ゴックン、その口で食べるの? /Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

Ann Noraaile

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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中部編) 】

12: 岐阜 郡上八幡 やなか水のこみち

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 飛騨方面の旅行の行き帰りには、結構な頻度で郡上八幡に立ち寄ることにしています。
 東海北陸自動車道のお陰で、日本海方面に出ても、大阪には凄く早く帰れるんですが、逆にもう少し観光地に寄り道をって、考えた時には、途中下車の対象として郡上八幡あたりが丁度想い浮かぶんですよね。

 それに郡上八幡の川岸の町並み風景には、妙に誘われるものがあります。
 川にせり出すように建てられた3階建て・4階建ての家々は、窓から釣竿を出せば魚釣りができるんじゃないかと思えるほど。
 これは背後まで山が迫る立地の土地が多い、この町の苦肉の家造りなんだとか。

 郡上八幡は、郡上おどり以外でも「食品サンプルの町」として有名ですよね。
 おいしさを「目」で伝える食品サンプル発祥の地。
 レストランのショーウィンドーを飾るおなじみのアレなんですけど、このアイデアはこの町で起こって今でも全国生産の7割を誇っているそうです。
 ただし現時点で、食品サンプルに多くの需要があるのか?消費者感覚では、少なくなってきてるような気がしますが。
 だって、街を歩いていても、食品サンプルってそんなに見ないですものね、、、。
 とういうか商品の見本を飾るウィンドー自体がない。
 店内にもね。


 食品サンプルって、そのつもりで見ると、ホンモノそっくりに見せるその「技」にため息がでます。
 玩食なんかのルーツは、この辺りの「血筋」にあるんじゃないかと思いますね。
 アンなどは、『ホンモノそっくり』という辺りで、何故か親近感を感じたりして、、、いや、そうでもないか、食品サンプルは食べられないけど、私どもは『美味しくいただいて』貰えるよう、日々努力してるワケだし(笑)。

 で、今回は同じ郡上八幡でも、この食品サンプルの制作体験ができる施設がある方(って分かんないか、吉田川を南に渡ってのブロック)を、中心に散策しました。

 まずは、定番の郡上八幡旧庁舎記念館から。
 ここは郡上八幡を訪れる観光客の休息だとか便宜を図る施設で、町の中心の新橋のたもとにあって、吉田川の大瀬(だいせい)とよばれる早瀬を見下ろしながら、「ちょっとひと休みする」には格好の場所です。
 建物は、旧郡上八幡町役場で国の登録文化財の指定をうけているそうです。

 次に訪れたのが「郡上八幡楽芸館」。
 旧庁舎記念館の向かい側にあって洋風外観の建物は、国の登録文化財です。
 明治時代の旧病院を再現した館内は、別の時間が流れてるって感じで、隣りの足軽屋敷の建物は町方民俗資料館になっています。
 まあ合わせて30分もあればOKって所でしょうか。

 ここから暫く繁華街の新町を歩いて、角を曲った路地が、「やなか水のこみち」。
 玉石を敷きつめた道と水路、柳の並木、大きな家屋敷に出くわして、ちょっとビックリします。
 ここだけ、完全な別空間になっていますね。

 このこみち沿いに「奥美濃おもだか家民芸館」「斎藤美術館」「心の森ミュージアム遊童館」とかがあるんですけど、施設としては、みんなこぢんまりしてます。
 それぞれの距離も短いし、『見て歩き』いう面では、ちょっと物足りないかな。
 アン達はカフェと和雑貨のお店「町屋さいとう」さんで、大きなお雛様を眺めながら、おぜんざいをいただいたので満足でしたけど、、。

 でもロートレックミュージアムってドコにあるんだろう?
 この「やなか水のこみち」近辺にある筈なんだけど結局、発見できなかった、、うーん、謎。

PS 郡上八幡近隣の穴場温泉スポットは 湯の平温泉。
 ここは秋に訪れたんですけど雰囲気いいですね。
 場所柄のせいか、客層は「車で連れて来て貰いました」って感じの叔母様とお婆ちゃんが多くて、気を使わずにゆっくり温泉に入れ、救われたって感じがします。
 湯の平温泉は、その裏手にある川も綺麗だし、近くの紅葉黄葉の山肌と抜けるような青空のコントラストも申し分なかったのだけれど、惜しむらくは、露天風呂の水温がこういう時期に入るには少し低いってことかなぁ。
 泉質はぬるぬるの湯がかなりいい線いってるので、それが少し残念です。

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