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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中国編) 】
09: プレイバックpart3 「出雲、、神無月を過ぎても 2」
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アンの目的は境港の魚山亭でカニを食べるのが一つだったんだけれど、それとは別に、出雲に来たら当然、お蕎麦も食べたい。
そう、食べたい(笑)。
数ヶ月前に松江城近くの蕎麦どころで、お蕎麦を食べて、東日本のお蕎麦と比べて、随分味があっさりしているなーと感じて、これなら自分の「うどん口」にあうかもと思った記憶があるのだけれど、今回はもうちょっと名所から離れた場所で、同じ「出雲蕎麦」を食べてみたいと思ったから。
愛車のツーシーターのナビは、大抵の場所に連れていってくれます。
それで今回選んだのは、安来節で有名な安来にある「しばらく」というお蕎麦屋さん。
ところが何故か、車で30分、徒歩で20分ほど探したのだけれど、その「しばらく」が見つからないんです。
次の旅程には玉造温泉の日帰り浴が組んである上、泊まりは境港にしてあったから、結局、この日はお蕎麦を諦める事になりました。
実際には、この旅のもっと後で、「しばらく」に巡り会えちゃうんですけど、それはもう少し後の話。
車は食べ損ねたお蕎麦に未練を残して、曇天下で暮れなずんでいく宍道湖を横に見ながら、混み合う9号線を西へと向かいます。
ところで、「玉造」に限らず、名湯の温泉旅館が形成する町の雰囲気は独特のものがありますね。
アンはこれが大好きです。
町自体が「遊び」と「湯治」の時間で組まれているから、、でもホント、こういう雰囲気に強く惹かれるのは、最近の生活が忙しすぎるって事の裏返しなんですよねぇ。
それに今回にしても、日常の生活の隙間を見つけ無理矢理工面した日程の中で行く旅行はどこかに無理が、、。
まあそれでも、玉造のお湯は柔らかく、アンを包んではくれましたが。
夜は境港の魚山亭で(場所はホントに港の中にある、夜は6時から8時までの時間限定。当然、港なんだから夜ともなれば周囲は真っ暗です。)刺身に蟹に、の食べまくり。
魚山亭は本当にお気に入りで、アンの書いた小説にもその名前が登場します。
今回はどういうわけだか、水ダコの刺身が異常に美味しかった。
アンのツーシーターじゃ雪が降ると、もうこちら方面への遠出は無理だろうから、、しばらくはこんなに美味しいお魚達ともお別れです。
ホテルへの帰り道で、例によって地元のスーパーマーケットへお買い物。
コレがアンの旅の一つの楽しみでもあるんです。
頭脳パンとか蟹パンとかね、いえ、これって境港だから買えるってワケじゃないんだけど、かといって都心のスーパーでよく見かけるってワケでもないでしょ。
そういう類の物が沢山見つかるんです。
いわゆる「お土産用の名産品」狙いじゃありません。
ローカルじゃメジャーだけど、都心じゃ珍しい生活密着型フードってか、そういうのって見てるだけで楽しいですよね。
ちなみに頭脳パンの名前の由来ですが、「頭脳粉」という小麦粉で作っているから、頭脳パンと命名されたようですね。
「頭脳粉」は、木々高太郎っていう大脳生理学者さんが「通常の小麦粉にビタミンB1をたっぷり入れたら、それ食べて頭良くなるんでねぇかい?」って提唱して生まれたものらしいです。
決して脳みその形をしたパンではありません。
あんパンマンならぬ頭脳パンマンがいたらなんとなくグロそう、、。
翌朝は早起きして、境港に来たらいつも立ち寄る境港の水産物直売センターへ。
しかし此処までの道行きは怖かったなー。
朝が早いからかな?
