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第五章 元荷物持ち、やがて伝説となる無双配信をする ①
第四十九話 元荷物持ち・ケンジchの無双配信 ⑦
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「みんな、今日も配信に来てくれてありがとうな。さて、いきなりだが今日の配信場所は廃墟街だ。そして相手はハイリッチ・フェンリル。上位探索者の中でも厄介な相手として知られているらしく、こいつを倒す配信は誰もやっていないというから選んでみた」
俺がドローンのカメラに向かって告げた直後だ。
アンデッド・ウルフたちは勢いよく立ち上がると、俺を睨みながら唸り声を上げる。
「そうそう、今闘っているのはアンデッド・ウルフの群れだ。ハイリッチ・フェンリルはこいつらの親玉だから、こいつらを先に倒してハイリッチ・フェンリルをおびき出そうと思う」
俺は全身に〈聖気〉を均等に纏わせながら言葉を紡ぐ。
「ただ、ここで注意してくれ。こいつらやハイリッチ・フェンリルもそうだが、まともな原型を留めていない歪な姿をしている。もしも食事中や気分が悪い人間はすぐに視るのをやめてくれ」
これも成瀬さんから受けた助言の賜物だ。
配信活動に重要なのは配信スタイルではなく、こうして配信を視てくれる視聴者のことをどこまで考えて配慮できるかだと。
ならば今日の配信は特に気をつけなければならない。
アンデッド・ウルフにしてもハイリッチ・フェンリルにしても、匂いが伝わらないだけマシだが映像で視ても気持ちのよいものではないだろう。
それはグロテスクな代物に少しは耐性がある人間もそうだ。
どちらも長時間にわたって見続けられるような姿の魔物ではない。
では、どうするか?
決まっている。
アンデッド・ウルフもハイリッチ・フェンリルも速攻で倒す。
これに限る。
俺は決意を固めると、コントローラーを操作してドローンを一時的に上空へ避難させた。
B級探索配信者に貸し出される専用カメラは自分で対象までの距離を調整しないといけなかったらしいが、A級探索配信者に貸し出されるドローンにおいてその心配はなかった。
こうして俺たちからドローンを遠ざけても、望遠機能とリンクしているAI(?)が視聴者にとって視やすくなるよう勝手に調整するらしい。
よくわからなかったが、どちらにせよアンデッド・ウルフやハイリッチ・フェンリルなどの機動力に長けた魔物と対峙するときにドローンの存在は邪魔だった。
下手に周辺をウロチョロと飛ばれていると俺や相手の攻撃の余波によって壊れかねない。
そう思ったからこそ、俺はドローンを十数メートル上空へと避難させたのだ。
「エリー、お前もドローンと同じく上空に避難してろ」
付き合いが長かったため、エリーはすぐに俺の意図を汲んでくれた。
「わかったで。うちらがアンタの周りを飛んでたら邪魔やさかいな。ほな、離れた場所で見守っとるから最後まできばりや」
そう言うとエリーは、ドローンに追従するように上空へと飛翔していく。
「さて、これで心置きなくやれるな」
俺は威嚇の気持ちも込めて指の骨を鳴らした。
生きる屍と化していても、相手の言動を把握できるのがこいつらの特徴だ。
それゆえにアンデッド・ウルフたちは挑発する俺を見て、殺意が最高潮に達したのだろう。
アンデッド・ウルフたちは高らかに吼えると、そのまま一糸乱れぬ連携で四方から襲いかかってきた。
これでは逃げ道などない。
普通の探索者たちならば激しく動揺し絶望したことだろう。
しかし、俺に限っては違う。
むしろ1匹ずつ時間をかけて相手をしない分だけ非常に助かる。
ガルアアアアアアアアアアッ!
猛々しく吼えながら向かってくる獰猛な牙の津波。
その怒涛の攻撃を俺は一切避けなかった。
両足を大きく開いて立ち、拳を固く握った両手を脇につける。
そして――。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオ」
俺はアンデッド・ウルフたち以上に吼えた。
同時に全身の〈聖気〉が鋼鉄の鎧になったようなイメージを浮かべる。
直後、先陣を切った数匹のアンデッド・ウルフたちは俺の身体のあらゆる部分を噛んできた。
常人ならばそのまま肉を齧り取られて骨となる――はずだった。
「――――ッ!」
だからこそ、先陣を切ったアンデドッド・ウルフたちの動揺は牙越しに伝わってきた。
衣服や首の肉を噛んでいるものの、まったく牙がその先に突き刺さっていかない状態だったことに。
【聖気練武】の基本技の1つ――〈硬身功〉。
全身を覆う〈聖気〉を鋼の如く圧縮して防御力を高める技だ。
そして俺の〈硬身功〉による防御力は鋼の鎧以上である。
なので先陣を切ったアンデッド・ウルフたちの牙は俺の肉体を貫けなかったのだ。
一方、それを見た他のアンデッド・ウルフたちはすかさず別の作戦を取ってきた。
俺の肉体に噛みついているアンデッド・ウルフたちの上から、他のアンデッド・ウルフたちが積み重なるように覆いかぶさってきたのだ。
アンデッド系の魔物の本領発揮だった。
普通の攻撃や魔法では死なないことを利用し、噛み殺せないのならば仲間もろとも数で圧し潰す作戦を取ってきたのである。
もちろん、これをしても仲間は死なない。
この場合、俺だけを圧死させることができると判断したのだ。
けれども、アンデッド・ウルフたちに覆われていた俺はニヤリと笑った。
いい作戦だ……ただし、俺以外の人間に使っていたらの話だがな!
