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2章
始まったばかり。
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僕の名前は、隼太。
男。10歳。
僕は、いつも通り、友達を呼んで公園で遊ぶつもりだった。しかし、突然地響きが起き、外の世界から感染者が侵入してきたことが伝えられた。そして、俊の両親は、2人とも感染していた。その両親に、俊と真光と僕は、襲われ。俊が死に。真光は、僕の身代わりになってしまった。
そして、今から、大切な友達を探して逃げることを計画している。
絶対に、死なない...。
公園を出て、住宅街に入った。
いつもより静かで気味が悪い。別に、家が崩れてたり荒れてたりということは無かった。隼太は、急いで走って瑠美ちゃんの家へ向かう。
「た、たしか、ここら辺だった気が...」
「えーと、苗字は確か...」
「そうだ。橋北だ。」
「ここだ。とりあえず、ピンポン押すか。」
ピーンポーン。ボタンを押した。
あまりに静かだったので怖かった。
「あれ、、?出てこない。
大丈夫かな?」
慌ててもう一度押す。
「ピーンポーン。」
「え、出てこない。大丈夫かな?
家入ってみようかな。」
何か、危ないよ感がした。とりあえず、門を開け、ドアの前に行く。
「鍵は...あ。空いてる...。」
「入ってみるか、お邪魔します。」
中は薄暗くてとても静かだった。
冬場で、とても寒いのに暖房もついていなくて、とても家の中とは思えないぐらいの寒さだった。
「リ、リビング見てみるか...」
リビングを確認した。綺麗に片付けてあった。感染者は、いないような感じで安心した。そのとき...
「ゴトッ」
2階から嫌な音がした。
「.....」
怖くて声が出なかった。
リビングの台所にある包丁を持ち。
恐る恐る音がした部屋に行くため階段を昇った。
「あ、あそこは、瑠美ちゃんの部屋。」
「え、、大丈夫か?」
僕は焦った。誰かに襲われているのではないかと。慌てて走ってドアを開けた。
「瑠美ちゃん...!!!!」
「隼太..?」
「どこ?瑠美ちゃん。」
声が押し入れの方からする。
どうやら、隠れている様だ。
「瑠美ちゃん出てきて!」
「ほ、ほんとに大丈夫?」
「うん!」
瑠美は、少しだけ、押し入れを開けて隼太を見る。
「え、ほ、包丁?」
「わ、わたしを殺す気?」
「あ、え、違うよこれは...」
「やだ。隼太。なんで。」
瑠美は、大きな声で泣いた。
「ごめん、違うんだ...ただ...」
すると、大急ぎで階段を駆け上がる音がした。
「な、なんだ!?」
「え、、おとぅさ、ん、、?」
そこには、明らかに感染者だと分かる。
瑠美のお父さんがいた。
「瑠美ちゃん、守るから。
これで倒したら信じて。」
「なんで?お父さんを殺すの?
なんでそんなに、めちゃめちゃにしたいの?確かに、お父さんの様子が変で隠れたけど。多分、治るよ。やめて殺さないで。」
「ダメなんだ。瑠美ちゃん。
君を助けるには、これしかないんだ。」
「絶対にやだ!」
すると、隼太の腕が、噛み付かれた。
すごい強さだ。
「は、隼太くん?」
「え、、ヤダヤダ。隼太くんまで。」
「ああ、ここまでか、みんな助けて世界も元に戻そうとしようという時に。
僕ってダサいな。」
「は、隼太くん、、、。」
隼太は目を閉じた。
瑠美のお父さんは、隼太の口に大量の唾液を入れた。
隼太は、息を引き取った。
男。10歳。
僕は、いつも通り、友達を呼んで公園で遊ぶつもりだった。しかし、突然地響きが起き、外の世界から感染者が侵入してきたことが伝えられた。そして、俊の両親は、2人とも感染していた。その両親に、俊と真光と僕は、襲われ。俊が死に。真光は、僕の身代わりになってしまった。
そして、今から、大切な友達を探して逃げることを計画している。
絶対に、死なない...。
公園を出て、住宅街に入った。
いつもより静かで気味が悪い。別に、家が崩れてたり荒れてたりということは無かった。隼太は、急いで走って瑠美ちゃんの家へ向かう。
「た、たしか、ここら辺だった気が...」
「えーと、苗字は確か...」
「そうだ。橋北だ。」
「ここだ。とりあえず、ピンポン押すか。」
ピーンポーン。ボタンを押した。
あまりに静かだったので怖かった。
「あれ、、?出てこない。
大丈夫かな?」
慌ててもう一度押す。
「ピーンポーン。」
「え、出てこない。大丈夫かな?
家入ってみようかな。」
何か、危ないよ感がした。とりあえず、門を開け、ドアの前に行く。
「鍵は...あ。空いてる...。」
「入ってみるか、お邪魔します。」
中は薄暗くてとても静かだった。
冬場で、とても寒いのに暖房もついていなくて、とても家の中とは思えないぐらいの寒さだった。
「リ、リビング見てみるか...」
リビングを確認した。綺麗に片付けてあった。感染者は、いないような感じで安心した。そのとき...
「ゴトッ」
2階から嫌な音がした。
「.....」
怖くて声が出なかった。
リビングの台所にある包丁を持ち。
恐る恐る音がした部屋に行くため階段を昇った。
「あ、あそこは、瑠美ちゃんの部屋。」
「え、、大丈夫か?」
僕は焦った。誰かに襲われているのではないかと。慌てて走ってドアを開けた。
「瑠美ちゃん...!!!!」
「隼太..?」
「どこ?瑠美ちゃん。」
声が押し入れの方からする。
どうやら、隠れている様だ。
「瑠美ちゃん出てきて!」
「ほ、ほんとに大丈夫?」
「うん!」
瑠美は、少しだけ、押し入れを開けて隼太を見る。
「え、ほ、包丁?」
「わ、わたしを殺す気?」
「あ、え、違うよこれは...」
「やだ。隼太。なんで。」
瑠美は、大きな声で泣いた。
「ごめん、違うんだ...ただ...」
すると、大急ぎで階段を駆け上がる音がした。
「な、なんだ!?」
「え、、おとぅさ、ん、、?」
そこには、明らかに感染者だと分かる。
瑠美のお父さんがいた。
「瑠美ちゃん、守るから。
これで倒したら信じて。」
「なんで?お父さんを殺すの?
なんでそんなに、めちゃめちゃにしたいの?確かに、お父さんの様子が変で隠れたけど。多分、治るよ。やめて殺さないで。」
「ダメなんだ。瑠美ちゃん。
君を助けるには、これしかないんだ。」
「絶対にやだ!」
すると、隼太の腕が、噛み付かれた。
すごい強さだ。
「は、隼太くん?」
「え、、ヤダヤダ。隼太くんまで。」
「ああ、ここまでか、みんな助けて世界も元に戻そうとしようという時に。
僕ってダサいな。」
「は、隼太くん、、、。」
隼太は目を閉じた。
瑠美のお父さんは、隼太の口に大量の唾液を入れた。
隼太は、息を引き取った。
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