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序章篇
3 予言-1-
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一国の支配者にしては、この男には欠けているものが多い。
生まれ育ちのおかげで品格だけは保っているが、たとえば意味もなく宮殿内をうろつく様は落ち着きがなく、その場の思いつきで政策を決めてしまうのは思慮が足りない証だ。
また感情にまかせて人を怒鳴りつける配慮のなさや、自分に都合の悪い話を聞かなかったことにする大人げなさもあり、したがって彼と付き合うのは極めて難しい。
そんな人格であるから、彼が喜びそうな報告をする分にはまだよいが、そうでない報せを持っていく場合には細心の注意を払う必要がある。
「こちらにいらっしゃいましたか」
窓から離着陸スペースを眺めていた皇帝ペルガモンは控えめな声に振り向いた。
「壮観ではないか。あれが明日のエルディラントを作るのだ」
従者は彼に倣って外に目を向けた。
彼方まで続いているようなスペースに、数十隻の艦が配備されている。
その隙間を埋めるように千を超える戦闘機が整然と並ぶ。
これらは一命あればただちに飛び立つが、彼が壮観だと言っているのはつまり、それらが飛び立つ瞬間のことである。
「そのとおりだと思います」
従者は頷いた。
税の大半を投じて整備された軍は質、量ともに他国に抜きん出ている。
しかしこれらが民の生活を豊かにすることはない。
「ところでペルガモン様、ご報告がございます」
適当に機嫌をとったところで彼は本題に入った。
「少し前、重鎮のお二人がお戻りになりました」
「おお、今回は早かったな。すぐにわしの所へ来るよう伝えよ」
重鎮という言葉を聞いて彼は破顔した。
「以前、できるだけ玉座に就いているほうがよいと言われたからな。彼らと会う時だけは面倒だが広間にいることにしよう」
「ではそのように……」
役目を終えた従者はすぐにその場から消えた。
重鎮が戻って来るまで、まだもう少し時間がある。
ペルガモンはもう一度窓の外を見た。
エルディラントの力の象徴だ。
これが動くとき、必ず戦いが起こる。
そして誰かが死に、誰かが生き延び、この国はいくつかの損失と引き換えに多くを得る。
(なんとしても、わしの代で――)
この老獪の欲は果てしない。
産まれた時から欲しいものは何でも手に入ったから、それが死ぬまで続くと信じて疑わない。
手に入れる、とは支配するのと同じだ。
彼はたった一声で、この窓から見える全ての戦力を操ることができる。
しかし彼はそれでもまだ足りないという。
終着点は全てを支配することにあった。
この惑星の隅から隅までを手中に収め、どこかの名前も知らない異民族のひとりさえも、彼にかしずく世界を作る。
そのためには――彼もこの国も強者であり続けなければならなかった。
「そろそろ時間だな」
ペルガモンは愛おしそうに窓を撫でると、広間に向かった。
過去、支配者と呼ばれる人間のほとんど全ては宮殿内の最も高いところに重厚なカーテンとカーペットで飾った広間を設け、その奥の玉座に腰を据えていた。
先代も、その先代もそうしてきたが、彼の気性には合わなかった。
今も司令室にこもって敵を破る作戦を立てるか、そうでなければ甲冑を着込んで数千、数万の兵を率いて戦場に繰り出したいのを我慢しているほどだ。
すでに到着していた二人の男が広間の前で待っていた。
どちらも紺色のケープを羽織り、ともに年齢は30だというのにペルガモンに負けないくらいの風格がある。
「アシュレイ・ノアーク、グラン・トイランド、ただいま戻りました。皇帝、お変わりのないようで安心いたしました」
アシュレイが恭しく頭を下げた。
燃え盛る炎のような赤毛に、灼熱を思わせる赤い瞳のこの男は、外見からくる印象に反して聡明で物静かだ。
声も澄んでおり、立ち居振る舞いの優雅さもあって、年齢よりもずっと若く見える。
「挨拶はよい。それよりよく戻った。さあ、話を聞こう」
また小言を述べられてはたまらないと、ペルガモンは玉座に就いた。
高官たちは壁際に寄り、しずしずと歩く重鎮に頭を垂れた。
「さて、帰って来たばかりで悪いが様子はどうであったか?」
ひざまずいた二人にペルガモンは報告を促す。
「ミル地区およびフカクの近辺で反乱の兆しがありました。特にミル地区では以前から政府を標的にした暴動が起こっており、その対応に追われていたようです」
特別な任務を与えられていた重鎮は事実を淀みなく短い言葉で伝えた。
