退廃芸術 大展覧会

淀川 乱歩

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呪文書

呪符・P (岩大の字)※をいわたいき 

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(岩大の字)※をいわたいき)夜の真っ暗な垂直の不規則な形の岩壁の不規則な形の岩の壁の前の、春の夜桜と夏の朝顔と秋の紅葉と冬の樹氷の下で、オールヌードで素足の原住民の黒髪に全身が黒い褐色の肌の奇妙な赤い模様で無毛の股間の勃起した男根のように大きな人差し指を一本だけ先端を上向きに突き出して生やして、股間から一本だけ突き出した人差し指のような幼い男根を大きく勃起させ先端の包皮が大きく剥けて先端の桃色の粘膜を露出させた村のオールヌードで八歳の幼い少年達が不規則な形の水の中の岩の上に素足で立って、オールヌードの素足の幼い少年の、両手の掌と両足の足の裏と股間の皮膚だけは白くて、手足を大の字に広げて岩壁の前で両手を自分の頭の上に上げて万歳やバンザイをし、右腕を自分の身体の右上に斜めに真っ直ぐ伸ばし、左腕も自分の身体の左上に斜めに真っ直ぐ伸ばし、素足の両足は左右に大きく開いて立ち、自分の右の手首と左の手首と右の踝と左の足首に縛り付けられた長い鎖でオールヌードの素足で股間の男根を大きく勃起させて立って手足を海岸の大きな垂直の岩壁の鎖で両手と両足とを大の字に磔にされて生け贄にされているオールヌードで素足の透明に透けた白いブリーフの中で大きな一本の人差し指のような男根を大きく勃起させ先端の剥けた包皮の中から桃色の粘膜が突き出した褐色の黒い肌で幼い少年が両頬を真っ赤に赤面して両目を固く閉じ唇を丸く大きく開いて泣く ※をいわたいき 
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