4 / 22
1章
もうヤダ。逃げたいよ。
しおりを挟む「誰だ、あの人?おい、隼太分かるか?」
隼太が固まる。そして震えながら言う。
「も、もう、、動きが、、人じゃないよ
しかもあの顔見た事あるよ。。、、」
急かすように真光が聞く。
「誰だよ?あの女の人だぞ??」
「あ、、あれは、俊のお、お母さんだよ。」
すると、変わり果てた俊のお母さんが、呼ばれて返事をしてるように走ってこっちに来た、、。
「やべぇって、こ、殺される、、、」
「真光、とりあえず、避けるしかないよ」
「無理だって。俺は、動けないし無理なんだよ。」
「諦めるなってほら」
隼太は、真光の手を取って一緒に走る。
すると、隼太と真光の真ん中を突っ切るように走ってきた。
死んだと思った。
未来のこと。これからしたいこと。
お先真っ暗だ。生きる気力もない。
どうせなら死にたい。そう思った。
「じゃあな、隼太。」
「ああ、真光。」
「.....」
「.....」
「ん?」
2人はそっと目を開けて、後ろを見た。
そこには、死んだ、俊とそのお父さんをお母さんが抱きかかえて泣いていた。
どうやら、感情はあるらしい。
2人は、複雑な気持ちになった。
こんな世界ヤダ。逃げたい。
2人ともそう思った。
「一旦ここを離れるか」
真光が言う。
「そうしようか」
2人は、公園を出ようとしたその時。
夫と息子を抱きかかえて泣いてたはずの俊のお母さんがとんでもない速さで、隼太の近くに来た。
「ぐがぁぁぐぇぁあ。」
気味が悪い声で話しかけてきた。
「わかんないよ。やめてよ。」
泣きながら隼太は、訴える。
「なんでこんなことするの。やめてよ俊のお母さん。僕何もやってないよ。」
訴える。。
隼太が真光には、逃げてもらおうと目をやった。
「おい。真光。?」
真光は、倒れていた。
そして、唸り、体が一際でかくなっているように感じた。
もう、真光は、感染してしまった。
僕も時期に感染する。
ああ、今度こそ終わりだ。と思った。
「ぅ、う、、隼太ア゙、今助けるからな」
真光がキツそうな顔で、立ち上がろうとする。
「やめて、死んじゃうよ。」
泣きながら言う。
「もう、感染したからには、無理なんだ。お前だけには、逃げてもらいたい。俺の日記取って逃げろ。そして、残りの仲間と家族を守ってやれ。出来たら世界も助けてくれ。」
「やだよ。僕には、無理だよ。筋肉もない運動もできない。ただの子供だもん。
それが大人になんかにかないっこないよ。お願い死なないで。」
「いや、じゃあな、お前は最高の親友だ。」
「ねぇ、やめてヤダ。」
真光は、一目散に向かい、ありえないパワーで殴った。まるで、人の急所を分かっているかのように。。
「隼太逃げろって。お願い。最後の願いだ。」
「、、、わ、分かったよ。ありがとう。最高の親友だよ。この世界変えてみせるよ。」
隼太は、別れを告げ。公演を出ようとした。そのとき。
「ぐはっ、、、ばっ。」
真光は、疲れ果て、傷だらけだった。
「真光死んじゃやだよ。」
泣きながら真光に言う。
「いいから行けよ」
怒り口調だがニコリと笑っていた。
その笑顔に、希望と期待を感じた。
僕は、大切な人。世界を守ろうと思った。
これからどんな未来が待っていようと、みんなで生き。元の世界に戻す。そう誓った。
公園を抜けた。。
「まずは、家が近い。遊ぶはずなのに未だに来ない、留美ちゃんの家からだ。」
始まったに過ぎない。この先まだ遠い。
そんな気がした。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
善とか悪とか、魔法少女とか
結 励琉
ファンタジー
銀行の金庫室からの現金紛失事件や、女子高生の失踪事件が立て続きに起きていたある日、高校に入ったばかりの少女、藤ヶ谷こころはSNSで勧誘を受けアルバイト紹介会社を訪れた。
会社の担当者箕輪は、自分たちは魔法のような力(ウィース)を持っているティーツィアという組織であり、マールムと呼ぶ現金紛失事件の犯人と戦うために、こころに魔法少女となってくれないかと依頼した。
こころの決断は?
