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女神召喚編
8 アイテムボックス 3
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「バイバーイ!」
「またね~!」
エルフやミニモフと手を振って別れたヤマザキとヒビキ。
二人は次の目的地となるダンジョンへと目指す。
空中に浮かぶ光の地図。それはヒビキの光魔法だ。それを頼りに歩き、川を渡り、奥深い森へと進む。
すると洞窟が現れた。まるで恐竜が口を開けたみたいに、とげとげした鍾乳洞の地下道だ。
ゆっくりと中に入っていく。当然、進めば進むほど奥は暗い。そして、何も見えなくなる。
「ライトボール!」
ヒビキは指先から小さな光の玉を灯した。まるで電球のようだ。
「光魔法ってすごいな!」
「私、魔法が好きになってきました」
すると、ヤマザキは泣き出した。
紫娼館で泣いていたヒビキを思い出し、成長に感動していたのだ。
「偉い、偉いよ、ヒビキちゃん」
「そうやって子ども扱いしないでください……ウザいですよ」
こうして、二人はダンジョンを探索した。
デカいコウモリの魔物が出たが、ヤマザキが剣撃でぶっ倒す。ふつうに強い。
「おじさん、剣が使えるんですね」
「まぁな」
「魔法が使えない無能ですもんね」
「ヒビキちゃん、ちょいちょいディスるよね?」
うふふ、とヒビキは笑う。
だが、笑っていられるのは最初だけだった。ダンジョンは迷宮だったのである。
「あれ? おじさん、さっきもここ通りましたよ」
「本当だ。見覚えのある石像がある」
「私、光魔法の地図でマッピングしていたのですが、もうすべての部屋を探索しましたよ」
ヤマザキは、怪しげな鳥の石像に近づく。
翼を広げて、こちらを威嚇しているようだ。しかし所詮は石像。見た目は怖いが、襲ってくることは……あった!
「ん!?」
「今、動きましたか?」
ぎろり、と鳥の目が動いたような、そんな気がした瞬間、ゴゴゴゴと石像が動き出す。
「ガーゴイルです!」
ヒビキは魔物図鑑からデータを引っ張り出していた。
ヤマザキは剣術で応戦する。
ガーゴイルは翼を羽ばたかせて、風刃を発生させる。
「しめた!」
奇跡の反撃魔導具・バリアバンクルが発動!
ガーゴイルは跳ね返った風刃で切り刻まれ、グフッと倒れた。
だが、まだ息があるようだ。ヤマザキはトドメの剣撃を魔物の心臓に突き刺す。
ただの石像に戻ったガーゴイルは、粉々に砕け散った。
どうやらダンジョンを守っていたようだ。石像があった場所を調べると、土台にスイッチがある。
ポチッとヤマザキは押した。
グラグラグラ……
壁が動き出した。
どうやら隠し通路があったようだ。壁に穴が開き、奥は光魔法が伝導しているのだろう。明るい輝きがある。二人は中に入ってみた。
「うわぁー! すげぇ!」
「綺麗……」
そこには潤沢な宝石が眠っていた。
エメラルド、サファイヤ、ルビー、色とりどりの宝石が眩しく光り輝いている。
だが、ヤマザキが一番注目を引いたのは中央にある宝箱だ。
その見た目は黒くて、嫌な予感しかしない。
「あれ……ミミックですよね?」
「うん」
「どうするんですか? こんなに近づいても攻撃してこないですね」
「もしかしたら、宝箱を開けないと動かないのかも」
「だったら開けてくださいよ」
わかった、とヤマザキはおそるおそる宝箱に手を触れた。
しかし反応はない。ただの宝箱のようだ。
困ったヤマザキは、鞄から眼鏡を取り出す。魔族から入手した新しい魔導具・邪智の眼鏡。これで敵を見れば、弱点などが分かるのだ。
「ふむ……弱点は光属性。体内にある闇魔力のコアで、あらゆる物資を収納することが可能か、ねえヒビキちゃん」
「はい、何ですか?」
「わっ!」
ヤマザキは赤面した。
眼鏡を通してヒビキを見れば、当然のように弱点などが分かってしまう。
(弱点は甘い香り。身長162cm、胸のサイズFカップ、体重……って、こ、これ見ちゃダメなやつだ!?)
どうですか? とヒビキが顔を覗いてくる。
眼鏡を外したヤマザキは、「ふぅ……」と息を整えた。今はちょっと、まともにヒビキを見れそうにない。
「あ、あの、その……弱点は光らしい。ヒビキちゃん何かあったら攻撃魔法で倒してくれ、できるか?」
「はい」
「よし、開けるぞ……おりゃぁぁああ!」
勇気を出してヤマザキは宝箱を開けた。
その瞬間だった!
