63 / 89
四章
62-本心(※寝取り描写有り)
しおりを挟む『グチュリッ』
「あっああっ……きっ来たっ……」
腰を突き出し、凛の膣内へと肉棒を侵入させる。
凛は待ち焦がれたものがとうとう体内に訪れ、悦びの表情を浮かべる。
『ズチュッ!』
そしてそのまま一気に置くまで突き入れた。
「っっっはぁぁああ~~~~んっ!」
溢れる快感に凛が全身を震わせ、淫靡な声で鳴く。
切なげに目を垂らし、小さく開いた口から長い吐息を漏らした。
「どうだ? 初めて味わう他の男の―――Sランクチンポの味は」
「きっ……きもちっ……! こ、これっ……きもちひっ……!」
「ご満足頂けたようで何より―――だっ!」
『ドチュッ!』
「ンヒィーーーーッ!」
更に奥へと肉棒を突き入れ、そのままドスドスと子宮を突きまくってやった。
「ああーーーーんっ! すっ、すごいぃぃいっ! スゴすぎるうぅぅーーっ!」
先程までの苦しそうな様子から一転、凛はこの上なく嬉しそうによがり狂った。
「どうだ!? 気持ちいいか!?
俺のチンポ気持ちいいだろ! なぁっ!?」
「気持ちいいっ!! 気持ちいいーーーっ!!」
「タロウのとどっちが良いんだ!?」
「んぁあっ! そっそれはっ……!」
俺の問いに凛が解答を躊躇う。
流石に10年以上も可愛がってきた奴隷と比べるのは、凛の良心が痛むのだろう。
「はっきり言えよっ!
言わねえと止めちまうぞっ!」
「いっ嫌っ!
ゆっ……游助っ……! 游助様のチンポの方が気持ちいいっ!」
だが行為の中断を天秤に架けられると、凛はすぐさま俺の求める答えを口にした。
その瞬間、俺は凛を奪い取った歓びにうち震えた。
「他の男がこんなに気持ち良くしてくれると思うなよっ!」
『ドチュドチュドチュッ!』
「はっはひっ! こっこんなのスゴすぎるうぅぅーーーっ!!」
今までにない快楽の波に、凛は涎を垂らして酔いしれた。
今までの常識が覆る程の悦びに、最早寵愛する奴隷のことなど頭から吹き飛んでしまう。
道理で礼子がその身を、今まで懸けた人生を平気で放り投げる訳だ。
こんなのを味わったら、到底これ無しでは生きていけない。
「明日からも犯されたいか、凛っ!」
「はっはいぃ~~~っ! して欲しいですぅうーーーっ!」
「なら俺にして欲しい日は他の奴隷とはセックスするなよっ!
お前が我慢出来た時だけ、俺が浮気セックスで滅茶苦茶にしてやる!
分かったか!?」
凛にとって、それは余りにも残酷な命令だった。
この快楽を味わうために、最早愛情すら抱く程に大切にしてきたタロウとのセックスを止める。
この場で俺との関係を終わりにしてしまえば、そのような裏切り行為に手を染めずに済む。
だが果たして、今後一生この快楽を味わわずに、タロウとのセックスだけで満足出来るだろうか。
凛にとって、俺とのセックスは今までのそれとはレベルが違い過ぎた。
凛はタロウとのセックス以上に悦びを感じることはあり得ないと信じて、他の奴隷には手を出してこなかった。
だがその信念は今この場で、脆くも崩れ去ってしまった。
今までのセックスを優に超える、最高の快楽が存在した。
セックスの快楽こそが人生の幸せだと信じて調教場を営んできた凛にとっては、この悦びの価値を否定することなど、よもや出来る筈も無かった。
これこそが最も幸せな快楽。
これを味わうための人生。
このセックスを味わえるなら―――
他のものなど―――
無価値に等しい。
「……ぁ……ぁあ……」
タロウへの想いが崩れていく。
「ああ……ああああっ……」
たった一人に懸けてきた想いが、極限の快楽に染められていく。
「わっ……わかっ……りましっ……たぁあああーーーっ!!