多くの士官がペルガモンの顔色を窺う中で、彼らはまるでそこに誰もいないように淡々と話す。
「しかし問題はありません。両地域とも勢力の中枢は押さえてあります。万が一、行動を起こそうとしても管轄の部隊がただちに鎮圧しましょう」
凛然とした口調で述べるグランは、マリンブルーの髪にアウイナイトのような青色の瞳を持つ優秀な人物だ。
物静かで知性的だが、見た目とはちがい行動力があって、大胆な発想の持ち主でもある。
「なお、今回の対応でフカク周辺の軍の配置を変更しました。隣接する三県との往来を制限することが目的です」
好ましい報告にペルガモンは手を叩いた。
「よろしい、大いに結構だ。反乱の火種は早いうちに消しておく。それが最良だ」
重鎮は恭しくお辞儀した。
「だが主格が分かっているのなら、取り押さえてもよいのではないか?」
「現時点ではあくまで兆候に留まります。彼らが行動を起こさないうちから強権的な手段に出れば、民の反発を招きます」
手緩いのではないかという彼の言葉をグランが毅然と遮った。
「皇帝、敢えて申し上げます。ここ数年、各地で騒ぎが起きています。暴動レベルならまだしも、このままではいずれ規模が拡大します。いつ国を揺るがす反乱に発展してもおかしくはありません。その原因は――」
「原因は今の政治にあります。終わらない戦、重税、徴兵……明日も分からない生活に民は苦しんでいます。その苦しみから逃れるために彼らは蜂起します。仁政とまでは言いません。せめてもう少し、民の声に耳を傾けてみませんか?」
恐れを知らない二人は皇帝の意に沿わない意見でも直言する。
その物言いに高官たちはペルガモンが激怒しないかと怯えた。
「戦が終わらないのは我が国の所為ではない。軍備を強化しなければ他国に攻め入られる。それを防ぐには歳入を増やして国防に充てる必要がある。これが我が国を、ひいては民を守る最善の道だ」
彼は早口で――怒りをごまかすため――まくしたてた。
理論に瑕疵はない。
「しかし彼らの不満も日に日に募っています。このままでは――」
「その時はその時で考えればよい」
もうこの話はするな、と彼は言った。
「お前たちの能力は認めている。世界中を探しても比肩する者はそうはいないだろう。お前たちの助言は聞くが、国の方針を決めるのはわしだ。そこを勘違いするな」
ペルガモンは濁った目で二人を見た。
「出過ぎたことを申しました」
アシュレイは心のこもっていないお辞儀をした。
これ以上、言を重ねても無意味だ。
諫言は折を見て、と二人が目配せしたところに、
「思い出したが、西方の防備に不安がある。先の報告にあるような暴動の兆しもあると聞く。何か良い案はないか?」
ペルガモンの気まぐれが始まった。
「西方の……? 具体的にはどのあたりですか?」
グランが訊いた。
「プラトウといったな。小さな町だが国境に近いうえに埋蔵資源が豊富な町だ。今まで狙われなかったのが不思議なくらいだ」
「…………ッ!?」
瞬間、グランの視線が左右に揺れた。
「どうかしたのか?」
「い、いえ……プラトウ、ですね。その町はたしかバルティスから奪い取った領土の一部だったハズです」
「そうなのか?」
「ええ、ずいぶん昔のことです。当時はプラトウに戦略的な価値がありませんでしたから、向こうも戦いを長引かせて損失を被るよりは切り捨てる道を選んだのでしょう。今さら奪還を考えてはいないでしょうが、衝突があってもおかしくはありません」
「うむ、そういうことか。バルティスが資源に目を付けたら面倒になりそうだな」
ペルガモンはあごに手を当てて唸った。
今や世界中に敵を作ってしまったエルディラントには、たかが町ひとつを守るために割く戦力がない。
そもそも守るよりも攻めることが重要だと考えている彼は侵攻を好み、防衛を嫌う。
プラトウを維持するくらいなら、それに代わる別の地域を手に入れたほうがよい、というのが彼の論理だ。
「軽々しく軍の配置を変えると他国に気取られます。近日中に私とアシュレイで視察してきましょう」
「わざわざお前たちが行くほどのことでもあるまい。誰か別の者に――」
「いえ、私たちが行きます」
ペルガモンの言葉を遮ってアシュレイも同調した。
「……よし、そこまで言うなら任せる」
彼は決断と行動の早い者が好きだ。
特に重鎮のような若くて、国のために積極的に働こうとする姿勢は印象が良い。
ペルガモンが二人を重用して特別扱いするのは、けっして能力だけを見ているからではない。
「では私たちはこれで失礼します。プラトウの件は秘密裡に、且つ迅速さが求められます」
