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20.千景、日本へ行く(1)
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ぐずぐずしてても仕方がない。
僕は二人が帰った後、すぐに荷物をまとめて空港へ向かった。
コンサートで遠征することも多いため、荷造りは慣れている。
今回は滉一に会って話すだけだから一泊の予定だし、荷物は小型のスーツケース一つで十分だ。
仁川空港へ向かい、一番早い時間のチケットを取る。羽田空港に着いて、電車と徒歩で夕方には滉一のオフィスにたどり着いた。
何も考えずにただ勢いで来てしまったけど、巨大なビルを見上げるとここが大学生の自分には場違いな気がして足がすくんだ。
――でももう後には引けない。
入り口からエントランスホールへ入り、受付の女性に話しかける。
「すみません。國重社長にお会いしたいのですが……」
「こんにちは。アポイントを取られた方のお名前と約束の時間をお伺いしてよろしいでしょうか」
「え、あ、あの、約束はしてなくて……」
女性の笑顔は1ミリも動かなかったが、一瞬の間があった。
「それですと、申し訳ございませんがすぐにはお取次ぎ致しかねます。まずはこちらの社長秘書室までご連絡下さい」
そう言って彼女はいくつか電話番号の書かれたカードの中の一つに丸をつけてくれた。
「すみません、急いでるんです。僕韓国から来て、時間がなくて……」
「大変申し訳ございません。お電話でアポイントを取って頂いてからもう一度いらして下さい」
彼女はにこっと微笑み「お待ちしております」と僕に頭を下げた。もう話すことはないという顔で彼女は僕の後ろにいた別の男性に「お待たせいたしました」と声を掛けた。
ここで粘ってもだめだ。渋々諦めて、エントランスホールに配置された椅子に腰掛けた。
――そりゃそうだよな……。
実はここに来る前に「日本に行くから会って話がしたい」と滉一に連絡してみたけど、既読にもならなかった。おそらくブロックされているのだろう。
電話しても無駄だと思いつつ、一か八かに掛けて僕は秘書室に電話をしてみた。
結果はあっけなくお断り――。
僕の名前を名乗っただけで秘書がためらう様子も見せずに面会を拒否してきた。滉一に確認するまでもなく、あらかじめ秘書室には僕の出禁通達がされていたんだろう。
「はぁ……あとは待つしかないか」
僕はエントランスで「出待ち」して滉一が通るタイミングを狙うことにした。
◇
それから数時間が経ったが、滉一は降りてこない。もしかすると地下の駐車場から直接車に乗る可能性もある。
今日ビルが閉まるまで待ってダメなら、イジュンに聞いて自宅へ押しかけようか――そう思った時。
エレベーターからスーツの男性が数人降りてきた、その中に一際目を引く長身の美男子を見つけて僕は立ち上がった。
「滉一さん……!」
小さく叫んだのに彼が気づいた。しかしチラッと視線をよこしたかと思うと何もなかったかのように歩いて通り過ぎようとする。
「待ってください。滉一さん! 話を聞いてください」
彼の前に立ち塞がって僕は訴えた。
「僕は弟さんに言われてあなたに接触したわけじゃないんです。証拠もあります! だから、話だけでも――」
滉一は冷たい目でこちらを見下ろして言う。
「君が弟の恋人だろうがそうじゃなかろうがもう関係ない。既に別の縁談を進めているから、君のお父さんには諦めるように伝えておいてくれ」
「あ……」
――うそ。もう別の人と……?
嫌われたかもしれないとは思ったけど、まさか他の人がいるとは考えていなくて愕然とする。
「ここは子どもの来るところじゃない。それに、次俺の前に現れたら法的措置を取ると伝えたはずだ」
彼は今度こそ僕に背を向けて歩いていってしまう。なんとしてでも誤解だけは解きたいと思ってここまで来たのに、既に別の縁談が進んでいるということにショックを受けて体が動かなくなってしまった。
――滉一さん……。
結局話すら聞いて貰えなかった――そう思いつつ彼の背中を見つめていると、正面入口からやってきた人物が滉一の行手を阻んだ。
「久しぶり、兄さん」
サングラスとマスクで顔を隠しているが、派手な金髪と並外れたスタイルが一般人ではないと語っている。滉一も予想外の人物を目の前にして若干動揺しているようだった。
「……潤二か?」
――え、なんでイジュンが!?
