退廃芸術 大展覧会

淀川 乱歩

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第零章

呪符・P (稚児姫君) ※んたき

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(稚児)※んたき)満月の密林の、密集した樹々の森や、濃い霧の薄暗い苔の池の辺りや、蔦に覆われた巨大な古代遺跡や、月夜の海岸の神社や、深夜の砂漠のオアシスの砂の上や、地下迷宮の苔や茸の生えた不定形の石畳の上や、一面に背の高い草の花の生えた、蛍の舞い飛ぶ泥沼の、不規則に傾斜した斜面の土の上や、黒く濁った底なし沼の水の中に首まで沈んだり、高い樹々の間の、蔦達の放射状の網の目のハンモックや、巨大な蜘蛛の巣の中央や、海の巨大な磯巾着の上や、巨大な蟻塚に金の鎖で大の字に縛られた、排卵の儀式の生け贄の少年達の、正面を向いて仰向けに寝て、褌を脱ぎ捨てて、両腕を無抵抗に頭の後ろで組んだり、自分の両手を背中へ入れたり、素足の両足を左右に大きくMの字に開いて、半陰陽の巨根を固く勃起させて、自分の手で丹念に手淫を続けている、全身が褐色に良く日に焼けて、掌と足の裏と股間だけが白かったり、全身が白い肌の、人間の少年やエルフの少年や猫耳の少年の、0歳から十歳の長髪の少年達が、肛門から蟻や蛞蝓に出入りされる性的快感に、両目を閉じ、口を少し開けて、両頬を真っ赤に染めて、恍惚とした表情で性的絶頂に、下腹部の皮膚に奇妙な紋様を浮かべて、金に宝石の首輪や腕輪や足輪の鎖で、左右から手を繋いで接吻したり、四つん這いで少年の股間に接吻し、強く吸い扱き、舐め回し、恥部を這い回り、肛門の中へ侵入する無数の透明な蚯蚓達や蛞蝓達や蟻達の、擽ったさに身悶え、無数の透明な蚯蚓達の中で、その淫らな感触に全身を弓形に退け反らせて、男性器を固く勃起させて快感に喘ぎ、やがて繰り返し激しくミルクを尿道口から排泄し続けながら無数の触手達に、全身を淫らに愛撫され続けながら、少年の周囲を取り囲んだ無数の、黄金の大蛇が頭から、少年の肛門の中へ潜り込んで行き、透明で大きな壁蝨か蜘蛛の様な、催淫性の寄生虫に、両足を左右に大の字に大きく開かされ、また両足をMの字に大きく開かされ、腹の上に虫に乗られて、無防備に晒された幼い肛門や尿道口から、細長い産卵管を体内へ深々と挿入され、産卵管を抽挿されて犯されながら、膀胱の中や直腸に産卵され、た少年達は、股間の会陰部から肛門の粘膜の上へ、褌の様に寄生され、淫らな感触で愛撫され続けて、やがて首を退け反らせて、両目を閉じ、両頬を赤く染め、口を大きく開いた愛らしい顔で、弓形に反り返って激しく性的絶頂した ※んたき 
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