そして、「善」とは?「悪」とは?
彼女の運命はどうなる?
結励琉渾身の魔法少女ファンタジー、今開幕!
海峡の護り ~休載中~
醍醐
SF
不定期更新
平成31年、津軽海峡に侵入した潜水艦と最新鋭護衛艦『斐伊』の静かな戦い…
この世界の日本では、以下の点が現代と異なります。
・海上自衛隊の艦名が漢字表記になっている。
・憲法改正により、現場指揮官による実力行使が可能(ただし、先制攻撃は不可能。)
・天皇陛下の退位は行われていないので、元号は『平成』のまま。
バグった俺と、依存的な引きこもり少女。 ~幼馴染は俺以外のセカイを知りたがらない~
山須ぶじん
SF
異性に関心はありながらも初恋がまだという高校二年生の少年、赤土正人(あかつちまさと)。
彼は毎日放課後に、一つ年下の引きこもりな幼馴染、伊武翠華(いぶすいか)という名の少女の家に通っていた。毎日訪れた正人のニオイを、密着し顔を埋めてくんくん嗅ぐという変わったクセのある女の子である。
そんな彼女は中学時代イジメを受けて引きこもりになり、さらには両親にも見捨てられて、今や正人だけが世界のすべて。彼に見捨てられないためなら、「なんでもする」と言ってしまうほどだった。
ある日、正人は来栖(くるす)という名のクラスメイトの女子に、愛の告白をされる。しかし告白するだけして彼女は逃げるように去ってしまい、正人は仕方なく返事を明日にしようと思うのだった。
だが翌日――。来栖は姿を消してしまう。しかも誰も彼女のことを覚えていないのだ。
それはまるで、最初から存在しなかったかのように――。
※タイトルを『人間の中身はバグだらけ。 ~俺依存症な引きこもり少女と、セカイ系恋愛ファンタジー~』から変更しました。
※第18回講談社ラノベ文庫新人賞の第2次選考通過、最終選考落選作品。
※『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【おんJ】 彡(゚)(゚)ファッ!?ワイが天下分け目の関ヶ原の戦いに!?
俊也
SF
これまた、かつて私がおーぷん2ちゃんねるに載せ、ご好評頂きました戦国架空戦記SSです。
この他、
「新訳 零戦戦記」
「総統戦記」もよろしくお願いします。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり

セルリアン
吉谷新次
SF
銀河連邦軍の上官と拗れたことをキッカケに銀河連邦から離れて、
賞金稼ぎをすることとなったセルリアン・リップルは、
希少な資源を手に入れることに成功する。
しかし、突如として現れたカッツィ団という
魔界から独立を試みる団体によって襲撃を受け、資源の強奪をされたうえ、
賞金稼ぎの相棒を暗殺されてしまう。
人界の銀河連邦と魔界が一触即発となっている時代。
各星団から独立を試みる団体が増える傾向にあり、
無所属の団体や個人が無法地帯で衝突する事件も多発し始めていた。
リップルは強靭な身体と念力を持ち合わせていたため、
生きたままカッツィ団のゴミと一緒に魔界の惑星に捨てられてしまう。
その惑星で出会ったランスという見習い魔術師の少女に助けられ、
次第に会話が弾み、意気投合する。
だが、またしても、
カッツィ団の襲撃とランスの誘拐を目の当たりにしてしまう。
リップルにとってカッツィ団に対する敵対心が強まり、
賞金稼ぎとしてではなく、一個人として、
カッツィ団の頭首ジャンに会いに行くことを決意する。
カッツィ団のいる惑星に侵入するためには、
ブーチという女性操縦士がいる輸送船が必要となり、
彼女を説得することから始まる。
また、その輸送船は、
魔術師から見つからないように隠す迷彩妖術が必要となるため、
妖精の住む惑星で同行ができる妖精を募集する。
加えて、魔界が人界科学の真似事をしている、ということで、
警備システムを弱体化できるハッキング技術の習得者を探すことになる。
リップルは強引な手段を使ってでも、
ランスの救出とカッツィ団の頭首に会うことを目的に行動を起こす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる