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1.離婚した日、夫は私の処女を奪う
しおりを挟むーー本当は催眠なんて掛かっていなかったの。掛かったふりをしただけ。どうしてそんな事をしたのか、自分でもよくわからないわ。
ただ、この時私は酷く疲れていて、何も考えたくなかった。鬱々としたストレスを溜めこんでいて、もう私なんてどうなってもいい。そんな風に思うくらい、とにかく情緒不安定で自暴自棄になっていた。
やっと離婚が成立して、今日から私は自由の身。今までずっと、愛のない寂しい結婚生活を送って来たわ。夫の両親や愛人に見下されて、夫のするべき領主の仕事も押し付けられてた。
私は家にも帰れず、そのほとんどを領地の別邸で過ごしていたっけ。それに、唯一の癒しだった愛犬が一昨日死んでしまったの。
抑圧と自由、悲しみと喜びが一度に押し寄せた状態。そう、例えるなら思春期が遅れてやって来てしまったような。
突然泣き出したかと思えば、笑い転げたり。怒り狂ったり、陽気になったり。そんな脆くて危うい思考に侵されていた。
だから、私は催眠に掛かったふりをしたの。自分で自分をめちゃくちゃにしたい。暴力的な何かが目覚め。別人格になったみたいに、バカバカしくて愉快な自分になりたかった。
**********************
― 彼の屋敷から出て行く直前 ―
「おい!催眠魔法!」
彼はたぶん思いつきで、この魔法を私に試したの。掛かるかどうかもわからない。子供騙しみたいな魔法だから。
「…んっ。」
手に持っていたメガネがカチャリ、と音を立てて床に落ちた。私は、たまたま魔法防御の機能が付いたメガネを外してしまっていた。
まるで術にかかったみたいに、ぼんやりとした表情で彼を見つめる。気に食わない奴を見るように、ギロリと睨みつけた彼と、久し振りに視線が合う。このクソ野郎はホント、顔だけは良いのよね。
「くっ、くくく。ははははっ。こんな子供騙しの魔法にかかるなんて、馬鹿な奴。」
催眠魔法にかかる人なんてほとんどいない。皆んな、3歳までに予防魔法の摂取を受けるのよ。国に義務付けられているのは、この魔法に掛けられると術者の言いなりになったり、犯罪に巻き込まれてたりしてしまうから。
私は魔術師の不手際でその摂取記録がない。祖父と老いた魔術師が既に死亡していて、証明する者がいないだけ。当時祖父に連れられて、確かに催眠魔法の予防摂取は受けているのよ。
父はその事実を知らず、私のメガネに催眠防御の護符を刻んだ。夫は、私の瑕をずっと探していたから、メガネの護符に気が付いて、当時の魔法記録でも見たのだろう。
「そうだな、まずは、服を脱げ。」
彼は面白いほどクズなの。私は、彼がどこまで酷いクズになれるのか、知りたくなった。だから躊躇する事なく、彼の目の前で全裸になったわ。脱ぐ時に髪留めが外れ、引っ詰めていた髪がサラリと解ける。
彼にはメガネを外した姿も、髪を解いた姿も、ましてや裸なんて、一度も見せた事が無かったわ。
彼と結婚して3年も経ってしまったけれど、私は処女のまんま。彼には沢山の愛人がいたからか、一度も私を愛する事は無かったの。
どうして愛して貰えなかったのか、私にはわからない。だってこの3年間、彼と殆ど会話をした事が無いのよ。政略結婚だったせいかしら、避けられていたの。それかワタシに魅力が無いせいかもね?
バカな私は、彼に一目惚れをした後だった。過去に戻れるなら絶対、彼に恋なんかしないのに・・・。
そう初恋だったのよ、今では黒歴史だけど。学生の頃から彼が好きだった。だから、必死で勉強して彼の婚約者の座を手に入れた。
ふふ、笑っちゃう。
本当に、無知って恐ろしいわね。
それからは、彼に好きになって貰いたくて尽くしてきた。それが間違いの始まり・・・。
「は?嘘だろ?コイツ、こんなエロい身体してたのかよ…。クソッ、知ってたら側に置いてやったのに。法外な慰謝料までとりやがって。」
私は首まで覆われた、いわゆるお堅い格好をしていた。淫乱そうな見た目の女が、夫の浮気で離婚したいだなんて言ったら、嘘だと思われてしまうのがオチじゃない?
