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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(近畿編) 】
12: 京都 伊根の舟屋とウェディングドレスと智恩寺(天橋立)
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旅行雑誌のグラビアページを繰っていたら、急に「伊根の舟屋」が見たくなって、丹後半島に来ちゃいました。
宿泊先は春休み中のハイシーズンという事で、天橋立の民宿旅館が辛うじてとれたって感じでした。
今日、宿の人に聞いたら日曜日泊なのに満室との事、ぎりぎり滑り込みセーフだったんですね、「アタシって結構、運がいいわけなんだ」とちょっと幸せ気分です。
「伊根の舟屋」、ここは写真なんかでは良く見るんだけど実物を見るのは初めてでした。
ガレージが1階になってる建て売り住宅があるけれど、あれの海上版みたいな感じですね。
つまり船のガレージがその家の1階になっている。
いくら湾内にあるといっても海の上に突き出ているような構造で高波にでもあったらどうなるのかと思っちゃったんだけど、そんな被害ニュースなんか聞いたことがないから、湾のお陰でずっとなんともないんだろうな、、不思議です。
不思議と言えば、こんな事もありましたよ。
海を眺めていた観光客の内の一人が「ねぇ見てよ、あれ何だと思う。」って騒ぎ始めたのが、事の発端です。
湾内のブイの手前に、小動物みたいなモノが必死に犬かきをしてて、頭だけ水面に出して今にも水中に沈みそうな光景がそこに展開しています。
子犬が犬かきしてるように見えるし、あの「タマちゃん」みたく見えないわけでもない。
でも動きがずーっと一緒なんですね。位置も変わらないし。
結局、小さな丸いブイが小動物の頭みたいに見えてるだけだろうっていう結論になったんだけど、そこにいるみんなは何故か、その結論に不服そうなわけです。
陽光降り注ぐ春の麗らかな湾内で、「ニュース」を求める心理ってなんとなく判るんですが(笑)。
「伊根の舟屋」に行ったのなら、当然、「天橋立」も外せませんよね。
智恩寺裏の駐車場に車を止めて、対岸に渡る観光船の船着き場に向かって歩いていたら結婚式場で馴染みのあるターンタカターンのメロディが流れてくるじゃありませんか。
「なによーあの音、結婚式じゃない。」おりしもこちらに着岸しようとする観光船からそのメロディは聞こえて来ます。
「船上結婚ちゃうの?」相方の目はきらきらと輝きまくり。
「嘘でしょー、今日日、こんなださい観光地で式上げる子なんていないよー。」って言ってるそばから、観光船の二階建てデッキには礼服着た人達がびっしり、そのうち艀にウェディングドレスを着た花嫁さんは駆け出してくるし、なんとその後からは神父さんが登場するし、、。
でもこのロケーションの真裏はお寺さんなんだし、天橋立自体、純和風な観光地だから、違和感がありまくり。
でも当事者にはそんなことどうでもいいんでしょうね、、お幸せに。
そして最後までこの光景に魅入っていた相方、、彼女との関係もそろそろタイムリミットなのかも、、。
とばっちりくいたくないし、その場は直ぐに離脱しました。
・・・・・・・・・
さっきから、ホトトギスのなく声が聞こえてます。
それ以外は静かすぎる丹後の朝。
春のドライブには意外にエゴ・ラッピンだとかバードが似合います。
彼女たちの、駆け出していく直前みたいなドライブ感だとか、どこかに隠れている「緩み」が春の陽光にシンクロするんでしょうね。
そんな感じで今回の旅行はずーっと「サクラ」気分です。
今朝の目覚めも、旅先のものとしてはかなり上質。
朝から、周囲を障子で隠した円形の湯船の温泉に入れたのも良かったし。
昨日は「伊根の舟屋」を見て天橋立を散歩したから、今日は脚を伸ばして出石にでも行こうかな。
「そば」は苦手なんだけど、ずっと前に食べた「出石そば」は結構美味しかった記憶もあるし、、。
そうそう、食べ物と言えば天橋立近くの美加茂っていうレストランの「あさりの釜飯」はとっても美味しいです。
ご飯の中にアサリの殻がそのまま入っているので、恥ずかしかったけど、ご飯がたくさん付いてるその殻を嘗めちゃったくらいです。
恥ずかしいと言えば「へしこ」も、です。
アンは旅先のスーパーマーケットでお買い物するのが大好きなんだけど、この地方の名物「へしこ」を一切れ買ってみたんです。
早速、旅館で食べてみようと思ったにで、レジの女の子に「これってどう食べるの?」って聞いたら「軽く焼いて食べるんですよ」って、、、。
ずーっと「へしこ」ってシメ鯖の親戚みたいなものだと思っていたのでショックでした。
丹後・出石から帰って来たました。
高速、眠たくてつらかったです、、。
早速、伊根の向井酒造で買った日本酒を飲んでみました。
噂には聞いてたけど、うーんこれって想像以上にフルーティワインぽいニュアンス。
それに聞いた話ではここの酒造の杜氏さんって女性なんだって。
そ言えば昨日、旅館で飲んだ「じりちゃんの酒」も極めて濃厚な甘口だったな。
考えたらアンも結構、日本酒が飲めるようになったもんだ。
