異世界物語 ～転生チート王子と愉快なスローライフ？～

２．計画実行と兄妹登場

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  ほへぇ～、ユードラ様は、技能神。えっと、つまり、スキルを司っている神様だったんだね。会ったのは、転生するときだったから、僕、てっきり、転生神かそれに準ずる、何かを司っている神様だと思ってた。
  でも納得。ユードラ様は、スキルに関する情報？と言うか、いろんなスキルのことを知っている感じがしたもん。

  他には、どんな神様がいるんだろう？
  前世の僕は、暇を持て余していたみたいだからかな？たくさん神話とか読んでいるんだよね。
  そのせいかな？この世界の神話とかが気になるなぁ。
  実際に、魔法とかも有るんだし、幻獣とかも居そうだよねぇ、この世界。
  そんな世界で、どんな神話が生まれるんだろう？大きくなったら探してみよう。

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  エルネインさんは、面会の制限時間タイムリミットが過ぎたらしく、お昼前･････････､じゃなくて、昼の１刻過ぎに帰っていった。ティファニアさんが、ちょっとだけ、ホッとしているように見える。


「エル姉様は、いつもは、もっと落ち着いていて、とても頼りになる姉様なのですわ。ですが、その、職業病と言いますか、過剰な信仰心が原因と言いますか、その、創神教に関わる事柄になると、何故か、あのような調子に･････････。私としては、どうにかするべきだと思うのですが、エリート神官としてはどうなのでしょうか？･････････私は、教会について詳しくないので、分かりませんわ。」


  そ、そうなんだ。
  んー、僕的には、同じ穴のm･････････。いえ、何でもないです。
  もっと、人に気を使っていかないと、痛い目を見ることになるのは、僕だからね。気を付けないとな。


「あっ、そうでしたわ。明日、ナード兄様が、訪ねてくるとの連絡が有りましたわ。何でも、フィル付きの護衛官が決まったそうですわ。ですので、きっと、ロナウドさんも一緒だと思いますわ。」


  ロナウドさん？


「えぇ 。ロナウドさんは、ゼンタール公爵家の現当主で、ベイルマート王国第一騎士団、つまり、近衛騎士団の団長を務めていらっしゃる方ですわ。」


  成程。
  って、あれ？
  ゼンタール公爵家って、確か、お父さんのお母さんの実家じゃなかったけ？


「ナード兄様は、確か今は、宮廷魔法師団の副団長の地位に就いているはずですわ。」


  ん～、その人、本当にお父さんの弟？
  なんでだろう。お父さんのかっこいい姿って、見たことあるはずなのに、どうしても、昨日や初めて会った日のような痴態が、先に浮かぶ。イメージの問題かなぁ？

  よし、明日、コーディさん？ナードさん？ (リズベルトさんとティファニアさんの呼び方が違うから、明日名前を聞いて、いつも通り、そのまま名前で呼ぶようにしよう) とロナウドさんに会ったら、いろいろ話を聞いておこう。特に、お父さんについて、とか。たくさん話を持っていると思うんだよね。