26 / 30
第26話 死闘、再び
しおりを挟む
「前の続きをしようよ、お兄ちゃん」
そう言うと、クラウディオスは身体を半身に構えながら両腕を上げた。
飢えていた。
ひたすらに貪欲にクラウディオスは戦いに飢えていたのである。
そんなクラウディオスに対して、進之介は口ではなく態度で返答した。
「参るッ!」
進之介は〈神威〉を上段に構えながら一気に間合いを詰めていった。五間の距離が一瞬で縮まる。
進之介は手にしている〈神威〉をクラウディオスの頭上めがけて光速で振り下ろした。
クラウディオスはすでに読んでいたのか、自分の身体に刃が当たらない程度だけ後方に飛んで斬撃を躱した。
すかさず進之介は追撃を放っていく。
振り下ろした〈神威〉はまるで生き物のように跳ね上がると、余裕の表情を浮かべていたクラウディオスの前髪を何本か斬り飛ばしていた。
クラウディオスは反撃もままならないまま、後方にバク転を繰り返して距離を取った。
ある程度の距離を取ったクラウディオスの顔からは、余裕の笑みが消えていた。
明らかに時坂神社で一戦交えた時よりも、格段に進之介の腕前が上がっていたからだ。
逆に二撃目を放った進之介は、正眼に構えなおした〈神威〉の切っ先をクラウディオスに寸分の狂いもなく合わせていた。
今の進之介には恐怖は微塵もなかった。
幾度となく進之介はクラウディオスと闘っていた。
もちろん、目の前にいる本物のクラウディオスではない。
自分の脳内に想像した仮想敵手としてのクラウディオスとである。
『カシミヤ』の屋上で進之介は時坂神社でのクラウディオスとの闘いを一挙手一投足すべて思い出し、その記憶からクラウディオスがどのような動きを繰り出してくるのかを延々と思考して闘っていた。
すべてはこの瞬間のためである。
進之介は正眼の構えを崩さずに突進すると、クラウディオスの額、喉、鳩尾、の同時三箇所に神速の突きを放った。
3つの刺突は残像を生じさせながらあたかも一つの突きにしか見えなかった。
突く力と引く力を最大限に利用した突きの威力と速度に、クラウディオスは瞬時に対応する。
進之介が放った〈三連突き〉は、クラウディオスの急所三箇所に確かに突きこまれたはずであったが、それでも進之介の腕には手応えが感じられなかった。
クラウディオスの身体が残像を残して消失した。
「シン、上ッ!」
傍から見ていたエリファスが叫んだ。
クラウディオスは飛翔していた。異常な脚力でもって上空へと飛び、着地点を定めながら進之介に攻撃を加える。
かつて同じ方法で進之介の背中に蹴撃をした経験があるクラウディオスは、今回も同じ方法で進之介に攻撃をするつもりであった。
空中で前方に一回転したクラウディオスは、遠心力を利用して後ろ蹴りの体勢に転じていた。
あとは何が起こっているか反応できない進之介の背中に蹴りを叩き込むだけである。
しかし、ここでクラウディオスはある異変に気がついた。
自分の上空から降り注いでいた月の光が何かに遮られたのである。
先ほどまでは全身を包んでいた淡い燐光が、何かしらの物体に見事に遮られていた。
刹那、クラウディオスの後頭部に衝撃が走った。
体勢を崩されたクラウディオスは矢で撃ち落された小鳥のように地面に落下した。
続いて地面に綺麗に着地した人間がいた。
進之介である。進之介はクラウディオスに〈三連突き〉を放った直後、すでに空中に跳躍する体勢を取っていた。
進之介は〈殺視〉の力を最大限に利用していた。
進之介はクラウディオスの次の攻撃を明確に〝視〟ることにより、クラウディオスには思いもがけない反撃を繰り出していた。
進之介はクラウディオスが跳躍する動作に合わせ、自分も空を飛び無防備であったクラウディオスの後頭部に強烈な肘鉄を食らわせたのである。
まさに2人の立場は逆転した。
クラウディオスは進之介を甘く見ていたのである。
剣だけではなく、自分の五体すべてを駆使して戦いに望む武士の信念。
一切の妥協を許さないほどに鍛えられた神威一刀流の剣士は、真剣を使わずともその腕は十分に凶器となりうるのである。
地面に落下したクラウディオスはすぐさま起き上がり進之介と対峙した。
