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詩音と喧嘩をして仲直りをした次の日、昼休みに照先輩に謝ろうと特別棟の屋上前に行ったが照先輩も飛鳥先輩もまだ来ていなかった。詩音と待っていると少しして飛鳥先輩がやって来た。
優希「飛鳥先輩、お疲れ様です!」
飛鳥「お疲れ様~」
詩音「お疲れ様です」
挨拶をしてよく見ると飛鳥先輩は1人だったので聞いてみた。
優希「あれ、1人ですか?」
飛鳥「あ~、うん。照がどっか行って帰って来ないんだよね」
詩音「え?どういう事ですか?」
飛鳥「あ、学校のどっかって事ね!だから、悪いんだけど屋上出れないんだよね。私も今日はここで食べないから2人はここで食べていいよ!」
照先輩が居なくなったらしく屋上に出れないのでドア前で食べていいと言われた。私たちも探した方がいいのかと思い聞いてみた。
優希「私たちも照先輩を探しましょうか?」
飛鳥「大丈夫だよ!居場所自体は分かってるから」
優希「そうなんですね」
詩音「なんで帰って来ないんですかね?」
飛鳥「あー、ちょっとねぇ。昨日のとかは関係ないから安心してね!2人ももし照を見掛けても声掛けない方がいいよ!危ないから」
詩音「そうなんですね、分かりました!」
話し終えたら飛鳥先輩は階段を降りていった。詩音と昼ごはんを食べて話をしたあと午後の授業が始まるのでそれぞれの教室に帰った。
移動教室があり、私は特別棟に向かっていると校舎裏に行く照先輩が見えた。飛鳥先輩には声を掛けない方がいいと言われたが様子を見てみようと照先輩が行った方へ行くと声が聞こえた。
「なぁ、照~そろそろ俺と付き合ってくれない~?」
男の人の声で結構馴れ馴れしそうに告白?をしていた。照先輩は男性にもモテるのかなと思っていたら照先輩が声を上げた。
「何回も断っとるやろ!しつこいんや!」
「つれねぇ~まぁ、ツンデレってやつやろ?いいじゃんなぁ~」
「マジでうざい!なんで、ここにいんの?キモイんやけど!」
「ひでぇ~、照が教室居なくなったって聞いて探したんだぞぉ」
「きも、ストーカーかよ!マジでキモイわ」
照先輩はチャラ男に付き纏われて怒っているようだった。ストーカーみたいに付いてくるみたいで照先輩はキモイと言ってその場を離れていく音が聞こえた。私も戻ろうと思ったら声を掛けられた。
「あれ~?1年生?君かわいいねぇこんな所でどうしたの?あ!もしかして俺に付いて来てたの?うわぁ~全然行けるね~」
ゾッとした。このチャラ男が勝手に勘違いしている事にも勝手に話している内容にもゾッとして照先輩がキモイと言っていたのが凄く分かった。無視をして早く離れようとしたが肩を掴まれた。
「ねぇ、なんで無視するのさぁ。俺の事好きで追ってきたんじゃないの~?こっちおいでよ~」
チャラ男の力が強くさっきチャラ男と照先輩が言い合っていた場所に引っ張られて行き、壁に追いやられて私は怖さで泣きそうだった。
「うわ!マジでタイプだわ~、照もいいなって思ったけどガード固いからなぁ、こっちでいいかぁ。ねぇ?君もいいでしょ?俺の事好きであそこに居たんでしょ?俺と楽しもうぜぇ」
「い、いやっ」
恐怖で声が出なかった。『こんな所でこんな知らないチャラ男に・・・詩音・・・』そう思っているとチャラ男が横に倒れて声がした。
「うちの後輩に手を出すな!糞が!」
照先輩が戻ってきたみたいでチャラ男を殴ったのかチャラ男は頬を押さえて照先輩に言った。
「痛ってぇなぁ!お前には関係ないだろ!この1年は俺の事が好きで追ってき出たんだよ!お前はもういいからどっか行けよ!」
「は?その子は恋人いんだよ!お前マジでキモイぞ!あと、動画撮らせてもらったから!お前マジで覚えとけよ!」
「!!ふざけんな!!」
チャラ男は立ち上がって照先輩に殴り掛かるが照先輩はそのままチャラ男の手を掴んで背負い投げをしていた。
「雑魚!お前一生モテねーよ!」
照先輩は倒れたチャラ男に向かってそう言い私をお姫様抱っこするように持ち上げて特別棟の空き教室に入り内側から鍵を閉めて降ろしてくれた。照先輩は壁に寄りかかって座り声を掛けてきた。
「優希、大丈夫?」
照先輩に優しく声をかけられてさっきの恐怖が一気に安心に変わって涙が抑えられなく泣いてしまった。照先輩は私を抱き寄せていつもと違って優しく頭を撫でながら言う。
「ごめん。巻き込んで、ごめん」