そんな彼の性分を心得ているグランが止めを刺した。
ここまで言っておけばペルガモンといえども、いつもの気まぐれで方針を変えることはないだろうと踏んでのことである。
生まれ育ちのおかげで品格だけは保っているが、たとえば意味もなく宮殿内をうろつく様は落ち着きがなく、その場の思いつきで政策を決めてしまうのは思慮が足りない証だ。
また感情にまかせて人を怒鳴りつける配慮のなさや、自分に都合の悪い話を聞かなかったことにする大人げなさもあり、したがって彼と付き合うのは極めて難しい。
そんな人格であるから、彼が喜びそうな報告をする分にはまだよいが、そうでない報せを持っていく場合には細心の注意を払う必要がある。
「こちらにいらっしゃいましたか」
窓から離着陸スペースを眺めていた皇帝ペルガモンは控えめな声に振り向いた。
「壮観ではないか。あれが明日のエルディラントを作るのだ」
従者は彼に倣って外に目を向けた。
彼方まで続いているようなスペースに、数十隻の艦が配備されている。
その隙間を埋めるように千を超える戦闘機が整然と並ぶ。
これらは一命あればただちに飛び立つが、彼が壮観だと言っているのはつまり、それらが飛び立つ瞬間のことである。
「そのとおりだと思います」
従者は頷いた。
税の大半を投じて整備された軍は質、量ともに他国に抜きん出ている。
しかしこれらが民の生活を豊かにすることはない。
「ところでペルガモン様、ご報告がございます」
適当に機嫌をとったところで彼は本題に入った。
「少し前、重鎮のお二人がお戻りになりました」
「おお、今回は早かったな。すぐにわしの所へ来るよう伝えよ」
重鎮という言葉を聞いて彼は破顔した。
「以前、できるだけ玉座に就いているほうがよいと言われたからな。彼らと会う時だけは面倒だが広間にいることにしよう」
「ではそのように……」
役目を終えた従者はすぐにその場から消えた。
重鎮が戻って来るまで、まだもう少し時間がある。
ペルガモンはもう一度窓の外を見た。
エルディラントの力の象徴だ。
これが動くとき、必ず戦いが起こる。
そして誰かが死に、誰かが生き延び、この国はいくつかの損失と引き換えに多くを得る。
(なんとしても、わしの代で――)
この老獪の欲は果てしない。
産まれた時から欲しいものは何でも手に入ったから、それが死ぬまで続くと信じて疑わない。
手に入れる、とは支配するのと同じだ。
彼はたった一声で、この窓から見える全ての戦力を操ることができる。
しかし彼はそれでもまだ足りないという。
終着点は全てを支配することにあった。
この惑星の隅から隅までを手中に収め、どこかの名前も知らない異民族のひとりさえも、彼にかしずく世界を作る。
そのためには――彼もこの国も強者であり続けなければならなかった。
「そろそろ時間だな」
ペルガモンは愛おしそうに窓を撫でると、広間に向かった。
過去、支配者と呼ばれる人間のほとんど全ては宮殿内の最も高いところに重厚なカーテンとカーペットで飾った広間を設け、その奥の玉座に腰を据えていた。
先代も、その先代もそうしてきたが、彼の気性には合わなかった。
今も司令室にこもって敵を破る作戦を立てるか、そうでなければ甲冑を着込んで数千、数万の兵を率いて戦場に繰り出したいのを我慢しているほどだ。
すでに到着していた二人の男が広間の前で待っていた。
どちらも紺色のケープを羽織り、ともに年齢は30だというのにペルガモンに負けないくらいの風格がある。
「アシュレイ・ノアーク、グラン・トイランド、ただいま戻りました。皇帝、お変わりのないようで安心いたしました」
アシュレイが恭しく頭を下げた。
燃え盛る炎のような赤毛に、灼熱を思わせる赤い瞳のこの男は、外見からくる印象に反して聡明で物静かだ。
声も澄んでおり、立ち居振る舞いの優雅さもあって、年齢よりもずっと若く見える。
「挨拶はよい。それよりよく戻った。さあ、話を聞こう」
また小言を述べられてはたまらないと、ペルガモンは玉座に就いた。
高官たちは壁際に寄り、しずしずと歩く重鎮に頭を垂れた。
「さて、帰って来たばかりで悪いが様子はどうであったか?」
ひざまずいた二人にペルガモンは報告を促す。
「ミル地区およびフカクの近辺で反乱の兆しがありました。特にミル地区では以前から政府を標的にした暴動が起こっており、その対応に追われていたようです」
特別な任務を与えられていた重鎮は事実を淀みなく短い言葉で伝えた。
多くの士官がペルガモンの顔色を窺う中で、彼らはまるでそこに誰もいないように淡々と話す。
