【R18】アンタは俺を好きになる★ワケあり男女の恋物語★〜最後はオレに辿りつきゃイイんだよ〜

keco

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同期 三羽烏

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 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 会議の前に
 須賀すがさんから借りた香水の
 原材料や成分を記入した参考資料を
 研究室へ提出した

 すると 研究員の 多田ただ 衣舞いまちゃんと
 おか 笑梨えりちゃんコンビが
 私 目掛けて走ってきた!

羽玖井はくいチーフっ!!!!
 前に頼まれた
 フェロモン入りリップの
 サンプル作ってみました~ッ!!!」

「うわぁ!ありがとう!」

「赤い方がイチゴのフレーバーです!」

「黄色い方はパインにしてみました!」

「2種類も!? さすが!
 パインって、珍しいね~!」

「レモンだと在り来りかな~って!
 したくなりますよ、チッス…|ノд・)ヒソヒソ」

「きゃ~~!お試しあ~れ~♡
‹\(*´꒳`* )/››‹‹\(  *)/››‹‹\( *´꒳`*)/››クルクル~」


 パタパタと騒がしく
 研究室に戻って行った…

「ふふっ…元気だな~あの2人!」



 *・゚・*:.。.*.。.:


 会議室に向かっていると

「アミ!」
 上司のしゅんに声をかけられた

「はい?」


(・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)
 周りに人が居ないのを確認して
 話し出す

「あのさ…咲のことなんだけど…」

「…さきっちょ?どうしたの?(o´罒`o)」

「今度の休みに…飯、誘おうかと…」

「…ふむふむ、それで?(o´罒`o)」

「好物とか…」

「そんなの自分で聞きなよ(*´艸`)」

「き、聞けないから
 アミに聞いてるんだろがぃっ!!!!」

「怒るなし!(´∀`*)ヶラヶラ」

「…ぉ~ぉ怒ってないっ!!!  (/// ^///)」

「…赤くなるのやめてよ!
 こっちまで照れるわ!(´▽`*)アハハ」


 俊の長~い片想いの相手は、
 さきっちょ…

 私が思うに…
 俊は入社当初から片想いのはず…
 私がキューピットとか
 柄に合わないから見守っていた


 新入社員研修から今まで
 何かあれば、3人で力を合わせて
 乗り越えてきた!
 
 私にとって
 俊は、ちょっとポンコツな兄貴
 さきっちょは、世話好きの姉貴
 …みたいな存在


 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 俊の片想いを決定づける出来事…

 それは入社して3年くらい経った頃
 休憩スペースでの
 営業課 男性社員2人の会話


「今月も黄桜きざくらがトップか…」

「どうしたら
 あんなに契約取れるんだろうな…」

「結構、いいカラダしてるし
 枕してんじゃね?ガハハハ!!!」

「有り得るな!あははは!!」



 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆



 少し離れたところで
 俊と私が聞いてしまった
 "さきっちょへの偏見"

 当時の営業課は
〚The 男の世界〛みたいなところもあって
 そんな中でも
 結果を出す女のさきっちょを
 よく思ってない人がいたみたいだ

 この会話を聞いた私は
 はらわたが煮えくり返り

「聞き捨てならないな…(*`へ´*)
 ちょっと一言、言ってくるわ…」
 と、一歩前に出たところで
 俊に止められた

「……いや…俺が行く」
 静かな声で発したあと
 ゆっくりと休憩スペースへ入っていった



 *・゚・*:.。.*.。.:


「よっ!お疲れさん!」

 自販機でコーヒーを買いながら
 営業課の2人に挨拶した

「お!良い靴履いてるな!
 それ、高かったんじゃない?」

「さすが 南野みなみのさん、お目が高い!
 これ、めっちゃ高かったんすよ!
 大事に履いてます(*´艸`)エヘヘ」

 …オイオイ…俊!
 靴の話 してる場合かっ!(`-´)
 気が気じゃない…援護しよう!

 行こうとした、その時…

「咲はね…1年で5足以上履き潰すんだ…
 それぐらい、足繁く営業に回ってるのを
 お前ら知らないの?」

「・・・・・・」

「休みの日も家に居ることもなく
 取引先回ってるんだ…
 同期の俺にも
 そういう姿は見せないで…」

「・・・・・・・・・」

「それだけ努力してんのに
 陰で枕営業してるとか言われて…
 咲も可哀想に…
 …ってか セクハラじゃね?…それ」

「・・・・・・・・・・・・」

「″女だから″って
 ナメられるのが嫌だから
 トップ貫くんだよ…
 そこらの へなちょこ男より
 かっこいいと思うけどなぁ~」

「……っ…で、ですよね」

「咲に嫉妬してるヒマがあるなら
 営業に回れば?
 ガッポリ契約取って
 成績トップになってから陰口叩けよ…」


 怒りを抑え…ただただ静かに話す俊

 私も、そこまで知らなかった

 さきっちょの努力
 俊はちゃんと見てるんだ…
 今までずっと 見守ってたんだ…
 感動しちゃって 涙が出る!

