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【第八十二話】ムーちゃん、原付をもらう
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ファミレスのキッチンでお皿を洗っているムーちゃん。
鉄板をオーブンに流している間に、おてもやんが話しかけてくる。
「ムーちゃんいつも歩きで大変じゃない?」
首を横に振るムーちゃん。
おてもやんが周りを気にしながらムーちゃんに近付く。
「実はな、最近ちょっと太っちゃって。自転車でバイト行けって嫁に言われてんだ」
おてもやんはコックコートの上からお腹の肉をつまんでみせる。
「だからムーちゃんに原付やるよ。バイトに来るのも楽になるぜ」
おてもやんはムーちゃんの肩を二回叩き、料理に戻った。
「(乗れるかな)」
鉄板をオーブンに流している間に、おてもやんが話しかけてくる。
「ムーちゃんいつも歩きで大変じゃない?」
首を横に振るムーちゃん。
おてもやんが周りを気にしながらムーちゃんに近付く。
「実はな、最近ちょっと太っちゃって。自転車でバイト行けって嫁に言われてんだ」
おてもやんはコックコートの上からお腹の肉をつまんでみせる。
「だからムーちゃんに原付やるよ。バイトに来るのも楽になるぜ」
おてもやんはムーちゃんの肩を二回叩き、料理に戻った。
「(乗れるかな)」
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