159 / 195
【第百五十九話】店長の後悔
しおりを挟む
店長室で頬杖をつき、しきりにため息をついている店長。
ディナーのラッシュの時間帯で、店はとても混雑している。
カウンターの上で、何分も料理が置いたままになっている。
キッチンからおてもやんが叫ぶ。
「店長!寝てないで料理運んでくださいよ!」
店長は力なく立ち上がり、カウンターの前まで歩いてくるが生気がない。
「どうしたんすか!ペットでも死んだんですか!」
「ペットが死んだなら仕方ないです。仕事に来てるのが奇跡です」とコマチちゃん。
「違うんだ」と応える店長。
「ロックフェスに誘われたんだけどな、歌うときに全裸になるなって言うから『冗談じゃねえ』って断っちゃったんだよ。俺、KAEDE少年団はじめてから脱がずに歌ったことないから」
「漢ですね」とおてもやん。
「知らないです」とコマチちゃん。
料理も持たずにへたり込む店長。
「脱がないって言えばよかったー」
ディナーのラッシュの時間帯で、店はとても混雑している。
カウンターの上で、何分も料理が置いたままになっている。
キッチンからおてもやんが叫ぶ。
「店長!寝てないで料理運んでくださいよ!」
店長は力なく立ち上がり、カウンターの前まで歩いてくるが生気がない。
「どうしたんすか!ペットでも死んだんですか!」
「ペットが死んだなら仕方ないです。仕事に来てるのが奇跡です」とコマチちゃん。
「違うんだ」と応える店長。
「ロックフェスに誘われたんだけどな、歌うときに全裸になるなって言うから『冗談じゃねえ』って断っちゃったんだよ。俺、KAEDE少年団はじめてから脱がずに歌ったことないから」
「漢ですね」とおてもやん。
「知らないです」とコマチちゃん。
料理も持たずにへたり込む店長。
「脱がないって言えばよかったー」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる