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嫌じゃない
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舞との一悶着の後私は詩音と帰りながら改めて謝った。
「詩音、ごめんね。巻き込んじゃって。」
「・・・いいよ、巻き込まれるのは承知で一緒にいたから」
「そうなんだ、ありがとう。色々代弁してくれてなんか嬉しかった!」
「うん・・・」
「・・・どうしたの?」
「いや、なんかね、舞ちゃんが優希ちゃんの事なんでも知ってるみたいに言ってたから怒って色々言っちゃったんだけど、なんかね、なんか、」
そう言いながら詩音は泣き出して私はびっくりしてどうすればいいのか分からずあわあわとしていた。
「えっ!?し、詩音!?泣いて!?なんで!?」
「グズッ・・・ご、ごべん、泣いぢゃっで。」
「い、いや、大丈夫だよ!?だから、泣かないで!?」
「グズッ・・・うん、ごめんね。」
「ううん、大丈夫だよ。」
そう言って詩音が落ち着くまで近くの公園のベンチに座って詩音の背中を撫でていた。詩音は落ち着いたのか深く息を吐き出して話し始めた。
「ありがとう、もう大丈夫。」
「そう?どうしたの?急に泣き出して」
「悔しくて」
「悔しい?なんで?」
詩音が何故か悔しがっていて疑問に思ったためなんでか聞いたら詩音が悲しそうな顔をして言う。
「舞ちゃんが優希ちゃんの事を好きなのは分かったけど関係ないって言われちゃって悔しかった。」
「え?どういう事?」
「・・・私も優希が好きだから・・・」
「・・・え?」
私は詩音が言った事がすぐに理解出来ずに声になったかなっていないか分からないくらい小さく呟いていた。
「恋愛感情の好きだよ。だから、好きな人が嫌な思いしてるのに黙って見てるなんて出来なかったし、なのに関係ないなんて言われて悔しかった。昨日話をを聞いて舞ちゃんとの事もあるから告白は出来ないし、まだ私の事意識もしてくれてないだろうからゆっくりでいいかなって思ってたんだけど、ごめんね。」
「・・・いや、その、そうなんだ。」
「あはは、返事とか要らないから!優希が私の事そういう風に見てないこと分かってるから!でもね、付き合いたいとかは思ってるだから、昨日の事故だったけどキス出来て、その、う、嬉しいって思っちゃったから、その、ごめんね。」
詩音は恋愛で私の事を好きだと言って返事は要らないと言い、昨日の事故が嬉しく思ってしまったと謝ってきた。
「え、いや大丈夫だよ。あれは私の方が悪いから。あと、私の方こそごめんね。その、気持ちに応えれなくて・・・恋愛とか分かんなくて。」
「ううん!大丈夫!優希さえ良ければこれからも話したり一緒に帰ったりしてほしいな!」
「うん、大丈夫だよ!」
「ほんと!?わーい!!」
そう言いながら両手を挙げている詩音を見て可愛いなと思った。詩音と駅で別れて帰宅した。ベッドの中で詩音が私を好きなんだと思うと顔が熱くなるのを感じた。
『そう言えば、詩音の好きな人って入試で助けてくれた人だよね?え?私そんな事したかな・・・あ、そういえばそんな事した気がする。筆記用具出さずに泣きそうになってる人いたからもしかしてと思って色々貸したんだった。・・・あれ、詩音だったのかぁ・・・それに、舞に好きって言われるのはあまり嬉しくないんだけど詩音に言われるのは嫌じゃない・・・?でも、恋愛感情なのかな・・・』
そんな事を考えていたがいつの間にか眠ってしまっていた。
「詩音、ごめんね。巻き込んじゃって。」
「・・・いいよ、巻き込まれるのは承知で一緒にいたから」
「そうなんだ、ありがとう。色々代弁してくれてなんか嬉しかった!」
「うん・・・」
「・・・どうしたの?」
「いや、なんかね、舞ちゃんが優希ちゃんの事なんでも知ってるみたいに言ってたから怒って色々言っちゃったんだけど、なんかね、なんか、」
そう言いながら詩音は泣き出して私はびっくりしてどうすればいいのか分からずあわあわとしていた。
「えっ!?し、詩音!?泣いて!?なんで!?」
「グズッ・・・ご、ごべん、泣いぢゃっで。」
「い、いや、大丈夫だよ!?だから、泣かないで!?」
「グズッ・・・うん、ごめんね。」
「ううん、大丈夫だよ。」
そう言って詩音が落ち着くまで近くの公園のベンチに座って詩音の背中を撫でていた。詩音は落ち着いたのか深く息を吐き出して話し始めた。
「ありがとう、もう大丈夫。」
「そう?どうしたの?急に泣き出して」
「悔しくて」
「悔しい?なんで?」
詩音が何故か悔しがっていて疑問に思ったためなんでか聞いたら詩音が悲しそうな顔をして言う。
「舞ちゃんが優希ちゃんの事を好きなのは分かったけど関係ないって言われちゃって悔しかった。」
「え?どういう事?」
「・・・私も優希が好きだから・・・」
「・・・え?」
私は詩音が言った事がすぐに理解出来ずに声になったかなっていないか分からないくらい小さく呟いていた。
「恋愛感情の好きだよ。だから、好きな人が嫌な思いしてるのに黙って見てるなんて出来なかったし、なのに関係ないなんて言われて悔しかった。昨日話をを聞いて舞ちゃんとの事もあるから告白は出来ないし、まだ私の事意識もしてくれてないだろうからゆっくりでいいかなって思ってたんだけど、ごめんね。」
「・・・いや、その、そうなんだ。」
「あはは、返事とか要らないから!優希が私の事そういう風に見てないこと分かってるから!でもね、付き合いたいとかは思ってるだから、昨日の事故だったけどキス出来て、その、う、嬉しいって思っちゃったから、その、ごめんね。」
詩音は恋愛で私の事を好きだと言って返事は要らないと言い、昨日の事故が嬉しく思ってしまったと謝ってきた。
「え、いや大丈夫だよ。あれは私の方が悪いから。あと、私の方こそごめんね。その、気持ちに応えれなくて・・・恋愛とか分かんなくて。」
「ううん!大丈夫!優希さえ良ければこれからも話したり一緒に帰ったりしてほしいな!」
「うん、大丈夫だよ!」
「ほんと!?わーい!!」
そう言いながら両手を挙げている詩音を見て可愛いなと思った。詩音と駅で別れて帰宅した。ベッドの中で詩音が私を好きなんだと思うと顔が熱くなるのを感じた。
『そう言えば、詩音の好きな人って入試で助けてくれた人だよね?え?私そんな事したかな・・・あ、そういえばそんな事した気がする。筆記用具出さずに泣きそうになってる人いたからもしかしてと思って色々貸したんだった。・・・あれ、詩音だったのかぁ・・・それに、舞に好きって言われるのはあまり嬉しくないんだけど詩音に言われるのは嫌じゃない・・・?でも、恋愛感情なのかな・・・』
そんな事を考えていたがいつの間にか眠ってしまっていた。
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