「ハアアアアアアアアアア」
俺は裂帛の咆哮とともに、脇に引いていた両拳を連打させる。
――〈聖光・百裂拳〉!
至近距離から放った無数の拳打がアンデッド・ウルフたちを真下から打ち抜いていく。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンッ!
残像を残すほどの〈聖気〉を纏った拳の連撃によって、アンデッド・ウルフたちは空中に吹き飛んでバラバラになる。
一定以上に練り上げられた〈聖気〉の衝撃波によるものだ。
そしてアンデッド・ウルフたちは死骸の雨となって地面に降り注ぐ。
「……さあ、これからだな」
俺は衣服に残っていた牙を払い落とすと、先ほどから感じていた気配のほうに視線を移す。
アンデッド・ウルフたちが唸り声を上げた直後、数十メートル先にかすかな気配を感じた。
まるで自分の手下を獲物にけしかけ、獲物がどれほどの実力を持っているか探るような気配。
人間のものではなかった。
けれどもゴブリンやオーク程度の低級な魔物の気配ではない。
それはイレギュラー級の魔物の気配。
「さっさと出て来い! こいつらと同じ運命を辿らせてやる!」
俺が気配のほうに言い放つと、気配の持ち主は俺の声色から悟ったのだろう。
この獲物は普通ではない、と。
ゆえに気配の持ち主はすぐさま俺の元へと現れた。
全長5メートルはあるだろうか。
皮だけが綺麗に剥がされたように、筋肉や一部の骨が剥き出しだった巨大な屍の狼。
ハイリッチ・フェンリルである。
そんなハイリッチ・フェンリルは真っ赤な瞳で俺を睨みつけ、アンデッド・ウルフの十数倍の唸り声を上げて威嚇してくる。
ビリビリと大気が鳴動した。
地震など起こっていないのに、身体が揺れるような錯覚を感じるほどの威圧感。
「他の人間なら怖気づいてお前の餌になっただろうが……」
俺はハイリッチ・ウルフ以上の威圧感を込めた睨みを利かせる。
ハイリッチ・ウルフはビクッと全身を震わせて2、3歩後退した。
俺は指の骨をボキボキと鳴らしてつぶやく。
「餌になるのはお前だ。無双配信を楽しませる餌という意味でな」
俺がドローンのカメラに向かって告げた直後だ。
アンデッド・ウルフたちは勢いよく立ち上がると、俺を睨みながら唸り声を上げる。
「そうそう、今闘っているのはアンデッド・ウルフの群れだ。ハイリッチ・フェンリルはこいつらの親玉だから、こいつらを先に倒してハイリッチ・フェンリルをおびき出そうと思う」
俺は全身に〈聖気〉を均等に纏わせながら言葉を紡ぐ。
「ただ、ここで注意してくれ。こいつらやハイリッチ・フェンリルもそうだが、まともな原型を留めていない歪な姿をしている。もしも食事中や気分が悪い人間はすぐに視るのをやめてくれ」
これも成瀬さんから受けた助言の賜物だ。
配信活動に重要なのは配信スタイルではなく、こうして配信を視てくれる視聴者のことをどこまで考えて配慮できるかだと。
ならば今日の配信は特に気をつけなければならない。
アンデッド・ウルフにしてもハイリッチ・フェンリルにしても、匂いが伝わらないだけマシだが映像で視ても気持ちのよいものではないだろう。
それはグロテスクな代物に少しは耐性がある人間もそうだ。
どちらも長時間にわたって見続けられるような姿の魔物ではない。
では、どうするか?
決まっている。
アンデッド・ウルフもハイリッチ・フェンリルも速攻で倒す。
これに限る。
俺は決意を固めると、コントローラーを操作してドローンを一時的に上空へ避難させた。
B級探索配信者に貸し出される専用カメラは自分で対象までの距離を調整しないといけなかったらしいが、A級探索配信者に貸し出されるドローンにおいてその心配はなかった。
こうして俺たちからドローンを遠ざけても、望遠機能とリンクしているAI(?)が視聴者にとって視やすくなるよう勝手に調整するらしい。
よくわからなかったが、どちらにせよアンデッド・ウルフやハイリッチ・フェンリルなどの機動力に長けた魔物と対峙するときにドローンの存在は邪魔だった。
下手に周辺をウロチョロと飛ばれていると俺や相手の攻撃の余波によって壊れかねない。
そう思ったからこそ、俺はドローンを十数メートル上空へと避難させたのだ。
「エリー、お前もドローンと同じく上空に避難してろ」
付き合いが長かったため、エリーはすぐに俺の意図を汲んでくれた。
「わかったで。うちらがアンタの周りを飛んでたら邪魔やさかいな。ほな、離れた場所で見守っとるから最後まできばりや」
そう言うとエリーは、ドローンに追従するように上空へと飛翔していく。
「さて、これで心置きなくやれるな」
俺は威嚇の気持ちも込めて指の骨を鳴らした。
生きる屍と化していても、相手の言動を把握できるのがこいつらの特徴だ。
それゆえにアンデッド・ウルフたちは挑発する俺を見て、殺意が最高潮に達したのだろう。
アンデッド・ウルフたちは高らかに吼えると、そのまま一糸乱れぬ連携で四方から襲いかかってきた。
これでは逃げ道などない。
普通の探索者たちならば激しく動揺し絶望したことだろう。
しかし、俺に限っては違う。
むしろ1匹ずつ時間をかけて相手をしない分だけ非常に助かる。
ガルアアアアアアアアアアッ!