パクッ!?
ぺろり、と舌を出して口のまわりを舐める宝箱。
なんとヤマザキは、宝箱に食べられてしまった。
やはり正体は宝箱に模した魔物・ミミック。食べることも寝技なのだろう。バリアバンクルは発動することなく、ぱっとヤマザキは姿を消した。
「おじさん……大丈夫ですか?」
ミミックに話しかけた。
返事はない。ただの宝箱のようだ。
(え? 死んだ……おじさん、死んだの?)
うわぁ、と泣いてしまうヒビキ。
亡くなって気づくことがある。大切な人だったんだな、と。
絶望感が波のように押し寄せてきたが、それよりも怒りの方が強い感情となって爆発した。
「おじさんを返して!」
ヒビキは光り魔法を放った。
邪悪な魔物に大ダメージを与える魔法・聖なる光!
ミミックは眩しい光りに包まれる。
すると、オエッ! と何かを吐き出した。それは大きな金属の塊だった。
「うわっ、汚い……」
ヒビキが嫌な顔をしていると、その塊が動き出す。
すると、バキバキと金属が剥がれ出し、なんとヤマザキが出てきた! 食べられる瞬時に、身体を金属粘土スティックで覆ったのだ。
「おじさん!」
「死ぬかと思った……」
ヤマザキは生還して調子に乗ったのだろう。
「よかった……」
と泣きながら微笑むヒビキに、「ヒビキちゃん、ありがとう!」と抱きついてしまう。本当にバカだ。触ったら逮捕なのに。
「きゃぁぁああ!」
ばちんっ、とビンタされた。
無理もない。ミミックから吐き出された直後なのだ。ふつうに汚く見えてしまう。
(……ビンタは寝技なのか!?)
一方、ミミックはかなりのダメージを喰らい、舌をべろーんと出している。
「おじさん、あれ倒してくださいよ」
「うん」
ヤマザキは剣を突いて、ミミックにトドメを刺した。
素材はミミックの内部にある、黒いコアだ。それがヤマザキを取り込んだ原因である。
ミミックのコアは闇の空間に繋がっており、何でも収納することができる。
もちろん、今回のヤマザキのように吐き出すことも可能だ。
魔道具として閃いたヤマザキは、屍となったミミックの口の中に手を突っ込み、コアを取り出した。
「よし! ヒビキちゃん、ちょっと魔導具作るから待っててくれ」
「……はい」
ヤマザキは作業を始めた。
取り出したのは金属粘土スティック。糸状にした鋼鉄でミミックのコアを鞄の底に縫い付ける。
「できた! アイテムボックスだ!」
試しに、山のような宝石を掴んで鞄に入れた。
重さはない。
すべて闇の空間に収納できたようだ。
さらに取り出しを試してみる。
鞄に手を入れ、収納した宝石を頭の中でイメージした。
すると手に何かが当たる感触がある。というか手のひらに吸着したような、そんな感じだ。思い切って、力強く取り出してみる。
宝石が鞄から出てきた!
「取り出しも成功だ……容量を試そう」
山盛りに掴んだ宝石を鞄に中に入れた。
何回も、何回も、何回も、しかし鞄は重くなることも膨れることもない。
無限だった。
文字通り、底なしの鞄・アイテムボックスが完成したのである。
しかしながら、ヒビキはふつうの女子高生である。すべての宝石を収納するヤマザキに、素朴な疑問を投げかけた。
「これ泥棒じゃあないですか? 何だかイケナイことをしてるみたいで……」
「泥棒じゃないよ。トレジャーハンターだ」
「なんですか、それ?」
「人から盗んだら泥棒だけど、これは迷宮に眠る宝だ。手に入れた者た所有して大丈夫なんだ」
「でもここに宝石を置いた人が戻って来たら、きっと悲しむのでは?」
宝石を置いた人か、とヤマザキは考え込んだ。
ヒビキは異世界を冒険するには、ピュアすぎる。正義感の塊のような人間なのである。
「ヒビキちゃん、この宝はちゃんと冒険して得た戦利品だ」
「戦利品ですか」
「宝を置いた人も、きっと俺たちみたいな冒険者に使ってもらいたくて、ここに隠したと思うよ」
「そうですね……考えてみると意図的な迷宮だったような気もします」
それに、とヤマザキは天井を見上げながら言った。
「あの世に金は持っていけない……」
ふとヒビキも見上げた。
天井には文字が書いてある。異世界の言葉で、
『我が遺産を君に託そう』
とある。
