ようこそ、フルサトへ

あしたのムー

文字の大きさ
上 下
94 / 195

【第九十四話】ファミレスの店長室で

しおりを挟む
店長が店長室で真剣な表情をしている。
パソコンの横でノートを広げて、何やら呟きながら書いては消してを繰り返している。

「珍しく仕事してますわ」とヨコイさんが言うと、キッチンのおてもやんが「仕事じゃねえよ」と応える。
「ライブまでに新曲作らなきゃいけないんだと」

それ家でやらなきゃダメじゃないっすか、ちょっと説教してきますとヨコイさんは鼻息荒く店長室へ行くが、逆に店長から「今度のライブ、バリカン持ってきて客の前で坊主にしようと思うんだがどう思う?」と訊かれてたじろぐ。

「ぼ、坊主ですか」とヨコイさん。
「坊主だけはやめましょう。坊主だけわ」
店長は「いい案だと思ったんだがな」と言いつつ、ノートに書いた『ぼうず』の文字を横線で消した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

由紀と真一

廣瀬純一
大衆娯楽
夫婦の体が入れ替わる話

バレー部入部物語〜それぞれの断髪

S.H.L
青春
バレーボール強豪校に入学した女の子たちの断髪物語

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

処理中です...