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序章篇
6 悲劇的-3-
しおりを挟む 一瞬の出来事だったが、彼はその一瞬の間の行動を誤った。
正面に立った何者かが自分に向けたそれが銃口だと気付いた時、彼は射竦められたように身動きひとつとれなかった。
次には銃口が光り、放たれた青いレーザーが彼の肩を焼いた。
「なん――!?」
何が起きたのかを理解しようとする。
右肩に走る痛みと熱さの正体を探ろうとする。
その思考の中で、彼はもう一度、青い光を見た。
「ソーマッ!」
それを見ていたシェイドが慌てて飛び出す。
「バカ……来るな!」
二度目の光が脇腹をかすめ、ソーマはその場にうずくまる。
シェイドが彼の元に駆け寄る。
何者かは視界に飛び込んできたもうひとりの少年に銃を向けた。
『プラトウの人間を確認、排除する』
平らな音声が何者かの頭部から発せられた。
シェイドは現状についてためにならないほど多くを理解したが、体が凍りついたように動かせない。
幼馴染をかばうことも、岩陰に隠れることもできなかった。
「シェイドっ!」
ソーマが叫ぶ。
その声に何者かが反応し、銃を構えなおす。
その隙にソーマは左手を突き出した。
拳が赤く光り、輝き、やがて拳大ほどの火球が発生した。
「吹っ飛べ、鉄くず野郎!」
放たれた火球が周囲の空気を巻き込みながら、真っ直ぐに何者かに向けて飛んだ。
直撃を受けた何者かが後退りする。
その際に体勢を崩し、手にしていた銃が転がった。
火球は頭部を包みこみ、さらに激しく燃え上がった。
『排除する……排除、する…………』
武器を失い、炎に視界を奪われてもなお、それは言葉を繰り返しながら向かってくる。
「こいつ……ふざけやがってッ!」
ソーマは立て続けに火球を放った。
動作が緩慢になったそれは直撃を受けるたびに肩を焼かれ、胴を撃ち抜かれ、足を焦がされた。
数歩、歩みを止めなかった何者かは最後に放たれた火球に頭部を吹き飛ばされ、その場に崩れ落ちた。
「………………」
全身から煙を上げているそれが完全に動かなくなったのを確認すると、ソーマは四肢を投げ出して仰向けに倒れ込んだ。
「散々だな……」
ようやく静寂が戻ってくると忘れていた痛みまでもが戻ってきた。
肩と脇腹に帯びた熱さに、彼は今になって撃たれたのだと自覚する。
傷口からは僅かだが出血の跡がある。
「ソーマ!」
我に返ったようにシェイドが駆け寄る。
「大丈夫だ。ちょっと、かすっただけさ」
苦笑した彼は額の汗を拭い、心配する幼馴染を払いのけるように立ち上がろうとした。
だが上体を起こしかけたところで激痛が走り、再び身を沈める。
「悪りぃ、ちょっと休憩だ……」
強がる彼にシェイドは迷う。
だがその痛みを感じとり、迷ったことを後悔する暇もなくソーマの肩にそっと手をかざす。
「何を……?」
シェイドの指先がアメジスト色に輝いた。
「じっとしてて」
光は導かれるように傷口に流れ込み、ソーマ自身が持つ治癒能力を倍加させる。
しかしまだ痛みを取り除くには至らない。
シェイドは手に力を込めてさらに魔法を展開させた。
輝きはさらに増し、それに伴って眩い粒子が先を争うように傷口に溶けていく。
シェイドはもう片方の手でソーマの脇腹に同じく魔法を施した。
ほどなくして二つの傷はなかったことになった。
最後にシェイドが血を拭き取ると、裂けた衣服の隙間から日焼けした肌が覗いた。
「ごめん……」
呟くシェイドの手は震えていた。
彼にはいくつかの後悔があった。
外では絶対に魔法を使ってはならない、という母の言いつけを破ってしまったこと。
自分を守るために飛び出して撃たれたソーマに、母との約束を天秤にかけてすぐに治癒魔法を使わなかったこと。
そしてこの何者かに対して何もできなかったこと。
それら全てが己の小ささを少年に叩きつける。
(僕は卑怯者だ……臆病だ……)
命の危険があったにもかかわらず、躊躇なく挑んだ幼馴染に比して、彼は自分がどれだけ無力で無能であるかをまた自覚した。
「なんで謝るんだ?」
ソーマには彼の苦悩は分からない。
いつも彼の保護者のように振る舞ってきたソーマには、その振る舞いが実は彼を追い詰めていることに気付かない。
