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第一章【レイシア編】
お願い
しおりを挟む「は、働くって……うちで!?」
うちで働きたいという予想外過ぎるお願いに、シンは再度ソフィーヤに聞き直す。
「はい! 家事全般何でも致します! あと出来れば住み込みでお願いしたいのですが……」
「しかも住み込み!?」
これはマズい事になった、とシンは焦った。
ソフィーヤは美人だが若い男を狙う魔性の女だ。あわよくば自分を狙っているのかと、シンはたじろぐ。
「あ、働くとは言ってもお給料は結構です。シン様の恋路やリザ様との営みも、誓ってお邪魔いたしません!」
自ら進んでタダ働きの家政婦になりたいというソフィーヤに対し、シンは益々その意図が掴めなくなる。
「昨日お二人に私の体をいたぶって頂いて私気付いたんです。今まで生きてきたのはこの悦びを知るためだったんだって。
あの全身が満たされる幸福感を知ってしまったら、もうシン様無しでは生きていけません……!
ですのでお給料は要りませんので、毎晩一度だけでもいいのでシン様のお情けを頂きたいのです!
その代わり掃除洗濯料理等は全て私が致しますので! 勿論リザ様と素晴らしい夜伽をされているシン様には、私のような使い古したオマ◯コではご満足頂けない事と思います。
ですが以前、常に処女のアソコを保つ魔女の秘薬が売られているとお聞きした事があります!
私には貯えもありますので、それを購入してシン様には毎日私の処女を散らして頂ければと思っております!」
充血した目で早口に迫るソフィーヤに対し、シンは気圧される。
「な、何もそこまでしなくても……!」
シンは自分の為に貯蓄をはたいて魔女の秘薬まで買おうとしているソフィーヤへ、若干引き気味に静止する。
「とんでもございません! 本当のセックスの悦びを教えて頂いたシン様に、図々しくもお仕えさせて頂く為には破瓜の痛みなど取るに足りません!
シン様にいたぶって頂けるのであれば、む、むしろ気持ちいい……いえ! 幸福な事この上ありません!
シン様は是非とも、この私めを性奴隷の如く乱暴に扱ってください!
シン様の好きな時に如何なる場所でも、喜んでシン様のオチ◯ポ様をご奉仕させて頂きます! うへっ……うへへっ」
「わ、分かりました! 分かりましたから!
家の事はソフィーさんにお任せします!」
シンはソフィーヤの物凄い勢いに圧され、申し出を了承してしまった。
「ああっ有難うございます! それではすぐに必要な物を買って参ります!
それと秘薬も……フフフ」
(まぁソフィーさんがこうなってしまったのは俺のせいでもあるし、仕方ないか……家に美人な家政婦が居るってのも悪くないし。
そ、それに毎回処女を相手に出来るっていうのも、な、中々興味をそそられるな……)
シンは夜の新たな楽しみに欲望が沸々と湧き、ソフィーヤという美人な性奴隷、もとい家政婦の居る生活に思いを馳せた。
「ダーリンはこの人のご主人様になるのー?」
「はい! り、リザ様もまたあの……アレで私を可愛がって頂けないでしょうか……?」
「いいよー。ダーリンと一緒に沢山虐めてあげるね♥️」
「有難うございます! ああっ……! あの快感を思い出すだけで体が熱く……!」
どうやらソフィーヤは既に淫魔の体液の虜になってしまったらしい。
リザの快い返事を受け、顔を火照らせながらクネクネと体を捩らせている。
「それじゃあソフィーさんに当分の食費を渡しておくよ」
「そ、そんな! シン様からお金を頂く訳にはいきません!
それにシン様は私のご主人様なのですから、ソフィー、もしくは犬とお呼びください!」
M属性がどんどんエスカレートしていくソフィーヤに対し、シンは強引に金貨を渡した。
「い、犬は流石に……ええと、ソフィー。ソフィーの言うとおり俺も主人らしく振る舞うから、ソフィーも使用人らしくこれを大人しく受け取るんだ。
自分の判断で必要な物を買って良いが、我が家の物は俺の渡したお金から買うように。
それと日中は俺達も家に居ないことが多いから、家の事は朝と夜だけでいい。昼間はギルドの仕事を続ける事。
そこで稼いだお金は自分の事に使うように。
しっかり自分を磨いて主人を喜ばせてくれ。いいね?」
流石に家の物までお金を出させる訳にはいかない。
シンはハーレムには憧れるものの、ヒモになるつもりは毛頭無かった。
「ああっ……! やはりシン様は素晴らしきお方です!
分かりました! ご主人様のお金を大切に預からせて頂きます!」
ソフィーヤは感激に目を潤ませながら、シンから受け取ったお金を大切に仕舞った。
(ふう……何とかギルドの受付嬢を辞めさせない方向に持っていけた。
仕事を辞めて俺の家に上がり込んでいる事が知れれば、結婚したと誤解される可能性もある
何よりレイシアさんにソフィーと一緒に住んでいる事を知られる事だけは避けなくては……!)
「あ、あとギルドでは今まで通りの呼び名で呼ぶ事。ソフィーがうちで働いてるのを他の人に知られる事のないように。
俺もギルドでは今まで通り接する」
「うふふ、分かりました。特にレイシアさんには……ですよね?」
慌てて注意事項を追加するシンに対し、ソフィーヤはお見通しといった顔で了承した。
「う、うむ。主人の意思をおもんばかるのも良いが、あまり主人をからかうようならお仕置きだぞ?」
「ああっそんな……! こ、ここ今夜はどのようなお仕置きを頂けるのでしょうか!?」
シンが釘を刺したものの、ソフィーヤはまるでご褒美を貰えるかのように喜んでいる。
「と、とにかくそれは帰ってからだ! 早くギルドへ行くぞお前達!」
「はーい!」
「分かりました! ぐふっ……ぐふふ」
シン達は急いで食卓を片付けると、三人揃ってギルドへと向かったーー
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