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synthesizer (Euro rack)
XAOC Devices ※Batumi(4ch-LFO)
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XAOC Devices
Sofia
\77,900 (税抜 \70,818)
ユニークな波形生成方式による幅広いサウンドパレットを持ったアナログオシレーター
Analog Oscillator LFO
Format: Eurorack
Width: 24HP
Depth: 30mm
Current: 90mA@+12V, 80mA@-12V
Manual Pdf (English)
※ Sofiaは、独自の波形生成原理に基づく特別なアナログ・オシレーターです。
三角波のオシレーターコア、2つの精巧なウェーブ・シェイピングとモジュレーション・セクションを備えるSofiaのサウンドは、温かくサチュレーションした基音成分と、2つのリップル成分により合成されます。
リップルによる音声合成はフォルマントシンセシスの一種です。
この手法においては、オシレーターコアによりトリガーされるリップルのパラメータを、周波数ドメインでなく時間ドメインでコントロールすることで、ピッチ変化の際に生楽器に近い音色変化特性を生み出すことが可能です。
メイン出力信号に加えて、Sofiaではサウンド個々の成分へのアクセス、および極めて柔軟なセルフパッチと出力波形のアニメーションを可能にする幅広いモジュレーション入力が提供されます。
作成可能なサウンドの幅は驚くほど広大であり、引き裂かれるようなハードシンク効果から木製の打楽器音、温かくファジーで、輝きを持つサイン波のような進化するサウンドまで、特定の種類に限定されません。
Sofiaの動作原理
Sofiaは、FOF(fonction d'onde formantique)と呼ばれるフォルマント・サウンドのシンセシスに用いられる、古典的なコンピューター・ミュージックの手法を実装および拡張します。
これはシンプルな時間領域のコンポーネント(サイン波の減衰:ここではリップルと呼びます)の組み合わせを使用することで、目的のスペクトル特性を実現します。
Sofiaでは、2系列のリップルが基音に追加されます。
新規リップル要素のペアは、基音がサイクルするたびに生み出され、これらの波紋の密度と減衰率は幅広く調整できます。
また、これらの要素の密度をサイクル内で加速または減速させるよう、各要素を歪めること(ワープ)も可能で、それぞれの基本波形をサイン波状のものと矩形波状のものとで切り替え、さらに豊かなサウンドを得ることもできます。
生成される信号には散開する周波数が存在するように見えますが、全ての要素はコアからシェイピングされた波形であり位相が揃っているため、正確な調和状態となります。
Interface
FOFシンセシスについて
古典的なFOF合成技術は、X. Robetによって1980年代に提唱されたもので、当時は高価であったデジタル・フィルターの実装に頼ることなく、ヴォーカルのようなフォルマントの時間領域での効果的な合成を実現しました。Robetは、声道の複雑な応答を、喉頭からの空気圧の各パルスに応答して減衰する正弦波トーン(リップル)を生成する、並列のアコースティック・レゾナント・フィルターに分解できる可能性を見出しました。
減衰する正弦波の密度と減衰率、フォルマントの周波数位置とスペクトル幅には直接的な関係があります。
モジュレーションとセルフパッチング
Sofiaは単体でも、生楽器のような、木製のような、有機的な、または動物のような幅広いサウンドから、高く、ファジーで、明るいサウンドまで合成できますが、複数のCV入力を介してアニメーション化することで、その能力を最大限に発揮します。
Xaoc Devices Zadarのエンヴェロープのような複雑なモジュレーション信号、オーディオ信号、またはホワイトノイズを様々なパラメータ変調にパッチすることで、サウンドに全く新しい次元を加えることができます。
また、Sofiaの個別出力から2つの要素間の入力を利用したセルフパッチを実験することで、そのサウンドは未知の領域に到達します。
XAOC Devices
Koszalin
\53,900 (税抜 \49,000)
電圧コントロール可能なデジタルステレオフリーケンシーシフタ―
Effect Device
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 43mm
Current: 140mA@+12V, 30mA@-12V
Manual Pdf (English)
※ Koszalinは、最大+/-5kHzまでの準多項式および線形の周波数変調と、電圧コントロール可能な完全なステレオ・フィードバックを提供する、2入力4出力、フルステレオ設計のフリーケンシー・シフターです。
信号のスペクトルを直線的に変化させる周波数シフティングを実行することで、あらゆる種類の無調の音を作成できます。
これはピッチ・シフトとして知られる周波数スケーリングとは異なるもので、周波数シフトと深いフィードバックによって生じる複雑な位相キャンセル・パターンが、壮観なバーバーポール効果を生成します。
Koszalinでは、フィードバックの量、ルーティング、応答をそれぞれダイレクトにコントロール可能で、あらゆるステレオ・オーディオ信号に対する周波数変調を容易にする、リニア・スルーゼロFM入力も搭載します。
Interface
周波数シフトについて
デジタルでもアナログでも、Frequency Shiftは、対象となる信号を構成する各倍音に対して、等しいHz数だけ周波数を変更することで、信号のすべてのスペクトル成分に影響を与える処理です。
例えば、入力が1kHzの周期的な波形の場合、通常この信号には1kHzの成分のほかに2kHz, 3kHz, 4kHz等の倍音が含まれます。
この信号を200Hzシフトした場合、結果の信号には1.2kHz, 2.2kHz, 3.2kHz, 4.2kHz...となるため、元の倍音関係が崩れます。
これは新規の成分が元の周波数の倍数でないことを意味し、信号は非調和で非周期的となります。
これは周波数を同じ係数でスケーリングする(テープを早めるような)ピッチシフトとは大きく異なる効果です。
例えば、係数1.2を適用した場合の結果は1.2kHz, 2.4kHz, 3.6kHz, 4.8kHz..となり、ピッチが異なるだけで、1倍、2倍、3倍、4倍...の調和的な倍音関係は保っています。
技術的には、周波数のシフトは「シングル・サイド・バンド(SSB)モジュレーション」によって実現されます。これはリング・モジュレーションとも呼ばれる単純な乗算よりもはるかに複雑です。
単純なリングモジュレーションでは、周波数が加算された成分と減算された成分がまじりあうからです。
SSBでは乗算された信号を、周波数が上にシフトした信号と下にシフトした信号に分けます。
これは複雑なフィルタリング、位相の回転、および直交変調によって得られるもので、アナログで行う場合は非常に複雑になりますが、DSPで比較的容易に実現できます。
フィードバックの効果
周波数シフトされた信号をシフターの入力に戻すと、信号の一部が複数回シフトされることで段階状に連続する一連のシフトを作成します。
シフトがわずかな場合、非常に深い、レゾナント・フランジャーに似たコム(櫛型の)応答が作成されます。
位相の打ち消し合いは時間的・周波数的に移動するリップル(波紋)を作成し、壮大なバーバーポール効果を生み出します。
また、フロントパネル左上のREGENスイッチを介して、3種類のフィードバック構成を利用できます。
左および中央位置の設定では、それぞれシフトダウンされた信号とシフトアップされた信号のステレオ出力ペアから作成されたフィードバックを選択できます。
スイッチが右位置ではCOMBIの設定となり、左チャンネルはシフトダウン出力から、右チャンネルはシフトアップ出力からの信号を組み合わせます。
COMBIフィードバック設定は、両ステレオチャンネルを直列にパッチングする際に便利です。
負極の周波数(Thru Zero FM)
円周上を1分間にX回転する点があるとします。
これを一次元で観察すると、X/60Hzの周波数で正弦波的に振動しています(1分間=60秒)。
円の速度を下げると、周波数は0Hzに向かって減少しますが、円を止めて方向を変えた場合、周波数は再び上昇し始め、負の周波数値に向かいます。
このゼロ交差が、スルーゼロFMのサウンドが正極のみのFMと異なる理由です。
負の値を増加させることによる周波数シフトには、ある時点で元の周波数がゼロに近づき、それを超え、再び増加し始めるという特徴的な効果があります。
例えば、入力信号の周波数が300Hzの場合、SHIFTノブを反時計回りに-300Hzの位置、つまりx10スイッチを有効にした状態で30にすると(UP SHIFTED OUT出力を使用)、元の周波数が補正され、結果は0Hz(300-300=0)になります。
この点を超えると、周波数用のCVはマイナスに向かっているにもかかわらず、周波数は増加しているように聞こえます。
※サインポール錯視 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org › wiki › サインポール錯視
動く物に対する人の脳の視覚処理には偏りがあることを示すものである。
バーバーポール錯視(barberpole illusion、床屋のポールの錯視)ともいう。
図1: サインポール錯視 ...
