[R18] 強くて美しいお姉さん達 ーM男さん向け短編集ー

Subtle

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清楚系ビッチと奴隷犬 〜幼馴染の援交を止めるはずが、逆に精子を搾り取られました〜

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 3月下旬の昼下がり。
 高校の卒業式が終わり、校内からは生徒たちの姿がほとんど消えていた。
 そんな中、卒業生であるタクマは体育館の裏に立っていた。
 事前に呼び出しておいた女性を待っているのだ。

(エミとしっかり話すのは、いつ以来だろうか……?)

 呼び出した相手は、幼なじみのエミ。
 エミとタクマの家は隣同士であり、家族ぐるみの付き合いである。
 幼いころは、タクマの家の庭で一緒にバーベーキューをしたこともあった。
 中学生になったころには、子供がお年頃ということで、そんなイベントも徐々になくなっていったが……。

(俺はいつからか、エミのことばかり見るようになっていった……。サラサラの黒髪ロングに大きな瞳、白い肌、細くて長い手足。その細い身体に似合わない豊満な胸。成績が良くて、スポーツもできる……。ずっと憧れていたエミの良からぬ噂を聞いた。それは……パパ活をしているという噂だ。そして俺は……彼女が援助交際をしている証拠を偶然つかんだ。絶対に……やめさせる! 幼なじみのエミが知らないおじさんと如何わしいことをしているなんて……我慢ならないっ!!)

 心の中で意気込みを語るタクマ。
 しばらくすると、エミが姿を現した。

「タクマに呼び出されるなんて、驚いたわ。しかも卒業式の日に。……何の用なのかしら? このあと私、友達と予定あるのよね。体育館の裏なんて、まさか愛の告白? 私とタクマの関係で、それはないか?」

 笑顔を見せるエミ。
 その笑顔に嫌味はない。

(今日も……綺麗だな)

 タクマは彼女に見とれ、幸せな気持ちに包まれた。
 エミは紺のブレザーとチェックのミニスカートを身につけており、ミニスカートから出ている細い脚の下には黒のソックスで包まれている。
 白いYシャツの首元には赤いネクタイがきちんと締められていて、大きく着崩すことはない。
 メイクは薄めだが、とても目立つ美しさだ。
 この学校随一の清楚系巨乳美少女が、そこに立っている。

「いや、その……今日で卒業だし、色々と話そうと思って」
「そうね、あなたとは幼稚園から高校までずっと一緒だったしね。……そういえば、タクマ。進路はどうするの? 友達からも家族からも、何も聞いていなかったかも……」
「俺は……浪人だよ。4月から、近くの予備校に通うんだ。あと1年あれば……何とか志望校に引っかかるところまでいけると思う」
「……そっか。私は大学に入学するの。都心に引っ越すわ。……まぁ、元気でね」

 タクマ達が暮らす町は田舎ではないが、都会でもない。
 電車を使って、都心まで3時間以上かかる。
 来年度から、エミは都心で一人暮らしすることになっている。

「この町に帰ってくるのは、年に3、4回になると思うわ」

(年に3、4回だって!? エミを見る機会が極端に減ってしまう!)

 タクマは寂しさと焦りを感じた。

「都心で一人暮らしか……本当だったんだね……」

 エミの進路について、噂は聞いていた。

(この機会を逃せば……次にエミに会えるのはいつになるのか分からなくなる。俺は今ここで、あのことをエミに告げなければならない。エミは俺の言うことを聞いてくれるだろうか……? 小さい頃に比べて、俺とエミの差は広がってしまった……。優秀なエミに認めてもらうために勉強をがんばってきたけど、結果は出なかった。それでも、いま言うしかない!)

 強い視線をエミに向けるタクマ。

「エミ……大事な話があるんだ」
「え? どうしたの? そんな真面目な顔をして……」
「俺は止めたいんだ。その……エミの……援助交際」

 予期せぬ発言に戸惑うエミ。
 辺りを見渡したあとで、再びタクマの目を見る。

「え? 援助交際? 私が? してないよ! ……な、何か証拠でもあるの?」
「聞いたんだよ……友達から。一部でウワサになっている」

 エミがさらに動揺する。

「え、えっと……証拠はないわけね。誰かが変なウワサを流しているのかな?」
「俺は……見たよ。知らないおじさんと手をつないで歩いているエミを……」

 エミの表情が固まる。
 タクマに鎌をかけている様子は見られない。
 そんな器用な男ではなかったはずだと、彼女は自分に言い聞かせる。
 少し考えた後で、ゆっくりと口を開く。

「そうだったの……。まぁ、ちょっとおじさんとカフェとかでお話ししてお金をもらっていただけよ。大学の学費は……高いし。いくつも受けたから、受験料だってバカにならない額だったわ。あと……1人暮らしするためのお金も稼がないと。私の家がそんなに裕福じゃないのは知っているでしょ? 私にはお金がいるの。パパ活ってやつよ」
「エミ……嘘を突いたな。こんなことしたくなかったけど……これを見てくれ」

 タクマはスマホを取り出し、その画面を見せた。
 映っていたのは、見知らぬおじさんとエミがラブホテルに入っていくところだった……。

「……」

 沈黙するエミ。
 徐々に表情が曇っていく。

「やめるんだ、エミ。こんなことは……」

 エミの顔が真っ青になる。
 しばらくの間、沈黙が訪れる。

「お願いだ……エミ。こんなことをしても、エミのためにならない」

 説得を続けるタクマ。
 しかし、エミは考え続けている。
 タクマの説得から逃れる術を。

「……家族に言うぞ」

 真剣な表情のタクマから放たれた強烈な一撃。

(……脅迫されている?)