照先輩は悪くなくて、飛鳥先輩が危ないから近付い方がいいと言っていたのに私が近付いて行ったのが悪いんだと、そう言いたいが声が出なくて泣く事しか出来なかった。
優希「飛鳥先輩、お疲れ様です!」
飛鳥「お疲れ様~」
詩音「お疲れ様です」
挨拶をしてよく見ると飛鳥先輩は1人だったので聞いてみた。
優希「あれ、1人ですか?」
飛鳥「あ~、うん。照がどっか行って帰って来ないんだよね」
詩音「え?どういう事ですか?」
飛鳥「あ、学校のどっかって事ね!だから、悪いんだけど屋上出れないんだよね。私も今日はここで食べないから2人はここで食べていいよ!」
照先輩が居なくなったらしく屋上に出れないのでドア前で食べていいと言われた。私たちも探した方がいいのかと思い聞いてみた。
優希「私たちも照先輩を探しましょうか?」
飛鳥「大丈夫だよ!居場所自体は分かってるから」
優希「そうなんですね」
詩音「なんで帰って来ないんですかね?」
飛鳥「あー、ちょっとねぇ。昨日のとかは関係ないから安心してね!2人ももし照を見掛けても声掛けない方がいいよ!危ないから」
詩音「そうなんですね、分かりました!」
話し終えたら飛鳥先輩は階段を降りていった。詩音と昼ごはんを食べて話をしたあと午後の授業が始まるのでそれぞれの教室に帰った。
移動教室があり、私は特別棟に向かっていると校舎裏に行く照先輩が見えた。飛鳥先輩には声を掛けない方がいいと言われたが様子を見てみようと照先輩が行った方へ行くと声が聞こえた。
「なぁ、照~そろそろ俺と付き合ってくれない~?」
男の人の声で結構馴れ馴れしそうに告白?をしていた。照先輩は男性にもモテるのかなと思っていたら照先輩が声を上げた。
「何回も断っとるやろ!しつこいんや!」
「つれねぇ~まぁ、ツンデレってやつやろ?いいじゃんなぁ~」
「マジでうざい!なんで、ここにいんの?キモイんやけど!」
「ひでぇ~、照が教室居なくなったって聞いて探したんだぞぉ」
「きも、ストーカーかよ!マジでキモイわ」
照先輩はチャラ男に付き纏われて怒っているようだった。ストーカーみたいに付いてくるみたいで照先輩はキモイと言ってその場を離れていく音が聞こえた。私も戻ろうと思ったら声を掛けられた。
「あれ~?1年生?君かわいいねぇこんな所でどうしたの?あ!もしかして俺に付いて来てたの?うわぁ~全然行けるね~」
ゾッとした。このチャラ男が勝手に勘違いしている事にも勝手に話している内容にもゾッとして照先輩がキモイと言っていたのが凄く分かった。無視をして早く離れようとしたが肩を掴まれた。
「ねぇ、なんで無視するのさぁ。俺の事好きで追ってきたんじゃないの~?こっちおいでよ~」
チャラ男の力が強くさっきチャラ男と照先輩が言い合っていた場所に引っ張られて行き、壁に追いやられて私は怖さで泣きそうだった。
「うわ!マジでタイプだわ~、照もいいなって思ったけどガード固いからなぁ、こっちでいいかぁ。ねぇ?君もいいでしょ?俺の事好きであそこに居たんでしょ?俺と楽しもうぜぇ」
「い、いやっ」
恐怖で声が出なかった。『こんな所でこんな知らないチャラ男に・・・詩音・・・』そう思っているとチャラ男が横に倒れて声がした。
「うちの後輩に手を出すな!糞が!」
照先輩が戻ってきたみたいでチャラ男を殴ったのかチャラ男は頬を押さえて照先輩に言った。
「痛ってぇなぁ!お前には関係ないだろ!この1年は俺の事が好きで追ってき出たんだよ!お前はもういいからどっか行けよ!」
「は?その子は恋人いんだよ!お前マジでキモイぞ!あと、動画撮らせてもらったから!お前マジで覚えとけよ!」
「!!ふざけんな!!」
チャラ男は立ち上がって照先輩に殴り掛かるが照先輩はそのままチャラ男の手を掴んで背負い投げをしていた。
「雑魚!お前一生モテねーよ!」
照先輩は倒れたチャラ男に向かってそう言い私をお姫様抱っこするように持ち上げて特別棟の空き教室に入り内側から鍵を閉めて降ろしてくれた。照先輩は壁に寄りかかって座り声を掛けてきた。
「優希、大丈夫?」
照先輩に優しく声をかけられてさっきの恐怖が一気に安心に変わって涙が抑えられなく泣いてしまった。照先輩は私を抱き寄せていつもと違って優しく頭を撫でながら言う。
「ごめん。巻き込んで、ごめん」
照先輩は悪くなくて、飛鳥先輩が危ないから近付い方がいいと言っていたのに私が近付いて行ったのが悪いんだと、そう言いたいが声が出なくて泣く事しか出来なかった。
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