XAOC Devices
Timiszoara
\56,900 (税抜 \51,727)
カスタムエフェクトも使用可能。24-bit, Spin FV-1チップに基づくステレオDSPエフェクトプロセッサ
Delay / Chorus / Flanger Distortion Effect Device Phaser Pitch Shifter Reverb Stereo / Panning
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 43mm
Current: 120mA@+12V, 45mA@-12V
Manual Pdf (English)
Program Chart PDF
※ Timiszaoaraは、電圧コントロール可能なユーロラック用のステレオ・マルチエフェクト・プロセッサーです。使用しているSpin Semiconductor社のFV-1のオープン・アーキテクチャにより、カスタムデザインのエフェクト/機能のアルゴリズムを追加し、microSDカード上の仮想カートリッジに整理して、ライブラリ形式で使用することができます。
アルゴリズムごとに3つまでのパラメータを電圧でコントロール
低ノイズ設計、電圧コントロール対応のアナログ・ドライ/ウェット・ミキサー
視認性に優れたOLEDスクリーン
MicroSDカード・スロットをフロンパネルに装備
電圧コントロールでアルゴリズムを選択
Interface
MENU NAVIGATION
通常の操作では、エンコーダーを回すことで現在ロードされている最大8つのプログラムのバンクからエフェクトプログラムを選択します。
A: バンク内のプログラムの位置番号
B: プログラム名
C: プログラムの3つのパラメータ名
D: プログラムが現在アクティブであることを示すアイコン
E: 現在のバンク名
プログラムは、エンコーダーをクリックして選択を確定することで初めてロードされます。
エンコーダーを1秒間押し続けることで、各フォルダが一つのバンクに対応するフォルダのリストとして、メモリーカードの内容を表示します。
F: バンクが現在アクティブであることを示すアイコン
G: バンクに入ります
H: 固定のSpin FV-1内蔵バンク
リストの最後にはキャンセルのオプションがあり、これを選択することで最後に読み込まれたバンクに戻ることができます。
エンコーダーをクリックすることで選択を確定します。
スロットにSDカードが挿入されていない場合、利用できるオプションはSPIN DEMOとCANCELの2つのみとなります。
Spinチップの内蔵バンクであるSPIN DEMOは、モジュールに挿入されたカードからも利用可能です。
このバンクに含まれるプログラムは特別なものではありませんが、メモリーカードの不良または紛失などの緊急時には有用となります。
特定のバンクが選択され、エンコーダーのクリックによって確定されることでバンクがメモリーに読み込まれます。
また、カードを取り出しても読み込まれたバンクの8つのプログラムすべてにアクセスできます。
CV Controls
選択中のエフェクト・プログラムの3つのパラメータはマニュアルで、または対応する各PARAMスライダーの上に配置された入力ジャックにパッチされたCVでコントロールすることができます。
これらのCV入力には10Vppの電圧を入力可能で、スライダーが中央位置に設定された状態で±5VのLFOを受信した場合にフルレンジでパラメータをスウィープします。
同様に、スライダーが最小値に設定された状態では10Vのエンヴェロープの適用でパラメータをフルレンジでスウィープできます。
MIXスライダーとCV入力にも、同じルールが適用されます。
現在のバンクからプログラムを選択するには、ロータリー・エンコーダーを使用するか、外部CVまたはトリガー信号を使います。
NEXT入力にパッチされたトリガー信号は、エンコーダーを時計回りに操作してクリックする動作と同一の働きとなります。
これにより、リスト内の次のプログラムが読み込まれ、自動的に確定されます。
このリストは、8番目のあとは1番目に戻るようにループ状に配置されています。
SCAN入力に電圧をパッチすることで、現在ロードされているプログラムから前後に(次、または前のプログラムに)シフトすることができます。
このSCAN入力は-5Vから+8Vの範囲の電圧を受け入れ、1V変化するたびに現在のポジションより上または下のポジションに切り替わります。
NOTE: FV-1チップは、新しいプログラムをロードして再び初期化するのに少し時間がかかるため、プログラムを瞬時にスキャンすることはできません。
File Structure & Naming
Timiszoaraでは、モジュールに付属するファクトリー・カード、または別のカードを使用してエフェクト・プログラムを追加することができます。
新しく使用するカードはFAT16またはFAT32にフォーマットします。
エフェクトはFV-1チップのアセンブリ言語で書くか、またはSpinCAD Designerを使って視覚的にデザインし、バイナリ形式でコンパイルする必要があります(ASFV1コンパイラを使うなど)。
また、ハードウェアの制約を考慮して、各プログラムの命令数は128以下に、内部レジスタは32以下、遅延メモリは32768ワード以下にします。
NOTE: ClockfaceおよびXaoc Devicesはサードパーティのソフトウェアの技術的サポートは提供していません。
Timiszoaraでは、コンパイルされた各バイナリ(8つのプログラムから成るバンク)が同じ名前の別々のフォルダに配置され、8つのプログラムすべての名前とそれらの3つのパラメータ名をカンマで区切った(スペースは含まない)テキストファイルが紐づけられている必要があります。
各エフェクト・プログラムには、3つのPARAMスライダーと、各々に対応するCV入力によってコントロールされる最大3つまでのパラメータを含めることができます。
バンク名、および各パラメータ名は最大で8文字までの長さにします。
Timiszoara用のカスタム・ファイルを準備する際は、ファクトリー・ファイルの構造と命名ルールに従うと良いでしょう。
Factory Programs
Timiszoaraに付属するmicroSDカードには、ディレイ/リバーブ/モジュレーション/フィルター/ピッチシフター/ディストーション/グリッチ/スタッター等の様々なエフェクトをカバーする、ファクトリー・プログラムが書き込まれています。
これらのエフェクトの多くは、ほぼ独立した2つの信号経路で構成されており、ステレオで実行されます。
ただし、一部のエフェクトでは大部分のリソースに単一の信号経路を利用することでメリットが得られます。
このような場合、そのプログラムは処理を実行する前にステレオ信号をモノラルにダウンミックスします。
なお、FV-1チップのメモリの総量では1秒の遅延しか許容されないため、チャンネル間で分割する必要があります。
