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最終章
病暗き力、悲鳴。
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ツルの敵は、死んだ。
瑠美が移動する方向に向かって慌てて走る。
4人は、鉄骨で出来た階段をのぼり、狭い道を走る。
すると、小さいドアがあった。
マンションのような小さいドアだった。
瑠美は、そこからではなく、上にある他のところから移動されて行った。
ドアを開けると、そこには、モニター室があった。
たくさんのモニターがあり、数秒で違う画面に変わっていて、色んな国の人の様子を映していた。
「おい。隼太。これ、どういうことだよ。」
震えた声で裁鬼が言う。
「え、、あ、、」
上手く喋れなくなる。
そこにあった光景は、ゾロゾロと、壊れた街を歩く感染者でいっぱいだった。
自分たちと同じ、能力持ちの感染者の姿はなく、ほとんど感染していた。
そして、1番上の画面には、
「カンセン35億分の34億9500万」
と書いてあった。
「感染してない人は、全世界でたったの、500万人?
そんな、、」
みんなの顔は暗くなる。
最後の敵の1歩手前というのに、やる気がわかなかった。
「まて、蘇生は、20分経ったら出来ないんじゃないのか?」
「あ、やばい、、、あと9分。。急がないと」
泣きそうになりながら隼太は応える。
「でも、、どこにあるの。どこにいるの。」
「わからねぇ。とりあえず、頑張って探すしか。」
「あのね、私、5年間で超強力回復ができるようになったの。だから、隼太君と一緒に蘇生すれば、あと、15分以内なら、救えると思う。」
「え、ホントですか。芽亜妃さん」
「ええ。多分。」
「まぁ、とりあえず、進もう。」
「てか、祀笠そろそろ喋ろよ。オラ寂しいぞ?」
「・・・・・・」
「はぁ...。」
モニターの中を探った。
大量の資料が散らばってるが何語か分からなくて意味ないように感じた。
周りには、換気扇ぐらいしか見当たらく、換気扇も、入れるようなものではなかった。
しゃがんで下を見たりした。
すると、あみあみの鉄でできたもので閉ざされた空洞があり、狭いが何とかほふく前進で行けそうだった。
「おい。ここ通るのか?」
「それしかないでしょ裁鬼」
「そうだわね。少し埃っぽいけど我慢だわ。」
「・・・・・・」
4人はとりあえず、急いでその空洞に入った。迫っ苦しくて居心地がとても悪かった。
先頭から隼太、裁鬼、芽亜妃、祀笠の順だった。
どんどん進み、なんとか、分かれ道は、無さそうだった。
「はぁ、、どこまで行くんだろ。」
「もー、狭すぎて肩がつっかえるわこれ」
「ぁあ、、こんなことする乙女いないでしょ、。」
「・・・・・・」
「あ!」
「どうした隼太!?」
「なんでもないよ。」
「そうか」
なんか、発見したように見えたが気にせずに進んだ。
「ウンコソコアルヨ」
ボソッと裁鬼に言う
「え?あ?ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
ウンコヤンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙俺のカッチョイイ服がーーー!」
「うるさいわよ裁鬼!」
芽亜妃が馬鹿力でケツを叩く。
「うがっ、、痛っ、、
俺もうここで死ぬかも。。」
泣きそうになりながら言う。
「まぁ、いいから行こ。」
「え、うん、え。」
子供っぽいことをして、少し緊張がほぐれたように見えた。
また、左右曲がり、やっと、出口らしきところに着いた。
ゆっくり出るとそこには、水族館のようなところに出た。両脇にすいそうがあり、その水槽の中には、魚ではなく、人が沢山入っていて、動かず眠っているようだった。
「なんなのこれ。酷すぎるわ。」
「あぁ、許せねぇ」
「みんなで感染源を殺そう。」
「・・・・・・」
「あぁ。」
そして、向かい側のドアを開けた。
そこには......。
瑠美が移動する方向に向かって慌てて走る。
4人は、鉄骨で出来た階段をのぼり、狭い道を走る。
すると、小さいドアがあった。
マンションのような小さいドアだった。
瑠美は、そこからではなく、上にある他のところから移動されて行った。
ドアを開けると、そこには、モニター室があった。
たくさんのモニターがあり、数秒で違う画面に変わっていて、色んな国の人の様子を映していた。
「おい。隼太。これ、どういうことだよ。」
震えた声で裁鬼が言う。
「え、、あ、、」
上手く喋れなくなる。
そこにあった光景は、ゾロゾロと、壊れた街を歩く感染者でいっぱいだった。
自分たちと同じ、能力持ちの感染者の姿はなく、ほとんど感染していた。
そして、1番上の画面には、
「カンセン35億分の34億9500万」
と書いてあった。
「感染してない人は、全世界でたったの、500万人?
そんな、、」
みんなの顔は暗くなる。
最後の敵の1歩手前というのに、やる気がわかなかった。
「まて、蘇生は、20分経ったら出来ないんじゃないのか?」
「あ、やばい、、、あと9分。。急がないと」
泣きそうになりながら隼太は応える。
「でも、、どこにあるの。どこにいるの。」
「わからねぇ。とりあえず、頑張って探すしか。」
「あのね、私、5年間で超強力回復ができるようになったの。だから、隼太君と一緒に蘇生すれば、あと、15分以内なら、救えると思う。」
「え、ホントですか。芽亜妃さん」
「ええ。多分。」
「まぁ、とりあえず、進もう。」
「てか、祀笠そろそろ喋ろよ。オラ寂しいぞ?」
「・・・・・・」
「はぁ...。」
モニターの中を探った。
大量の資料が散らばってるが何語か分からなくて意味ないように感じた。
周りには、換気扇ぐらいしか見当たらく、換気扇も、入れるようなものではなかった。
しゃがんで下を見たりした。
すると、あみあみの鉄でできたもので閉ざされた空洞があり、狭いが何とかほふく前進で行けそうだった。
「おい。ここ通るのか?」
「それしかないでしょ裁鬼」
「そうだわね。少し埃っぽいけど我慢だわ。」
「・・・・・・」
4人はとりあえず、急いでその空洞に入った。迫っ苦しくて居心地がとても悪かった。
先頭から隼太、裁鬼、芽亜妃、祀笠の順だった。
どんどん進み、なんとか、分かれ道は、無さそうだった。
「はぁ、、どこまで行くんだろ。」
「もー、狭すぎて肩がつっかえるわこれ」
「ぁあ、、こんなことする乙女いないでしょ、。」
「・・・・・・」
「あ!」
「どうした隼太!?」
「なんでもないよ。」
「そうか」
なんか、発見したように見えたが気にせずに進んだ。
「ウンコソコアルヨ」
ボソッと裁鬼に言う
「え?あ?ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
ウンコヤンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙俺のカッチョイイ服がーーー!」
「うるさいわよ裁鬼!」
芽亜妃が馬鹿力でケツを叩く。
「うがっ、、痛っ、、
俺もうここで死ぬかも。。」
泣きそうになりながら言う。
「まぁ、いいから行こ。」
「え、うん、え。」
子供っぽいことをして、少し緊張がほぐれたように見えた。
また、左右曲がり、やっと、出口らしきところに着いた。
ゆっくり出るとそこには、水族館のようなところに出た。両脇にすいそうがあり、その水槽の中には、魚ではなく、人が沢山入っていて、動かず眠っているようだった。
「なんなのこれ。酷すぎるわ。」
「あぁ、許せねぇ」
「みんなで感染源を殺そう。」
「・・・・・・」
「あぁ。」
そして、向かい側のドアを開けた。
そこには......。
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