退廃芸術 大展覧会

第一章

魔族の稚児達・血の催淫紋（しるし）

　……深夜の墓場。
　……月灯りの下、墓場の土の中から次々と、人間の子供の腕が突き出して行ったのでした。

　……そして、土の中から次々と、全裸の美少年達が立ち上がったのです。
　……全裸の美少年達の股間、白い内股には、大きな毒蛇に咬まれた様な四つの穴が。

　……美少年達は、吸血鬼の美青年に肛門を犯され、素っ裸の内股に咬み付かれて血を吸われ、死んだのです。
　……そして、満月の夜には、墓場の湿った土の中で目覚めて、地上に這い出して来るのでした。

　……やがて、吸血鬼の稚児達は近隣の村々から、村の少年達を墓場へと攫（さら）ったのです。
　……そして、素っ裸にした村の少年達を肛門交尾（アナル・セックス）で、深々と抽挿（ちゅうそう）して犯してから、裸の少年達の白い内股に咬み付き、片手の指で素っ裸の少年の幼（おさな）い陰茎（おちんちん）を扱（しご）いてやりながら、血を吸ったのでした。

　……やがて、素っ裸の村の少年達は吸血されながら、幼い性的絶頂（オーガズム）と同時に絶命したのです。



　……裸身に褌（ふんどし）を締（し）めただけの少年達の、白い下腹部の柔肌には、彩淫術（マントラー）の呪紋（マントラ）の白粉彫り（オシロイボリ）、つまり性的快感を感じると浮かび上がる模様が浮き出ていたのです。
　……実は、其の催淫呪咀（カーズ）の呪咀（のろい）には、強力な催淫効果と、射精の封印効果が有り、少年達は一晩中、射精も出来ずに、股間の幼（おさな）い陰茎（おちんちん）や男根（ファルス）を固く勃起（ぼっき）させて、性的絶頂（オーガズム）を繰（く）り返（かえ）し続けていたのでした。

　……そんな、人間族の少年達は、付近の村々が稚児商から共同で購入した、淫魔族の遊郭（くるわ）や童娼窟（ちごや）の幼い色稚児達（おちごさん）で、年に一度、魔界へ通じる岩山の洞窟の近くの、魔物達が徘徊する廃村の中へ、鎖で繋がれたのです。
　……やがて、日が暮れると魔物達が、そんな生け贄の褌を締めた美少年達を淫（みだ）らに陵辱し始めて、子供達の悲鳴は、やがて月の光の下で、幼い快楽の喘（あえ）ぎ声に変化して行ったのでした。