僅かではあるが、クラウディオスの金色の双眸には焦りの色が浮かんでいた。
「進之介……あんなに強かったっけ?」
神速の攻防の一部始終を何とか目視していたエリファスは、改めて進之介の強さに見惚れてしまった。
街道で盗賊たちと闘ったときよりも、入隊試験で騎士団の人間と闘ったときよりも、今の進之介の強さは明らかに向上していた。
たった数日で人間はこんなにも強くなれるのだろうか。
エリファスは何となく進之介の強さが向上した理由に心当たりがあった。
冷静さを取り戻しつつあったエリファスは、進之介以外の人間がこの広場にいないことに気がついていた。進之介が心より会いたいと願っていた梓である。
その梓がこの場所にいないということは……。
「くっくっくっ……ははは」
どこから声が聞こえてきた。
進之介はさして同様もせず、剣を下段に構えている。
クラウディオスである。
クラウディオスはニヤけた口からくぐった声を吐き出すと、突如として高らかに笑い出した。
そのあまりの声量に大気が振動するかのような錯覚に陥り、エリファスは咄嗟に両耳を塞いだ。
進之介の顔も涼しげとはいかず、やや引きつった表情に変化した。
「いい! いいよ! 最高だよ! こんな気分は本当に生まれて初めてだよ!」
クラウディオスは両手を天に向かって羽のように広げると、その場でくるくると回転し始めた。
よほど心身が高揚しているのか、回転する速度が異常に速い。まるで独楽のように淀みなく回っていたが、
「だからね」
回転がピタリと止まった。
「じっくり遊ぶのは止めにしたよ。僕の本気を見せたいからね」
クラウディオスは両足を左右に大きく広げると、両腕を自分の顔面の前で×字のように交差させた。
全身にまんべんなく力を集中させているのか、身体が極度に震えている。
その独特の構えを目にした瞬間、進之介の心臓の鼓動が急速に加速した。
自分では意識しなくても、全身にじんわりと温い汗が滲み出てくる。
そしてクラウディオスは進之介が二、三度呼吸をする間にすかさず次の構えに移った。
上半身を後方に斜めに倒したクラウディオスは、すうううう、と肺に酸素を取り込む動作をすると、見る間にクラウディオスの上半身が大きく膨らんでいく。
と、普通の人間ならばただそう見えていただろう。
だが〈殺視〉の力でクラウディオスの一連の動作を〝視〟ていた進之介には、それに加えて相手の気の流れが明確に視認できていた。
進之介は瞬時に身体を四方に移動させるよう身構えていた。
何かが来る。
進之介の目には、クラウディオスの顔の前方に集まる丸い球状の気がはっきりと〝視〟えていた。
そしてそれは放たれた。
そう言うと、クラウディオスは身体を半身に構えながら両腕を上げた。
飢えていた。
ひたすらに貪欲にクラウディオスは戦いに飢えていたのである。
そんなクラウディオスに対して、進之介は口ではなく態度で返答した。
「参るッ!」
進之介は〈神威〉を上段に構えながら一気に間合いを詰めていった。五間の距離が一瞬で縮まる。
進之介は手にしている〈神威〉をクラウディオスの頭上めがけて光速で振り下ろした。
クラウディオスはすでに読んでいたのか、自分の身体に刃が当たらない程度だけ後方に飛んで斬撃を躱した。
すかさず進之介は追撃を放っていく。
振り下ろした〈神威〉はまるで生き物のように跳ね上がると、余裕の表情を浮かべていたクラウディオスの前髪を何本か斬り飛ばしていた。
クラウディオスは反撃もままならないまま、後方にバク転を繰り返して距離を取った。
ある程度の距離を取ったクラウディオスの顔からは、余裕の笑みが消えていた。
明らかに時坂神社で一戦交えた時よりも、格段に進之介の腕前が上がっていたからだ。
逆に二撃目を放った進之介は、正眼に構えなおした〈神威〉の切っ先をクラウディオスに寸分の狂いもなく合わせていた。
今の進之介には恐怖は微塵もなかった。
幾度となく進之介はクラウディオスと闘っていた。
もちろん、目の前にいる本物のクラウディオスではない。
自分の脳内に想像した仮想敵手としてのクラウディオスとである。