 そう感じ取り、エミの体が恐怖で強張る。
 少しフリーズした後で、彼女の表情が変わる。

(いつの間にか、そんなことをするような男になっていたのね、タクマ……)

 舌打ちをして、タクマをニラみつけた。
 その眼光は鋭い。
 何かが吹っ切れたようだ。

「『家族に言う』……なんて。家族……家族か。ああ……面倒くさいわね、幼なじみって」

 エミの口調が変わる。
 足を少し開いて立ち、腕を組む。
 そしてタクマに軽蔑の視線を向ける。

「……エミ、やめるんだ」

 タクマも引かない。
 真剣な表情を崩さず、エミを見つめる。

「もう、わかったわよ。援助交際、やめてあげる」
「本当か! よかった……!!」
「なんでそこまで私に構うのよ? わざわざ、そんな写真まで撮って……」
「好き……だからだ。エミのことが」

 突然の告白に、再び戸惑うエミ。
 少し頬を赤らめる。

「いや……ちょっと……いきなり何なの? タクマが私のことを……好き? ウ、ウソでしょ?」
「ウソじゃない! ずっと……ずっと好きだったんだ!」
「ずっと……? そう……そうだったのね。私は……あなたのことをそんなふうに見たことがなかったわ」
「そ、そうか……。俺はエミのことを……ずっと好きだったんだ。エミに認められたくって……勉強をがんばって……」
「そうだったのね。……で、何よ? 私と付き合いたいの?」
「えっ!? は、はい……。付き合い……たいです」
「う~ん……私はタクマのことを、そんなふうに思えないのよ。中学生のときはあんまり話していないし、高校生になってからは、まともに話してない気がするわ。子供のころの印象のほうが強いの」
「そ、そんな……」
「まぁ、背は伸びたみたいだけど」

 現在、タクマの身長は172センチ。
 それに対してエミは164センチである。
 小学生のときはエミのほうが高かった。
 中学校の途中で、彼女の身長を抜かした。
 2人とも子供のころを思い出し、少し距離が縮まったような感覚になる。

「……本当に私のことが好きなの?」
「好きだよ! 今、誰とも付き合ってないんだよね!? 前に先輩と付き合っていたって話を聞いたけど……」
「別れたわよ。私は今、フリーなの」
「だったら……お願いします! 俺と付き合ってください!」

 タクマの中で、ずっと抑えていた気持ちが爆発している。

「いや……その……彼氏はいないけどさ……」

 言葉を詰まらせるエミ。
 少しうつむいたあとで、小さな声でつぶやく。

「……タクマは恋愛対象じゃないの」

(そんなハッキリと! く、くそう……ダメか。だけど俺は……エミへの気持ちが抑えられない!)

 タクマが悔しそうにしている。
 両の拳を握りしめ、体を震わしている。
 その様子を見たエミは溜め息をつき、話を戻す。

「……長年の思いを募らせた末の清々しい告白に見えるけどさ、ただの脅しにも思えるわ。わざわざ写真まで撮って……。『家族に言うぞ』って言われたとき、すごい怖かった。『俺と付き合わなきゃ家族に言うぞ』って脅されているように感じる」

 すごい怖かった……と言いつつも、エミが1歩前に出る。
 その態度は強気だ。

「い、いや、エミ……! そんなつもりはない! 援助交際をやめてくれれば、俺は家族にそのことを言わない!」
「じゃあ……その画像を消して」
「……」

 タクマがスマホの画面に目を落とす。

「……エミが本当に援助交際をやめるとは限らないから、画像は消さない。俺が『家族に言うぞ』って言ってからのエミの悪い態度……俺は見たことがなかった。俺の知らないエミがいる」

 再び沈黙が訪れる。
 タクマはエミが喋り出すのを待っている。

「あなたのほうこそ……いつの間にかヤバイ奴になっているじゃない。その画像を突きつけて、消さずに持ち続けるって……私を一生脅せる立場にあるのよ?」
「俺は……脅すつもりなんてない! エミに援助交際して欲しくないだけだ! お金ならバイトすればいいだろう?」
「う~ん……あなたがそういう、真っ直ぐな人間なのは知っているんだけどさ……」
「エミが真っ当な人生を歩む確認が取れるまで、画像は消さない」
「タクマ……その思考はかなりヤバいわよ。私の人生をコントロールしようとしている」
「ヤバい? 援助交際しているエミに言われたくない……!」

 エミもタクマも引かない。
 再びため息をつくエミ。

「……わかったわよ。タクマと付き合うわ。あなたは援助交際のことを誰にも言わないでよ」
「だ、誰にも言わないよ! ……って、俺と付き合う!? エミ……お、俺は脅したつもりはないんだぞ!? 俺は恋愛対象じゃないんだろ!?」

 動揺するタクマを気にも止めず、さらに一歩近づくエミ。
 歩きながら自分の首元に手をやり、赤いネクタイを緩める。

「そんなふうに言いつつも、嬉しそうな顔をしているわね。……いつからか、あなたが私のことをいやらしい目で見ていたのは気づいていたわ」

 そう言いながら、自分のブレザーとYシャツを着崩す。

「えっ!? そ、そんな……」

 さらに近づき、エミはスカートを少し捲り上げる。
 赤いパンツが見え、タクマが顔を赤らめる。

「プッ。笑っちゃうわ。『ずっと好きだったんだ』……なんて善人ぶってさ。脅してまで、結局は私とエッチしたいだけでしょ? 素直に『ヤラせろ』って脅すほうがまだマシだわ」
「そ、そんなことはない! 本当に……本当に好きだから! 好きだからこそ、俺は援助交際なんてバカなマネをやめさせたかったんだ!」

 エミはタクマの目の前まで近づいた。
 タクマの顔に腕を絡ませ、目線を彼の下半身に落とす。

「本当に私のことを好きなら、あんな写真は撮らないし、『家族に言う』なんて脅しはしない」
「うっ……!?」

 そんなつもりはなかった……と、弁明したかったが、近づいてきたエミの迫力に押されて何も言えない。
 脅して付き合うつもりなどなかったが、エミは聞く耳をもたない。
 彼女にペースを握られてしまった。
 ずっと熱い眼差しを向けていたエミのカラダが、すぐ近くにある。

(お、女の子の良い香りがする……! エミが目の前に! すごく華奢なカラダだ……でも、制服がおっぱいで盛り上がっていて……う、うぅっ! ……な、なんてエッチなカラダなんだ!)

 激しく動揺するタクマ。
 全身のエネルギーが股間に集中する。

「タクマのことは信用できないわ。その股間……ただのケモノじゃない」

 硬くなった肉棒が制服の上からでも確認できる。
 エミはケモノと言い放ち、一蹴した。

「あぁっ!? そ、そんな……」

 タクマの滑稽さに、エミの口元が緩む。

「ふふっ。うろたえているのね。私を脅す度胸はあるクセに、しょせんはただの童貞ね。……小学生の終わりぐらいかな? あなたが私のことをジロジロ見るようになったのは」

 顔と顔を近づけて、囁くようにエミが告げた。

「うぅっ!? 俺の視線に気づいて……いた!?」
「中学生のときは、私の近くにいるだけで、この股間を大きくしていたわね」

 エミは膝を上げて、彼の股間をゆっくりとなぞる。

「あっ! うぅっ!? そ、そんな……! それも……バレていた?」

 タクマの下半身がぐらつく。
 硬くなったアソコを膝でイジられるという、予想外の刺激を受けたせいで頭が回らない。
 倒れないように必死で踏ん張る。

「高校生になって私に彼氏ができてからは、悲しそうな目で私を見るようになった」

 そう言った後、エミはタクマを強く抱きしめた。

「くぅっ!? エ、エミ……な、何を……!?」

 抱きしめられたことにより、彼女の胸の感触が伝わる。

(お、大きなおっぱいだ……分かってはいたけど……。け、けど……こんなに弾力があるなんて! 知らなかった……!)  

「……タクマの悪いおチンチン、鎮めなきゃダメね」

 抱きしめるのをやめて、再び股間を膝で強くなぞるエミ。
 ペニスが完全に硬く、そして熱くなっているのが分かった。

「あ、ああ……」

 そのままタクマのズボンを下ろす。
 激しく勃起した肉棒がさらされる。
 体育館の裏は死角になっていて、誰かに見られる可能性は低い。
 エミはブレザーの内ポケットから定期入れを取り出した。
 その中には、コンドームが入っていた。

「ほら、これがコンドームよ? 初めて見るでしょ?」
「は、初めてだ! エ、エミ……? そんなものを持ち歩いているのか……!?」
「当たり前でしょ。もう高校生なんだから。私がつけてあげる」
「コ、コンドームを……つける!?」

 コンドームの袋が、躊躇なくやぶられた。
 エミが身をかがめる。
 そして、タクマの勃起したペニスに慣れた手つきでゴムを装着させた。

「あ、あぁっ!? お、俺の股間を触って……!!」

 エミは身をかがめたまま、ゴムの上からタクマの硬くなった肉棒を咥えた。
 じゅぶじゅぶと唾液の音が聞こえる。
 口の中でビクビクと震える熱いペニスに、エミが手応えを感じる。

「……う、ううわああぁ!?」

 タクマは突然の刺激に驚き、情けない大声をあげた。

「そんなに大きな声を出さないの。誰か来たらどうするの?」

 エミはフェラをやめて立ち上がり、後ろを向いた。
 赤いパンツを少し下ろし、その綺麗なお尻をタクマのほうに突き出す。

「ほら、ここに挿れて」

 そう言いながら、体育館の壁に手をつくエミ。

(……後ろからタクマに突かせれば、もし誰かに見られたとしても私が被害者になるわ)

 計算高く、立ちバックの体位へと誘導する。

「え……ええ!? エ、エミ……こ、こんなところで!?」

 戸惑いながらも前進し、自分のペニスをエミの股間に後ろから近づける。

「そこじゃないわよ。これだから童貞は……」
「ご、ごめん……」
「ほら、挿れなさいよ。ここよ、ここ」

 エミが後ろを向いたまま手を伸ばし、タクマの肉棒をつかむ。
 先端の方向をコントロールし、タクマを促す。

「うぅっ!?」
「ほら、もっと私に近づいて」
「あ、ああ……」
「グズね。誰か来たらどうすんの?」
「ご、ごめん……エミ。こ、ここ……か?」

 エミの柔らかい秘部が、硬くなった童貞の肉棒を咥え込む。 

「ん♡ あぁっ……♡ そう。ほら、私のおまんこにズッポリ入ったでしょ? そのまま私の腰をつかんで」
「わ、わかった……!」

 タクマはエミの腰を後ろから両手でつかんだ。
 初めてながらも、何度も妄想していた挿入シーンを思い出してすぐに腰を振り出す。

(う、うわあぁっ!! き、気持ち良い! こ、これが……セックス! なんて温かくてヌルヌルしていて、締まっているんだ!)