游助様ぁああーーーっ!!」
気付けば凛は、俺の名を一心に叫んでいた。
その瞬間に狙いを定め、俺は肉棒を強烈に打ち付けた。そして―――
『ドピューーッドピュルルーーッ!』
大量の精液を子宮へとぶち撒けた。
「あっ―――」
その時凛の頭の中で、何かがプツリと切れる。
そしてその奥から真っ白なベールが脳みそを包み込んでいった。
奥でこの上ない多幸感が弾け、未曾有の快楽が頭のてっぺんから足の先へとドロドロ垂れていく。
幸せ―――
幸せ―――
幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ、
すっっっっごく幸せ。
浮気セックス、
キンモチイイ。
凌辱セックス、
ギンンンモヂイイィィィ。
全ての思考が奪い去られる。
肉体はただの獣と化し、白目を剥いて喘ぐ。
「アアアアアーーーーーッッ!! イグッイグウゥゥーーーーッ!! イグイグイグイグッッ!! イッグッッ!! イッグウウゥゥーーーッッ!!」
―――そうだ。
私は元々獣だった。
快楽のために奴隷と交わり、奴隷を育てる獣だった。
獣のままで良かったんだ。
彼が―――私を獣のままで居させてくれた。
これが―――私の、本来の姿だ。
『パンパンパンパンッッ!!』
「ほらイケッ! イキまくれっっ!
もっともっとイかせまくってやるからなっ!!」
「イっっぐうゔぅうぅぅん!! まらイグぅぅぅううーーーーっ!!」
ああ―――調教場を創って本当に良かった。
『ズパンッズパンッバチュバチュバチュバチュッ!!』
「ほら後ろから突きまくってやるぞっ!!
このドスケベ女がっ!!
何が『うちの子には手を出さない主義』だっ! ドスケベの癖にカッコつけやがって!
自分が育てた奴隷に犯されてよがり狂ってんじゃねえか!」
『あヒィーーーっ! ごめっごめんなしやいぃぃーーーっっ!」
ああ―――彼が私の調教場に連れて来られて、本当に良かった。
「奴隷の幸せだなんだ綺麗事ほざいて、性奴隷を大量生産してるお前がこの世で一番変態女なんだよっ!」
『パァンッッ!!』
「んぁあーーーっ!! そっそうですうぅーーっ!!
私が一番性に狂った獣なんですうぅーーーっ!」
ああ―――良い奴隷が育つよう、必死に頑張ってきて良かった。
「その癖自分は一人の奴隷としかヤらねえとか、淫乱女の癖に純情ぶってんじゃねえよ!
そうやって一途を気取ってりゃ、変態な自分から目を逸らせてさぞ気分が良かったんだろうなぁっ!
自分を誤魔化すんじゃねえ!
本当はこうやってっ……! 自分を狂わせてくれる奴隷が現れるのを、ずーーーっと待ってたんだろっ!」
ああ―――彼というSランクの奴隷が私の調教場に現れてくれて―――
本当に良かった。
「ああーーーっ! そうですっ! その通りですうぅぅーーーっ!!
イッッぎゅうぅぅうううーーーっっ!!」
「だからお前はぁあっ!!」
『バチュンッッ!!』
「ンァアアーーーッ!!」
「俺とぉおおっっ!!」
『バチンッッ!!』
「んあ"あ"あ"あ"ーーっっ!!」
『ドチュッッッ!!』
「セックスしに来たんだろがぁあああっっ!!
性欲の謎だとか、んなことこれっっっっぽっちも考えてねえんだろっっ!!
テメーはっ!!
俺とセックスすることしかっ!!
考えてねーーーーんだろっっっ!!!
――――凛っっっっ!!!!」
ああ――――
本当に良かった―――
彼とセックスして―――
ようやく私は―――
本当の……
獣になれた。
「んぎぃぃイッ……ぎゅううぅぅうううイグイグイグイグッいっっっぐうぅぅうううぅぅーーーーーっっ!!」
この上なく辱められた姿のまま、
幸福の白に、
凛の思考は埋め尽くされた―――
1
お気に入りに追加
464
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!


男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。

貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる