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第二章【魔界編】
口論(微性描写有り)
しおりを挟む「――改めましてシン殿。先日はとんだご無礼を働きまして、誠に申し訳ありません」
「あ、ああ……」
シンは身なりを整えてクドラウスの謝罪に応じた。
「それで魔界にお越し頂く件に関しましては、ご了承頂けましたでしょうか?」
「一応行く前に色々確認させて欲しいんだけど、その前に――」
シンが本題に入る前にチラリと後ろを見やる。
そこには女達がレイシアの治癒魔法によりようやく正気を取り戻し、ベッドの上で大人しく座っていた。
ただ一人、レイシアを除いては――
『グチュッヌチュッグチュッ』
ソフィーヤとメレーヌは服を着て、淫魔のリザですらシンの指示に従って大人しくしているというのに、レイシアは服を着たものの、相変わらずパンツは履かずにマンコをシンのディルドーで掻き回していた。
「ええっと……レイシアさん、いい加減に手を止めて貰えませんか?」
ディルドーにはまだシンの魔力が残っており、射精には至らないもののレイシアのマンコでチンポを刺激され続けるせいで、クドラウスとの話に集中出来ないでいた。
「私の事は構わず話を続けて、シン」
ところがレイシアは、シンに諭されても平然とした顔でマンコを掻き回し続ける。
「ちょっとレイシアさん。シン様もああ言っておられますし、流石にこの状況でそれははしたないですよ」
筋金入りの変態であるソフィーヤですら、レイシアにドン引きした視線を送りながら苦言を呈する。
「何言ってるんだい? 私とシンはずーーーっとセックスし続ける事を約束した仲なんだよ?
それだけを求めて今まで冒険者活動を頑張って来たんだ。シンのチンポを感じられないなんて一秒たりとも耐えられないよ。
それに貴女とシンが交わる事は許しても、貴女にシンと私の営みまで邪魔する事を許した覚えはない」
対するレイシアはマンコを弄る手を止めず、ソフィーヤに向かって堂々と反論を述べた。
「ま、まさかレイシアさんがこんなにスケベな女性だなんて思いませんでした……」
「凄ーい! レイシア淫魔みたーい!」
「は、破廉恥ですわ……」
先程まで醜態を晒しまくっていた女達が、レイシアの異常な性欲に戸惑いと感銘を受ける。
「あれだけ毎日下品な雌の臭いをプンプンさせていたソフィーヤに言われたくないなぁ。貴女は隠してるつもりだったかもしれないけど」
ソフィーヤの蔑みに対し、レイシアが鋭く言い返す。その言葉にソフィーヤは顔を真っ赤にしながらも、『ゴホン』と咳払いをして姿勢を正した。
「ですがレイシアさんの『お約束』というのはレイシアさんの過去の話ですよね?
今は私の方がシン様の下僕として先輩なのですから、シン様を困らせるような行動は見逃せません。
レイシアさんはシン様からお情けを頂く身としての自覚が足りていないようですね」
ソフィーヤは自分がシンの下僕長だと言わんばかりに、レイシアの態度を叱責した。
自分の方が立場が上だとソフィーヤから遠回しに言われ、レイシアの目が鋭くなる。
「そういうソフィーヤもシンのマンコとしての自覚が足りないんじゃないのかい?
私達はただのマンコなんだよ? シンのチンポが入っていない時を想定する事自体が間違っている。マンコはマンコらしくシンのチンポを四六時中気持ち良くさせる事だけ考えればいいんだ。
シンとセックスする為に生き、シンのチンポを入れる事以外の余計なものは排除しなきゃいけない。
貴女にそれが出来ないのであれば、悪いけど真っ先に貴女を排除させて貰うよ」
「シン様がそれを望むのであれば、どうぞそうして下さって結構です。
ですがシン様にご満足頂く事と、レイシアさんがシン様を煩わせる事は全くの別問題です。シン様が望まれた時に、この身を差し出すのが下僕としての正しいあり方です。
レイシアさんはシン様の尊いオチンチンを、自分の欲望の為に身勝手に使っているだけです。
それにレイシアさんの平凡なオマンコよりも、永遠の処女を得た私のオマンコの方がシン様を何倍も喜ばせる事が出来ます」
「薬で処女膜を保っているくらいで、ソフィーヤのクソビッチだった過去は消えないよ。もしそんな薬で赦されるなら、僧侶だった頃の私がシンとセックスする為にとっくに使っていたさ。
貴女こそ自分の為にシンの綺麗なチンポを、その汚い股ぐらで汚しているだけだと気付くべきだね」
「レイシアさんこそ長い年月を生きられたそうですから、そろそろご隠居なさってはどうですか?