「くくっ、仕返しだ。離婚の記念に抱いてやるよ、お前処女だったもんなぁ。はははっ。こんなイヤラシイ身体して未開通とか笑える。」
離婚の裁判で、白い結婚を証明する為にわざわざ処女の診断書まで取った。そのおかげで、今後生活に困ることがないくらい、彼からお金を奪い取れたわ。この時は、処女を残しておいて本当に良かったと思ったっけ・・・。
「そうだな、お前は今から発情期の雌犬だ。四つ這いでワンって鳴いてみせろよ。」
私は、床に手をついてお尻を上げ、まんこがよく見えるようにパカりと脚を開いて彼に頂戴のポーズをした。
「ワン!」
淫乱そうなのは、見た目だけじゃ無いの。私の身体は生まれつき濡れやすくて、感じやすい。ふふふっ。見た目も身体も淫乱だなんて最悪でしょ?
私ね、彼に軽い女だと思われるのがイヤだったの。だから、必死で隠してた。ほら、好きな男の前でカマトトぶっちゃう、そんな痛い女っているでしょ?それがワタシよ。
遊びなんかじゃなく、彼の本気の相手になりたかったの。バカみたいよね。嘘をついて、今まで清純そうに取り繕って生きて来たけど、結局は幸せになれなかった。
このまま処女を拗らせてしまうくらいなら、これからは、私の本質を晒け出して生きていこうかな。
ふふっ、新しいワタシになるの。クソ真面目な女のメッキを剥がして、純粋なアバスレ女に。あははっ、悪く無いでしょ?
それに今ね、催眠に掛かって発情させられているわ。これは私の意思じゃない、表向きはね。ただ彼が、犯罪を犯すだけのお話。
彼と会う時は離婚の証拠集めの為に、録音の魔道具を起動させてるの。だからワタシは、被害者でしょ?
それに彼はもう他人だわ。何の気兼ねもない。既に嫌われているから、良心も痛まない。ふしだらな女じゃ無いって、取り繕う必要が無いの。
ああ、なんて素晴らしい状況なのかしら?
この時の私はたぶん、正気じゃ無かったんだと思う。本当に催眠にかかってしまったみたいに、クラクラとした陶酔感を感じ、彼の悪意にどこかショックを受けながらも、酷く興奮をしている自分がいたのだから。
「クッソ、エロいな。今すぐにぶち込んで、処女喪失の痛みにわんわん泣くところを見てやる。」
彼は指をつぷりと差し込んで、探るように中をかき混ぜる。私の生殖器は、ぐちゅぐちゅと簡単にソレを飲み込んでいく。
1、2、そして3本の指が私の官能を呼び覚ます。
確かに昔は彼に焦がれていて触れ合いたいと望んでいた事もあった。でも今はそんな気持ち、少しも残っていない。それなのに、なぜかしら。
あぁ。中指の腹で入り口を軽くトントンと刺激され、それだけでゾクゾクする。汁がポタポタと、滴り落ちてクるの。
「はぁ?コイツなんでこんなに濡れてんの?まんこグッショグショだ。催眠のせいか?準備万端だなぁ、エリー。」
彼はニヤリと意地の悪い笑みを浮かべながら、大きくなったペニスを私の陰部に押し当てた。
「今から、このエロい身体にチンコの良さを教えてやるからな。」
つぷっ、つぷり、彼が私の身体の中に侵入する。普通なら痛いはずなのに、この身体は真性の淫乱らしく、ろくに慣らしもせずに彼の太いカリをパク、パクと飲み込んでいく。
「んっ、あ〝っん。」
はぁ、お腹の奥がジクジクして疼く。彼を奥へ奥へと誘うように膣が蠢き、卑猥な声が自然と口から溢れ出る。ぱちゅんと弾けた破瓜の痛みすら蕩ける程甘美だなんて。
「くっ、声までエロいな。初めての癖に、エリーも気持ちイイか。」
ああ、そうね。今は発情中の雌犬だから存分に乱れてもいいんだわ。だったら、このボコボコとした猥褻なイチモツで大いに楽しんであげる。
「わん、あぁ!ふっ、わぁん!ぁあぁん。」