 突かれる度に、エミの体が揺れる。
 自分に背を向けているエミが、壁に両手をついて踏ん張っているのがわかる。
 エミと一体化したことを感じ、タクマの興奮の度合いはどんどん高まっていく。
 ふいにエミがタクマのほうを振り向き、蔑むような視線を彼に向ける。

「あっ♡ ああぁっ♡ タクマ……私とハメることを妄想して、毎日オナニーをしていたの?」
「え、ええっ!? エミ……な、何を言って……!?」
「ん、んはぁっ♡ き、気持ちいい……こ、答えなさいよ。セックスを中止しちゃうわよ?」
「そ、そんな! やめないで! オナニー……していたよ。エミのことを、妄想して……」
「ぷっ。ふふふっ。ようやく妄想が現実になったのね。ほら、記念に『私のことを考えてオナニーしていました』……って、言いなさいよ」
「え、ええっ!?」
「ほら、言いなさいよ。私に向かって。言わないと、本当にセックスを中止するわよ?」
「や、やめないで! ちゃ、ちゃんと言うから! オ、オナニーしていました! エミのことを考えてオナニーしていました!!」
「ふふっ。無様ね。……何年間、私でヌいてたの? 答えなさいよ。……あっ♡ ちょっと! そんなに激しく動いちゃって♡ ひ、ひぃっ……」

 突かれながらも、強気に命令をつづけるエミ。

「な、7年間! 小6から……7年間! エミでヌいていました!」
「しょ、小6から? 成長が早かったのね……生粋のオナニストって感じ」
「えっ!? き、生粋のオナニスト……?」
「ほら、いいから、一生懸命腰を振りなさいよ。そして、今度は『エミ様に挿入できて嬉しいです』って言いなさい、タクマ……あぁっ♡」
「は、はい! わ、わかりました! エミ様に挿入できて嬉しいです……! 本当に、本当に嬉しいです……!!」

 言いなりになり、必死で腰を振るタクマ。
 もうエミの魅力には逆らえない。

(き、綺麗だ……! 後ろから突かれているエミも綺麗だ! 制服を着ているのに、背中を見ただけでもエミだとわかる! すべてが美しい……! 俺は……俺はずっとエミを見ていた!)

「タ、タクマ……♡ 童貞チンポも悪くないわ♡」

(こ、こんな淫らなエミ、初めて見た!!)

「タクマ♡ タクマのチンポ♡ チンポ好き! 童貞チンポ大好き!」

 タクマの腰振りの衝撃で体を揺らされながら、淫らな言葉を連発するエミ。

(う、嘘だろぉ!? エミが……あのエミが……こんなことになってしまうなんて……!! 俺の知らないエミがまだいたんだ!)

「エミ! エミ……!! 俺の童貞チンポが好きなのか!? 童貞でもいいのか!?」
「あっ♡ あっ♡ うん……♡ 私でオナニーしていた童貞チンポ。私の中に入って来ることができて嬉しいね」

(そ、そんな……!! なんて淫らなんだ!! エ、エミにこんな一面が……!! 高校生になってからなのか? 俺の見ていないところで、ずっとこんなことをしていたのか!?)

「あっ♡ あぁっ♡ 立ちバックはタクマが一番かも。童貞なのにすごい……。あ、ああんっ♡ しゅ、しゅごい……♡」

 徐々に慣れてきたタクマの腰つきに、たまらず喘ぐエミ。

(お、俺が一番!? そんな順位をつけるなんて……エミは一体、何人の男と付き合っていたんだ……!? ショ、ショックだ! でも……気持ち良い……エミの華奢な腰をつかんで、エミのアソコの中に……俺のチンコが! た、立ちバックで! エミの体が揺れている! 俺の挿入で彼女が感じているのがわかる!! 童貞の俺をバカにするような発言をしていたけど……俺のチンコで感じているじゃないか! エ、エミが……喜んでいる!)

「あっ♡ ああぁっ♡ タクマ♡ タクマの童貞チンポ♡」

(こ、こんな気持ち良いことがこの世にあるなんて! オナニーとぜんぜん違う!)

「……で、出る! 出ちゃうっ!」
「タクマ♡ イって! タクマ!!」
「う、う、うわああぁっー!?」

 発射されたタクマの精子が、ゴムの中を荒れ狂う。

「あっ♡ しゅごい♡ イッてるのがわかる……! 私、興奮しちゃう……♡」

 射精したのを感じ取り、エミが体から力を抜く。
 激しくなった呼吸が元に戻っていく。
 2人はしばらく、合体した状態で余韻に浸っていた。
 
「エ、エミ……。あ、あぁっ……! き、気持ちよかったぁ……」

 そう言いながら、タクマがペニスを引き抜いた。

「どう? 私、慣れてるでしょう? タクマ、すごい幸せそうじゃん」

 冷静になり、強気なスタンスを取り戻すエミ。
 制服を直しながら、タクマを観察している。
 一方のタクマは射精後の快感に酔いしれている。

(オナニーと違って、賢者タイムが来ない……。この幸福感はなんなんだ!? これが……セックスなのか! エミ……。エミ……! 気持ちよかった……あのエミとエッチしたなんて!)