退勤時刻を過ぎていてエントランスホールは帰宅する社員であふれていた。その中でイジュンに気づいた社員が「うそ、あれって……」とつぶやく。韓国国内ほど知名度はないが、それでも知っている人は知っている。
次第にざわつき始めた周囲を見て滉一が眉をひそめる。
「仕方ないな――坂本くん、今夜の会食はキャンセルすると林会長に伝えてくれ。君はこのまま退勤して構わない。お疲れ」
「かしこまりました。お疲れ様です社長」
秘書らしき人物は頭を下げて静かに立ち去った。
「騒ぎになる前にここを出るぞ」
滉一がそう言って外へ出たので僕たちも後を追った。
◇
僕たち――僕とイジュンとミンジェ――は滉一が所有するビルに連れてこられた。彼は6階のバーを貸切にするよう車内で電話をして指示を出していた。
クラシカルな内装の室内には年代物のビリヤード台が置かれている。
滉一は飲み物を持ってくるように言いつけてから革張りのソファに腰掛けた。
カウンターからボーイが氷とグラス、酒のボトルを数種類持って現れる。何を飲むかとボーイに尋ねられたが、滉一は自分でやるからと断ってボーイを下がらせた。
彼は4つのグラスに氷を乱暴に放り込み、ウィスキーを入れてマドラーでかき混ぜる。さらに氷と水を注いで荒っぽくかき混ぜ、各自の前に差し出した。
「ようこそ日本へ」
滉一は杯を上げ、こちらのことなど気にもせずに酒をあおる。
そこへ先ほどのボーイがやってきて、チーズやピンチョスなどのつまみをテーブルに並べていく。
「もうここはいいから下がっていろ」
「失礼いたしました、ごゆっくりどうぞ」
ボーイが消えたのを見届けてまた滉一はグラスに酒を注いだ。
「で? 詐欺集団が勢揃いで俺をどうするつもりだ?」
「詐欺だなんて――!」
「兄さん、俺に関する報道を抑えてくれたのは感謝してる。だけど勘違いしないでくれ、俺はこっちに戻ってくる気はない」
「ほう、それを信じろと? 俺の好みまで探って、自分の息のかかったオメガを娶らせようとしたくせに」
僕は黙っていられずに口を挟む。
「違います! 僕はただのZ-Touchファンなんです」
「君は黙っていてくれ」
「でも――」
「それで、潤二。帰ってくる気のない日本にわざわざやってきたのはなぜなんだ?」
滉一はグラスを持ったまま背もたれによりかかり、足を組んだ。
――なんだよ、滉一さん僕には話しすらさせてくれない……。
「千景くんと俺は関係ないって説明しに来たに決まってるだろ。兄さん、フェロモンでばればれだよ。千景くんにまだ未練たらたらだろ?」
「黙れ、お前は千景と俺を結婚させて、國重グループを裏から操ろうとしてるんだろう」
「おいおい、そんなのドラマの見過ぎだよ! 俺はさっきはじめて千景くんと会ったんだ」
それを聞いて僕はぎょっとした。
「ちょっと待ってくださいよ!」
「え?」と三人の男たちが僕の方を見た。
「それは聞き捨てならないです。パク・イジュン氏」
「は? 俺?」
イジュンが戸惑った表情でこちらを見ている。
「今あなた僕と『さっきはじめて会った』とおっしゃいました?」
「だって、そうだろ」
「酷い! この前僕にウィンクしてくれたじゃないですかっ! ハグもしたことあるのに!!」
「はぁ……?」
僕は二人が帰った後、すぐに荷物をまとめて空港へ向かった。
コンサートで遠征することも多いため、荷造りは慣れている。
今回は滉一に会って話すだけだから一泊の予定だし、荷物は小型のスーツケース一つで十分だ。
仁川空港へ向かい、一番早い時間のチケットを取る。羽田空港に着いて、電車と徒歩で夕方には滉一のオフィスにたどり着いた。
何も考えずにただ勢いで来てしまったけど、巨大なビルを見上げるとここが大学生の自分には場違いな気がして足がすくんだ。
――でももう後には引けない。
入り口からエントランスホールへ入り、受付の女性に話しかける。
「すみません。國重社長にお会いしたいのですが……」
「こんにちは。アポイントを取られた方のお名前と約束の時間をお伺いしてよろしいでしょうか」
「え、あ、あの、約束はしてなくて……」
女性の笑顔は1ミリも動かなかったが、一瞬の間があった。
「それですと、申し訳ございませんがすぐにはお取次ぎ致しかねます。まずはこちらの社長秘書室までご連絡下さい」
そう言って彼女はいくつか電話番号の書かれたカードの中の一つに丸をつけてくれた。
「すみません、急いでるんです。僕韓国から来て、時間がなくて……」
「大変申し訳ございません。お電話でアポイントを取って頂いてからもう一度いらして下さい」
彼女はにこっと微笑み「お待ちしております」と僕に頭を下げた。もう話すことはないという顔で彼女は僕の後ろにいた別の男性に「お待たせいたしました」と声を掛けた。
ここで粘ってもだめだ。渋々諦めて、エントランスホールに配置された椅子に腰掛けた。
――そりゃそうだよな……。
実はここに来る前に「日本に行くから会って話がしたい」と滉一に連絡してみたけど、既読にもならなかった。おそらくブロックされているのだろう。
電話しても無駄だと思いつつ、一か八かに掛けて僕は秘書室に電話をしてみた。
結果はあっけなくお断り――。
僕の名前を名乗っただけで秘書がためらう様子も見せずに面会を拒否してきた。滉一に確認するまでもなく、あらかじめ秘書室には僕の出禁通達がされていたんだろう。
「はぁ……あとは待つしかないか」
僕はエントランスで「出待ち」して滉一が通るタイミングを狙うことにした。
◇
それから数時間が経ったが、滉一は降りてこない。もしかすると地下の駐車場から直接車に乗る可能性もある。
今日ビルが閉まるまで待ってダメなら、イジュンに聞いて自宅へ押しかけようか――そう思った時。
エレベーターからスーツの男性が数人降りてきた、その中に一際目を引く長身の美男子を見つけて僕は立ち上がった。
「滉一さん……!」
小さく叫んだのに彼が気づいた。しかしチラッと視線をよこしたかと思うと何もなかったかのように歩いて通り過ぎようとする。
「待ってください。滉一さん! 話を聞いてください」
彼の前に立ち塞がって僕は訴えた。
「僕は弟さんに言われてあなたに接触したわけじゃないんです。証拠もあります! だから、話だけでも――」
滉一は冷たい目でこちらを見下ろして言う。
「君が弟の恋人だろうがそうじゃなかろうがもう関係ない。既に別の縁談を進めているから、君のお父さんには諦めるように伝えておいてくれ」
「あ……」
――うそ。もう別の人と……?
