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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(近畿編) 】
05: 滋賀・京都・福井 鯖街道 京は遠ても十八里
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鯖街道72キロの旅。なーんだか最近立て続けに遊びまくっているアンで御座います。
それは余裕ではなく、生活が荒れている証拠で、、おっと、そんな事はさておき、今回は相方を誘いだし「敬老の日なんだから、焼き鯖すし食べにいこーぜ」ってノリでした。
勿論、敬老の日はなんの関係もありませんし、タイムリミット付きの日帰り小旅行です。
鯖街道は若狭で獲れた鯖を京都に運ぶ街道で、今でも使ってみると良く判るんだけど、距離的にも時間的にも効率の良い移動ルートなんです。
もっとも大阪市内からは京都の入り口までたどり着くのが大変なので、アンはいつも琵琶湖の最南端の石山寺から入っていきます。
この時期の南郷洗い関付近も穏やかな感じで気持ちいいです。
大津に入ってみると昔良く利用したリプトンのお店がつぶれていたのが寂しかったけれど。
小浜でお目当ての焼き鯖すしを昼食で頂きました。
実をいうと「鯖寿司」は苦手なんですよね。
あの押しつぶした酢飯の食感が駄目なんです。
その点、後発の「焼き鯖すし」は「天むす」みたいな感じでさっぱりしてて美味しいんだとか。
実際は注文する直前に気が変わってお勧め定食にして、相方の非難を受けましたが(アンはそんな奴です)。
今年に入ってから2回目の秋刀魚の塩焼きを食べて大満足した上に相棒の注文した「焼き鯖すし」をつまみ食いして2重に口福でした。
食後は海産物や焼き鯖屋が並ぶ市場を冷やかして、すぐに次の目的である熊川宿に移動する予定だったんですが、ここで偶然にも「放生会祭り」に出くわしました。
祇園祭のミニチュア版みたいな山車芸能や棒振り太鼓、獅子舞、神楽といった出し物を暫く見学させてもらいました。
祭りの運営が素人ぽくて、どれをとってもたどたどしいのがかえって可愛らしい感じがしました。
「京は遠ても十八里」の中継点となったのが「鯖街道熊川宿」です。
古い家並みを中心とした観光名所は幾つか行った事がありますが、他と類似した感じのない特色のある家並みでした。
ここの名物は葛です。
相方は葛餅の入った冷やし善哉を美味しそうに食べていましたがアンは葛切り、、最近、食のバイタリティが下がってます、、、。
でもここの葛切りってきしめんみたい(笑)。
帰りは相方にねだられて鯖街道花折に立ち寄り「鯖すし」を頂きました。
京都の老舗の支店だけあって、味も値段もゴージャスの一言につきます。
鯖すし苦手のアンが二切れも食べちゃいました。
もっともセットで注文した茗荷のおすましが京都らしい味付けで食が進んだコトが大きいんですが。
京都の山道をドライブしながら思ったのは、この国の「秋」の豊かさです。
こんな豊かな国で何故、文化や社会がやせ細っていくのか、、、不思議な事です。
久しぶりに狂歌を一首
熊川に響く老人の渋声
今日は祭日 曇りでもハレ
それは余裕ではなく、生活が荒れている証拠で、、おっと、そんな事はさておき、今回は相方を誘いだし「敬老の日なんだから、焼き鯖すし食べにいこーぜ」ってノリでした。
勿論、敬老の日はなんの関係もありませんし、タイムリミット付きの日帰り小旅行です。
鯖街道は若狭で獲れた鯖を京都に運ぶ街道で、今でも使ってみると良く判るんだけど、距離的にも時間的にも効率の良い移動ルートなんです。
もっとも大阪市内からは京都の入り口までたどり着くのが大変なので、アンはいつも琵琶湖の最南端の石山寺から入っていきます。
この時期の南郷洗い関付近も穏やかな感じで気持ちいいです。
大津に入ってみると昔良く利用したリプトンのお店がつぶれていたのが寂しかったけれど。
小浜でお目当ての焼き鯖すしを昼食で頂きました。
実をいうと「鯖寿司」は苦手なんですよね。
あの押しつぶした酢飯の食感が駄目なんです。
その点、後発の「焼き鯖すし」は「天むす」みたいな感じでさっぱりしてて美味しいんだとか。
実際は注文する直前に気が変わってお勧め定食にして、相方の非難を受けましたが(アンはそんな奴です)。
今年に入ってから2回目の秋刀魚の塩焼きを食べて大満足した上に相棒の注文した「焼き鯖すし」をつまみ食いして2重に口福でした。
食後は海産物や焼き鯖屋が並ぶ市場を冷やかして、すぐに次の目的である熊川宿に移動する予定だったんですが、ここで偶然にも「放生会祭り」に出くわしました。
祇園祭のミニチュア版みたいな山車芸能や棒振り太鼓、獅子舞、神楽といった出し物を暫く見学させてもらいました。
祭りの運営が素人ぽくて、どれをとってもたどたどしいのがかえって可愛らしい感じがしました。
「京は遠ても十八里」の中継点となったのが「鯖街道熊川宿」です。
古い家並みを中心とした観光名所は幾つか行った事がありますが、他と類似した感じのない特色のある家並みでした。
ここの名物は葛です。
相方は葛餅の入った冷やし善哉を美味しそうに食べていましたがアンは葛切り、、最近、食のバイタリティが下がってます、、、。
でもここの葛切りってきしめんみたい(笑)。
帰りは相方にねだられて鯖街道花折に立ち寄り「鯖すし」を頂きました。
京都の老舗の支店だけあって、味も値段もゴージャスの一言につきます。
鯖すし苦手のアンが二切れも食べちゃいました。
もっともセットで注文した茗荷のおすましが京都らしい味付けで食が進んだコトが大きいんですが。
京都の山道をドライブしながら思ったのは、この国の「秋」の豊かさです。
こんな豊かな国で何故、文化や社会がやせ細っていくのか、、、不思議な事です。
久しぶりに狂歌を一首
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