また、含まれるコンボ・プログラムの中にはチャンネルごとに異なるエフェクトを備えているものもあります。
Factory Programs Highlights
GLITCH:
CDの飛び、ビットリダクション、ドロップアウト、その他のデジタル信号の劣化など、様々な不具合を誘発するグリッチ動作をエミュレートするアルゴリズムを含みます。
DECONSTR & RECONSTR:
それぞれ解体と再建の意味であり、前者は信号を激しく破壊し、後者はそれに基づくサウンドスケープを作成します。
フィードバック経路、極端なゲイン値、入力オーディオのダイナミクスに応答するオシレーションなどが巧みに織り交ぜられています。
REVERBS2:
ひねりの効いたリバーブエフェクトのバンクです。
これらのプログラムは、REVERBS1バンクに含まれる通常のプログラムよりも広いサイズとモジュレーションを提供します。
PARALLAX:
様々なフィードバック経路を持つ2つの並列ディレイラインを備えるディレイのバンクで、異なる時間操作のテイストを提供します。
ディレイタイムとフィードバックといった通常のコントロールに加えて、Parallax DelayはSkewと呼ばれる3つ目のパラメータを備えており、2つのディレイラインの相互の時間変位を調整することができます。
RESONATOR:
フィルタリングされたもの、フィルタリングされていないもの、シングルボイス、およびマイナー/メジャーコードのバリエーションを含む、微妙なものから極端なものまで、様々なタイプをカバーするレゾネーター・アルゴリムのセットです。
RINGMOD:
リングモジュレーション本来の機能はもちろん、エンヴェロープ・フォロワーによる制御、LFOによる変調、2バンド、Mid/Side、クロスモジュレーションまでをカバーします。
Expandability
発売が計画されているエキスパンダーを併用することで、CPUクロックのコントロール、およびトーン・プロセッサを備える2つのフィードバック・ループを追加できます。
XAOC Devices
Poczdam
\34,900 (税抜 \31,727)
1989 Leibniz Device Komutator
Clock Generator
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 30mm
Current: 20mA@+12V, 10mA@-12V
Manual Pdf (English)
※ Poczdamは、同社のライプニツ・サブシステムのためのバイナリデータ・ルーティングソリューションです。 Poczdamを使用することで、2つのライプニツ・ソース間のマニュアルおよびリモートでのスイッチング、データ・ストリームの個々のビット変更、内蔵のVCOまたは任意の外部クロック信号によるデータの再クロックが容易になります。
本機は複数のモジュール間のデータフローの再構成を要する、複雑なライプニツ・セットアップにおいて特に便利ですが、波形のスプライスやリズミックなループの破壊、デジタル・カオスの生成といった小規模でクリエイティブなパッチにも有効です。
Poczdamの主要機能は、モジュール背面にある2つのLeibniz Inボートに接続された、2つのデータソース間の切り替えです。
この切り替えは、フロントパネル上部のSOURCEとラベルされた照光式のボタンによるマニュアル操作、またはSOURCE SELECT入力へのトリガー/ゲート信号によって実行されます。
このデータソースは、関連するクロックと共に選択され、背面のLeibniz Outヘッダーへと送られます。
また、選択されたソースからのデータはフロントパネルの8つのバイナリのINCOMING DATA OUTPUTSジャックのバンクからも利用可能です。
さらにデータのビットとは別に、選択されたソースのクロックをINCOMING CLOCK OUTジャックから利用できます。
8つのビット出力ジャックの右側は、8つのOUTGOING DATA INPUTSバンクです。
これらに接続された信号はライプニツ・データに変換され、背面のOUT 2ヘッダーに送られます。
OUTGOING DATA INPUTSの各々はすべて、対応するINCOMING DATA OUTPUTSからの信号に正規化することも可能で、このノーマリゼーションはLINKボタンで有効化できます。
OUT 2ヘッダーに送られたデータは、デフォルトではOUT1と同じクロックを使用しますが、フロントパネルのOUTGOING CLOCK INPUTに信号をパッチすることでクロックを置き換えることも可能です。
特に適切なオプションの一つとして、内蔵のローカル・クロックジェネレーターの使用が考えられます。
この周波数はRATEノブ、およびRATE入力にパッチされたCVでコントロールできます。
このクロックはフロントパネル上の小さなスイッチで切り替えできる3つの範囲で動作可能で、中央位置のHzでは0.8-15000Hz、下位置のkHzでは7kHz-120kHz、上位置のMHzでは0.1MHz-2MHzとなり、OUTジャックから利用できます。
XAOC Devices
Sopot
\15,900 (税抜 \14,455)
1980 Triple Signal Summator
Mixer Stereo / Panning
Format: Eurorack
Width: 6HP
Depth: 30mm
Current: 30mA@+12V, 20mA@-12V
Manual Pdf (English)
※ Sopotは、複数のステレオおよびモノラル音源を合算できる、コンパクトなユーティリティ・モジュールです。セクションごとに独立した4入力1出力のサミング・ミキサーとして機能し、中段セクションで合算した信号は上段または下段セクション、または両方へ送信することができます。
中段セクションから送られる信号の量は3ポジション・スイッチで0%, 50%, 100%から切り替え可能です。
3つのサミング・セクションには高品質なオーディオ用オペアンプが実装されており、心地よいサチュレーションを生み出すソフト・クリッピング回路を備えます。
また、オプションで入力ゲインを-12dBに設定できるため、著しくレベルの高い信号を合算することもできます。
XAOC Devices
Batumi
https://clockfacemodular.com/products/xaoc-devices-batumi?utm_campaign=newsletter-custom-ff840d4b79ee4613a05f9e1f8276c2dc&utm_medium=email&utm_source=seguno
Original price \49,900
SALE Current price \41,900 (税抜 \38,091)
使い勝手の良いコンパクト高精度な4チャンネルLFO!
