退廃芸術 大展覧会

淀川 乱歩

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第二章 密林の奥、秘密の花園 

迷宮(ダンジョン)の厠(トイレ)

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魔族の捕虜・伍拾参

 ……其の、地下の大迷宮の捕虜の、裸の少年少女達(こどもたち)の為の便所(トイレ)の石畳(いしだたみ)の床の所々には、永遠に燃える小さな炎が燃えていたのです。
 ……そして、そんな性錬金魔術(シャクティ)で不老不死化されて、飲み食いも排泄もし無くなった裸の少年少女達(こどもたち)が、時々、少年も少女も迷宮の魔物達に命じられて、白い薄布の褌(ふんどし)を素っ裸の腰に締(し)めさせられたのでした。

 ……そして、魔物の魔術師が、性錬金魔術(シャクティ)の真水錬成(クリエイト・ウォーター)の真言(マントラ)を唱(とな)えたのです。
 ……すると、素っ裸の腰に褌だけの、其の少年や少女の膀胱(ぼうこう)を見る見る限界まで丸く、大きく真水が膨(ふく)らませたのでした。

 ……そして、そんな素っ裸に褌だけの少年や少女は、地下迷宮の厠(トイレ)の有る部屋まで、回廊の石畳(いしだたみ)の上を、四つん這いで這(は)って行く様(よう)に命令されたのです。
 ……素っ裸の腰に褌だけの少年や少女は、自然に裸の胸の両乳首と、少年は陰茎(ペニス)、少女は陰核亀頭(クリトリス)を固く勃起(ぼっき)させて仕舞い、真っ暗な地下の冷たい石畳の上を、ゆっくりと四つん這いで這って行ったのでした。

 ……しかし、必ず途中で、尿失禁(おもらし)して仕舞(しま)ったのです。
 ……そんな、地下迷宮の廁(かわや)の石畳(いしだたみ)の床には、所々に小さな炎が燃えていて、少年少女達(こどもたち)が其の温かな炎の前で両足を大きく開いて、お小水(おしっこ)に濡(ぬ)れた褌(ふんどし)を乾かしていたのでした。
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