「プッ。みんなすぐイッちゃうの。私のアソコは名器みたい。タクマは最速でイッちゃったみたい。1分ぐらいしか経ってないんじゃない? 瞬殺ね、早漏野郎」

 エミが再びタクマをバカにし始めた。

「そ、早漏……野郎!? そんな言い方しなくても……。それに、エミ……他の男たちと俺を比べているのか……!? そ、その男の中には援助交際も含まれているのか……!? そうか……そんな……いろいろな男とこれまで、こんなふうに何度もエッチを……」
「当たり前じゃない。エッチは元彼だけどね。おじさんたちには挿入させていないわ。もっと違う遊び」
「え……!? ち、違う遊び? なんだそれ……?」
「……」

 口を閉ざすエミ。

「エミ……本当に……おじさん達と会うのをやめてくれるのか?」
「やめるわよ。そう言ったでしょ」
「よかった……。俺とは本当に付き合ってくれるのか? なんか……童貞とか早漏とか、俺のことを色々とバカにしていたけど……」
「付き合うわよ。そう言ったじゃない」

 そう言って、ニッコリと笑うエミ。

「そ、そうか……よかった……。ちゃんと彼氏として認めてくれるのか……」

 と、言いながらも不安は拭えない。
 今日、自分には知らなかったエミの一面があることを知った。
 エミの笑顔が本当の笑顔なのか分からない。
 何より、童貞と早漏についてバカにされたことが気にかかっている。
 それでも、タクマは強く追及できなかった。
 彼女は、知らないおじさん達とはもう会わないと言ってくれた。
 エミと付き合うことができ、エッチすることができた。
 しかも、これからも彼女との関係が続いていく。
 これらの幸福感から、自分をバカにする態度については追及できなかった。
 これから来る自分の浪人生活が明るいものになったのは間違いない。
 その未来を失いたくないのだ。

「……ん? 不安そうな顔をしているわね? じゃあ今夜、デートしようか。付き合った記念日のデートよ。私は、このあとは友達たちとご飯の予定があるから。また夜にね」
「わ、わかった……! そうだよね、卒業式のあとだもんね。エミ……ありがとう」

 タクマの顔には不安な気持ち出ていたが、エミの誘いを聞いてすぐに笑顔になった。

「ふふっ。そんなに喜んじゃって。タクマはこのあと、予定ないの?」
「な、ない……」
「そ、そうなのね……。彼女だけじゃなくって、友達もできなかったのね」

 エミが少し引いている。

「うっ! エミ……そんなにヒドいことばかり言わないでくれ……。それよりさ、LINE……教えて?」
「ああ。そういえば交換していなかったわね。いいよ。彼氏だもんね」

 笑顔でスマホを取り出すエミ。

「エミ……ありがとう」
「じゃあ今夜、近所の公園に集合かな。時間が決まったら連絡するよ」

---

 その夜、タクマはエミから連絡を受けた。
 夜の11時に近所の公園で待っていて……とのことだ。
 家を抜け出し、言われたとおり公園に向かうタクマ。
 ベンチに腰掛けながら、嬉しい気持ちと不安な気持ちを抱えて彼女のことを待っていた。

(エミと……また会える。体育館の裏ではすごかったな。俺はエミに童貞を卒業させてもらった。……けど、彼女の態度を思い出すと不安になってしまう。本当に来てくれるのかな……?)

 暗闇の中、公園の明かりに照らされて人影が見えた。

「エ、エミ……! 来てくれた!」

 エミが現れた。
 黒色のパーカーにグレーのミニスカートである。
 どうやら部屋着のようだ。
 大きめのトートバッグを持っている。

(エミにしては、ラフな格好だな。部屋着かもしれない……。やっぱりおっぱいが大きいな。少し大きめのパーカーなのに、おっぱいの部分が膨らんでいるぞ。ミニスカートから伸びる脚も綺麗だ。スニーカーも似合っている。普段は清楚な雰囲気のエミがこういう格好をしていて、なんだかドキドキするよ。でも……あの大きなバッグの中には何が入っているんだろう?)

「素敵な公園ね。小さいころ、あなたと遊んだ記憶があるわ」
「エミ! 覚えていてくれたんだね……」
「……ん? あれ? 相変わらず、おチンチンを勃たせてるみたいね」

 タクマの股間を指差すエミ。

「うわっ!? ご、ごめん……思わず」

 タクマは慌てて股間を隠す。
 その様子を見て、エミがニヤリと笑う。

「タクマがその気なら話が早いわ。ほら、全裸になって」

 エミがバックをベンチに置き、タクマの隣に座る。

「えっ!? ぜ、全裸って言った!? ここで……!? 」
「そうよ。これだけ暗ければ大丈夫よ。明かりは入り口のところにしかないし」
「だ、大丈夫かな……? 全裸にならなくても……」
「え、タクマ……私のお願いを聞いてくれないの?」

 タクマに近づくエミ。

(ああ……やっぱり良い香り。俺は……今日、ついにエミと付き合えたんだ! 何をためらうことがあるのだろう……?)

 近づかれただけで、彼の理性は吹っ飛んでいってしまう。

「聞く聞く! エミのためなら……!」

 タクマは言いなりになり、服を脱いでいく。
 すぐに全裸になり、股間を両手で隠す。

「ふふっ。ちゃんと立派に勃ってるね。オチンチンが手からハミ出てるよ。じゃあ……今度は四つん這いになろうか?」
「えっ!? な、なんで……四つん這い!?」
「学校でハメハメしたときより、良いことができるよ」
「え……な、なんだろう……? 地面は……土なんだけどな?」
「大丈夫大丈夫。小さいころは泥遊びだって一緒にしたでしょ?」
「そ、そうだけど……」
「私と付き合えて、幸せでしょ? 早く四つん這いになろ?」
「わ、わかった……」

 タクマはしぶしぶ四つん這いになる。

(深夜の公園で、四つん這いにさせられてしまった……。しかも全裸だ。これは一体……どういう状況なんだ? エミは一体、なにがしたいんだろう?)

