退廃芸術 大展覧会

淀川 乱歩

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第二章 密林の奥、秘密の花園 

手淫(オナニー)

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魔族の捕虜・肆拾漆

 ……真っ暗な地下迷宮の石畳(いしだたみ)の通路を、白い褌(ふんどし)だけの僕は四つん這いで、ゆっくりと歩いていた。
 ……急に、小便(おしっこ)がしたくなったんだ。

 ……便所(トイレ)の有る部屋へ、四つん這いで向かっていたら、勃起(ぼっき)した僕の仮性包茎(タートルネック)の先端(さき)の、半分露出した亀頭粘膜(グランズ)が褌(ふんどし)と擦(こす)れ続けて、其の刺激(かいかん)で性的絶頂(オーガズム)して仕舞った。
 ……僕は、裸の四つん這いで、褌の中に放尿するのを止(や)められ無かった。

 ……そして、そんな様子を魔物達に見物されて、笑われていたんだ。
 ……ううっ、死にたい。
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