「お前のおかげで助かったよ、サンキュな」
言いながら彼は身を起こした。
シェイドはその体を支えようとしたが、それより先にソーマはしっかりと両足で立ち上がっていた。
「知らなかったぜ。お前がこんな魔法を使えるなんてさ」
「母さんに言われてたんだ。外で魔法は使うなって。誰にも知られないように隠しておくようにって」
「そっか……」
ソーマは多くを理解した。
魔法が当たり前の世界で使用を禁じる理由は徴兵以外に考えられない。
彼の目から見てもシェイドの母親は過保護だったから、隠すように言いつけたことも理解できる。
そしてそこまで隠したがるということは、その力が並でないことも彼は悟った。
「そんな顔するなよ。お前の魔法が俺を助けたんだ。もっと胸を張れよ。それと――」
「なに?」
「もう約束は破っちまったんだし、こんな状況だ。今からは思いっきり使え、いいな?」
相手に明確な殺意がある以上、躊躇いも慈悲も捨てなければならない。
先ほどのような迷いは命取りになると彼は覚悟した。
「心配すんなよ。俺からもおばさんに謝るからさ」
「う、うん……」
「それより、こいつだ」
今は動かなくなった侵入者を見下ろしてソーマが言う。
「これ……ドール、だよね?」
何発もの火球を受けて焼け焦げたそれは人間ではない。
元々は労働力として開発されたドールは骨格こそ人の形のそれだが、表面はネルスチールに覆われた銀色の人形である。
比較的安価で運用も容易、プログラム次第で様々な作業が実行できるため用途は広い。
ただし人の手ほど器用ではないため、狭隘な場所や細かい作業には適していない。
そのため危険を伴う作業や多くの労働力を必要とする現場に投入する、というのが本来の目的だった。
作業効率の向上や人的労働力の代替を目的に作られたドールだったが、時代の要求から次第に兵器として運用されるようになる。
プログラムを書き換えて殺傷行動を可能にし、重火器を扱えるように規格を整備すれば、忠実な兵士の完成となる。
頑丈ではないが量産が可能で、多くは使い捨ての尖兵として用いられている。
ドールの最大の利点は命令実行にあたり、情を差し挟まない点だ。
彼らは躊躇も油断も手加減もしない。
恐怖や不安も抱かない。
進めと言われれば進み、殺せと言われれば殺す。
広く普及しているこの兵士は、ペルガモンの圧政の代行者として民に恐れられていた。
シェイドは破壊されたドールを覗き込んだ。
金属でできた兵の外見は人間の骨格を銀色で覆っただけのようで無骨だ。
頭のないこれが突然起き上がったりしないか、とシェイドは怖くなった。
「こいつ、Gシリーズだぜ。古いけど、たしか他の奴と連絡が取り合える型だったハズだ。一度、ここを出よう。俺たちがいることも伝わってる」
残骸とはいえすっかりドールに恐怖してしまったシェイドは、その言葉を聞くや彼よりも先に洞窟を出ようとした。
だが外の光が見えたところで、先ほどの仲間が待ち構えているかもしれないと想像してしまい足が竦んでしまう。
「ここで待ってろ。ちょっと見てくる」
ソーマは自ら偵察役を買って出た。
音を立てないようにして辺りを窺う。
ドールの姿は見当たらない。
「どこにもいないみたいだ。行くぞ。できるだけ姿勢を低くしろ」
二人は洞窟を出るとすぐに近くの茂みに身を潜めた。
平時であれば毒虫を避けるために決してとらない行動だが、撃たれるくらいなら虫に刺されたほうがずっとマシだ。
「ソーマ、あれ見て」
シェイドは上空を指差した。
地上を蹂躙していた艦は高度を保ったまま、ゆっくりと東へ飛行している。
風に流されるように進むそれは、生き残ったプラトウの民を探しているように見えた。
「上にも注意しろってことだな」
ソーマは舌打ちした。
草むらや岩壁を利用し、身を隠しながら町に向かう。
ここから町までは中ほどに遮蔽物のない平地が広がっているため、遠回りしなくてはならない。
時間はかかるが、これが敵に見つからない最善の道だ。
「向こうから来るな……ここに隠れよう」
途中、何度かドールの一団と遭遇し、その度に足を止めるか迂回するかした。
旧型のドールは歩行しかできず死角も多い。
崖を登ったり勾配が急な洞穴に隠れたりすれば、やり過ごすのは難しくない。