『カシミヤ』の屋上で進之介は時坂神社でのクラウディオスとの闘いを一挙手一投足すべて思い出し、その記憶からクラウディオスがどのような動きを繰り出してくるのかを延々と思考して闘っていた。
すべてはこの瞬間のためである。
進之介は正眼の構えを崩さずに突進すると、クラウディオスの額、喉、鳩尾、の同時三箇所に神速の突きを放った。
3つの刺突は残像を生じさせながらあたかも一つの突きにしか見えなかった。
突く力と引く力を最大限に利用した突きの威力と速度に、クラウディオスは瞬時に対応する。
進之介が放った〈三連突き〉は、クラウディオスの急所三箇所に確かに突きこまれたはずであったが、それでも進之介の腕には手応えが感じられなかった。
クラウディオスの身体が残像を残して消失した。
「シン、上ッ!」
傍から見ていたエリファスが叫んだ。
クラウディオスは飛翔していた。異常な脚力でもって上空へと飛び、着地点を定めながら進之介に攻撃を加える。
かつて同じ方法で進之介の背中に蹴撃をした経験があるクラウディオスは、今回も同じ方法で進之介に攻撃をするつもりであった。
空中で前方に一回転したクラウディオスは、遠心力を利用して後ろ蹴りの体勢に転じていた。
あとは何が起こっているか反応できない進之介の背中に蹴りを叩き込むだけである。
しかし、ここでクラウディオスはある異変に気がついた。
自分の上空から降り注いでいた月の光が何かに遮られたのである。
先ほどまでは全身を包んでいた淡い燐光が、何かしらの物体に見事に遮られていた。
刹那、クラウディオスの後頭部に衝撃が走った。
体勢を崩されたクラウディオスは矢で撃ち落された小鳥のように地面に落下した。
続いて地面に綺麗に着地した人間がいた。
進之介である。進之介はクラウディオスに〈三連突き〉を放った直後、すでに空中に跳躍する体勢を取っていた。
進之介は〈殺視〉の力を最大限に利用していた。
進之介はクラウディオスの次の攻撃を明確に〝視〟ることにより、クラウディオスには思いもがけない反撃を繰り出していた。
進之介はクラウディオスが跳躍する動作に合わせ、自分も空を飛び無防備であったクラウディオスの後頭部に強烈な肘鉄を食らわせたのである。
まさに2人の立場は逆転した。
クラウディオスは進之介を甘く見ていたのである。
剣だけではなく、自分の五体すべてを駆使して戦いに望む武士の信念。
一切の妥協を許さないほどに鍛えられた神威一刀流の剣士は、真剣を使わずともその腕は十分に凶器となりうるのである。
地面に落下したクラウディオスはすぐさま起き上がり進之介と対峙した。
僅かではあるが、クラウディオスの金色の双眸には焦りの色が浮かんでいた。
「進之介……あんなに強かったっけ?」
神速の攻防の一部始終を何とか目視していたエリファスは、改めて進之介の強さに見惚れてしまった。
街道で盗賊たちと闘ったときよりも、入隊試験で騎士団の人間と闘ったときよりも、今の進之介の強さは明らかに向上していた。
たった数日で人間はこんなにも強くなれるのだろうか。
エリファスは何となく進之介の強さが向上した理由に心当たりがあった。
冷静さを取り戻しつつあったエリファスは、進之介以外の人間がこの広場にいないことに気がついていた。進之介が心より会いたいと願っていた梓である。
その梓がこの場所にいないということは……。
「くっくっくっ……ははは」
どこから声が聞こえてきた。
進之介はさして同様もせず、剣を下段に構えている。
クラウディオスである。
クラウディオスはニヤけた口からくぐった声を吐き出すと、突如として高らかに笑い出した。
そのあまりの声量に大気が振動するかのような錯覚に陥り、エリファスは咄嗟に両耳を塞いだ。
進之介の顔も涼しげとはいかず、やや引きつった表情に変化した。
「いい! いいよ! 最高だよ! こんな気分は本当に生まれて初めてだよ!」
クラウディオスは両手を天に向かって羽のように広げると、その場でくるくると回転し始めた。
よほど心身が高揚しているのか、回転する速度が異常に速い。まるで独楽のように淀みなく回っていたが、
「だからね」
回転がピタリと止まった。