身体は若くても心の老いまでは隠せませんよ?」
先程まで仲良く交わっていたレイシアとソフィーヤが、言い合いをどんどんヒートアップさせていく。
かたやシンはと言うと、早々に女達の争いに関わる事を放棄し、自身のステータスの確認を取った。
――――――――――――――――――――
シン(16)
職業:降魔術師Lv110
体力:5500/5500
魔力:5500/5500
攻撃力:5200
防御力:6000
知識:6100
素早さ:5700
知恵:6400
運:3100
スキル:【降魔術】Lv100【剣術】Lv100 【チャーム】Lv100 【仁王立ち】Lv100【抜刀】Lv100 【受け流し】Lv100【蹴術】Lv100【毒耐性】MAX 【チャーム耐性】MAX 【不眠不休】MAX 【魔力自然回復】MAX 【暗視】MAX 【一騎当千】MAX 【体力ドレイン】MAX 【不屈の精神】:MAX
Uスキル:【強欲】
――――――――――――――――――――
シンは前人未到のLv100を突破していた。
「こ、こんなにレベルが上がるなんて……」
レベルだけではない。スキルやステータスも異常な数値を示しており、最早人間の世界でシンの強さに匹敵する者は存在しないに等しい。
その中でもシンが気になったのはチャームLv100のスキルだ。
チャームがLv100ともなると、そんなスキルを発動させたらどのような事態になるのか想像もつかない。
スキルを発動させたまま道を歩けば、その場で全ての人間が服を脱ぎ捨てて自分に襲い掛かってくるだろう。
いや、下手すればその場で全員が絶頂に達する可能性すらある。
何よりも――
「こ、これを使えば……」
『ドクン』
「誰とでもセックス出来る……」
『ドクン』
「いつでも……誰とでも……! 好き勝手に……!」
『ドクン ドクン』
全ての女を手中に出来る能力を手にした事に、シンの心臓と股関が昂る。
「そうだよ。全ての女がシンにひれ伏すんだ。
わざわざ危険な魔界になんか行く必要ないよ……私とここで変態の限りを尽くそう。快楽を感じない瞬間なんて無いくらいに。
シンの快楽を一瞬でも妨げる奴がいれば、私が全て排除してあげるよ」
レイシアがシンの肩に寄り添いながら、艶かしく囁く。レイシアの思考はかなり暴走気味だが、女達とヤリまくる事に関心が向かない筈がない。
魔界に行かなくとも淫魔は召喚出来るし、クドラウスにどんな目的があるのかも分からない。
このまま情欲に流されてしまおうか……そんな邪な思いがシンの心に差し込む。
「それは困りますね……シン殿には何としても魔界に来て頂く必要があります」
そこへクドラウスが割って入った。やはりクドラウスはどうしてもシンを魔界に連れて行くつもりのようだ。
「早速邪魔者が割り込んで来たね。どういう理由でシンを魔界に連れて行こうとしているのか分からないけど、私達の邪魔をするなら今すぐこの場で排除する」
レイシアがクドラウスを睨み付けながら、剣に手を添える。
「別に皆さんのまぐわいを邪魔するつもりはありませんよ。むしろ魔界に来ていただく事は強欲のスキルを持つシン殿にとって、そしてシン殿を慕う貴女達にとっても非常に良い話だと思いますよ?」
クドラウスはレイシアの敵意に動じることなく、笑顔でシン達に向かって語りかけた。
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