Clock Divider Clock Generator LFO Random
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 45mm
Current: 45mA@+12V, 15mA@-12V
※ Batumiは、コンパクトで高精度にこだわった4チャンネルLFOです。
次のような特徴があります。
4つのLFOはスライダーと対応したCVコントロールを搭載
中心の小さいボタンによって、4つのモードをグローバルに切り替えて使用。
SINE/SAW/SQUARE以外にも、ジャンパーで設定した波形も出力可能。
RESET/SYNCインプットは、入力トリガーをLFO波形のリセット(いわゆるオシレーターシンクのように、波形の途中でもリセットします)か、LFOがクロックに同期した各波形を出す(初期設定)かをジャンパーで切り替えられます。
ズーム機能で正確な周波数設定が可能。
中心のボタンを長押しするとズーム設定になり、周波数を細かく設定できるようになります。
ズーム設定を抜けると、スライダー位置とスピードが対応しなくなっています。
そのようなチャンネル下のLEDが点滅します。
スライダーを動かしてもとの位置を通過するまでスライダーの動きは反映されません。
ファームウェアアップデート用USBコネクタ搭載
スライダーで設定できる周波数の範囲は0.01Hz-100です。
ただしFreq CVを用いると範囲は53分-500Hzまで広げられます。
各モードの詳細は次の通りです。
FREE:
4つのLFOが独立して連続的にスピードを変えられるモード。
スライダーとCVはスピードをコントロールします。
QUADRATURE:
各チャンネルから、位相が90°ずれた、同じ速さの4つのLFOを出力します。
スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4は各チャンネルのLFOの大きさをコントロールします(CH1は大きさのコントロールができません)。
PHASEモードでも同等の位相のずれは実現できますが、スライダーとCVの役割が違います。
PHASE:
各チャンネルから同じ速さのLFOを出力します。
スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4はCH1のLFOに対する位相(LFOスタートのタイミング)の差をコントロールします。
DIVIDE:
LFO2~4はLFO1をクロックディバイドした速さのLFOが出力されます。
分割数は2,3,4,8,16,32です(フェースプレートにも記載)。
スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4はCH1に対する分割数をコントロールします。
CH1のSYNC入力に同期用クロックを入れればクロックディバイダー兼LFOとなります。
DIVIDEモードのZoomでは、クロック分割数に0~3が足し引きされます。
Batumiではシンプルな波形が出力されますが、次のような方法で複雑な波形のLFOも生み出すことができます。
PHASEモードにし、LFO間、または単体のLFO自身の位相にモジュレーションを掛けることで速さを変えないまま波形を変形できます。
(アッテネータが必要になりますが別途用意するかEXPERT FIRMWAREをインストールしてCVアッテネータ機能にアクセスしてください)
外部のユーティリティモジュールを複数組み合わせることで更にシグナルを作りこむことができます。
利用できるモジュールは無数にありますがロジックやオフセット、アッテネータ、サンプル&ホールド、コンパレーター、ミキサーやVCAなどが便利です。
複雑な波形は、モジュレーションはもちろん、サンプル&ホールドすることでシーケンスCVとして使用したりランダム電圧と組み合わせて生成的なパッチを生み出すにも重宝します。
Batumiはそのようなパッチの出発点となるLFO集としても最適です。
FIRMWARE UPDATE
※2016年2月以前にお買い上げの方は、下記の方法でアップデートしてください。
基板上のUSB(mini-B)ジャックを使用し、ファームウェアアップデートが可能です。
以下の手順でアップデートしてください。
※USBケーブル等はご自身でご用意ください。
XAOC Deviceのページからファームウェアをダウンロードします。
Batumiは電源を切った状態でユーロラック電源から外します。
USBケーブルはまだ挿さないでください。
4つのスライダーを全て一番下まで下げます。
アップデート時のみ、基板裏の"UPDATE"ジャンパーをONにしてください
(ジャンパーは、SYNCなどで使用しているものを一時的に流用しても構いません)。
ダウンロードして解凍したZipファイルからXaoc Firmware Update Tool Win.exe(Win)もしくはXAOC Firmware Update Tool(Mac)を起動し、指示に従って進めます。
途中でUSBケーブルをBatumiに挿すように指示されます。
アップデートが終わったらジャンパーをUPDATEポジションから外し、必要であれば元の位置に戻してください。
Expert Firmware!
