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【第四十九話】百虎隊の生き残り

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バイクの爆音が近付いてきて、近くで止まった。
止まった爆音は威圧的で、時に怒りを発散するような雄叫びを上げる。

「あいつら、また来やがったな」
ヨコイさんはそう言うと、店の外に出ていった。
「百虎隊の生き残りだよ。悪さはしないんだけど、とにかくうるさいんだよあいつら」
おてもやんが教えてくれる。

キッチンから顔を出すと、ガラスの向こうに百虎隊と対峙するヨコイさんが見えた。
声を張り上げているように見えるヨコイさん。
手を払って立ち去るように促すと、
百虎隊の面々はさっきと同じように威圧的な爆音を立てて走り去っていった。

戻ってくるヨコイさん。
「この先の牛丼屋なら文句言われないぞって教えといたわ」
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