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9.現地体験?
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彼に連れて来られたのは、いわゆるゲイバーだった。もちろん初めて訪問する。
(たしかにこれは現地体験、だな)
酒の勢いを借り、それでも少し緊張しつつドアをくぐる。しかし身構えた割に中は普通のバーと変わらない様相だった。
京介に続いてカウンター席に腰掛ける。四十代くらいの整った顔立ちをしたバーテンが会釈し、オーダーを促した。
「俺はジンフィズを。柊一くんは?」
「じゃあモスコミュールを」
ざっと周りを見渡しても皆お酒を飲みながら静かに話している。ゲイバーといえばもっと賑やかで、いかがわしい雰囲気だと勝手に思い込んでいた。
「どう? 割と普通でしょ」
「はい。なんか、思ってたのと違いました」
「現地に飛び込んでみないとわからない、だろ?」
柊一は頷いた。酒を飲んでいる客は皆男性だったが、至って普通の人達だ。あえて普通のバーとの違いを探そうとするならば、ルックスに気を遣っていてお洒落な人が多いところだろうか。
「どの方も……特にバーテンの方とかかっこいいですよね。雰囲気も落ち着いてて」
「かっこいい、か。彼みたいのが好み? ちょっと妬けるな」
「え、いや、そういう意味じゃ――」
「冗談だよ。それに彼はネコだから」
「猫?」
猫が好きって事だろうか。柊一はどちらかというと犬が好きかな……と先週の甘ったれた京介の姿を思い出す。
「まあ、そういうのはおいおい説明するよ」
その後しばらく話している間、何度か彼のスマホに着信が入っていた。彼はその度に無視していたのだが、急用なのか何度も鳴るので柊一の方が気になってしまって声をかけた。
「あの、電話さっきから……」
「いいんだよ。休日なんだし君といるんだから」
「でも急ぎの要件なら仕事優先してください。上司がつかまらないと困るのは俺もわかりますから」
「そう? 悪いね。じゃあすぐ戻るから」
彼は申し訳なさそうに外へ出て行った。この雰囲気なら一人でも気後れせずに待っていられそうだ。柊一はマスターに酒を追加で頼んだ。
すると一人の時間を楽しむつもりが、突然後ろ側から来た人物に話しかけられた。
「こんばんは」
「あ、こ、こんばんは」
誰かと話すことになると思わず少々びっくりして声が上ずった。話しかけてきたのは俳優かアイドルなのかというような整った顔の若い男だ。ベージュカラーのウェーブがかった髪が綺麗にセットされている。
「ねえねえ、いきなり話し掛けてごめんね。それってぜんぶ天然モノ? どこかいじってるの?」
「はい……?」
彼が自分の目元を指差している。テンネンモノって、何のことだ?
「目、瞑ってみて~」
言われて咄嗟に目を閉じた。
「うわ、ホンモノなんだ。すーげ。マツエクもしてないの?」
「マツエク? してないです」
(マツエクって、女の子がしてるまつ毛の付け毛のことだよな。そんなのするわけないのに……)
「俺はね、八十本やってる~。みてみて、すごい上手いんだよ担当さん」
「へえ、全然わからなかったです」
お世辞抜きに、自然で違和感が無い。今どきは男でもこういうのを付けたりするのか。
「お兄さん美形だね。天然でこれは羨ましいなぁ~」
「え、でも俺よりあなたの方がかっこいいじゃないですか。芸能人に話しかけられたのかと思ってびっくりしました。あ、もしかしてモデルさんとか……?」
服装もお洒落だしスタイルも良いので、本当にタレントかもしれないと思って柊一は尋ねた。すると彼が思い切り吹き出した。
「ウッソぉ! そんなこと言ってくれるのお兄さんだけだよ。俺のことはリョウって呼んで。お兄さんお名前は?」
「柊一です」
「シュウイチくんね。ねえマスター聞いた? ケイくんいない間に連れ帰ったら怒られるかなぁ」
するとマスターが「やめておいた方がいいんじゃないですか」と苦笑した。彼らと会話していると更にもう一人の男性がグラスを片手にやってきた。リョウとは反対隣にさりげなく腰掛けてくる。
「なんか楽しそうだから来ちゃった。ここいい?」
「ええ、どうぞ。俺の席じゃないですし……」
というか返事をする前に既にもう座っているじゃないか。
「あ。今、お前もう座ってるじゃんって思ったでしょ~?」
いかにも陽キャという感じの短髪の男だ。正直あまりこういうノリは得意ではない。しかし意外にもその後話してみると陽キャな彼とは話が合った。柊一はつまらない話でもすれば二人ともいなくなるだろうと考えて政治や経済など堅い話を振った。しかしチャラそうに見えて短髪の彼は経営者で、飲食店経営に関わる条例などに対して意見を語ってくれた。
女の子相手だと間違いなく引かれてうんざりされる話題にも楽しげに付き合ってくれる。経営以外にも家電の話、SF映画や昔見たロボットアニメの話でも盛り上がった。
柊一の男友達は集まると女の子の話やつまらない自慢話ばかりしてくる。だから男同士であまりこういう話をした事がなかった。
一方で柊一の家族は母と歳の離れた二十三歳の妹。現在柊一は一人暮らしをしているが、大学に進学するまでは祖母も一緒に実家で暮らしていた。
妹が生まれてすぐに両親は離婚したので、長い間柊一は女家族の中に身を置いていた。それで、女性に気を遣って過ごすことがごく当たり前になっていた。
(ゲイバーで過ごすのがこんなに楽しいなんて意外だった。男だけで女性を気にせず過ごすのってこんなに気楽なんだ……)
「柊一くん、グラス空っぽだよ~! ほい、これ飲んで!」
「ありがとうございます。頂きます」
受け取ったグラスをあおると、思いの外アルコール度数が高くて喉が焼けた。
(なんだ、これ?)