Batumiには、機能や使い勝手を更に拡充した"Expert Firmware"が存在しますが、デフォルトでは搭載されていないので、インストールする必要があります。
XAOC DevicesのBatumiのGithubページから、"ALT FIRMWARE"をダウンロードし、上記のステップに従ってインストールしてください。
EXPERT FIRMWAREでは主要な機能は全て残されていますが、通常よりバグが多く含まれる場合も考えられます。
使用に問題がある場合は同ページから"Factory Firmware"をダウンロードして戻してください。
追加機能は以下の通りです。
専用のマニュアルがファームウェアのZipファイルに含まれますのでそちらもご覧ください。
ランダム波出力:
MODEボタン2秒押しでSAW出力からランダム波を出力するようになります。
ランダム波の波形はランダムのタイプとステップ/スムースの切り替えをジャンパーで行います。
QUADモード:
各出力からは、それより右のLFO(位相が90度ずつずれています)をスライダー・CVでミックスした波形が出力されるようになります。
以前のQUADモードは、PHASEモードでスライダーを一番上に上げると同等になります
充実したZOOMモード:
ZOOMページでは、最後に触ったスライダーのチャンネルについて、以下のパラメータを設定します
(全モード共通)。
MODEボタンを0.5秒押してZOOMページに入ってスライダーで各パラメータを調整してください。
スライダーやCVでコントロールするパラメータ値の微調整(CH1スライダー)
SINEとSAW出力のレベル(CH2スライダー)。
QUADモードではクロックディビジョンを設定できます
メインパラメータCVのアッテネータレベル(CH3スライダー)
出力LFOの位相(CH4スライダー)。
PHASEモードではクロックディビジョンを設定できます
Sofia
\77,900 (税抜 \70,818)
ユニークな波形生成方式による幅広いサウンドパレットを持ったアナログオシレーター
Analog Oscillator LFO
Format: Eurorack
Width: 24HP
Depth: 30mm
Current: 90mA@+12V, 80mA@-12V
Manual Pdf (English)
※ Sofiaは、独自の波形生成原理に基づく特別なアナログ・オシレーターです。
三角波のオシレーターコア、2つの精巧なウェーブ・シェイピングとモジュレーション・セクションを備えるSofiaのサウンドは、温かくサチュレーションした基音成分と、2つのリップル成分により合成されます。
リップルによる音声合成はフォルマントシンセシスの一種です。
この手法においては、オシレーターコアによりトリガーされるリップルのパラメータを、周波数ドメインでなく時間ドメインでコントロールすることで、ピッチ変化の際に生楽器に近い音色変化特性を生み出すことが可能です。
メイン出力信号に加えて、Sofiaではサウンド個々の成分へのアクセス、および極めて柔軟なセルフパッチと出力波形のアニメーションを可能にする幅広いモジュレーション入力が提供されます。
作成可能なサウンドの幅は驚くほど広大であり、引き裂かれるようなハードシンク効果から木製の打楽器音、温かくファジーで、輝きを持つサイン波のような進化するサウンドまで、特定の種類に限定されません。
Sofiaの動作原理
Sofiaは、FOF(fonction d'onde formantique)と呼ばれるフォルマント・サウンドのシンセシスに用いられる、古典的なコンピューター・ミュージックの手法を実装および拡張します。
これはシンプルな時間領域のコンポーネント(サイン波の減衰:ここではリップルと呼びます)の組み合わせを使用することで、目的のスペクトル特性を実現します。
Sofiaでは、2系列のリップルが基音に追加されます。
新規リップル要素のペアは、基音がサイクルするたびに生み出され、これらの波紋の密度と減衰率は幅広く調整できます。
また、これらの要素の密度をサイクル内で加速または減速させるよう、各要素を歪めること(ワープ)も可能で、それぞれの基本波形をサイン波状のものと矩形波状のものとで切り替え、さらに豊かなサウンドを得ることもできます。
生成される信号には散開する周波数が存在するように見えますが、全ての要素はコアからシェイピングされた波形であり位相が揃っているため、正確な調和状態となります。
Interface
FOFシンセシスについて
古典的なFOF合成技術は、X. Robetによって1980年代に提唱されたもので、当時は高価であったデジタル・フィルターの実装に頼ることなく、ヴォーカルのようなフォルマントの時間領域での効果的な合成を実現しました。Robetは、声道の複雑な応答を、喉頭からの空気圧の各パルスに応答して減衰する正弦波トーン(リップル)を生成する、並列のアコースティック・レゾナント・フィルターに分解できる可能性を見出しました。
減衰する正弦波の密度と減衰率、フォルマントの周波数位置とスペクトル幅には直接的な関係があります。
モジュレーションとセルフパッチング
Sofiaは単体でも、生楽器のような、木製のような、有機的な、または動物のような幅広いサウンドから、高く、ファジーで、明るいサウンドまで合成できますが、複数のCV入力を介してアニメーション化することで、その能力を最大限に発揮します。
Xaoc Devices Zadarのエンヴェロープのような複雑なモジュレーション信号、オーディオ信号、またはホワイトノイズを様々なパラメータ変調にパッチすることで、サウンドに全く新しい次元を加えることができます。
また、Sofiaの個別出力から2つの要素間の入力を利用したセルフパッチを実験することで、そのサウンドは未知の領域に到達します。
XAOC Devices
Koszalin
\53,900 (税抜 \49,000)
電圧コントロール可能なデジタルステレオフリーケンシーシフタ―
Effect Device
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 43mm
Current: 140mA@+12V, 30mA@-12V
Manual Pdf (English)
※ Koszalinは、最大+/-5kHzまでの準多項式および線形の周波数変調と、電圧コントロール可能な完全なステレオ・フィードバックを提供する、2入力4出力、フルステレオ設計のフリーケンシー・シフターです。
信号のスペクトルを直線的に変化させる周波数シフティングを実行することで、あらゆる種類の無調の音を作成できます。
これはピッチ・シフトとして知られる周波数スケーリングとは異なるもので、周波数シフトと深いフィードバックによって生じる複雑な位相キャンセル・パターンが、壮観なバーバーポール効果を生成します。
Koszalinでは、フィードバックの量、ルーティング、応答をそれぞれダイレクトにコントロール可能で、あらゆるステレオ・オーディオ信号に対する周波数変調を容易にする、リニア・スルーゼロFM入力も搭載します。
Interface
周波数シフトについて
デジタルでもアナログでも、Frequency Shiftは、対象となる信号を構成する各倍音に対して、等しいHz数だけ周波数を変更することで、信号のすべてのスペクトル成分に影響を与える処理です。
例えば、入力が1kHzの周期的な波形の場合、通常この信号には1kHzの成分のほかに2kHz, 3kHz, 4kHz等の倍音が含まれます。
この信号を200Hzシフトした場合、結果の信号には1.2kHz, 2.2kHz, 3.2kHz, 4.2kHz...となるため、元の倍音関係が崩れます。
これは新規の成分が元の周波数の倍数でないことを意味し、信号は非調和で非周期的となります。
これは周波数を同じ係数でスケーリングする(テープを早めるような)ピッチシフトとは大きく異なる効果です。
例えば、係数1.2を適用した場合の結果は1.2kHz, 2.4kHz, 3.6kHz, 4.8kHz..となり、ピッチが異なるだけで、1倍、2倍、3倍、4倍...の調和的な倍音関係は保っています。
技術的には、周波数のシフトは「シングル・サイド・バンド(SSB)モジュレーション」によって実現されます。これはリング・モジュレーションとも呼ばれる単純な乗算よりもはるかに複雑です。
単純なリングモジュレーションでは、周波数が加算された成分と減算された成分がまじりあうからです。
SSBでは乗算された信号を、周波数が上にシフトした信号と下にシフトした信号に分けます。
これは複雑なフィルタリング、位相の回転、および直交変調によって得られるもので、アナログで行う場合は非常に複雑になりますが、DSPで比較的容易に実現できます。
フィードバックの効果
周波数シフトされた信号をシフターの入力に戻すと、信号の一部が複数回シフトされることで段階状に連続する一連のシフトを作成します。
シフトがわずかな場合、非常に深い、レゾナント・フランジャーに似たコム(櫛型の)応答が作成されます。
位相の打ち消し合いは時間的・周波数的に移動するリップル(波紋)を作成し、壮大なバーバーポール効果を生み出します。
また、フロントパネル左上のREGENスイッチを介して、3種類のフィードバック構成を利用できます。
左および中央位置の設定では、それぞれシフトダウンされた信号とシフトアップされた信号のステレオ出力ペアから作成されたフィードバックを選択できます。
スイッチが右位置ではCOMBIの設定となり、左チャンネルはシフトダウン出力から、右チャンネルはシフトアップ出力からの信号を組み合わせます。
COMBIフィードバック設定は、両ステレオチャンネルを直列にパッチングする際に便利です。
負極の周波数(Thru Zero FM)
円周上を1分間にX回転する点があるとします。
これを一次元で観察すると、X/60Hzの周波数で正弦波的に振動しています(1分間=60秒)。
円の速度を下げると、周波数は0Hzに向かって減少しますが、円を止めて方向を変えた場合、周波数は再び上昇し始め、負の周波数値に向かいます。
このゼロ交差が、スルーゼロFMのサウンドが正極のみのFMと異なる理由です。
負の値を増加させることによる周波数シフトには、ある時点で元の周波数がゼロに近づき、それを超え、再び増加し始めるという特徴的な効果があります。
例えば、入力信号の周波数が300Hzの場合、SHIFTノブを反時計回りに-300Hzの位置、つまりx10スイッチを有効にした状態で30にすると(UP SHIFTED OUT出力を使用)、元の周波数が補正され、結果は0Hz(300-300=0)になります。
この点を超えると、周波数用のCVはマイナスに向かっているにもかかわらず、周波数は増加しているように聞こえます。
※サインポール錯視 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org › wiki › サインポール錯視
動く物に対する人の脳の視覚処理には偏りがあることを示すものである。
バーバーポール錯視(barberpole illusion、床屋のポールの錯視)ともいう。
図1: サインポール錯視 ...
