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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(近畿編) 】
03: 兵庫 出石そばと、ぼた餅
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出石は、兵庫県豊岡市にある城下町、関西では「但馬の小京都」の名でお馴染み。
関西圏からだと、出石だけを目当てに1泊すると時間が余るだろうから、北へ抜けて日本海沿岸の観光地だとか、播但道を南下して、姫路方面とのセットみたいな中継地として使うと面白い町です。
で、出石といえば「そば」が超有名なんですが、アンはつい最近まで、この地方には『そば畑』がないことに気がつかないでいたんです。
地方に行くと、なんでも「地産地消」みたいなイメージがあるし、古くから引き継がれた伝統ある食べ物なら、当然、その原材料も近くで採れるのだろうと思いこんでいたんですよね。
『出石そば』は、宝永3年信州上田城から仙石氏が、この地へのお国替えとともに、地元のそば職人を連れてきたのが、始まりとされています。
つまり技術だけが移植されて、今に至っているということなんですね。
信州上田城と聞けば、確かに「そば」が盛んだったろうなと思います。
(ちなみに現在では、地元の組合の方が自前で「そば」を栽培されておられるようです。それがどれ位、「出石そば」に使われているか判りませんけれど)
この出石そば、移植されたそば技術から発展した事を物語るかのように、色々と拘った食べ方があるようで、今では、そば食だけで豊かな食文化を形成しています。
一、汁をお猪口に注ぎ、つゆの味を味わう
二、最初にそばとつゆだけで麺を味わう
三、次に薬味として葱、わさびでさっぱりと頂く
四、山芋、卵で今までとは違った美味しさを味わう
五、最後は、そば湯で締めてご馳走様
・・・って、申し訳ありませんが、アンはこんなの守った事がありません(笑)。
毎回、その日の気分ですね。
美味しく食べられればそれでいい。
マナーを要求される場面は別ですが、食べる手順を守るのは、鰻の櫃まぶしレベルくらいからかなw。
(櫃まぶしの、あれは重要)
例えば、定番の皿そばを食べた、ある日なんかは、相方と二人で十皿でしたら、かなり小食でした。
皿そばは、わんこそばみたいな食べ方で、基本スタートセットが五皿からだし。
こんなので『出石そば』ルールを守れる筈がない(笑)。
『出石そば』ルールって、そばをモリモリ食べるっと言うのが前提なんでしょ?
しかも相方は、つゆに割入れる鶏の生卵が気になるようで、とうとう卵をパスしちゃいました。
※ 生卵が付かないおそば屋さんもあります。生卵は、栄養価面での昔の知恵なんだろうか?
アンも生卵だけは、ちょと微妙(笑)。
鶉の生卵なら結構つゆに入れたりするんですけどね(基本、そばの風味には必要ないものだと思うけど)。
どこのそば粉を使っているのか判りませんが、出来上がったそばは高レベルだし、つゆだって美味しいのに、何故に、鶏の生卵?
その日は、あまりお腹に入らなかったお蕎麦のおかげで、「おりゅう灯籠」見物に行くまでにある、お餅屋さんの「田子作」さんで美味しいぼた餅が食べれましたけど(笑)。
白米といい、餅米といい、どうしてこの辺りのものはこんなに美味しいんだろう?と思います。
「田子作」さんの、できたての「ぼた餅」は本当に美味しいから、出石に行ったら是非寄ってみて下さい。
都市に進出してる和菓子チェーン店のものとは、味のレベルが一桁違いますよ。
関西圏からだと、出石だけを目当てに1泊すると時間が余るだろうから、北へ抜けて日本海沿岸の観光地だとか、播但道を南下して、姫路方面とのセットみたいな中継地として使うと面白い町です。
で、出石といえば「そば」が超有名なんですが、アンはつい最近まで、この地方には『そば畑』がないことに気がつかないでいたんです。
地方に行くと、なんでも「地産地消」みたいなイメージがあるし、古くから引き継がれた伝統ある食べ物なら、当然、その原材料も近くで採れるのだろうと思いこんでいたんですよね。
『出石そば』は、宝永3年信州上田城から仙石氏が、この地へのお国替えとともに、地元のそば職人を連れてきたのが、始まりとされています。
つまり技術だけが移植されて、今に至っているということなんですね。
信州上田城と聞けば、確かに「そば」が盛んだったろうなと思います。
(ちなみに現在では、地元の組合の方が自前で「そば」を栽培されておられるようです。それがどれ位、「出石そば」に使われているか判りませんけれど)
この出石そば、移植されたそば技術から発展した事を物語るかのように、色々と拘った食べ方があるようで、今では、そば食だけで豊かな食文化を形成しています。
一、汁をお猪口に注ぎ、つゆの味を味わう
二、最初にそばとつゆだけで麺を味わう
三、次に薬味として葱、わさびでさっぱりと頂く
四、山芋、卵で今までとは違った美味しさを味わう
五、最後は、そば湯で締めてご馳走様
・・・って、申し訳ありませんが、アンはこんなの守った事がありません(笑)。
毎回、その日の気分ですね。
美味しく食べられればそれでいい。
マナーを要求される場面は別ですが、食べる手順を守るのは、鰻の櫃まぶしレベルくらいからかなw。
(櫃まぶしの、あれは重要)
例えば、定番の皿そばを食べた、ある日なんかは、相方と二人で十皿でしたら、かなり小食でした。
皿そばは、わんこそばみたいな食べ方で、基本スタートセットが五皿からだし。
こんなので『出石そば』ルールを守れる筈がない(笑)。
『出石そば』ルールって、そばをモリモリ食べるっと言うのが前提なんでしょ?
しかも相方は、つゆに割入れる鶏の生卵が気になるようで、とうとう卵をパスしちゃいました。
※ 生卵が付かないおそば屋さんもあります。生卵は、栄養価面での昔の知恵なんだろうか?
アンも生卵だけは、ちょと微妙(笑)。
鶉の生卵なら結構つゆに入れたりするんですけどね(基本、そばの風味には必要ないものだと思うけど)。
どこのそば粉を使っているのか判りませんが、出来上がったそばは高レベルだし、つゆだって美味しいのに、何故に、鶏の生卵?
その日は、あまりお腹に入らなかったお蕎麦のおかげで、「おりゅう灯籠」見物に行くまでにある、お餅屋さんの「田子作」さんで美味しいぼた餅が食べれましたけど(笑)。
白米といい、餅米といい、どうしてこの辺りのものはこんなに美味しいんだろう?と思います。
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