そうして1時間ほどかけ、二人はようやく町に辿り着いた。
正面に立った何者かが自分に向けたそれが銃口だと気付いた時、彼は射竦められたように身動きひとつとれなかった。
次には銃口が光り、放たれた青いレーザーが彼の肩を焼いた。
「なん――!?」
何が起きたのかを理解しようとする。
右肩に走る痛みと熱さの正体を探ろうとする。
その思考の中で、彼はもう一度、青い光を見た。
「ソーマッ!」
それを見ていたシェイドが慌てて飛び出す。
「バカ……来るな!」
二度目の光が脇腹をかすめ、ソーマはその場にうずくまる。
シェイドが彼の元に駆け寄る。
何者かは視界に飛び込んできたもうひとりの少年に銃を向けた。
『プラトウの人間を確認、排除する』
平らな音声が何者かの頭部から発せられた。
シェイドは現状についてためにならないほど多くを理解したが、体が凍りついたように動かせない。
幼馴染をかばうことも、岩陰に隠れることもできなかった。
「シェイドっ!」
ソーマが叫ぶ。
その声に何者かが反応し、銃を構えなおす。
その隙にソーマは左手を突き出した。
拳が赤く光り、輝き、やがて拳大ほどの火球が発生した。
「吹っ飛べ、鉄くず野郎!」
放たれた火球が周囲の空気を巻き込みながら、真っ直ぐに何者かに向けて飛んだ。
直撃を受けた何者かが後退りする。
その際に体勢を崩し、手にしていた銃が転がった。
火球は頭部を包みこみ、さらに激しく燃え上がった。
『排除する……排除、する…………』
武器を失い、炎に視界を奪われてもなお、それは言葉を繰り返しながら向かってくる。
「こいつ……ふざけやがってッ!」
ソーマは立て続けに火球を放った。
動作が緩慢になったそれは直撃を受けるたびに肩を焼かれ、胴を撃ち抜かれ、足を焦がされた。
数歩、歩みを止めなかった何者かは最後に放たれた火球に頭部を吹き飛ばされ、その場に崩れ落ちた。
「………………」
全身から煙を上げているそれが完全に動かなくなったのを確認すると、ソーマは四肢を投げ出して仰向けに倒れ込んだ。
「散々だな……」
ようやく静寂が戻ってくると忘れていた痛みまでもが戻ってきた。
肩と脇腹に帯びた熱さに、彼は今になって撃たれたのだと自覚する。
傷口からは僅かだが出血の跡がある。
「ソーマ!」
我に返ったようにシェイドが駆け寄る。
「大丈夫だ。ちょっと、かすっただけさ」
苦笑した彼は額の汗を拭い、心配する幼馴染を払いのけるように立ち上がろうとした。
だが上体を起こしかけたところで激痛が走り、再び身を沈める。
「悪りぃ、ちょっと休憩だ……」
強がる彼にシェイドは迷う。
だがその痛みを感じとり、迷ったことを後悔する暇もなくソーマの肩にそっと手をかざす。
「何を……?」
シェイドの指先がアメジスト色に輝いた。
「じっとしてて」
光は導かれるように傷口に流れ込み、ソーマ自身が持つ治癒能力を倍加させる。
しかしまだ痛みを取り除くには至らない。
シェイドは手に力を込めてさらに魔法を展開させた。
輝きはさらに増し、それに伴って眩い粒子が先を争うように傷口に溶けていく。
シェイドはもう片方の手でソーマの脇腹に同じく魔法を施した。
ほどなくして二つの傷はなかったことになった。
最後にシェイドが血を拭き取ると、裂けた衣服の隙間から日焼けした肌が覗いた。
「ごめん……」
呟くシェイドの手は震えていた。
彼にはいくつかの後悔があった。
外では絶対に魔法を使ってはならない、という母の言いつけを破ってしまったこと。
自分を守るために飛び出して撃たれたソーマに、母との約束を天秤にかけてすぐに治癒魔法を使わなかったこと。
そしてこの何者かに対して何もできなかったこと。
それら全てが己の小ささを少年に叩きつける。
(僕は卑怯者だ……臆病だ……)
命の危険があったにもかかわらず、躊躇なく挑んだ幼馴染に比して、彼は自分がどれだけ無力で無能であるかをまた自覚した。
「なんで謝るんだ?」
ソーマには彼の苦悩は分からない。
いつも彼の保護者のように振る舞ってきたソーマには、その振る舞いが実は彼を追い詰めていることに気付かない。
「お前のおかげで助かったよ、サンキュな」
言いながら彼は身を起こした。
シェイドはその体を支えようとしたが、それより先にソーマはしっかりと両足で立ち上がっていた。