「アハハ! も~敬語いらないよ。なんでそんなキラッキラな見た目なのにバカ丁寧なのぉ~? 柊一くんて見た目と違って面白いよね」
「……面白い?」
見た目と違うと言われて悲しい気分にならなかったのは初めてかもしれない。この店に来て感じたのはいずれも良い意味での驚きだった。
(夏帆ちゃんの言う通り、男相手の方が上手くいくってこういうことなのかな……?)
そう思ったとき突然後ろから肩を掴まれた。
「随分楽しそうじゃないか?」
京介が電話を終えて戻ってきたのだ。
「あ……電話大丈夫でしたか?」
「もう大丈夫だよ。柊一くんは俺といるより二人との方が盛り上がってるみたいだね」
「いえ、そんなことは――」
仕事でトラブルでもあったのか、京介は先程より若干機嫌が悪そうだった。
「楽しそうなところ悪いけど、そろそろ出よう」
腕を引かれてスツールから立ち上がる。するとさっきまで話していた二人がこちらを見て肩をすくめた。
「ごめんね~。ケイくんいなくてシュウイチくん寂しそうだったから話し相手になってただけ~」
「どうだろうな」
京介は素っ気なく答えて会計を済ませた。さっきの店でも「こっちが誘ったから」と支払いをさせてもらえなかったのでここは俺が、と言いたかったが視線で制された。
店を出て彼について行くと京介はそのままタクシーに乗り込んだ。当然のように彼が奥の席に詰めたので空いたスペースに座ると、京介は自宅の住所を告げた。ここからだと途中で柊一の家の付近を通ることになる。
「あの……俺はどうしたら……」
「うちで飲み直そう」
(たしかにこれは現地体験、だな)
酒の勢いを借り、それでも少し緊張しつつドアをくぐる。しかし身構えた割に中は普通のバーと変わらない様相だった。
京介に続いてカウンター席に腰掛ける。四十代くらいの整った顔立ちをしたバーテンが会釈し、オーダーを促した。
「俺はジンフィズを。柊一くんは?」
「じゃあモスコミュールを」
ざっと周りを見渡しても皆お酒を飲みながら静かに話している。ゲイバーといえばもっと賑やかで、いかがわしい雰囲気だと勝手に思い込んでいた。
「どう? 割と普通でしょ」
「はい。なんか、思ってたのと違いました」
「現地に飛び込んでみないとわからない、だろ?」
柊一は頷いた。酒を飲んでいる客は皆男性だったが、至って普通の人達だ。あえて普通のバーとの違いを探そうとするならば、ルックスに気を遣っていてお洒落な人が多いところだろうか。
「どの方も……特にバーテンの方とかかっこいいですよね。雰囲気も落ち着いてて」
「かっこいい、か。彼みたいのが好み? ちょっと妬けるな」
「え、いや、そういう意味じゃ――」
「冗談だよ。それに彼はネコだから」
「猫?」
猫が好きって事だろうか。柊一はどちらかというと犬が好きかな……と先週の甘ったれた京介の姿を思い出す。
「まあ、そういうのはおいおい説明するよ」
その後しばらく話している間、何度か彼のスマホに着信が入っていた。彼はその度に無視していたのだが、急用なのか何度も鳴るので柊一の方が気になってしまって声をかけた。
「あの、電話さっきから……」
「いいんだよ。休日なんだし君といるんだから」
「でも急ぎの要件なら仕事優先してください。上司がつかまらないと困るのは俺もわかりますから」
「そう? 悪いね。じゃあすぐ戻るから」
彼は申し訳なさそうに外へ出て行った。この雰囲気なら一人でも気後れせずに待っていられそうだ。柊一はマスターに酒を追加で頼んだ。
すると一人の時間を楽しむつもりが、突然後ろ側から来た人物に話しかけられた。
「こんばんは」
「あ、こ、こんばんは」
誰かと話すことになると思わず少々びっくりして声が上ずった。話しかけてきたのは俳優かアイドルなのかというような整った顔の若い男だ。ベージュカラーのウェーブがかった髪が綺麗にセットされている。
「ねえねえ、いきなり話し掛けてごめんね。それってぜんぶ天然モノ? どこかいじってるの?」
「はい……?」
彼が自分の目元を指差している。テンネンモノって、何のことだ?
「目、瞑ってみて~」
言われて咄嗟に目を閉じた。
「うわ、ホンモノなんだ。すーげ。マツエクもしてないの?」
「マツエク? してないです」
(マツエクって、女の子がしてるまつ毛の付け毛のことだよな。そんなのするわけないのに……)
「俺はね、八十本やってる~。みてみて、すごい上手いんだよ担当さん」
「へえ、全然わからなかったです」
お世辞抜きに、自然で違和感が無い。今どきは男でもこういうのを付けたりするのか。
「お兄さん美形だね。天然でこれは羨ましいなぁ~」
「え、でも俺よりあなたの方がかっこいいじゃないですか。芸能人に話しかけられたのかと思ってびっくりしました。あ、もしかしてモデルさんとか……?」
服装もお洒落だしスタイルも良いので、本当にタレントかもしれないと思って柊一は尋ねた。すると彼が思い切り吹き出した。
「ウッソぉ! そんなこと言ってくれるのお兄さんだけだよ。俺のことはリョウって呼んで。お兄さんお名前は?」
「柊一です」
「シュウイチくんね。ねえマスター聞いた? ケイくんいない間に連れ帰ったら怒られるかなぁ」
するとマスターが「やめておいた方がいいんじゃないですか」と苦笑した。彼らと会話していると更にもう一人の男性がグラスを片手にやってきた。リョウとは反対隣にさりげなく腰掛けてくる。
「なんか楽しそうだから来ちゃった。ここいい?」
「ええ、どうぞ。俺の席じゃないですし……」
というか返事をする前に既にもう座っているじゃないか。
「あ。今、お前もう座ってるじゃんって思ったでしょ~?」
いかにも陽キャという感じの短髪の男だ。正直あまりこういうノリは得意ではない。しかし意外にもその後話してみると陽キャな彼とは話が合った。柊一はつまらない話でもすれば二人ともいなくなるだろうと考えて政治や経済など堅い話を振った。しかしチャラそうに見えて短髪の彼は経営者で、飲食店経営に関わる条例などに対して意見を語ってくれた。
女の子相手だと間違いなく引かれてうんざりされる話題にも楽しげに付き合ってくれる。経営以外にも家電の話、SF映画や昔見たロボットアニメの話でも盛り上がった。
柊一の男友達は集まると女の子の話やつまらない自慢話ばかりしてくる。だから男同士であまりこういう話をした事がなかった。
一方で柊一の家族は母と歳の離れた二十三歳の妹。現在柊一は一人暮らしをしているが、大学に進学するまでは祖母も一緒に実家で暮らしていた。
妹が生まれてすぐに両親は離婚したので、長い間柊一は女家族の中に身を置いていた。それで、女性に気を遣って過ごすことがごく当たり前になっていた。
(ゲイバーで過ごすのがこんなに楽しいなんて意外だった。男だけで女性を気にせず過ごすのってこんなに気楽なんだ……)
「柊一くん、グラス空っぽだよ~! ほい、これ飲んで!」
「ありがとうございます。頂きます」
受け取ったグラスをあおると、思いの外アルコール度数が高くて喉が焼けた。
(なんだ、これ?)
「アハハ! も~敬語いらないよ。なんでそんなキラッキラな見た目なのにバカ丁寧なのぉ~? 柊一くんて見た目と違って面白いよね」
「……面白い?」
見た目と違うと言われて悲しい気分にならなかったのは初めてかもしれない。この店に来て感じたのはいずれも良い意味での驚きだった。
(夏帆ちゃんの言う通り、男相手の方が上手くいくってこういうことなのかな……?)
そう思ったとき突然後ろから肩を掴まれた。
「随分楽しそうじゃないか?」
京介が電話を終えて戻ってきたのだ。
「あ……電話大丈夫でしたか?」
「もう大丈夫だよ。柊一くんは俺といるより二人との方が盛り上がってるみたいだね」
「いえ、そんなことは――」
仕事でトラブルでもあったのか、京介は先程より若干機嫌が悪そうだった。
「楽しそうなところ悪いけど、そろそろ出よう」
腕を引かれてスツールから立ち上がる。するとさっきまで話していた二人がこちらを見て肩をすくめた。
「ごめんね~。ケイくんいなくてシュウイチくん寂しそうだったから話し相手になってただけ~」
「どうだろうな」
京介は素っ気なく答えて会計を済ませた。さっきの店でも「こっちが誘ったから」と支払いをさせてもらえなかったのでここは俺が、と言いたかったが視線で制された。
店を出て彼について行くと京介はそのままタクシーに乗り込んだ。当然のように彼が奥の席に詰めたので空いたスペースに座ると、京介は自宅の住所を告げた。ここからだと途中で柊一の家の付近を通ることになる。
「あの……俺はどうしたら……」
「うちで飲み直そう」
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