嫌われたかもしれないとは思ったけど、まさか他の人がいるとは考えていなくて愕然とする。
「ここは子どもの来るところじゃない。それに、次俺の前に現れたら法的措置を取ると伝えたはずだ」
彼は今度こそ僕に背を向けて歩いていってしまう。なんとしてでも誤解だけは解きたいと思ってここまで来たのに、既に別の縁談が進んでいるということにショックを受けて体が動かなくなってしまった。
――滉一さん……。
結局話すら聞いて貰えなかった――そう思いつつ彼の背中を見つめていると、正面入口からやってきた人物が滉一の行手を阻んだ。
「久しぶり、兄さん」
サングラスとマスクで顔を隠しているが、派手な金髪と並外れたスタイルが一般人ではないと語っている。滉一も予想外の人物を目の前にして若干動揺しているようだった。
「……潤二か?」
――え、なんでイジュンが!?
退勤時刻を過ぎていてエントランスホールは帰宅する社員であふれていた。その中でイジュンに気づいた社員が「うそ、あれって……」とつぶやく。韓国国内ほど知名度はないが、それでも知っている人は知っている。
次第にざわつき始めた周囲を見て滉一が眉をひそめる。
「仕方ないな――坂本くん、今夜の会食はキャンセルすると林会長に伝えてくれ。君はこのまま退勤して構わない。お疲れ」
「かしこまりました。お疲れ様です社長」
秘書らしき人物は頭を下げて静かに立ち去った。
「騒ぎになる前にここを出るぞ」
滉一がそう言って外へ出たので僕たちも後を追った。
◇
僕たち――僕とイジュンとミンジェ――は滉一が所有するビルに連れてこられた。彼は6階のバーを貸切にするよう車内で電話をして指示を出していた。
クラシカルな内装の室内には年代物のビリヤード台が置かれている。
滉一は飲み物を持ってくるように言いつけてから革張りのソファに腰掛けた。
カウンターからボーイが氷とグラス、酒のボトルを数種類持って現れる。何を飲むかとボーイに尋ねられたが、滉一は自分でやるからと断ってボーイを下がらせた。
彼は4つのグラスに氷を乱暴に放り込み、ウィスキーを入れてマドラーでかき混ぜる。さらに氷と水を注いで荒っぽくかき混ぜ、各自の前に差し出した。
「ようこそ日本へ」
滉一は杯を上げ、こちらのことなど気にもせずに酒をあおる。
そこへ先ほどのボーイがやってきて、チーズやピンチョスなどのつまみをテーブルに並べていく。
「もうここはいいから下がっていろ」
「失礼いたしました、ごゆっくりどうぞ」
ボーイが消えたのを見届けてまた滉一はグラスに酒を注いだ。
「で? 詐欺集団が勢揃いで俺をどうするつもりだ?」
「詐欺だなんて――!」
「兄さん、俺に関する報道を抑えてくれたのは感謝してる。だけど勘違いしないでくれ、俺はこっちに戻ってくる気はない」
「ほう、それを信じろと? 俺の好みまで探って、自分の息のかかったオメガを娶らせようとしたくせに」
僕は黙っていられずに口を挟む。
「違います! 僕はただのZ-Touchファンなんです」
「君は黙っていてくれ」
「でも――」
「それで、潤二。帰ってくる気のない日本にわざわざやってきたのはなぜなんだ?」
滉一はグラスを持ったまま背もたれによりかかり、足を組んだ。
――なんだよ、滉一さん僕には話しすらさせてくれない……。
「千景くんと俺は関係ないって説明しに来たに決まってるだろ。兄さん、フェロモンでばればれだよ。千景くんにまだ未練たらたらだろ?」
「黙れ、お前は千景と俺を結婚させて、國重グループを裏から操ろうとしてるんだろう」
「おいおい、そんなのドラマの見過ぎだよ! 俺はさっきはじめて千景くんと会ったんだ」
それを聞いて僕はぎょっとした。
「ちょっと待ってくださいよ!」
「え?」と三人の男たちが僕の方を見た。
「それは聞き捨てならないです。パク・イジュン氏」
「は? 俺?」
イジュンが戸惑った表情でこちらを見ている。
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