美しい日になるまで

大黒鷲

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最終章

ありがとう。そしてこれから。

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「お前はなんだ!?」
隼太が声をかける。

「まぁまぁうるせぇな」


隼太が、動いて倒そうとした。
だが、、、



「あれ。能力が消えてる。」

「そうだよwだって、俺ウイルスの神だもん」

「え。お前。出てこれたのか?」

「あのさっき倒した奴のせいで、俺は意識しか保てなかった。
ほかの体でしか生きることしか出来なかったが、お前のおかげで、体ができようやく出てこれた。」

「ありがとな」

「いやいや、こちらこそ。
でも、みんなが。」

「まぁ、心配するな。」

「あいつの心臓が残ってるだろ?
蘇生してやる。」

「え、、そんなこと、、出来るんですか!?ありがとうございます。。」

「あぁ。」

「お、お名前は!?」

「いやw今聞くのか?
俺の名はジラトリストリだ。」

「ジラトリストリさんありがとうございます!」

そして、ジラトリストリは、蘇生を始めた。
瑠美の心臓を持ち、何か祈りだした。


気づくと、隼太の目の前には、瑠美が現れていくのが見えた。

そして、完全に蘇生は完了した。


「瑠美?瑠美!!!!」

「は、隼太なの?」

「良かった...」

「ありがとね。」

2人は抱きつき合い、泣いた。
ニコニコしながら。





「水を指して申し訳ないが、今から、感染者を人間に治してくる。」

「どうやって?」

「瑠美が入っていたカプセルの液体を飲み、そこで得られた能力で、空高く舞い上がり、術を唱えるそれだけだ。」

「え?何!?変態なの!?」

「いやいやいや、しょうがねぇだろよ。」

「ところで、裁鬼と芽亜妃と祀笠も生き返るよな?」

「......」

「なぁ?なぁ?」

「え、どういうこと隼太?」
瑠美は裁鬼と芽亜妃と祀笠が死んでいるのを見てしまった。

「そんな...私のせいで。私本当にダメだ。役立たずだ。」

「そんなことは無いから責めるなよ。
全部俺のせいだ。抱え込まないでくれ。」

「まぁ、俺は行ってくるわ。感染者を助けるために、そして俺は消える。
見えない存在になる。神っぽいだろ?」

「そうなのか、本当に助かったよ。
感謝しきれねぇよジラトリストリ。」

「お前はよく頑張ったよ。」
「じゃあな。」

「あぁ。」
ジラトリストリは、屋根を突破って飛んで行った。なかなかワイルドだ。


「じゃあ、瑠美行こうか?」

「うん!」




















1年後...

保護フィールドは外れ、色んな国との貿易が可能になった。これまでのような感染者は、元通りになった。だが、全世界の人口は大幅に減った。




そして




裁鬼と芽亜妃と祀笠の埋葬はし、
今日は一周忌であった。

3人の家族や友人は知らないから、瑠美と二人で行った。

2人にとっては、この世界を救う手助けをしてもらった本当に感謝しきれない人達だ。

2人は泣いた。
感謝しきれない。

ただ泣くことしか出来ない。

大切な人。そして、身の危険を感じた時の救いはどれほど心にくるのか十分に理解できた。


そして、一周忌が終わった後。

まだ、復興途中の建物達が見える道を2人は手を繋ぎ歩いた。







2人は、1つの家に帰った。





「ただいま。」





2人の左薬指は、輝いていた。




「美しい日だ。」



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