「しかし問題はありません。両地域とも勢力の中枢は押さえてあります。万が一、行動を起こそうとしても管轄の部隊がただちに鎮圧しましょう」
凛然とした口調で述べるグランは、マリンブルーの髪にアウイナイトのような青色の瞳を持つ優秀な人物だ。
物静かで知性的だが、見た目とはちがい行動力があって、大胆な発想の持ち主でもある。
「なお、今回の対応でフカク周辺の軍の配置を変更しました。隣接する三県との往来を制限することが目的です」
好ましい報告にペルガモンは手を叩いた。
「よろしい、大いに結構だ。反乱の火種は早いうちに消しておく。それが最良だ」
重鎮は恭しくお辞儀した。
「だが主格が分かっているのなら、取り押さえてもよいのではないか?」
「現時点ではあくまで兆候に留まります。彼らが行動を起こさないうちから強権的な手段に出れば、民の反発を招きます」
手緩いのではないかという彼の言葉をグランが毅然と遮った。
「皇帝、敢えて申し上げます。ここ数年、各地で騒ぎが起きています。暴動レベルならまだしも、このままではいずれ規模が拡大します。いつ国を揺るがす反乱に発展してもおかしくはありません。その原因は――」
「原因は今の政治にあります。終わらない戦、重税、徴兵……明日も分からない生活に民は苦しんでいます。その苦しみから逃れるために彼らは蜂起します。仁政とまでは言いません。せめてもう少し、民の声に耳を傾けてみませんか?」
恐れを知らない二人は皇帝の意に沿わない意見でも直言する。
その物言いに高官たちはペルガモンが激怒しないかと怯えた。
「戦が終わらないのは我が国の所為ではない。軍備を強化しなければ他国に攻め入られる。それを防ぐには歳入を増やして国防に充てる必要がある。これが我が国を、ひいては民を守る最善の道だ」
彼は早口で――怒りをごまかすため――まくしたてた。
理論に瑕疵はない。
「しかし彼らの不満も日に日に募っています。このままでは――」
「その時はその時で考えればよい」
もうこの話はするな、と彼は言った。
「お前たちの能力は認めている。世界中を探しても比肩する者はそうはいないだろう。お前たちの助言は聞くが、国の方針を決めるのはわしだ。そこを勘違いするな」
ペルガモンは濁った目で二人を見た。
「出過ぎたことを申しました」
アシュレイは心のこもっていないお辞儀をした。
これ以上、言を重ねても無意味だ。
諫言は折を見て、と二人が目配せしたところに、
「思い出したが、西方の防備に不安がある。先の報告にあるような暴動の兆しもあると聞く。何か良い案はないか?」
ペルガモンの気まぐれが始まった。
「西方の……? 具体的にはどのあたりですか?」
グランが訊いた。
「プラトウといったな。小さな町だが国境に近いうえに埋蔵資源が豊富な町だ。今まで狙われなかったのが不思議なくらいだ」
「…………ッ!?」
瞬間、グランの視線が左右に揺れた。
「どうかしたのか?」
「い、いえ……プラトウ、ですね。その町はたしかバルティスから奪い取った領土の一部だったハズです」
「そうなのか?」
「ええ、ずいぶん昔のことです。当時はプラトウに戦略的な価値がありませんでしたから、向こうも戦いを長引かせて損失を被るよりは切り捨てる道を選んだのでしょう。今さら奪還を考えてはいないでしょうが、衝突があってもおかしくはありません」
「うむ、そういうことか。バルティスが資源に目を付けたら面倒になりそうだな」
ペルガモンはあごに手を当てて唸った。
今や世界中に敵を作ってしまったエルディラントには、たかが町ひとつを守るために割く戦力がない。
そもそも守るよりも攻めることが重要だと考えている彼は侵攻を好み、防衛を嫌う。
プラトウを維持するくらいなら、それに代わる別の地域を手に入れたほうがよい、というのが彼の論理だ。
「軽々しく軍の配置を変えると他国に気取られます。近日中に私とアシュレイで視察してきましょう」
「わざわざお前たちが行くほどのことでもあるまい。誰か別の者に――」
「いえ、私たちが行きます」
ペルガモンの言葉を遮ってアシュレイも同調した。
「……よし、そこまで言うなら任せる」
彼は決断と行動の早い者が好きだ。
特に重鎮のような若くて、国のために積極的に働こうとする姿勢は印象が良い。
ペルガモンが二人を重用して特別扱いするのは、けっして能力だけを見ているからではない。
「では私たちはこれで失礼します。プラトウの件は秘密裡に、且つ迅速さが求められます」
そんな彼の性分を心得ているグランが止めを刺した。
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