私は自分からカントをペニスに押しつけて、グリグリと腰を回す。彼のマッサージ棒で膣のコリを解きほぐす。凄いわ、彼の張り出たこぶが届かないトコまでみっちり嵌まり込んで、ゴリゴリと中を抉ってくれる。
ちゃぷちゃぷ。
つぷつぷ、とんとん。
ぐりっぐりっ。
「はぁ、ヤバい、っ。ま、まて、そんな動かしたらすぐ出る。クソっ、中ドロっドロだな。イヤラシイ犬だ。そのでかい胸もイジってやるから、こっち向けよ。」
彼はゆるゆると上下させた後、名残惜しそうにペニスを引き抜いた。ちゅぷっと彼の形に開いた穴から、ぽたり、ぽたりと赤いジュースが滴り落ちる。
「わっ!?本当に処女だったのかよ、信じらんねぇ。イかせまくった後みたいにグズグズのトロッとろ。はぁ、でもナカはスゲー狭くて。ぎゅうぎゅうに絞って来るな。」
私はころんと服従のポーズをして、蕩けた笑顔を彼に向けた、早く挿れて欲しい。めちゃくちゃに乱れたい気分なの。私は彼を誘うようにチロリと舌覗かせて、せつない声を出す。はやく、はやく。
「くぅん。くぅん。」
彼の瞳の色がギラギラと猛獣のように輝いていて、凄く綺麗。青い炎のように静かに熱を孕んでいる。
「くっ、今までそんなエロい笑顔見せた事無かっただろ?今更っ。クッソ、クッソ。」
彼はもたつきながら、グズグズに蕩けた胎穴を手探りで見つけ、早急に尖ったオスを突き刺した。
どちゅん!?
「ああぁぁぁっ。」
彼は私の舌に吸い付いて、乳首をこりこりと指先で苛み弄ぶ。ぬるぬるとナメクジみたいに、ただ粘膜を擦りあっているだけなのに、どうして?
身体の中心が空を舞うように、ふわふわと浮力を感じるの。彼が腰を突き上げるたび、目の奥にチカチカとした火花が飛び散る。彼の腰が激しくぶつかる度、私の乳房はぶるぶると上下に振動する。
あぁ、どうして?
胸が、心臓が、溺れるように、苦しい。
ずちゅっ。ばちゅん。
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ。
パンパンパンパンパンパンパン。
彼は我を忘れたように夢中で、私の子宮を叩いた。
「くっ、俺のがそんなにイイか。蕩けた顔しやがって、今さら遅いんだよ!こんなくそエロい穴、手放してたまるかよ。しっかり教え込んでやる、コレが誰のモノかって事を。」
犬に喋りかけた所で、理解できる訳無いのに、本当にマヌケな男。でも、その腰の動きは最高よ?100点満点をあげたいくらい、素晴らしいリズムを刻んでいる。
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ。
「あ〝っ、ぁん。あぁっ!」
彼の亀頭が最奥にぶつかるたびに、私の子宮がちゅぱちゅぱと涎を垂らしながら吸引する。彼の先走りを一滴も溢さないように奥へ奥へと飲み込んでいく。
「なぁ、エリーもイキそうなんだろ?アクメ顔しっかり見といてやるからこっち向けよ。雌穴ひくひくさせやがって、中出ししてやる。」
パンパンパンパンパンパンパンパンパン。
彼は私の瞳を覗き込むようにじっとりと見つめてくる。器用に腰を打ち付け、息を切らせながらじっと。欲に歪んだ、意地の悪いニヤけた顔で。
私は蕩けた瞳で彼を見つめ返しているけど、彼を全く見てはいない。今、私の神経は全てヴァギナに集中していて、彼の竿にしか五感が反応しないようになっているみたい。
「くぅん。くぅん。」
あっ凄い。今、彼のペニスが膨らんでパンパンになってる。ミチミチとおまんこの中が広がって、彼でいっぱいになっている。
「そのトロ顔ヤバいな。ほら、イけ!」
