仮 止

其の九 淫獄転生 其の止 女王蜘蛛 其の蜂

　……やがて、村の迷子の女児達を泣き止ませた、長い黒髪の隼少女は、四つん這いに為り、一頭の若い雌虎の姿に変身したのです。
　……其の、虎に引率されて村に戻った、女傑族（アマゾネス）の猫耳女児達は、全員無事に母親達の元に戻ったのでした。

　……やがて、雌猿の妹も、時間に為って村に戻って来たのです。
　……そして、村の女児達が母親に折檻される泣き声が、其の女傑族（アマゾネス）の村中に響いたのでした。

　……処で、通常は狼女の様に、半獣人達は人間の姿から、一種類の動物の姿にのみ変身出来たのです。
　……処が、そんな半獣人達の数百万人に一人だけ、複数の動物の姿に変身出来る、複雑種（キマイラ）が産まれて来たのでした。
　……実は、隼虎少女と雌猿少女の姉妹の家系は、そんな複雑種を数多く産んで来た、特殊な血筋だったのです。
　……姉妹の母親は、既に十数人もの兄弟姉妹を産んでいたのでした。

　……そして、更に、実は雌猿に変身した妹の方も、実は、本当は弟だったのです。
　……つまり、其の少年は、雌猿と少女の姿に変身出来る、複雑種の男の子だったのでした。
　……少年は、幼児の時に、猿と少女への複雑種変身を確認されてから、呪術去勢されて、自分の意思では少年の姿に戻れ無くされて仕舞ったのです。
　……そして、常に女児の姿で、妹として姉妹達と育てられていたのでした。

　……処で、そんな妹の、複雑種変身の少女から少年の姿に戻る為の、呪術去勢を一時的に解除する手段が、幼い妹を性的に刺激し続けて、性的絶頂（オルガズム）させる事だったのです。
　……つまり、其の少年は、女傑族（アマゾネス）の村の女戦士達の幼い性的玩具として、毎夜順番に、交代で貸し出されていたのでした。