退廃芸術 大展覧会

淀川 乱歩

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第一章

稚児騎士物語(The Knight of the Night) 第一夜

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 ……妖魔界の五芒星大陸(アトランティア)の北、神聖ヴラド公国には、人間界の中世の王侯貴族や、極東の島国の戦国武将の様(よう)に暮らす、吸血鬼(ヴァンパイア)の吸血貴族や吸血武将達が支配する城が幾つも有ったのです。
 ……例えば、泰西 (ヨーロッパ)のジルラ公国のジル・ド・レラ王や、極東の戦国大名で猛将の䋝田将成(おだのぶなり)は、特に吸血鬼族達の間では有名だったのでした。

 ……大陸の北の神聖ヴラド公国や、南西のカミラ公国には、吸血鬼達(ヴァンパイア)の王や女王の城や、吸血貴族達の館が建ち並び、そんな城や館は全て真っ黒に塗装された建物で、窓は全て装飾の贋窓(かざり)で、建物の内部は一日中、照明の無い真っ暗な廊下や部屋が無数に、迷路の様に続いていたのです。
 ……そして、そんな他種族の魔物達が黒い家と呼ぶ、吸血鬼族達(ヴァンパイア)の城や館の下には必ず、地下迷宮が造られていたのでした。

 ……実は、其れ等の地下迷宮(ラビリンス)は、吸血鬼(ヴァンパイア)や半吸血鬼人間達(ダンピール)の寝室の地下墳墓(カタコンベ)や、彼等の餌の常に素っ裸で飼育されている、人間族の少年少女達の、薄暗い地下牢(ダンジョン)だったのです。
 ……そして、そんな地下迷宮(ラビリンス)の無数の廊下や小部屋は全て、常に真っ黒で、地下牢(ダンジョン)の通路のみが人間族の子供達の為に、小さな白い蝋燭(ろうそく)が点々と黒い石壁から生えて、永遠に消え無い蒼(あお)い炎を上げて燃えていたのでした。

 ……実は、そんな壁の無数の、小さな蝋燭(ろうそく)は良く見ると、固く勃起(ぼっき)した人間族の子供の男性器(おちんちん)で、包皮(ほうひ)の剥(む)けた陰茎(ペニス)の先端で、小さな亀頭(きとう)が蒼く燃え続けていたのです。
 ……然(しか)も、そんな少年達の男性器(おちんちん)の蝋燭は生きていて、性的快感を与え続けて燃えている淫炎(セントエルモ)で責(せ)め苛(さいな)まれ続けており、時々、射精(しゃせい)の出来無い幼(おさな)い性的絶頂(オーガズム)に、ヒクヒクと上下に揺れたのでした。

 ……また、そんな暗い地下牢(ダンジョン)の部屋は、監獄の様に、長い通路側のみ床から天井まで伸びた太い鉄格子が並び、室内には窓も何も無く、黒い大理石の様な石壁から幾つか、生きた人間の少年の下半身だけが生えていたのです。
 ……実は、其れは生きている人間椅子(チェア・マン)で、人間族の素っ裸の少年の、大きく仰(の)け反(ぞ)らせた首と背中、そして後(うし)ろ手(で)の両手とが、壁の中に埋め込まれていたのでした。

 ……実は、其の椅子少年は、吸血鬼達(ヴァンパイア)に見せしめの為に地下牢(ダンジョン)の壁の中へ、魔導錬金術で壁と融合された不老不死の、人間族の素っ裸の少年達だったのです。
 ……そして、そんな椅子少年達の下腹部の、大きく左右に開いた両足の股間では、少年の男性器(おちんちん)が常に固く勃起(ぼっき)し続けていたのでした。

 ……一つの地下牢(ダンジョン)の部屋の中には、四、五歳から十四、五歳位の人間族の少年達が、常に素っ裸で吸血鬼達(ヴァンパイア)の餌として飼われており、素っ裸の少年達は、少年椅子の床とは水平の左右の太腿を閉じさせて、其の柔らかくて温かな裸身の胸や腹部や腰の上に、両足を左右に大きく開いて跨(また)がり、腰掛けていたのです。
 ……そして、時々、椅子少年の常に固く勃起(ぼっき)した男性器(おちんちん)を、素っ裸の自分の肛門(アヌス)の中へ挿入(そうにゅう)して座ったり、年長の少年達が肛門へ挿入(そうにゅう)した椅子の、勃起した男性器(おちんちん)を年少の素っ裸の少年達が、跪(ひざまず)いて舐めて綺麗にしていたのでした。


 ……そして、そんな人間族の中世の城に住む、吸血鬼族達(ヴァンパイア)の神聖ヴラド公国の国王は、稚児騎士と呼ばれる四、五歳から十四、五歳位の人間族の少年達の騎士団に、寝室の警備を命じていたのです。
 ……国王は老人の姿の吸血鬼(ヴァンパイア)で、人間族の中世において、騎士の資格を授与するための通過儀礼のハイライトをなす行為で、国王が抜いた剣で、肩を軽く叩き爵位を授ける騎士叙任式(アコレード)または、刀礼(アコレード)で、少年達を騎士へ任命していたのでした。

 ……今も、人間族の中世の城の様な、吸血鬼の城の中で深夜に、一人の人間族の美少年が、新しい稚児騎士に任命されていたのです。
 ……全裸で、頭に金の王冠だけの姿で立った老国王が、素っ裸で跪(ひざまず)いた少年の右肩へ、長剣で騎士叙任式(アコレード)し、其の裸身(はだか)の少年が老国王の下腹部で固く勃起(ぼっき)した男根(ファルス)の先端へ、接吻(くちづけ)をしたのでした。

 ……其処(そこ)は、城の地下の最深部の王の寝室で、床も壁も天井も全て冷たい石の地下迷宮の真っ暗な室内には、石の壁から生えた何本もの栄光の手(ハンド・オブ・グローリー)と呼ばれる、死刑になった罪人の腕を切断して死蝋化させた物が、無数の蝋燭(ろうそく)の様に火を灯(とも)し、部屋の中央に老国王の寝台(ベッド)の、黄金と宝石の豪華な装飾の、大きな黒い棺桶(ひつぎ)が一つ置かれていたのです。
 ……そして、そんな王の棺桶を取り囲んで、数十もの透明な、硝子(ギヤマン)の棺桶が並び、其の中には素っ裸の稚児騎士の少年達が男性器(おちんちん)を固く勃起(ぼっき)させて仰向(あおむ)けに寝て、王と新入りの少年騎士との儀式を見ていたのでした。

 ……全裸の老国王は、片手で少年の頭を鷲掴(わしづか)みにすると、子供の頭を前後させて、少年の唇(くち)の中で、固く勃起(ぼっき)させた男根(ファルス)を抽挿(ちゅうそう)させたのです。
 ……そして、儀式の最後に、其の素っ裸の少年は、王の両手でお姫様抱(ひめさまだ)っこされて運ばれ、部屋の豪華な天蓋付(やねつ)き寝台(ベッド)の上に、仰向(あおむ)けに寝かされたのでした。


 ……すると、老国王は一人の騎士の名前を呼んだのです。
 ……封印が解けて、透明な、硝子(ギヤマン)の柩(ひつぎ)の一つが開き、一人の素っ裸の美青年が立ち上がって、急いで天蓋付(やねつ)き寝台(ベッド)へ駆け寄ったのでした。

 ……其の素っ裸の美青年は、老王の寵愛(あい)する小姓(ペイジ)の一人で、新入りの寝台の上の素っ裸の少年に、俯(うつぶ)せに寝る様に言ったのです。
 ……そして、俯せになった新入りの素っ裸の少年の幼い肛門(アヌス)へ、強力な催淫剤入りの潤滑剤(ルーブリカント)を塗ってやったのでした。

 ……潤滑剤(それ)は、強力な催淫成分の入った透明なゼリーで、寝台の上に素っ裸で俯せに寝た、少年の幼い男性器(おちんちん)は直(す)ぐに、固く勃起(ぼっき)したのです。
 ……すると、其の全裸の老国王が、寝台の上の素っ裸の少年の横に腰掛け、小姓(ペイジ)の美青年が寝台の少年に、寝台(ベッド)から降りて王の前に立つ様にと言ったのでした。

 ……全裸の老王は両手で、目の前に素っ裸で立つ少年の腰を左右から鷲掴(わしづか)みにして引き寄せ、子供の股間で勃起(ぼっき)し続ける、幼(おさな)い包茎(ほうけい)の男性器(おちんちん)を唇(くちびる)に咥(くわ)えてたのです。
 ……そして、そんな素っ裸の少年は、ゆっくりと老王に包茎の男性器(おちんちん)の包皮(かわ)を吸(す)い扱(しご)かれ続けて、少しずつ包皮(せんたん)を剥(む)かれて行ったのでした。

 ……すると、足の力が抜けて、其の場に頽(くずお)れそうになった新入りの素っ裸の少年を、小姓(ペイジ)の素っ裸の美青年が背後から、素早く両腕で抱(だ)き抱(かか)えて支(ささ)えたのです。
 ……全裸の老王は、目の前に立たせた新入りの素っ裸の美少年の、固く勃起(ぼっき)させた幼い男性器(おちんちん)を、執拗(しつよう)に吸い扱き続けながら、やがて、未(ま)だ射精(しゃせい)する事も出来無いほどに幼い其の素っ裸の少年を、立たせたままで性的絶頂(オーガズム)させてやったのでした。


 ……次に、其の全裸の老王は新入り少年に、天蓋付(やねつ)き寝台(ベッド)の横の豪華な小絨毯(ラグ)の上に、裸で四つん這いになる様に命じたのです。
 ……すると、其の素っ裸の美少年は、四つん這いで両足を少し開き、拝礼(はいれい)をする様に両手を地面に真っ直ぐ伸ばして這い蹲(つくば)っては、白くて丸いお尻を高く掲(かか)げたのでした。

 ……其れは、裸身拝礼投地(らたいとうち)と云って、御館様(マスター)への絶対服従を示す行為だったのです。
 ……すると、全裸の老王は、素っ裸で四つん這いの美少年の開いた両足の間に、両足で跪(ひざまず)いて、両手で子供の白い腰を左右から鷲掴(わしづか)みにして、引き寄せたのでした。

 ……素っ裸で四つん這いの、其の美少年は肛門(アヌス)に、熱い老王の固く勃起(ぼっき)した男根(ファルス)の亀頭(せんたん)が触れるのを感じ、亀頭(それ)がゼリーで濡れた自分の直腸(たいない)へ、ゆっくりと挿入(そうにゅう)されて行くのを感じ続けて、幼い裸身を弓形(ゆみなり)に仰(の)け反(ぞ)らせて、股間の幼い男性器(おちんちん)も固く勃起(ぼっき)させたのです。
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