どちゅん、と押し込むたびに開いた生殖器官の先にペニスの尖端がずぽっ、と無理矢理入り込んで来る。グチョッ、と引き抜くたびに、カリの下に溜まった汁がぴしゃぴしゃと掻き出されていく。
「あっ、んあぁ。あん、んんっ。」
あっ。なんかもう。頭の中が、おちんぽの事しか考えられない。目の前がチカチカしてて、INとOUTを永遠に繰り返していたい。ああ、なんか来る、なんか出ちゃう。
ビクビクビクビクビクビクビクビク。
ぴしゃ。ぴゅっ。ぴゅーっ。
「んんぁぁっ、ふぅん。あっう゛っ!?」
パンパンパンパンパンパンパンパン。
「くっ。ヤバっ、エリー、俺も出るっ。」
彼が私のナカで激しく脈打っている。
ビュクッビュクッビュクッ。
ドクドクと蛇のように、アレが膣穴をのたうちまわる。彼の張り詰めた亀頭が私の内臓を押し潰し、種付けするみたいに、ぐっ、ぐっと、そのまま最奥をプレスした。
ビュルルル。
ビューーーッ。
身体の中心に彼の熱い体液をぶちまけられて、食べ過ぎだ後みたいな、満腹感と充足感に満たされる。
内臓器官が小刻みに痙攣を繰り返し、私は気が付かない内に彼と指を絡ませ、唇を奪い合い、抱きしめ合っていた。
脚で彼の腰をホールドして、おつゆを溢さないようにしっかりとペニスで蓋をする。
SEXって、凄いのね。最低な彼と繋がって、身体がリンクしている。まるで、全く別の生命体に生まれ変わってしまったみたい。
ふわふわ、ぷかぷか、空の波に、呑まれていく。
クズと合体して、私もクズになっているの。その、不思議な全能感に酔っぱらって、今なら何でも出来そうな気がするの。
ーーー私は自由で、空も飛べるわ。
頭がイカレちゃう程、気持ちがイイの。
*********************
「んんっ。」
酷い倦怠感・・・。
目が覚めると、裸で彼の寝室に寝かされていた。隣の部屋だったのに、一度も入ったことがなかったけど。
少し離れた場所で、彼と愛人が口論する声が聞こえる。あの愛人に私は、何度も皮肉を言われたっけ。
そう確か・・・。
「ねぇ、奥様ぁ。女は優秀な学歴なんか持ってたって、役に立たないんですよぉ?子作りもろくに出来ない、クサレ処女のオクサマ。うふぅ。バンディ様って、アレが凄いんですよぉ?知らなかったでしょ?ねっ?だからぁ!いったい、いつまで妻の座に居座るつもりなんですぅ?」
こんな感じの事をよく言われたような気がする。確かに彼のアレは良かったけど、中身が腐ってるのよ。催眠にでもかからない限りあり得ない。
私は搾りカスみたいになってしまった、最後の恋心を踏みつけて、手早く着替えを済ませた。そして、彼が戻る前に荷物を抱えこの屋敷を飛び出してやった。
タン、タン、トタン!とステップを踏んでね。
ちょっと寄り道しちゃったけど、私は自由!足に羽が生えたみたいに軽い。
私は彼から巻き上げた慰謝料で、こじんまりとした可愛い屋敷を購入した。使用人はまだ雇っていない。庭を整える庭師がいるわね、あと私の小さな領地の管理を手伝ってくれる執事と、それから通いのメイドが1人いれば十分かしら。
でも、そうね。暫くは1人を満喫するのも悪くないかもしれない。
私は、一人で何でもできちゃうもの。愛人には笑われちゃったけど、優秀な学歴は役に立つのよ?例えば、離婚した時とかね。
地方に向かう定期便の時刻表を見る。うん、時間ぴったり、私はエコノミーの移転陣に飛び乗った。
さよなら、わたしの汚れて朽ちた処女と初恋。
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妻:エリー
夫:バンディ
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