「じっくり遊ぶのは止めにしたよ。僕の本気を見せたいからね」
クラウディオスは両足を左右に大きく広げると、両腕を自分の顔面の前で×字のように交差させた。
全身にまんべんなく力を集中させているのか、身体が極度に震えている。
その独特の構えを目にした瞬間、進之介の心臓の鼓動が急速に加速した。
自分では意識しなくても、全身にじんわりと温い汗が滲み出てくる。
そしてクラウディオスは進之介が二、三度呼吸をする間にすかさず次の構えに移った。
上半身を後方に斜めに倒したクラウディオスは、すうううう、と肺に酸素を取り込む動作をすると、見る間にクラウディオスの上半身が大きく膨らんでいく。
と、普通の人間ならばただそう見えていただろう。
だが〈殺視〉の力でクラウディオスの一連の動作を〝視〟ていた進之介には、それに加えて相手の気の流れが明確に視認できていた。
進之介は瞬時に身体を四方に移動させるよう身構えていた。
何かが来る。
進之介の目には、クラウディオスの顔の前方に集まる丸い球状の気がはっきりと〝視〟えていた。
そしてそれは放たれた。
11
お気に入りに追加
83
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
俺だけ異世界行ける件〜会社をクビになった俺は異世界で最強となり、現実世界で気ままにスローライフを送る〜
平山和人
ファンタジー
平凡なサラリーマンである新城直人は不況の煽りで会社をクビになってしまう。
都会での暮らしに疲れた直人は、田舎の実家へと戻ることにした。
ある日、祖父の物置を掃除したら変わった鏡を見つける。その鏡は異世界へと繋がっていた。
さらに祖父が異世界を救った勇者であることが判明し、物置にあった武器やアイテムで直人はドラゴンをも一撃で倒す力を手に入れる。
こうして直人は異世界で魔物を倒して金を稼ぎ、現実では働かずにのんびり生きるスローライフ生活を始めるのであった。
異世界に射出された俺、『大地の力』で快適森暮らし始めます!
らもえ
ファンタジー
旧題:異世界に射出された俺、見知らぬ森の真中へ放り出される。周りには木しか生えていないけどお地蔵さんに貰ったレアスキルを使って何とか生き延びます。
俺こと杉浦耕平は、学校帰りのコンビニから家に帰る途中で自称神なるものに拉致される。いきなり攫って異世界へ行けとおっしゃる。しかも語り口が軽くどうにも怪しい。
向こうに行っても特に使命は無く、自由にしていいと言う。しかし、もらえたスキルは【異言語理解】と【簡易鑑定】のみ。いや、これだけでどうせいっちゅーに。そんな俺を見かねた地元の地蔵尊がレアスキルをくれると言うらしい。やっぱり持つべきものは地元の繋がりだよね!
それで早速異世界転移!と思いきや、異世界の高高度の上空に自称神の手違いで射出されちまう。紐なしバンジーもしくはパラシュート無しのスカイダイビングか?これ。
自称神様が何かしてくれたお陰で何とか着地に成功するも、辺りは一面木ばっかりの森のど真ん中。いやこれ遭難ですやん。
そこでお地蔵さんから貰ったスキルを思い出した。これが意外とチートスキルで何とか生活していくことに成功するのだった。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
16世界物語1 趣味人な魔王、世界を変える
海蛇
ファンタジー
剣と魔法が支配したりする世界『シャルムシャリーストーク』。
ここは人間世界と魔族世界の二つに分かれ、互いの種族が終わらない戦争を繰り広げる世界である。
魔族世界の盟主であり、最高権力者である魔王。
その魔王がある日突然崩御し、新たに魔王となったのは、なんとも冴えない人形好きな中年男だった。
人間の女勇者エリーシャと互いのことを知らずに出会ったり、魔族の姫君らと他愛のない遊びに興じたりしていく中、魔王はやがて、『終わらない戦争』の真実に気付いていく……
(この作品は小説家になろうにて投稿していたものの部分リメイク作品です)
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる