案内人さんと、マイクロバスに乗り込みました。
空港外の光景は、さほどバリと変わりがありません。
まあこちらの方が、バリと較べて、大振りというか大味というか、風景に色気がない感じはするんですけれど、、。
しかし、この案内人さんに言わせると、ジャワとバリとでは全てが全然違うと言います。
(ちなみにアン達はこの案内人さんを「なぜならば君」と命名しました。ガイドの終わりが必ず「なぜならば」で始まるフレーズで締めくくられるからです。「なぜならば~である。」みたいな。)
もちろん、そう言われてもアン達には何も見分けが付きません。
それにこの「なぜならば君」若干、観光業者として、バリに対し対抗意識を持っている節があります。
「なぜならば」君は、少し憤慨した様子で言います。
「インドネシアに来る観光客の多くはバリに泊まる。バリには世界遺産も何もないのに。ここに来る観光客でも宿泊日数が4日なら、3日がバリで、一日だけがジャワだ。その中でも、アメリカ人、ジャワにこないね。なぜならば、ジャワの宗教がイスラム教だから。だけど、私達のイスラム教はアメリカ人達が言う、イスラム教とは全然違うのに。」
確かにジャワの光景は、バリの光景を1.5倍大きくして、島の持つ色気を半分以下に抑えた感じなのですが、縮尺の問題だけじゃなくて、微妙に違う部分がないわけではありません。
例えば「なぜならば」君が誇りを込めて言ったように、道路に「オートバイ」用の分離帯があったりするのは、大きな違いです。
これは、バリの中でオートバイの大群に圧倒されながら車に乗る事になれた目には、返ってとても不思議な感じがします。
マイクロバスは、世界遺産ボロブドゥールに行くまでに、色々な「土産物売り場付き工場」見学に立ち寄っていきます。
あんなに早起きしたのに、どーしてボロブドゥールに直行しないんだ?ガイドブックによるとボロブドゥールは、空港から1時間と少しの距離だぞー。
とか、内心思いながらBATIKに使う型の完成度の高さに驚いたり、「土産物売り場付き銀細工工場」では、例によって、相方の光り輝くショッピング依存症状をつぶさに観察したのですが、、。
さらにさらに、寄り道は続き、今度は、今からついてもボロブドゥールは暑すぎるという理由で、シンタワン(Sintawang)というレストランで昼食になりました。
だったら、寄り道せずに、早く着くようにしてればいいじゃん!
昼食なんて帰りの適当な所でとればいいじゃん!
でもここの食事は凄く美味しかったので、全然問題なかったんですけどね(笑)。
それに日本国内の昼食付きパッケージツアーは、凄い当たりはずれがあるけれど、今回のどのオプショナルでも昼食については、全然問題なかったりしたので、これだからオプショナルはなぁと、考えておられる人は、安心して下され。
ただし、「自分の見たいものだけ見たい、自分のしたい事だけしたい」って人は苛々するだけかも。
そしてついに世界遺産ボロブドゥールが我々の目の前に!!と思いきや、そこには最後の難関が、、。
そう、東南アジア観光にはどうしてもついて回る、あの雲霞のごとき土産物の押し売りに、物乞いに、、etcを突破して、ゼイゼイ、、うるせー恥を知れぃ、一度、ノーサンキューと言った相手につきまとったって、可能性はゼロなんだぜー。って思っている間に、ボロブドゥールの偉容が、、、。
おーっ!巨大お墓コンプレックス!!
ここでの「なぜならば」君の解説は、熱を帯び、さえ渡りまくっていました。
「なぜならば」を、何度聞いた事か、、しかし内容はすまんそ、何も覚えていないのです。
「なぜならば」ボロブドゥールの壁面レリーフが余りにも生々し過ぎるから、、そっちばっかり見ていたという塩梅で、、。
「法隆寺が繊細さを売り物にする懐石料理なら、ボロブドゥールは石で出来たオージービーフステーキやな~」とか、ワケの判らない感傷にひたりながら、次に出向いたのは、プランバナン寺院です。
アン的にはこっちですね~。
建物自体に高さがあるからなのか、驚愕度はボロブドゥールより強烈でした。
別名がロロ・ジョングラン(妖艶なすらりとした乙女の意味)というのも、なんとなく頷ける感じ。
・・・・とまあこんな感じで、二つの世界遺産見学は終わりました。
何、世界遺産の割には、感想文のボリュームが小さいって?
