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第三十六番目の世界の終わりと次の始まり
しおりを挟む「俺の三十六番目の世界が…」
目の前の球体の世界が少しずつ崩れていく。
俺はそれをただ見ているしかない。
ーー次を作らなければ。
俺は、もう何十回も繰り返した初期化のスイッチを押す動作をする。
そして、また何十回も繰り返し創った球体の世界の核を創造する。
世界の核の形は自分で設定できるが、その形に合わせて世界が創られるので、やはり元地球人だった俺には球体が馴染み深い。
そうして、少しずつ世界を作っていく。
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