「あ、そうそう…
 さっきお前らが食べてた
 ここにあったお菓子…
 咲が"頑張ってる みんなに"って
 買ってくるやつだからな!」

「そ、そうなんですね…
 優しいなぁ…黄桜さん…( ̄▽ ̄;)」

「す、すみませんでした…m(*_ _)m」

 バツが悪そうに
 休憩スペースから出てきた営業2人に
 睨みつけるのが精一杯の私

「咲のこと、何も知らねぇくせに
 悪口言ってんじゃねぇよ、ボケがっ!」

 俊がブツブツ独り言を言いながら
 休憩スペースから出てきた時には
 私は涙で ぐちゃぐちゃで

「な、なんで泣いてんの?Σ(゚д゚;)
 ちょ、泣きやめよ!キョロ(゚∀゚≡゚∀゚)キョロ
 俺が泣かしてるみたいだろがぃ!」

「あ~た、いい男だよ!感動したっ!
 カッコイイぞ、俊!(T ^ T )」


 ポケットからハンカチを出して
「何言ってんだよっ!ほら、使え!」

「びぇーん(  ;∀;)」

「めっちゃブッサイクだな!(´▽`*)アハハ」
 そう言って頭ポンポンする俊に

「さ、触るなし! (°  ´Д`°)
 ブサイクだぁ?!
 腫れぼったいチミに言われたくない!」



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜

 それから数年経った今
 さきっちょに 片想いしていることを
 私にバレてるとわかった俊が
 ようやく、ご飯に誘うと言う


 助け舟、出してあげよう(*´꒳`*)


「そういえば、さきっちょ…
 バスケが好きなんだって!
 なんちゃらDUNK?
 まだ観てないらしいよ…」


「お!そうなんだ?おぉそうか そうか…
 まだ観てなかったか……φ(..)メモメモ」

「さきっちょが飲むのは もっぱらビール!
 和食が好み…
 DVD観ながら 宅飲みとか…?」

「たっ…た、た、タッタカッタッタ宅飲み!?」

「ププ━(〃>З<)━ッッ!!! 落ち着けっ!」

 真面目さと不器用さが
 前面に出てる…
 そんな俊のことを
 世話好きの さきっちょは
 嫌いじゃないと思うぞ?

 衣舞いまちゃんと笑梨えりちゃんから預かった
 リップのサンプルを手渡しながら


「リップのサンプル…
 パインの香りだってさ…
 さきっちょに渡しておいて!
 確か、パインも好物だから…」

「お、おい!告ってもないのに
 まだその段階じゃないって…」

「え!キスする気なの?」


「ダ───────ッ!!!!!違う違うっ!!!!」


 この慌てよう、ツボだわ(*°∀°)・∴ブハッ!!w

「ほら、会議始まる!行くよ!」

「そ、そうだ!会議のこと忘れてた!
 アミが変なこと言うからだろっ!!!!」

「人のせいにするなし!(*´艸`)」



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 今日の議題
【メンズ化粧品 広告掲載について】

 新聞広告、折り込み、街中の広告看板、
 電車内の中吊り、電光掲示板用の動画、
 アンバサダー等…

 意見が飛び交う


「やっぱ アンバサダーは大事っす…」

「そうだよね~!
 アンバサダーの善し悪しで
 売れ行きが決まっちゃう~( ̄-  ̄ ) ンー」

「今人気の芸能人って誰なの?」

「やっぱり、木村 仁じゃない?」

「ブフォ…ゴホッゴホ( >д<)、;'.・」

「ちょっと!アミっぺ、大丈夫?」
 さきっちょが背中をさすってくれた

「ごめん、むせた!」

 木村さんの名前が挙がり
 びっくりした…
 やっぱり…人気なのね…

「木村 仁を呼ぶとなれば
 広告の予算は
 かなり上げてもらわないと
 採算合わないかもなぁ…」

「逆に初々しいオトコも
 いいと思わない?」
 さきっちょが ニヤニヤしながら言う…

 サキッチョ( *¬ω¬)→Σ(゚д゚;)アミ…な、何?

((*•/(•ω•* ))ヒソヒソ
(さとしくん、どうよ?(ボソッ))

「んえ━━━━━!!!!ダメダメ!!!(乂'ω')バツ!!」
 全力でお断りだし!

「なんでよ~!可愛いのにぃ~♡」

「咲、誰の話?」
 俊が興味津々で聞いてきた

「アミの弟、さとしくんよ!
 前から考えてたの!
 ウチの専属看板モデルにって!」

「おおぉ!良いんじゃない?」

「良くないっ!(*`Д´)ノ!!!!!」

 あの可愛さを、世間にさらすだと?
 "絶対ダメ、イヤ!!!!!"

「今回、撮影に連れて来いよ!
 小さい頃、来たことあったよな?」

「懐かしいね!私、あの日の
 可愛い智くんに堕ちたのよ~♡」

 さきっちょが 
 自分自身を抱きしめて話した


 5,6年くらい前に
 まだ小学生だったサトを
 撮影の現場に
 連れていったことがあった

 高学年なのに
 誰かに話しかけられるたびに
 私の後ろに隠れていたなぁ~


「サトに聞いてみるけど
 撮影はダメ!」

「保護者の許可もらうのは
 厳しそうだな(´∀`*)ヶラヶラ」

「とりま、私…
 木村仁の事務所にアポとってみるわ」

 そう言って
 咲がスマホを持って会議室を出た

「智くんの方も、よろしく( •ω-  )☆」
 私に向けて 俊のウインクが飛んだ

「きもっ!!」

「うるせぇ~わ!アハハハ(≧▽≦)」



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 仕事帰り
 てつくんと待ち合わせ…

 いつもは
 誰が見てるか分からないから と言って
 並んで歩くことはしなかった

 なのに今日は
 改札出て、目が合った瞬間に
 駆け寄って来て 私を抱きしめた

「ちょっとっ!…見られちゃうよ!?」

「見られてもいい…」


 ギュッ…
 腕に力を入れた


 哲くんの様子が…違う
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