そーゆーものなんですよ。実際、自分の目で見るしかないんですよね。この手の規模のものは、、すぐに「それ」を語る言葉に尽きてしまうとゆーか。
ハイ、そのようなものなのです。
そしてこの日のツアーは、○○○という巨大スーパーマーケット見学で締めくくられました。
要するにフライト便の関係で、この世界遺産パッケージツアー、時間が「余る」か「無理」しかないのですね。
アン達は、余る方を選んでしまったようなのですが、実際「無理」なパッケージは存在しないようなので仕方がないみたいです。
そうそう、この○○○スーパーが、現状をとどめたまま、遙か未来まで残ったら、これもやっぱり何故建てられたか判らない、巨大遺跡になる可能性はありますね、ハイ。
おっと、この日のツアーには、スーパーの食品売り場にあった、トレイにラッピッングされた謎の脳みその話だとか、まだまだ書くことがあるのですが、それを書いていくと、きりがありません。
てな事で、次回は「地獄の果てまで楽しい買い物依存症」の巻です(笑)。
そう、行って帰ってくるまでは、、。
だって朝の4時に起きて出発、夜の10時過ぎに帰ってくるんですよ。
いくら隣のジャワ島にあると言ったって、そーんなに遠いのか、世界遺産ボロブドゥール!!
飛行機で行くんだぞー!
ホテルでゆっくり朝ご飯なんか食べられないから、ホテルの作ってくれた「お弁当」を、搭乗手続きの終わったデンパサール空港の待合室でとります。
ツアーですから、同じ様な人達が山ほどいて、みんなそれをゴミ箱に突っ込みます。
勿論、ゴミ箱はすぐに蓋(横腹開き)が、しまらない状態になりますよね。
そこへ、某ぶりっコタレント(今はこーゆのをなんて言うんだろろ?全員、ぶりっこなのでこの概念自体がなくなったの?)を彷彿とさせる女の子が、ちょこちょこと「お弁当」がらを持ってやってくるのです。
その女の子が、どうするのかと見てたら、ゴミ箱を手で触るのが嫌なのか、足のつま先で蓋をしめようとします。
勿論、閉まらないんですが、結局、彼女、タレントがやるような、舌をぺろりと出しながら首をすくめる仕草をして、そのまま放置。
おめー、可愛くないって、、。
しめるつもりがあるなら、手でしめろ。
バリから飛び立った飛行機の中では、日本人観光客は例外なく眠ってましたね。
でも国内線のスチュワーデスの何人かって、ほんとこっちに出稼ぎに来てるアン達の同業者にそっくり、、、違うか、、「彼ら」が「彼女ら」に似てるのか、、。
同じ骨格に同じパターンのメイクをするんだものね。
叶姉妹がオカマだと騒がれるのと同じ理屈。
到着したジョグジャカルタ空港で、トイレに行きたくなって、入ったのはいいけれど汚いこと汚いこと。
でもどういうわけか、この状況にかえってムラムラと冒険心が湧いてきて、「現地」のやりかたを一度やって見たアンなのです。
恥ずかしいけれど・・・○○○に指先が触れて微妙に気持ちいい。
(※シチュエーションが違うから恥ずかしいんですよ。ああ、これ、、意味が判らなければそれで良いです。)
この方法で、こんな風に感じる現地の人はいないのだろうか?不思議です、、。
到着後、しばらくして空港に迎えに来てくれた現地案内人さんと、マイクロバスに乗り込みました。
空港外の光景は、さほどバリと変わりがありません。
まあこちらの方が、バリと較べて、大振りというか大味というか、風景に色気がない感じはするんですけれど、、。
しかし、この案内人さんに言わせると、ジャワとバリとでは全てが全然違うと言います。
(ちなみにアン達はこの案内人さんを「なぜならば君」と命名しました。ガイドの終わりが必ず「なぜならば」で始まるフレーズで締めくくられるからです。「なぜならば~である。」みたいな。)
もちろん、そう言われてもアン達には何も見分けが付きません。
それにこの「なぜならば君」若干、観光業者として、バリに対し対抗意識を持っている節があります。
「なぜならば」君は、少し憤慨した様子で言います。
「インドネシアに来る観光客の多くはバリに泊まる。バリには世界遺産も何もないのに。ここに来る観光客でも宿泊日数が4日なら、3日がバリで、一日だけがジャワだ。その中でも、アメリカ人、ジャワにこないね。なぜならば、ジャワの宗教がイスラム教だから。だけど、私達のイスラム教はアメリカ人達が言う、イスラム教とは全然違うのに。」