「じゃあ、これをつけるね」

 エミは、バッグから何かを取り出した。
 取り出したものは……首輪であった。

「なっ!? エミ!?」

 ベンチから立ち上がるエミ。

「いいからいいから♪」

 慣れた手つきで、首輪をタクマに取り付ける。
 装着後、エミは手綱をとり、タクマを引っ張って歩き出す。

「エ、エミ……!? 何をやってるんだ!?」
「ほら、お犬さんごっこだよ。タクマは今日から、私の犬ね」
「い、犬……だって!?  ど、どういうこと!?」
「プッ。また私とハメられるとでも思ってた? よく考えたんだけど……タクマはね、私の彼氏には相応しくないと思うの。あんな写真を撮ったり、『家族に言う』って脅したり、私のことを大切には思っているとは思えないわ。あなたは……犬よ。私のペットにしてあげる。私にお金を貢ぐおじさん達と同じ扱いで充分」
「か、彼氏に相応しくない!? お金を貢ぐおじさん達……? さっきから一体、何を言ってるんだよ……エミ!!」
「だからさ……タクマは、パパ活のおじさん達と同じ扱いで充分ってこと。もちろん、タクマからはお金をもらわないよ。お金は持っていないだろうしね」
「そ、そんな……! おじさん達と、お犬さんごっこをしていたのか……!? な、なんなんだこの遊びは!? って、俺はもう……彼氏じゃないのか!? そんな! 1日も経っていないのに!」
「彼氏じゃないよ。やっぱりね、脅しちゃダメだよ。……私のことをちゃんと大切に思ってくれたら、また彼氏にしてあげるけど」
「大切にする! 大切にするよ!」
「じゃあちゃんと、お犬さんになろうね」
「う……わ、わかった」
「返事はワンだよね」
「ワ、ワン……」
「そうそう。よくできたね」

 そう言いながら、公園内を歩いていく。

(うっ……! なんなんだ、エミ。俺を犬扱いするなんて!! 俺はエミにヒドいことをしてしまったのか……。脅してしまったのは事実だけど……援助交際をしていたからな……。それにしても、見知らぬおじさん達とラブホテルでこんな遊びをしていたのか。ああ……地面の土は柔らかいけど、徐々に手足が痛くなってきたぞ……。ただ、この位置からはエミの赤いパンツが見えるな……)

 エミのパンツを見つめながら、必死で四足歩行するタクマ。
 腕と膝が少々痛むが、勃起は収まらない。

(あのパンツの中……エミのアソコに、また挿入したい!!)

 タクマはエミとの性行為を思い出していた。

(エミが傷つかないように、大切にしよう! 俺が写真を撮って、『家族に言う』なんて言ったから、こんな扱いになってしまったんだ……)

 タクマは、エミのことを大切にする決心をした。

「エミ……! 俺が悪かった! エミのことを大切にするから! 1番に考えるから! こんな扱いしないでくれ! また……彼氏にしてください!」

 エミは立ち止まり、タクマを見下ろした。
 そして、冷たく言い放った。

「あれ? 犬なのに、人間の言葉を喋っちゃったね? 私、許可してないよね?」

  軽蔑の視線が、タクマに向けられる。

「うっ! エ、エミ!? ワ、ワン……!!」

 慌てて犬の鳴き真似をするタクマ。

「ん? また喋ったね? お仕置きしなきゃ」

 タクマの発する言葉に、厳しいチェックが入る。
 エミは右足のスニーカーを脱いで、足先をタクマの顔の前に近づけた。 

「ほら、靴下を脱がして」
「ワ、ワン!?」

 タクマは四つん這いの体勢をやめて、地面に跪いた。
 エミの足先に向けて、両手を前に出す。 

「ちょっと! 体勢は四つん這いのままよ。口で靴下を脱がすの。あなたの口で」
「そ、そんな!?」

 エミがため息をつく。

「また人語を喋っちゃうのか~。タクマさ、私の彼氏に戻る気はあるの?」
「はい……あっ! ワ、ワン!!」
「プッ。……Yesってことなのかな? じゃあ、口で脱がして」
「ワンッ!」

 タクマは四つん這いの体勢に戻った。
 靴下を口で挟み、ゆっくりと脱がしていく。

「良い眺めね。ちゃんと私のペットになれたみたい。えらいぞ、タクマ」

 エミが笑顔になる。

(な、なんだこの気持ち……!? エミに……飼われている! ペットになり、抵抗できないこの感じ……ゾ、ゾクゾクする!!)

「じゃあ、次は、私の足の指を舐めて」
「ワ、ワンッ!?」

 靴下を脱がした後は、足の指を舐めるという命令が待っていた。
 タクマは、あらわになったエミの足を見つめる。

(足の指を舐める……? エミの足は綺麗だけど……俺は足より、乳首やアソコを舐めたい……。でも、エミの言うことを聞かないと、彼氏には戻れないんだ!)

 そう思いながらも、反抗はできない。
 彼氏として返り咲くために、命令を遵守する決心を固める。
 右足の親指を口に含み、舌先でゆっくり舐めるタクマ。

「ふふっ。くすぐったいw」

  エミの笑顔がこぼれる。
 タクマは足を舐めながら上を向き、彼女の笑顔を確認する。

(エミの笑顔は可愛いなぁ。笑い声も心地良い。こ、これはこれで幸せかも……)

 彼女のリアクションに浮かれ、調子に乗って人差し指、中指……と舐めていく。
 徐々に興奮してきている自分に気づいた。

(なんだろう……? この状況は、普段では絶対にあり得ない。エミの前で四つん這いになり、犬のマネをさせられながら、彼女の足の指を舐めている……。しかも全裸だ。エミの魅力に屈服し、頭を下げて服従するこの感じは……たまらないぞ!!)

