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過ぎにし薔薇は、ただ名前のみ

 26:  バナナボートに乗る ⑥

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 翌日、誕生日のプレゼントを買ってやるとお兄さんが言ったから、一緒に買いに行った。
 お揃いのネックレスを買った。
 お兄さんの家に戻ったら、家の人は、誰もいなかった、、。
 
 今からどうすんの?
 あ、、、、だから、、、耳は弱いんだよ、、、
 ん、、、、、、、、、、チャック開けて、、、、パンツの前から手入れて、、、、、
 握られてた、、、、、今度は、やばいって、、、、、
 そんな予感がした。

 何故か、さっきからイッた瞬間の気持ちよさがずっと続いて、意識も朦朧としてきた頃だった。
 お兄さんはキスを止め、首筋、乳首、お腹と下っていき、又、鯉太郎の精子とローションでベトベトになっているのを銜えてきた。
 根元から先まで口を思い切り窄めて、口でシゴいている。
 右手で玉をゆっくり揉み、快感は最高潮を遥かに超え、鯉太郎の足はずっと痙攣しっぱなしで、喘ぎっぱなしだった。

「○○、汚いよ!! 駄目、そんな…」
「気持ちいいだろ?」
 ジュポジュポクチュチュチュ…。
「はははぁああん、はぁ、はぁああ」

 最初にイッた時から、もう10分は過ぎているのに、鯉太郎のはまだイッてくれない。
 その10分は、本当に甘い苦痛だった。
 喉も喘ぎすぎて痛いし、腕も痙攣しているけど、力を入れてないと失神してしまいそうだから、ずっと枕を両手で抱きしめていた。

 ジュポジュポ…お兄さんの方を見ると、鯉太郎と目が合ってしまった。
 そしてお兄さんはニッコリして、鯉太郎の特に感じるチンチンの先を集中的に舐めてきた。
 先は精子とローションとお兄さんの唾液でもう溶けている。
 そこを舐めるお兄さんの口もスゴいことになっている。

 右手はいつのまにか根元をシゴいている。
 お兄さんが鯉太郎の先を集中的に攻めて、30秒くらいした時、瞬間快感が途切れた。
 そしてその後すぐ、今まで感じた快感の2倍くらいの快感が襲ってきた。

 なんだか今度のは、何時もと同じ事を、やっているのに結果が全然ちがっていた。
 ダムでせき止めた水が、一気に開放されたような感覚。
 その快感は、イク時の快感の何倍とか表現できるものじゃなかった。
 でも、その快感をあえてわかりやすくいえば、体中の性感帯が、鯉太郎のアソコに集まって、体中の性感帯を攻められているといえばいいのだろうか?
 その開放まで、もうすぐだった。

「ぁぁわああ~。○○。イク、イク、イク、ァァアアアアハアア…」
 お兄さんの口の動きも速くなる。
「駄目!! 放して放して!! イッちゃうイッちゃうイク、イクぅ~。 アアギャァアアハァあああああああああぁ!!!!」
 叫び声とも言えるような声を上げて、鯉太郎は、お兄さんの口の中に、2回目だというのに大量の精子を出してしまいお兄さんは全てそれを受け止めてくれた。
 お兄さんは、イッてビクビクしている鯉太郎のアソコを軽くシゴきながら上に移動し、ベトベトになった自分の口をテッシュで拭いた。
 その後、2人ともかなり汚れてしまったから、シャワーを浴びて一息ついた。
 そして、お兄さんが鯉太郎の元に歩んできた。
 次はお兄さんの番だった。

「鯉太郎って、バックは経験ない?」
「うん…」
「できるだけ優しくするから入れたい…駄目?」
「いいよ」
 鯉太郎の体をあんなにしたお兄さんを拒むことができる男がいるなら、見てみたい。
 そして、その男を褒めてあげたい。

 お兄さんは、なんと鯉太郎をお姫様抱っこしてベッドに歩いていった。
 ベッドに行くと、お兄さんは徐ろに鯉太郎の下着を剥ぎ取った。
 そして、お兄さんも素早く下着を脱いだ。
 イキリ起ったお兄さんのチンコは、もうビンビンだった。
 それを鯉太郎は咥えたくて、急いでお兄さんのにしゃぶりついたけど、すぐ押し倒された。

「もう入れたくて、入れたくて、しょうがないんだ。」
 そう言うと、ローションを取り出し、鯉太郎のア○ルに塗り、自分のにも塗ると、いきなり鯉太郎の中に入ってきた。
 さっき充分に攻められた鯉太郎のアナルは、咥え込むように、すんなりとお兄さんを受け入れた。
 ズブズブブブ…。