ふっ、とヒビキは笑った。
「またね~!」
エルフやミニモフと手を振って別れたヤマザキとヒビキ。
二人は次の目的地となるダンジョンへと目指す。
空中に浮かぶ光の地図。それはヒビキの光魔法だ。それを頼りに歩き、川を渡り、奥深い森へと進む。
すると洞窟が現れた。まるで恐竜が口を開けたみたいに、とげとげした鍾乳洞の地下道だ。
ゆっくりと中に入っていく。当然、進めば進むほど奥は暗い。そして、何も見えなくなる。
「ライトボール!」
ヒビキは指先から小さな光の玉を灯した。まるで電球のようだ。
「光魔法ってすごいな!」
「私、魔法が好きになってきました」
すると、ヤマザキは泣き出した。
紫娼館で泣いていたヒビキを思い出し、成長に感動していたのだ。
「偉い、偉いよ、ヒビキちゃん」
「そうやって子ども扱いしないでください……ウザいですよ」
こうして、二人はダンジョンを探索した。
デカいコウモリの魔物が出たが、ヤマザキが剣撃でぶっ倒す。ふつうに強い。
「おじさん、剣が使えるんですね」
「まぁな」
「魔法が使えない無能ですもんね」
「ヒビキちゃん、ちょいちょいディスるよね?」
うふふ、とヒビキは笑う。
だが、笑っていられるのは最初だけだった。ダンジョンは迷宮だったのである。
「あれ? おじさん、さっきもここ通りましたよ」
「本当だ。見覚えのある石像がある」
「私、光魔法の地図でマッピングしていたのですが、もうすべての部屋を探索しましたよ」
ヤマザキは、怪しげな鳥の石像に近づく。
翼を広げて、こちらを威嚇しているようだ。しかし所詮は石像。見た目は怖いが、襲ってくることは……あった!
「ん!?」
「今、動きましたか?」
ぎろり、と鳥の目が動いたような、そんな気がした瞬間、ゴゴゴゴと石像が動き出す。
「ガーゴイルです!」
ヒビキは魔物図鑑からデータを引っ張り出していた。
ヤマザキは剣術で応戦する。
ガーゴイルは翼を羽ばたかせて、風刃を発生させる。
「しめた!」
奇跡の反撃魔導具・バリアバンクルが発動!
ガーゴイルは跳ね返った風刃で切り刻まれ、グフッと倒れた。
だが、まだ息があるようだ。ヤマザキはトドメの剣撃を魔物の心臓に突き刺す。
ただの石像に戻ったガーゴイルは、粉々に砕け散った。
どうやらダンジョンを守っていたようだ。石像があった場所を調べると、土台にスイッチがある。
ポチッとヤマザキは押した。
グラグラグラ……
壁が動き出した。
どうやら隠し通路があったようだ。壁に穴が開き、奥は光魔法が伝導しているのだろう。明るい輝きがある。二人は中に入ってみた。
「うわぁー! すげぇ!」
「綺麗……」
そこには潤沢な宝石が眠っていた。
エメラルド、サファイヤ、ルビー、色とりどりの宝石が眩しく光り輝いている。
だが、ヤマザキが一番注目を引いたのは中央にある宝箱だ。
その見た目は黒くて、嫌な予感しかしない。
「あれ……ミミックですよね?」
「うん」
「どうするんですか? こんなに近づいても攻撃してこないですね」
「もしかしたら、宝箱を開けないと動かないのかも」
「だったら開けてくださいよ」
わかった、とヤマザキはおそるおそる宝箱に手を触れた。
しかし反応はない。ただの宝箱のようだ。
困ったヤマザキは、鞄から眼鏡を取り出す。魔族から入手した新しい魔導具・邪智の眼鏡。これで敵を見れば、弱点などが分かるのだ。
「ふむ……弱点は光属性。体内にある闇魔力のコアで、あらゆる物資を収納することが可能か、ねえヒビキちゃん」
「はい、何ですか?」
「わっ!」
ヤマザキは赤面した。
眼鏡を通してヒビキを見れば、当然のように弱点などが分かってしまう。
(弱点は甘い香り。身長162cm、胸のサイズFカップ、体重……って、こ、これ見ちゃダメなやつだ!?)
どうですか? とヒビキが顔を覗いてくる。
眼鏡を外したヤマザキは、「ふぅ……」と息を整えた。今はちょっと、まともにヒビキを見れそうにない。
「あ、あの、その……弱点は光らしい。ヒビキちゃん何かあったら攻撃魔法で倒してくれ、できるか?」
「はい」
「よし、開けるぞ……おりゃぁぁああ!」
勇気を出してヤマザキは宝箱を開けた。
その瞬間だった!