「うん、一生懸命舐めてるね。タクマは私の犬としてやっていける才能があるよ」

(エミ……! 本当は彼氏がいいけど、犬でもいいかも。エミのペットとして、これからも……)

「よし、じゃあ立ち上がって。チンチンを見せてごらん。」
「ワンッ!!」

 返事をして、立ち上がるタクマ。

「うん、勃ってるね。ちゃんとチンチンのポーズをしようか」
「ワ、ワンッ……!」

 見様見真似で、犬がする『ちんちん』のポーズをとる。

「よし……サービスだよ」

 エミはパーカーのポケットからコンドームを取り出した。
 今回も、慣れた手つきでタクマに取り付ける。

「ワ……ワ……ワンッ!!」
「うん……いいね。タクマは幼なじみで特別だから、またハメてあげてもいいかな。ペットだけどね」

(エミ!! お、俺と……またエッチをしてくれるのか!!)

「ちゃんと私の言うことを聞けたしね。本当に特別だよ? おじさん達には、こんなことしていないんだから」

 そう言いながら、エミは赤いパンツを下ろす。
 タクマに近づき、立ったまま挿入しようとする。

「ちょっと腰を落としてよね。タクマのほうが、背が高いんだから」
「ワンッ!!」

 予期せぬ挿入に、タクマが喜びに満ち溢れている。

(こ、今回もエミとエッチができる! しかも……正面からだ! エミの顔を見ながら、セックスができる!!)

「ん♡ あああっ♡ 入っていく……! タクマのおチンチンが私のおまんこに入っていく♡」

 エミが腰を落とし、その妖艶なカラダにタクマの肉棒が突き刺さっていく。
 快感に負けて、彼女の体が少しのけぞる。

(エ、エミ……!! また淫らなエミが出てきた! し、締め付けられている! 俺のアソコが……エミのおまんこに締め付けられている!! エ、エミが感じている! 嬉しい! 後ろからより、この体位のほうが気持ち良いのか!?)

「ああんっ♡ わ、私の中で大きくなっていくね……タクマのオチンポ♡」

(う、うわああっ! エミの顔が幸福感でいっぱいになっている! 下半身はガニ股の状態になっているぞ! あの清楚なエミが、ガニ股になって腰を振り、この表情だ! すごいエッチだ! す、好きだ! 俺はこのエミをずっと見ていたい!)

 エミは欲望のままに体を動かしている。
 足を開き、腰を落とし、上下に体を動かしているのだ。

「ひぃっ! ああぁっ♡ 私の中で、ぐちゅぐちゅに混ぜてあげる……♡ 」

 そう言いながら、タクマの目を見つめ、両手を彼の肩に置いて腰を回すエミ。

(す、すごい! すご過ぎる! これがエミのセックス!! か、かき混ぜられて、もう……しゃ、射精してしまう……!!)

 今にも射精しそうな彼の様子を見て、ニヤリと笑うエミ。 
 本格的なピストン運動に入る。

「ああっ♡ ひいぃっ!! み、見て!! 私の顔を見たままイッて♡ 私もがんばるから! あ、あひっ! あひぃー♡」

 エミのピストン運動が加速していく。
 タクマの精子を根こそぎ搾り取る勢いで激しく動いている。

(エミ! もうダメだ! こんなに締め付けられて、激しく締め付けられて、イク! また、今回もすぐにイッてしまう! 今日で2回もイカされるなんて! 俺はもう……エミのおまんこに惚れてしまう!!)

「ワン! ワン! ワンワーンッ!!」

 犬の鳴き真似で盛大に声を出すタクマ。
 タクマの全身が震え、ゴムの中に精子がぶち撒けられた。
 エミのカラダがそれを感じ取って動きを止める。

(エミッ!! この瞬間が……たまらないぃッ! 俺は……俺は……エミのために生きていく!!)

 エミは後退し、自分の体からペニスを引き抜いた。
 前方には『ちんちん』のポーズのまま恍惚の表情を浮かべているタクマがいる。
 エミはゴムの先端に溜まった精子を見つめ、口を開く。

「はぁっ……はぁっ……2回目なのに、いっぱい出たね。優秀だわ。やっぱり早漏だけどね」

 エミが感想を述べている。
 
(エミ……少し汗ばんでいて、綺麗だ……)

 タクマはエミに見惚れている。
 エミはパンツを履き、少し惚けているタクマの首輪を外した。
 そして、強気なエミに戻る。
 腕を組んで足を開き、堂々と立っている。

「さてと……じゃあ私は、明日から引っ越しの準備を始めるわね。しばらく忙しいから、タクマとは会わないわ」
「ワン……」
「もう犬真似はやめていいよ。誰かにパパ活のことを言ったら、タクマのことは捨てるからね。一生、相手にしてあげないから」
「い、言わない! 絶対に言わないよ!」
「よし。……じゃあ、ゴールデンウィークにまた帰ってくるわ。それまで1ヶ月半ぐらいかな? 私に会えなくても我慢するのよ。ちゃんと良い子にしていたら、また良いことをしてあげるから」
「あっ! そうか! そんな……! 1ヶ月半……も!?」

 タクマが動揺している。
 エミは大学生活のため、都心に行ってしまうのだ。

「ん? 文句があるの? タクマは……私のペットになったんだよ? それだけでも嬉しいでしょ?」
「……」

 長い期間会えないという事実を認識し、タクマは悲しい表情を浮かべた。

「嬉しくないのか……。嬉しくないなら、ペットをやめる? べつに捨ててもいいんだよね。ペットのおじさん達はたくさんいるし」
「う、嬉しい! 嬉しいよ! ペットでも……エミとの関係が続くなら……嬉しい! だから『捨ててもいい』なんて言わないで! ……って、他のおじさん達とも関係を続けるつもり……!?」
「うん……そうだよ。学費とか家賃とか、大変なんだよね。べつにエッチをしているわけじゃないんだから、問題ないでしょ? 待って、タクマ……やっぱり私の家族にパパ活のことを言うつもり?」
「い、いや! 言わない! 言わないよ! だから捨てないで!」
「……」