猛々しく吼えながら向かってくる獰猛な牙の津波。
その怒涛の攻撃を俺は一切避けなかった。
両足を大きく開いて立ち、拳を固く握った両手を脇につける。
そして――。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオ」
俺はアンデッド・ウルフたち以上に吼えた。
同時に全身の〈聖気〉が鋼鉄の鎧になったようなイメージを浮かべる。
直後、先陣を切った数匹のアンデッド・ウルフたちは俺の身体のあらゆる部分を噛んできた。
常人ならばそのまま肉を齧り取られて骨となる――はずだった。
「――――ッ!」
だからこそ、先陣を切ったアンデドッド・ウルフたちの動揺は牙越しに伝わってきた。
衣服や首の肉を噛んでいるものの、まったく牙がその先に突き刺さっていかない状態だったことに。
【聖気練武】の基本技の1つ――〈硬身功〉。
全身を覆う〈聖気〉を鋼の如く圧縮して防御力を高める技だ。
そして俺の〈硬身功〉による防御力は鋼の鎧以上である。
なので先陣を切ったアンデッド・ウルフたちの牙は俺の肉体を貫けなかったのだ。
一方、それを見た他のアンデッド・ウルフたちはすかさず別の作戦を取ってきた。
俺の肉体に噛みついているアンデッド・ウルフたちの上から、他のアンデッド・ウルフたちが積み重なるように覆いかぶさってきたのだ。
アンデッド系の魔物の本領発揮だった。
普通の攻撃や魔法では死なないことを利用し、噛み殺せないのならば仲間もろとも数で圧し潰す作戦を取ってきたのである。
もちろん、これをしても仲間は死なない。
この場合、俺だけを圧死させることができると判断したのだ。
けれども、アンデッド・ウルフたちに覆われていた俺はニヤリと笑った。
いい作戦だ……ただし、俺以外の人間に使っていたらの話だがな!
「ハアアアアアアアアアア」
俺は裂帛の咆哮とともに、脇に引いていた両拳を連打させる。
――〈聖光・百裂拳〉!
至近距離から放った無数の拳打がアンデッド・ウルフたちを真下から打ち抜いていく。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンッ!
残像を残すほどの〈聖気〉を纏った拳の連撃によって、アンデッド・ウルフたちは空中に吹き飛んでバラバラになる。
一定以上に練り上げられた〈聖気〉の衝撃波によるものだ。
そしてアンデッド・ウルフたちは死骸の雨となって地面に降り注ぐ。
「……さあ、これからだな」
俺は衣服に残っていた牙を払い落とすと、先ほどから感じていた気配のほうに視線を移す。
アンデッド・ウルフたちが唸り声を上げた直後、数十メートル先にかすかな気配を感じた。
まるで自分の手下を獲物にけしかけ、獲物がどれほどの実力を持っているか探るような気配。
人間のものではなかった。
けれどもゴブリンやオーク程度の低級な魔物の気配ではない。
それはイレギュラー級の魔物の気配。
「さっさと出て来い! こいつらと同じ運命を辿らせてやる!」
俺が気配のほうに言い放つと、気配の持ち主は俺の声色から悟ったのだろう。
この獲物は普通ではない、と。
ゆえに気配の持ち主はすぐさま俺の元へと現れた。
全長5メートルはあるだろうか。
皮だけが綺麗に剥がされたように、筋肉や一部の骨が剥き出しだった巨大な屍の狼。
ハイリッチ・フェンリルである。
そんなハイリッチ・フェンリルは真っ赤な瞳で俺を睨みつけ、アンデッド・ウルフの十数倍の唸り声を上げて威嚇してくる。
ビリビリと大気が鳴動した。
地震など起こっていないのに、身体が揺れるような錯覚を感じるほどの威圧感。
「他の人間なら怖気づいてお前の餌になっただろうが……」
俺はハイリッチ・ウルフ以上の威圧感を込めた睨みを利かせる。
ハイリッチ・ウルフはビクッと全身を震わせて2、3歩後退した。
俺は指の骨をボキボキと鳴らしてつぶやく。
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