だって地元の人たちが雨で濡れた道を、軽でもトラックでも、もの凄いスピードでバンバン飛ばすんだもの。
確かに半島を縦に走っているこの道は、飛んでもなくストレートで見通しが良く効くんだけれど、、、アン、地方に来て、地元の車に抜かされたの今回が初めてでした(笑)。
確か「日本一安全な出雲の道」っていう看板が、、あっ、そうか此処は米子なんだよね、、。
アンは、こういった直売センターが大好きです。
代金貰い忘れる店のおねーさんとか、むっちゃ「素」で偉そうでとても商売してる感じに見えない伯父さんとか、「友達に紅蟹なんて送るものじゃないから、買うのは止めなよ。」と、折角買いかけてるアンに自分ちの売り物を貶してみたり、そういうエトセトラが凄い活気の中で渦巻いてるって感じ。
で、そんな中、ポロりと転げ出る人の良さって、とっても好きですね。
腹に含みがないというのは、人への当たりが荒くても気持ちがいいものです。
PS 鬼太郎(水木しげる)ロードについては、この旅行以外で二回ほど訪れていますので、又、別の機会に書きたいと思っています。
そういえば、水木しげるさんが亡くなられましたね。
Wikiで氏の経歴を再確認したら「傷痍軍人」という言葉が出てきて、ちょっとドキッとしました。
そう、食べたい(笑)。
数ヶ月前に松江城近くの蕎麦どころで、お蕎麦を食べて、東日本のお蕎麦と比べて、随分味があっさりしているなーと感じて、これなら自分の「うどん口」にあうかもと思った記憶があるのだけれど、今回はもうちょっと名所から離れた場所で、同じ「出雲蕎麦」を食べてみたいと思ったから。
愛車のツーシーターのナビは、大抵の場所に連れていってくれます。
それで今回選んだのは、安来節で有名な安来にある「しばらく」というお蕎麦屋さん。
ところが何故か、車で30分、徒歩で20分ほど探したのだけれど、その「しばらく」が見つからないんです。
次の旅程には玉造温泉の日帰り浴が組んである上、泊まりは境港にしてあったから、結局、この日はお蕎麦を諦める事になりました。
実際には、この旅のもっと後で、「しばらく」に巡り会えちゃうんですけど、それはもう少し後の話。
車は食べ損ねたお蕎麦に未練を残して、曇天下で暮れなずんでいく宍道湖を横に見ながら、混み合う9号線を西へと向かいます。
ところで、「玉造」に限らず、名湯の温泉旅館が形成する町の雰囲気は独特のものがありますね。
アンはこれが大好きです。
町自体が「遊び」と「湯治」の時間で組まれているから、、でもホント、こういう雰囲気に強く惹かれるのは、最近の生活が忙しすぎるって事の裏返しなんですよねぇ。
それに今回にしても、日常の生活の隙間を見つけ無理矢理工面した日程の中で行く旅行はどこかに無理が、、。
まあそれでも、玉造のお湯は柔らかく、アンを包んではくれましたが。
夜は境港の魚山亭で(場所はホントに港の中にある、夜は6時から8時までの時間限定。当然、港なんだから夜ともなれば周囲は真っ暗です。)刺身に蟹に、の食べまくり。
魚山亭は本当にお気に入りで、アンの書いた小説にもその名前が登場します。
今回はどういうわけだか、水ダコの刺身が異常に美味しかった。
アンのツーシーターじゃ雪が降ると、もうこちら方面への遠出は無理だろうから、、しばらくはこんなに美味しいお魚達ともお別れです。
ホテルへの帰り道で、例によって地元のスーパーマーケットへお買い物。
コレがアンの旅の一つの楽しみでもあるんです。
頭脳パンとか蟹パンとかね、いえ、これって境港だから買えるってワケじゃないんだけど、かといって都心のスーパーでよく見かけるってワケでもないでしょ。
そういう類の物が沢山見つかるんです。
いわゆる「お土産用の名産品」狙いじゃありません。
ローカルじゃメジャーだけど、都心じゃ珍しい生活密着型フードってか、そういうのって見てるだけで楽しいですよね。
ちなみに頭脳パンの名前の由来ですが、「頭脳粉」という小麦粉で作っているから、頭脳パンと命名されたようですね。
「頭脳粉」は、木々高太郎っていう大脳生理学者さんが「通常の小麦粉にビタミンB1をたっぷり入れたら、それ食べて頭良くなるんでねぇかい?」って提唱して生まれたものらしいです。
決して脳みその形をしたパンではありません。
あんパンマンならぬ頭脳パンマンがいたらなんとなくグロそう、、。
翌朝は早起きして、境港に来たらいつも立ち寄る境港の水産物直売センターへ。
しかし此処までの道行きは怖かったなー。
朝が早いからかな?
だって地元の人たちが雨で濡れた道を、軽でもトラックでも、もの凄いスピードでバンバン飛ばすんだもの。
確かに半島を縦に走っているこの道は、飛んでもなくストレートで見通しが良く効くんだけれど、、、アン、地方に来て、地元の車に抜かされたの今回が初めてでした(笑)。
確か「日本一安全な出雲の道」っていう看板が、、あっ、そうか此処は米子なんだよね、、。
アンは、こういった直売センターが大好きです。
代金貰い忘れる店のおねーさんとか、むっちゃ「素」で偉そうでとても商売してる感じに見えない伯父さんとか、「友達に紅蟹なんて送るものじゃないから、買うのは止めなよ。」と、折角買いかけてるアンに自分ちの売り物を貶してみたり、そういうエトセトラが凄い活気の中で渦巻いてるって感じ。
で、そんな中、ポロりと転げ出る人の良さって、とっても好きですね。
腹に含みがないというのは、人への当たりが荒くても気持ちがいいものです。
PS 鬼太郎(水木しげる)ロードについては、この旅行以外で二回ほど訪れていますので、又、別の機会に書きたいと思っています。
そういえば、水木しげるさんが亡くなられましたね。
Wikiで氏の経歴を再確認したら「傷痍軍人」という言葉が出てきて、ちょっとドキッとしました。
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