 冷たい視線を向けるエミ。

「エ、エミ……!?」
「……」

 先ほどまでのエミとは異なり、容赦なくタクマをニラみつけている。

「お、お願いします! ペットでいさせてください!」

 ため息をついた後で、エミは地面を指差した。

「じゃあ、土下座して」
「は、はい……!!」

 もはやタクマは躊躇なく彼女の命令を聞く。
 それほどまでに、エミに関係を切られたくない。

「よし、それでいいのよ。それでこそ、私の幼なじみ。他とは違う、特別なペットよ」

 そう言うと、彼女はベンチに向かった。
 再びトートバッグから何かを取り出す。

「……ほら、特別にプレゼント」

 取り出したものを、タクマに渡した。

「せ、制服……?」
「私の制服だよ。1ヶ月半の間、これを使って私のことを思い出してね。引っ越しと新学期は忙しいだろうから、LINEは返せないと思うし。それでオナニーしていてね。ぷぷっw」
「うっ! あ……えぇ……そ、そんな……」
「そんな悲しい顔をしちゃダメ。私の制服がもらえたんだよ?」
「そ、そうだね……そうだよね……」

 タクマはもらった制服をジッと見つめる。
 ミニスカートとブレザー、Yシャツとネクタイ、ローファーもある。

「もうタクマのものだから、自由に使っていいんだよ?」

(じ、自由に……! そうだな……制服があれば、色々と妄想の幅が広がる! さっきはエミの足を舐めて興奮することができた。ローファーでも興奮できるかもしれない!)

「ちゃんと良い子にしていたら、今度は騎乗位でハメハメしてあげるよ♡ タクマはペットだけど、特別だからね」
「き、騎乗位!? エ、エミ……!?」
「そう。たぶん騎乗位が1番うまいと思うよ、私」

(お、おほぅっ♡ エミの……騎乗位!!)

 鼻の下を伸ばすタクマ。

「わ、わかりました! 良い子にして待っています!!」
「そうそう、敬語が望ましいよね。……じゃあ、あの画像は消してね。ちゃんと消したらギリギリで射精をやめる寸止めプレイもしてあげるよ♡」
「す、寸止めプレイ……!? は、はい! もちろん! もちろん消します! ゴミ箱の中も含めてちゃんと消します!」

 タクマにスマホを取り出させ、問題の画像を消去させた。

「よくできたね♪ 私のペットとして、これからがんばってね!」

 エミはタクマの頭を撫でた。
 元気よく返事をするタクマ。 
 2人は公園を後にし、それぞれの家に戻った。

---

 自宅に帰ったエミ。
 彼女は満足げな表情を浮かべていた。

(よし……完全に誘惑した。これでタクマは従順なペットになったわね。それにしても、画像を撮られていたのは焦ったわ……。タクマが私のことを好きでよかった……。その弱みを突いて誘惑できたわ。まぁ、私のことを好きじゃなくても、そこら辺の童貞なんてイチコロだけどね)

 勝利の余韻に浸りながら、ベッドの上で自身の秘部をまさぐり出す。
 エミは勝利のオナニーを開始した。

(……GWにもう1回会って、その様子次第では貞操帯もつけたほうが良さそうね。童貞は1度セックスを経験すると、他の女の子ともヤリたくなるから……。童貞を捨てたことにより、自信もついたかもしれない。4月から予備校で彼女ができることも充分あり得るわ。他の子に傾いたら私に従順じゃなくなって、また私のパパ活を阻止し始めるかもしれない。画像は消えたけど、タクマの証言だけで私の両親は信じてしまう可能性もあるわ……!)

 右手で股間をまさぐり、左で胸を揉んでいる。

(あっ♡ んっ♡ ……とにかく私は、大学生活に向けてお金を稼がないと! もっとお金を持っている人を見つける必要があるわね。ペットとの新しい遊び方も考えないと……。もう! タクマはお金を持っていないのに、コストがかかって嫌だわ……!)

 タクマは、エミの計画通り誘惑されてしまった。
 彼女にとって、タクマは厄介な男でしかない。
 エミの目的はパパ活で大金を稼ぐことである。
 エミ本人は『パパ活』であり、エッチはしていないとタクマに言っている。
 しかし、実際はラブホテルの中で何らかのお犬さんごっこを始めとする遊びが行なわれている。

(タクマは面倒だけど、予想以上に良いペニスを持っていたのが唯一の救いね……。あの童貞おちんぽが……私のおまんこに……♡ あっ♡)

 タクマとの性行為を思い出し、両手をさらに動かす。
 自分のクリトリスを、執拗かつ単調に責めるエミ。
 その勢いはどんどん増していく。

(んっ♡ んひぃっ♡ イっちゃう! イっちゃう!! イ、イグ、イグぅ♡ クリちゃん気持ち良い……♡)

 彼女は慣れた手つきで自慰行為を続け、絶頂した。
 タクマとの行為ではフラストレーションが溜まっていたのか、清々しい表情である。

(う……ん……ビクンビクンしちゃった♡ 良いペニスを持っていても、タクマは童貞だったからね。女の子のイカせ方なんて知らないよね……。ぷっ♡)

 ベッドの上で股を開き、彼女はタクマのことを心の中で嘲笑った。
 これからも、こうしてエミのペットが増えていく……。


---
(作者より↓)
現在、pixivとpixiv FANBOXで中心的に活動しています。
興味をもたれましたら、ぜひ覗いていただけたらと思います!
作者名(Subtle)をクリックした後、「Webサイト」か「pixiv」と書かれているところをクリックするとアクセス可能です。
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