パクッ!?
ぺろり、と舌を出して口のまわりを舐める宝箱。
なんとヤマザキは、宝箱に食べられてしまった。
やはり正体は宝箱に模した魔物・ミミック。食べることも寝技なのだろう。バリアバンクルは発動することなく、ぱっとヤマザキは姿を消した。
「おじさん……大丈夫ですか?」
ミミックに話しかけた。
返事はない。ただの宝箱のようだ。
(え? 死んだ……おじさん、死んだの?)
うわぁ、と泣いてしまうヒビキ。
亡くなって気づくことがある。大切な人だったんだな、と。
絶望感が波のように押し寄せてきたが、それよりも怒りの方が強い感情となって爆発した。
「おじさんを返して!」
ヒビキは光り魔法を放った。
邪悪な魔物に大ダメージを与える魔法・聖なる光!
ミミックは眩しい光りに包まれる。
すると、オエッ! と何かを吐き出した。それは大きな金属の塊だった。
「うわっ、汚い……」
ヒビキが嫌な顔をしていると、その塊が動き出す。
すると、バキバキと金属が剥がれ出し、なんとヤマザキが出てきた! 食べられる瞬時に、身体を金属粘土スティックで覆ったのだ。
「おじさん!」
「死ぬかと思った……」
ヤマザキは生還して調子に乗ったのだろう。
「よかった……」
と泣きながら微笑むヒビキに、「ヒビキちゃん、ありがとう!」と抱きついてしまう。本当にバカだ。触ったら逮捕なのに。
「きゃぁぁああ!」
ばちんっ、とビンタされた。
無理もない。ミミックから吐き出された直後なのだ。ふつうに汚く見えてしまう。
(……ビンタは寝技なのか!?)
一方、ミミックはかなりのダメージを喰らい、舌をべろーんと出している。
「おじさん、あれ倒してくださいよ」
「うん」
ヤマザキは剣を突いて、ミミックにトドメを刺した。
素材はミミックの内部にある、黒いコアだ。それがヤマザキを取り込んだ原因である。
ミミックのコアは闇の空間に繋がっており、何でも収納することができる。
もちろん、今回のヤマザキのように吐き出すことも可能だ。
魔道具として閃いたヤマザキは、屍となったミミックの口の中に手を突っ込み、コアを取り出した。
「よし! ヒビキちゃん、ちょっと魔導具作るから待っててくれ」
「……はい」
ヤマザキは作業を始めた。
取り出したのは金属粘土スティック。糸状にした鋼鉄でミミックのコアを鞄の底に縫い付ける。
「できた! アイテムボックスだ!」
試しに、山のような宝石を掴んで鞄に入れた。
重さはない。
すべて闇の空間に収納できたようだ。
さらに取り出しを試してみる。
鞄に手を入れ、収納した宝石を頭の中でイメージした。
すると手に何かが当たる感触がある。というか手のひらに吸着したような、そんな感じだ。思い切って、力強く取り出してみる。
宝石が鞄から出てきた!
「取り出しも成功だ……容量を試そう」
山盛りに掴んだ宝石を鞄に中に入れた。
何回も、何回も、何回も、しかし鞄は重くなることも膨れることもない。
無限だった。
文字通り、底なしの鞄・アイテムボックスが完成したのである。
しかしながら、ヒビキはふつうの女子高生である。すべての宝石を収納するヤマザキに、素朴な疑問を投げかけた。
「これ泥棒じゃあないですか? 何だかイケナイことをしてるみたいで……」
「泥棒じゃないよ。トレジャーハンターだ」
「なんですか、それ?」
「人から盗んだら泥棒だけど、これは迷宮に眠る宝だ。手に入れた者た所有して大丈夫なんだ」
「でもここに宝石を置いた人が戻って来たら、きっと悲しむのでは?」
宝石を置いた人か、とヤマザキは考え込んだ。
ヒビキは異世界を冒険するには、ピュアすぎる。正義感の塊のような人間なのである。
「ヒビキちゃん、この宝はちゃんと冒険して得た戦利品だ」
「戦利品ですか」
「宝を置いた人も、きっと俺たちみたいな冒険者に使ってもらいたくて、ここに隠したと思うよ」
「そうですね……考えてみると意図的な迷宮だったような気もします」
それに、とヤマザキは天井を見上げながら言った。
「あの世に金は持っていけない……」
ふとヒビキも見上げた。
天井には文字が書いてある。異世界の言葉で、
『我が遺産を君に託そう』
とある。
ふっ、とヒビキは笑った。
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