「あ~、やっとほんまに鯉太郎を俺のものにできた…」
 そう言うと、お兄さんはゆっくり腰を動かしだした。
 普段なら痛みが先にくるけど、もう体は快感しか感じなかった。

「アアアン~最高!! 最高に気持ちイイよ」
 鯉太郎がそう言うと、「俺も最高だよ~」そう言って、お兄さんは腰を動かしている。
 お兄さんは腰を動かしながら、鯉太郎の乳首を人差し指で捏ねている。
 鯉太郎がその快感に溺れていると、お兄さんはバックを要求してきた。

 バックの体勢になると、腰の動きはもっと激しくなった。
 パンパンパンとお兄さんの腰と鯉太郎の尻の当たる音がした。
 そのうち、お兄さんが鯉太郎とお兄さんの体の間にローションを垂らすと、音がもっといやらしくなった。
 ブュチュブッブッと音が出た。
 その音に、恥ずかしいけど感じしまい、鯉太郎も喘いでしまった。
 あまりに激しく突っ込まれてしまったので、途中でお兄さんのチンコが外れてしまうと、早くお兄さんのを欲しがるかのように、鯉太郎のアナルに入った空気が抜けて、「ブュ…ブ」と、空気が抜ける音がした。

「あれぇ、鯉太郎のここ、すごくいやらしくなってるよ」
「うん、鯉太郎、本当はすごくイヤラシイカも…」
「そうだな、、お前はイヤラしい奴だよ…」

 その後、何度も体位を変えられ、突っ込まれ続けた。
 お兄さんはいろいろな体位で鯉太郎を突いてきた。
 その度に甘い痛みが鯉太郎を襲った。

「ああ~ん…あっ…はっああん」
「うう~、ハァハァ」とお兄さんの息遣いも荒くなった。
 お兄さんは、鯉太郎をゆっくり抱きかかえ、鯉太郎が上になった。
 そして、下からこれでもかというほど腰を突き上げて来た。
 今までにない程の速い腰の動きに、鯉太郎はヘロヘロになった。
 そして、お兄さんも上体を起こし、鯉太郎の口を奪った。
 お互い息遣いも荒い、キスだった。

 体力も限界だっただろうに、お兄さんは「男」をみせる為、鯉太郎を抱き抱え、「駅弁?」の体位もとってくれた。
 鯉太郎の体重が鯉太郎のアナルに集中し、そこをお兄さんは突きまくった。
 この時は正直痛かったけど、そこまでして「男」をみせてくれるお兄さんが愛しく思えた。
 お兄さんのお腹に目をやると力が入っているのか、腹筋が見事にバキバキに割れて見えていた。

 お兄さんもそろそろ限界だったのか、「そろそろイッていい?」と聞いてきたので、鯉太郎は「うん。たくさん出してね」と応えた。
 お兄さんは鯉太郎をベッドに戻し、最初の正常位の体位に戻り、また鯉太郎を突いてきた。
 お兄さんはさっき鯉太郎はもう2回もイッてるのに、まるで一緒にイこうと言ってるように、鯉太郎のもシゴいて来た。

 ベッドの隣には姿見が置いてあって、それを見ると、鯉太郎達はなんてイヤらしいことをしてるか、それがよく判った。
 まるで野獣のようなセックスだった。
 お兄さんの腰の動きがもっともっと速くなった。
 鯉太郎は後ろと前の快感で、もう死んでしまいそうだった。
 手足は痙攣し、麻痺寸前だった。

「ああああぁぁあ~!! 鯉太郎、イッちゃう!! イッちゃう~」
「俺も、俺も、俺も!!!! ああああ~あっあっぁ!!!! もう駄目だ!! 我慢できない!! 鯉太郎、イクよ!!」
 そう言うと、お兄さんは鯉太郎の唇を奪い、鯉太郎の舌を奪い吸い噛み、そして舌を入れてきた。
 その瞬間、お兄さんの腰の辺りが瞬間痙攣し、大量のお兄さんの精子が鯉太郎に入ってきた。

 それを見届け、鯉太郎もイッてしまった。
 時計を見たら間に休憩も入ったけど3時間くらいセックスをしていたことになる。
 鯉太郎達は、束の間の眠りについた。

 夜の9時、鯉太郎はお兄さんの家を後にした。
 家の人達が、用事を済ませて帰ってくるという。
 会話はあまりなかった。
 別れの時が来た。

 ちょうど周りには誰もいなかった。
 暫く手を繋いでいた。
 そして、さよならのキスをした。
 深いキスじゃなかったけど、甘い甘いキスだった。


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