XAOC Devices
Timiszoara
\56,900 (税抜 \51,727)
カスタムエフェクトも使用可能。24-bit, Spin FV-1チップに基づくステレオDSPエフェクトプロセッサ
Delay / Chorus / Flanger Distortion Effect Device Phaser Pitch Shifter Reverb Stereo / Panning
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 43mm
Current: 120mA@+12V, 45mA@-12V
Manual Pdf (English)
Program Chart PDF
※ Timiszaoaraは、電圧コントロール可能なユーロラック用のステレオ・マルチエフェクト・プロセッサーです。使用しているSpin Semiconductor社のFV-1のオープン・アーキテクチャにより、カスタムデザインのエフェクト/機能のアルゴリズムを追加し、microSDカード上の仮想カートリッジに整理して、ライブラリ形式で使用することができます。
アルゴリズムごとに3つまでのパラメータを電圧でコントロール
低ノイズ設計、電圧コントロール対応のアナログ・ドライ/ウェット・ミキサー
視認性に優れたOLEDスクリーン
MicroSDカード・スロットをフロンパネルに装備
電圧コントロールでアルゴリズムを選択
Interface
MENU NAVIGATION
通常の操作では、エンコーダーを回すことで現在ロードされている最大8つのプログラムのバンクからエフェクトプログラムを選択します。
A: バンク内のプログラムの位置番号
B: プログラム名
C: プログラムの3つのパラメータ名
D: プログラムが現在アクティブであることを示すアイコン
E: 現在のバンク名
プログラムは、エンコーダーをクリックして選択を確定することで初めてロードされます。
エンコーダーを1秒間押し続けることで、各フォルダが一つのバンクに対応するフォルダのリストとして、メモリーカードの内容を表示します。
F: バンクが現在アクティブであることを示すアイコン
G: バンクに入ります
H: 固定のSpin FV-1内蔵バンク
リストの最後にはキャンセルのオプションがあり、これを選択することで最後に読み込まれたバンクに戻ることができます。
エンコーダーをクリックすることで選択を確定します。
スロットにSDカードが挿入されていない場合、利用できるオプションはSPIN DEMOとCANCELの2つのみとなります。
Spinチップの内蔵バンクであるSPIN DEMOは、モジュールに挿入されたカードからも利用可能です。
このバンクに含まれるプログラムは特別なものではありませんが、メモリーカードの不良または紛失などの緊急時には有用となります。
特定のバンクが選択され、エンコーダーのクリックによって確定されることでバンクがメモリーに読み込まれます。
また、カードを取り出しても読み込まれたバンクの8つのプログラムすべてにアクセスできます。
CV Controls
選択中のエフェクト・プログラムの3つのパラメータはマニュアルで、または対応する各PARAMスライダーの上に配置された入力ジャックにパッチされたCVでコントロールすることができます。
これらのCV入力には10Vppの電圧を入力可能で、スライダーが中央位置に設定された状態で±5VのLFOを受信した場合にフルレンジでパラメータをスウィープします。
同様に、スライダーが最小値に設定された状態では10Vのエンヴェロープの適用でパラメータをフルレンジでスウィープできます。
MIXスライダーとCV入力にも、同じルールが適用されます。
現在のバンクからプログラムを選択するには、ロータリー・エンコーダーを使用するか、外部CVまたはトリガー信号を使います。
NEXT入力にパッチされたトリガー信号は、エンコーダーを時計回りに操作してクリックする動作と同一の働きとなります。
これにより、リスト内の次のプログラムが読み込まれ、自動的に確定されます。
このリストは、8番目のあとは1番目に戻るようにループ状に配置されています。
SCAN入力に電圧をパッチすることで、現在ロードされているプログラムから前後に(次、または前のプログラムに)シフトすることができます。
このSCAN入力は-5Vから+8Vの範囲の電圧を受け入れ、1V変化するたびに現在のポジションより上または下のポジションに切り替わります。
NOTE: FV-1チップは、新しいプログラムをロードして再び初期化するのに少し時間がかかるため、プログラムを瞬時にスキャンすることはできません。
File Structure & Naming
Timiszoaraでは、モジュールに付属するファクトリー・カード、または別のカードを使用してエフェクト・プログラムを追加することができます。
新しく使用するカードはFAT16またはFAT32にフォーマットします。
エフェクトはFV-1チップのアセンブリ言語で書くか、またはSpinCAD Designerを使って視覚的にデザインし、バイナリ形式でコンパイルする必要があります(ASFV1コンパイラを使うなど)。
また、ハードウェアの制約を考慮して、各プログラムの命令数は128以下に、内部レジスタは32以下、遅延メモリは32768ワード以下にします。
NOTE: ClockfaceおよびXaoc Devicesはサードパーティのソフトウェアの技術的サポートは提供していません。
Timiszoaraでは、コンパイルされた各バイナリ(8つのプログラムから成るバンク)が同じ名前の別々のフォルダに配置され、8つのプログラムすべての名前とそれらの3つのパラメータ名をカンマで区切った(スペースは含まない)テキストファイルが紐づけられている必要があります。
各エフェクト・プログラムには、3つのPARAMスライダーと、各々に対応するCV入力によってコントロールされる最大3つまでのパラメータを含めることができます。
バンク名、および各パラメータ名は最大で8文字までの長さにします。
Timiszoara用のカスタム・ファイルを準備する際は、ファクトリー・ファイルの構造と命名ルールに従うと良いでしょう。
Factory Programs
Timiszoaraに付属するmicroSDカードには、ディレイ/リバーブ/モジュレーション/フィルター/ピッチシフター/ディストーション/グリッチ/スタッター等の様々なエフェクトをカバーする、ファクトリー・プログラムが書き込まれています。
これらのエフェクトの多くは、ほぼ独立した2つの信号経路で構成されており、ステレオで実行されます。
ただし、一部のエフェクトでは大部分のリソースに単一の信号経路を利用することでメリットが得られます。
このような場合、そのプログラムは処理を実行する前にステレオ信号をモノラルにダウンミックスします。
なお、FV-1チップのメモリの総量では1秒の遅延しか許容されないため、チャンネル間で分割する必要があります。