確かにジャワの光景は、バリの光景を1.5倍大きくして、島の持つ色気を半分以下に抑えた感じなのですが、縮尺の問題だけじゃなくて、微妙に違う部分がないわけではありません。
例えば「なぜならば」君が誇りを込めて言ったように、道路に「オートバイ」用の分離帯があったりするのは、大きな違いです。
これは、バリの中でオートバイの大群に圧倒されながら車に乗る事になれた目には、返ってとても不思議な感じがします。
マイクロバスは、世界遺産ボロブドゥールに行くまでに、色々な「土産物売り場付き工場」見学に立ち寄っていきます。
あんなに早起きしたのに、どーしてボロブドゥールに直行しないんだ?ガイドブックによるとボロブドゥールは、空港から1時間と少しの距離だぞー。
とか、内心思いながらBATIKに使う型の完成度の高さに驚いたり、「土産物売り場付き銀細工工場」では、例によって、相方の光り輝くショッピング依存症状をつぶさに観察したのですが、、。
さらにさらに、寄り道は続き、今度は、今からついてもボロブドゥールは暑すぎるという理由で、シンタワン(Sintawang)というレストランで昼食になりました。
だったら、寄り道せずに、早く着くようにしてればいいじゃん!
昼食なんて帰りの適当な所でとればいいじゃん!
でもここの食事は凄く美味しかったので、全然問題なかったんですけどね(笑)。
それに日本国内の昼食付きパッケージツアーは、凄い当たりはずれがあるけれど、今回のどのオプショナルでも昼食については、全然問題なかったりしたので、これだからオプショナルはなぁと、考えておられる人は、安心して下され。
ただし、「自分の見たいものだけ見たい、自分のしたい事だけしたい」って人は苛々するだけかも。
そしてついに世界遺産ボロブドゥールが我々の目の前に!!と思いきや、そこには最後の難関が、、。
そう、東南アジア観光にはどうしてもついて回る、あの雲霞のごとき土産物の押し売りに、物乞いに、、etcを突破して、ゼイゼイ、、うるせー恥を知れぃ、一度、ノーサンキューと言った相手につきまとったって、可能性はゼロなんだぜー。って思っている間に、ボロブドゥールの偉容が、、、。
おーっ!巨大お墓コンプレックス!!
ここでの「なぜならば」君の解説は、熱を帯び、さえ渡りまくっていました。
「なぜならば」を、何度聞いた事か、、しかし内容はすまんそ、何も覚えていないのです。
「なぜならば」ボロブドゥールの壁面レリーフが余りにも生々し過ぎるから、、そっちばっかり見ていたという塩梅で、、。
「法隆寺が繊細さを売り物にする懐石料理なら、ボロブドゥールは石で出来たオージービーフステーキやな~」とか、ワケの判らない感傷にひたりながら、次に出向いたのは、プランバナン寺院です。
アン的にはこっちですね~。
建物自体に高さがあるからなのか、驚愕度はボロブドゥールより強烈でした。
別名がロロ・ジョングラン(妖艶なすらりとした乙女の意味)というのも、なんとなく頷ける感じ。
・・・・とまあこんな感じで、二つの世界遺産見学は終わりました。
何、世界遺産の割には、感想文のボリュームが小さいって?
そーゆーものなんですよ。実際、自分の目で見るしかないんですよね。この手の規模のものは、、すぐに「それ」を語る言葉に尽きてしまうとゆーか。
ハイ、そのようなものなのです。
そしてこの日のツアーは、○○○という巨大スーパーマーケット見学で締めくくられました。
要するにフライト便の関係で、この世界遺産パッケージツアー、時間が「余る」か「無理」しかないのですね。
アン達は、余る方を選んでしまったようなのですが、実際「無理」なパッケージは存在しないようなので仕方がないみたいです。
そうそう、この○○○スーパーが、現状をとどめたまま、遙か未来まで残ったら、これもやっぱり何故建てられたか判らない、巨大遺跡になる可能性はありますね、ハイ。
おっと、この日のツアーには、スーパーの食品売り場にあった、トレイにラッピッングされた謎の脳みその話だとか、まだまだ書くことがあるのですが、それを書いていくと、きりがありません。
てな事で、次回は「地獄の果てまで楽しい買い物依存症」の巻です(笑)。
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