若い頃は日本酒なんて親父どもが飲むものって決めてたし、お仕事でも「日本酒嫌いだから」って我が儘張っても、それが「ものをはっきり言う子」で通ってたんですよね。
もちろん今は駄目です、、こんな仕事でもバブル型はもう通用しないし、、第一、そういうのやるのは年齢制限が;汗。
宿泊先は春休み中のハイシーズンという事で、天橋立の民宿旅館が辛うじてとれたって感じでした。
今日、宿の人に聞いたら日曜日泊なのに満室との事、ぎりぎり滑り込みセーフだったんですね、「アタシって結構、運がいいわけなんだ」とちょっと幸せ気分です。
「伊根の舟屋」、ここは写真なんかでは良く見るんだけど実物を見るのは初めてでした。
ガレージが1階になってる建て売り住宅があるけれど、あれの海上版みたいな感じですね。
つまり船のガレージがその家の1階になっている。
いくら湾内にあるといっても海の上に突き出ているような構造で高波にでもあったらどうなるのかと思っちゃったんだけど、そんな被害ニュースなんか聞いたことがないから、湾のお陰でずっとなんともないんだろうな、、不思議です。
不思議と言えば、こんな事もありましたよ。
海を眺めていた観光客の内の一人が「ねぇ見てよ、あれ何だと思う。」って騒ぎ始めたのが、事の発端です。
湾内のブイの手前に、小動物みたいなモノが必死に犬かきをしてて、頭だけ水面に出して今にも水中に沈みそうな光景がそこに展開しています。
子犬が犬かきしてるように見えるし、あの「タマちゃん」みたく見えないわけでもない。
でも動きがずーっと一緒なんですね。位置も変わらないし。
結局、小さな丸いブイが小動物の頭みたいに見えてるだけだろうっていう結論になったんだけど、そこにいるみんなは何故か、その結論に不服そうなわけです。
陽光降り注ぐ春の麗らかな湾内で、「ニュース」を求める心理ってなんとなく判るんですが(笑)。
「伊根の舟屋」に行ったのなら、当然、「天橋立」も外せませんよね。
智恩寺裏の駐車場に車を止めて、対岸に渡る観光船の船着き場に向かって歩いていたら結婚式場で馴染みのあるターンタカターンのメロディが流れてくるじゃありませんか。
「なによーあの音、結婚式じゃない。」おりしもこちらに着岸しようとする観光船からそのメロディは聞こえて来ます。
「船上結婚ちゃうの?」相方の目はきらきらと輝きまくり。
「嘘でしょー、今日日、こんなださい観光地で式上げる子なんていないよー。」って言ってるそばから、観光船の二階建てデッキには礼服着た人達がびっしり、そのうち艀にウェディングドレスを着た花嫁さんは駆け出してくるし、なんとその後からは神父さんが登場するし、、。
でもこのロケーションの真裏はお寺さんなんだし、天橋立自体、純和風な観光地だから、違和感がありまくり。
でも当事者にはそんなことどうでもいいんでしょうね、、お幸せに。
そして最後までこの光景に魅入っていた相方、、彼女との関係もそろそろタイムリミットなのかも、、。
とばっちりくいたくないし、その場は直ぐに離脱しました。
・・・・・・・・・
さっきから、ホトトギスのなく声が聞こえてます。
それ以外は静かすぎる丹後の朝。
春のドライブには意外にエゴ・ラッピンだとかバードが似合います。
彼女たちの、駆け出していく直前みたいなドライブ感だとか、どこかに隠れている「緩み」が春の陽光にシンクロするんでしょうね。
そんな感じで今回の旅行はずーっと「サクラ」気分です。
今朝の目覚めも、旅先のものとしてはかなり上質。
朝から、周囲を障子で隠した円形の湯船の温泉に入れたのも良かったし。
昨日は「伊根の舟屋」を見て天橋立を散歩したから、今日は脚を伸ばして出石にでも行こうかな。
「そば」は苦手なんだけど、ずっと前に食べた「出石そば」は結構美味しかった記憶もあるし、、。
そうそう、食べ物と言えば天橋立近くの美加茂っていうレストランの「あさりの釜飯」はとっても美味しいです。
ご飯の中にアサリの殻がそのまま入っているので、恥ずかしかったけど、ご飯がたくさん付いてるその殻を嘗めちゃったくらいです。
恥ずかしいと言えば「へしこ」も、です。
アンは旅先のスーパーマーケットでお買い物するのが大好きなんだけど、この地方の名物「へしこ」を一切れ買ってみたんです。
早速、旅館で食べてみようと思ったにで、レジの女の子に「これってどう食べるの?」って聞いたら「軽く焼いて食べるんですよ」って、、、。
ずーっと「へしこ」ってシメ鯖の親戚みたいなものだと思っていたのでショックでした。
丹後・出石から帰って来たました。
高速、眠たくてつらかったです、、。
早速、伊根の向井酒造で買った日本酒を飲んでみました。
噂には聞いてたけど、うーんこれって想像以上にフルーティワインぽいニュアンス。
それに聞いた話ではここの酒造の杜氏さんって女性なんだって。
そ言えば昨日、旅館で飲んだ「じりちゃんの酒」も極めて濃厚な甘口だったな。
考えたらアンも結構、日本酒が飲めるようになったもんだ。
若い頃は日本酒なんて親父どもが飲むものって決めてたし、お仕事でも「日本酒嫌いだから」って我が儘張っても、それが「ものをはっきり言う子」で通ってたんですよね。
もちろん今は駄目です、、こんな仕事でもバブル型はもう通用しないし、、第一、そういうのやるのは年齢制限が;汗。
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