「知らなかったぜ。お前がこんな魔法を使えるなんてさ」
「母さんに言われてたんだ。外で魔法は使うなって。誰にも知られないように隠しておくようにって」
「そっか……」
ソーマは多くを理解した。
魔法が当たり前の世界で使用を禁じる理由は徴兵以外に考えられない。
彼の目から見てもシェイドの母親は過保護だったから、隠すように言いつけたことも理解できる。
そしてそこまで隠したがるということは、その力が並でないことも彼は悟った。
「そんな顔するなよ。お前の魔法が俺を助けたんだ。もっと胸を張れよ。それと――」
「なに?」
「もう約束は破っちまったんだし、こんな状況だ。今からは思いっきり使え、いいな?」
相手に明確な殺意がある以上、躊躇いも慈悲も捨てなければならない。
先ほどのような迷いは命取りになると彼は覚悟した。
「心配すんなよ。俺からもおばさんに謝るからさ」
「う、うん……」
「それより、こいつだ」
今は動かなくなった侵入者を見下ろしてソーマが言う。
「これ……ドール、だよね?」
何発もの火球を受けて焼け焦げたそれは人間ではない。
元々は労働力として開発されたドールは骨格こそ人の形のそれだが、表面はネルスチールに覆われた銀色の人形である。
比較的安価で運用も容易、プログラム次第で様々な作業が実行できるため用途は広い。
ただし人の手ほど器用ではないため、狭隘な場所や細かい作業には適していない。
そのため危険を伴う作業や多くの労働力を必要とする現場に投入する、というのが本来の目的だった。
作業効率の向上や人的労働力の代替を目的に作られたドールだったが、時代の要求から次第に兵器として運用されるようになる。
プログラムを書き換えて殺傷行動を可能にし、重火器を扱えるように規格を整備すれば、忠実な兵士の完成となる。
頑丈ではないが量産が可能で、多くは使い捨ての尖兵として用いられている。
ドールの最大の利点は命令実行にあたり、情を差し挟まない点だ。
彼らは躊躇も油断も手加減もしない。
恐怖や不安も抱かない。
進めと言われれば進み、殺せと言われれば殺す。
広く普及しているこの兵士は、ペルガモンの圧政の代行者として民に恐れられていた。
シェイドは破壊されたドールを覗き込んだ。
金属でできた兵の外見は人間の骨格を銀色で覆っただけのようで無骨だ。
頭のないこれが突然起き上がったりしないか、とシェイドは怖くなった。
「こいつ、Gシリーズだぜ。古いけど、たしか他の奴と連絡が取り合える型だったハズだ。一度、ここを出よう。俺たちがいることも伝わってる」
残骸とはいえすっかりドールに恐怖してしまったシェイドは、その言葉を聞くや彼よりも先に洞窟を出ようとした。
だが外の光が見えたところで、先ほどの仲間が待ち構えているかもしれないと想像してしまい足が竦んでしまう。
「ここで待ってろ。ちょっと見てくる」
ソーマは自ら偵察役を買って出た。
音を立てないようにして辺りを窺う。
ドールの姿は見当たらない。
「どこにもいないみたいだ。行くぞ。できるだけ姿勢を低くしろ」
二人は洞窟を出るとすぐに近くの茂みに身を潜めた。
平時であれば毒虫を避けるために決してとらない行動だが、撃たれるくらいなら虫に刺されたほうがずっとマシだ。
「ソーマ、あれ見て」
シェイドは上空を指差した。
地上を蹂躙していた艦は高度を保ったまま、ゆっくりと東へ飛行している。
風に流されるように進むそれは、生き残ったプラトウの民を探しているように見えた。
「上にも注意しろってことだな」
ソーマは舌打ちした。
草むらや岩壁を利用し、身を隠しながら町に向かう。
ここから町までは中ほどに遮蔽物のない平地が広がっているため、遠回りしなくてはならない。
時間はかかるが、これが敵に見つからない最善の道だ。
「向こうから来るな……ここに隠れよう」
途中、何度かドールの一団と遭遇し、その度に足を止めるか迂回するかした。
旧型のドールは歩行しかできず死角も多い。
崖を登ったり勾配が急な洞穴に隠れたりすれば、やり過ごすのは難しくない。
そうして1時間ほどかけ、二人はようやく町に辿り着いた。
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