また、含まれるコンボ・プログラムの中にはチャンネルごとに異なるエフェクトを備えているものもあります。
Factory Programs Highlights
GLITCH:
CDの飛び、ビットリダクション、ドロップアウト、その他のデジタル信号の劣化など、様々な不具合を誘発するグリッチ動作をエミュレートするアルゴリズムを含みます。
DECONSTR & RECONSTR:
それぞれ解体と再建の意味であり、前者は信号を激しく破壊し、後者はそれに基づくサウンドスケープを作成します。
フィードバック経路、極端なゲイン値、入力オーディオのダイナミクスに応答するオシレーションなどが巧みに織り交ぜられています。
REVERBS2:
ひねりの効いたリバーブエフェクトのバンクです。
これらのプログラムは、REVERBS1バンクに含まれる通常のプログラムよりも広いサイズとモジュレーションを提供します。
PARALLAX:
様々なフィードバック経路を持つ2つの並列ディレイラインを備えるディレイのバンクで、異なる時間操作のテイストを提供します。
ディレイタイムとフィードバックといった通常のコントロールに加えて、Parallax DelayはSkewと呼ばれる3つ目のパラメータを備えており、2つのディレイラインの相互の時間変位を調整することができます。
RESONATOR:
フィルタリングされたもの、フィルタリングされていないもの、シングルボイス、およびマイナー/メジャーコードのバリエーションを含む、微妙なものから極端なものまで、様々なタイプをカバーするレゾネーター・アルゴリムのセットです。
RINGMOD:
リングモジュレーション本来の機能はもちろん、エンヴェロープ・フォロワーによる制御、LFOによる変調、2バンド、Mid/Side、クロスモジュレーションまでをカバーします。
Expandability
発売が計画されているエキスパンダーを併用することで、CPUクロックのコントロール、およびトーン・プロセッサを備える2つのフィードバック・ループを追加できます。
XAOC Devices
Poczdam
\34,900 (税抜 \31,727)
1989 Leibniz Device Komutator
Clock Generator
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 30mm
Current: 20mA@+12V, 10mA@-12V
Manual Pdf (English)
※ Poczdamは、同社のライプニツ・サブシステムのためのバイナリデータ・ルーティングソリューションです。 Poczdamを使用することで、2つのライプニツ・ソース間のマニュアルおよびリモートでのスイッチング、データ・ストリームの個々のビット変更、内蔵のVCOまたは任意の外部クロック信号によるデータの再クロックが容易になります。
本機は複数のモジュール間のデータフローの再構成を要する、複雑なライプニツ・セットアップにおいて特に便利ですが、波形のスプライスやリズミックなループの破壊、デジタル・カオスの生成といった小規模でクリエイティブなパッチにも有効です。
Poczdamの主要機能は、モジュール背面にある2つのLeibniz Inボートに接続された、2つのデータソース間の切り替えです。
この切り替えは、フロントパネル上部のSOURCEとラベルされた照光式のボタンによるマニュアル操作、またはSOURCE SELECT入力へのトリガー/ゲート信号によって実行されます。
このデータソースは、関連するクロックと共に選択され、背面のLeibniz Outヘッダーへと送られます。
また、選択されたソースからのデータはフロントパネルの8つのバイナリのINCOMING DATA OUTPUTSジャックのバンクからも利用可能です。
さらにデータのビットとは別に、選択されたソースのクロックをINCOMING CLOCK OUTジャックから利用できます。
8つのビット出力ジャックの右側は、8つのOUTGOING DATA INPUTSバンクです。
これらに接続された信号はライプニツ・データに変換され、背面のOUT 2ヘッダーに送られます。
OUTGOING DATA INPUTSの各々はすべて、対応するINCOMING DATA OUTPUTSからの信号に正規化することも可能で、このノーマリゼーションはLINKボタンで有効化できます。
OUT 2ヘッダーに送られたデータは、デフォルトではOUT1と同じクロックを使用しますが、フロントパネルのOUTGOING CLOCK INPUTに信号をパッチすることでクロックを置き換えることも可能です。
特に適切なオプションの一つとして、内蔵のローカル・クロックジェネレーターの使用が考えられます。
この周波数はRATEノブ、およびRATE入力にパッチされたCVでコントロールできます。
このクロックはフロントパネル上の小さなスイッチで切り替えできる3つの範囲で動作可能で、中央位置のHzでは0.8-15000Hz、下位置のkHzでは7kHz-120kHz、上位置のMHzでは0.1MHz-2MHzとなり、OUTジャックから利用できます。
XAOC Devices
Sopot
\15,900 (税抜 \14,455)
1980 Triple Signal Summator
Mixer Stereo / Panning
Format: Eurorack
Width: 6HP
Depth: 30mm
Current: 30mA@+12V, 20mA@-12V
Manual Pdf (English)
※ Sopotは、複数のステレオおよびモノラル音源を合算できる、コンパクトなユーティリティ・モジュールです。セクションごとに独立した4入力1出力のサミング・ミキサーとして機能し、中段セクションで合算した信号は上段または下段セクション、または両方へ送信することができます。
中段セクションから送られる信号の量は3ポジション・スイッチで0%, 50%, 100%から切り替え可能です。
3つのサミング・セクションには高品質なオーディオ用オペアンプが実装されており、心地よいサチュレーションを生み出すソフト・クリッピング回路を備えます。
また、オプションで入力ゲインを-12dBに設定できるため、著しくレベルの高い信号を合算することもできます。
XAOC Devices
Batumi
https://clockfacemodular.com/products/xaoc-devices-batumi?utm_campaign=newsletter-custom-ff840d4b79ee4613a05f9e1f8276c2dc&utm_medium=email&utm_source=seguno
Original price \49,900
SALE Current price \41,900 (税抜 \38,091)
使い勝手の良いコンパクト高精度な4チャンネルLFO!
Clock Divider Clock Generator LFO Random
Format: Eurorack
Width: 10HP
Depth: 45mm
Current: 45mA@+12V, 15mA@-12V
※ Batumiは、コンパクトで高精度にこだわった4チャンネルLFOです。
次のような特徴があります。
4つのLFOはスライダーと対応したCVコントロールを搭載
中心の小さいボタンによって、4つのモードをグローバルに切り替えて使用。
SINE/SAW/SQUARE以外にも、ジャンパーで設定した波形も出力可能。
RESET/SYNCインプットは、入力トリガーをLFO波形のリセット(いわゆるオシレーターシンクのように、波形の途中でもリセットします)か、LFOがクロックに同期した各波形を出す(初期設定)かをジャンパーで切り替えられます。
ズーム機能で正確な周波数設定が可能。
中心のボタンを長押しするとズーム設定になり、周波数を細かく設定できるようになります。
ズーム設定を抜けると、スライダー位置とスピードが対応しなくなっています。
そのようなチャンネル下のLEDが点滅します。
スライダーを動かしてもとの位置を通過するまでスライダーの動きは反映されません。
ファームウェアアップデート用USBコネクタ搭載
スライダーで設定できる周波数の範囲は0.01Hz-100です。
ただしFreq CVを用いると範囲は53分-500Hzまで広げられます。
各モードの詳細は次の通りです。
FREE:
4つのLFOが独立して連続的にスピードを変えられるモード。
スライダーとCVはスピードをコントロールします。
QUADRATURE:
各チャンネルから、位相が90°ずれた、同じ速さの4つのLFOを出力します。
スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4は各チャンネルのLFOの大きさをコントロールします(CH1は大きさのコントロールができません)。
PHASEモードでも同等の位相のずれは実現できますが、スライダーとCVの役割が違います。
PHASE:
各チャンネルから同じ速さのLFOを出力します。
スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4はCH1のLFOに対する位相(LFOスタートのタイミング)の差をコントロールします。
DIVIDE:
LFO2~4はLFO1をクロックディバイドした速さのLFOが出力されます。
分割数は2,3,4,8,16,32です(フェースプレートにも記載)。
スライダーとCVはCH1がLFOのスピードをコントロールし、CH2~4はCH1に対する分割数をコントロールします。
CH1のSYNC入力に同期用クロックを入れればクロックディバイダー兼LFOとなります。
DIVIDEモードのZoomでは、クロック分割数に0~3が足し引きされます。
Batumiではシンプルな波形が出力されますが、次のような方法で複雑な波形のLFOも生み出すことができます。
PHASEモードにし、LFO間、または単体のLFO自身の位相にモジュレーションを掛けることで速さを変えないまま波形を変形できます。
(アッテネータが必要になりますが別途用意するかEXPERT FIRMWAREをインストールしてCVアッテネータ機能にアクセスしてください)
外部のユーティリティモジュールを複数組み合わせることで更にシグナルを作りこむことができます。
利用できるモジュールは無数にありますがロジックやオフセット、アッテネータ、サンプル&ホールド、コンパレーター、ミキサーやVCAなどが便利です。
複雑な波形は、モジュレーションはもちろん、サンプル&ホールドすることでシーケンスCVとして使用したりランダム電圧と組み合わせて生成的なパッチを生み出すにも重宝します。
Batumiはそのようなパッチの出発点となるLFO集としても最適です。
FIRMWARE UPDATE
※2016年2月以前にお買い上げの方は、下記の方法でアップデートしてください。
基板上のUSB(mini-B)ジャックを使用し、ファームウェアアップデートが可能です。
以下の手順でアップデートしてください。
※USBケーブル等はご自身でご用意ください。
XAOC Deviceのページからファームウェアをダウンロードします。
Batumiは電源を切った状態でユーロラック電源から外します。
USBケーブルはまだ挿さないでください。
4つのスライダーを全て一番下まで下げます。
アップデート時のみ、基板裏の"UPDATE"ジャンパーをONにしてください
(ジャンパーは、SYNCなどで使用しているものを一時的に流用しても構いません)。
ダウンロードして解凍したZipファイルからXaoc Firmware Update Tool Win.exe(Win)もしくはXAOC Firmware Update Tool(Mac)を起動し、指示に従って進めます。
途中でUSBケーブルをBatumiに挿すように指示されます。
アップデートが終わったらジャンパーをUPDATEポジションから外し、必要であれば元の位置に戻してください。
Expert Firmware!
Batumiには、機能や使い勝手を更に拡充した"Expert Firmware"が存在しますが、デフォルトでは搭載されていないので、インストールする必要があります。
XAOC DevicesのBatumiのGithubページから、"ALT FIRMWARE"をダウンロードし、上記のステップに従ってインストールしてください。
EXPERT FIRMWAREでは主要な機能は全て残されていますが、通常よりバグが多く含まれる場合も考えられます。
使用に問題がある場合は同ページから"Factory Firmware"をダウンロードして戻してください。
追加機能は以下の通りです。
専用のマニュアルがファームウェアのZipファイルに含まれますのでそちらもご覧ください。
ランダム波出力:
MODEボタン2秒押しでSAW出力からランダム波を出力するようになります。
ランダム波の波形はランダムのタイプとステップ/スムースの切り替えをジャンパーで行います。
QUADモード:
各出力からは、それより右のLFO(位相が90度ずつずれています)をスライダー・CVでミックスした波形が出力されるようになります。
以前のQUADモードは、PHASEモードでスライダーを一番上に上げると同等になります
充実したZOOMモード:
ZOOMページでは、最後に触ったスライダーのチャンネルについて、以下のパラメータを設定します
(全モード共通)。
MODEボタンを0.5秒押してZOOMページに入ってスライダーで各パラメータを調整してください。
スライダーやCVでコントロールするパラメータ値の微調整(CH1スライダー)
SINEとSAW出力のレベル(CH2スライダー)。
QUADモードではクロックディビジョンを設定できます
メインパラメータCVのアッテネータレベル(CH3スライダー)
出力LFOの位相(CH4スライダー)。
PHASEモードではクロックディビジョンを設定できます
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