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第一章 元荷物持ち、美少女探索配信者と邂逅して神バズる
第五話 インフルエンサーとの運命の邂逅
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僕は草原エリアを一気に駆け抜けると、森林エリアへと飛び込むように入った。
進行の邪魔になる木々の壁が立ちはだかる。
足元もそうだ。
地面から顔を覗かせている無数の木の根が天然のトラップとなり、森林エリアに足を踏み入れた者たちの妨害に一役も二役も買っていた。
「嘘だろ?」
僕はそんな木々や木の根をすべて避け、まるで森林の中を泳ぐように目的地へと駆けていく。
身体が羽のように軽かった。
こうして走っているとよくわかる。
先ほどのゴブリンをなぜか倒せたときもそうだったが、ほんの前までと自分の身体が完全に生まれ変わったような感じがある。
そして生まれ変わった感じがするのは身体だけではない。
目や耳などの感覚器官もそうだ。
どんな小さな木々の葉でも視認でき、どんな小さな物音でも聞き取れた今の状態によって、僕は1度も木々に邪魔されたり木の根に足を取られたりして時間をロスすることはなかった。
それほど僕の身体は異常だった。
いや、むしろこっちが本当の身体能力と感覚能力だったのかもしれない。
そんな今の僕は全力で走ってはいない。
もしも本気で全力疾走した場合、自分の速さが制御できずに大木に激突してしまうことが余裕で想像できたからだ。
なので僕は全力に近く、かつ完全に自分で身体をコントロールできる速度で目的の場所へと疾走していく。
途中で別のゴブリンやコボルトなんかの魔物が視界に入ったがすべて無視した。
両足を動かせば動かすほど、目的に近づけば近づくほど、濃密な殺意の風が前方から僕の肌を叩いてくる。
確か森林エリアには開けた場所がいくつもあったはず。
この森林エリアには【疾風迅雷】のメンバーと何度か訪れたことがある。
医薬品の材料となる良質な薬草の類があるからだ。
しかし、この森林エリアの中でこれほどの殺意を感じたことはなかった。
草原エリアもそうだが、この森林エリアもダンジョン協会本部がある迷宮街からわずか十数キロしか離れていない場所にある。
ほぼ低級の魔物しかおらず、たまにどこからかオークが迷い込んでくるだけで、この肌が粟立つほどの濃密でいて邪悪な殺意を感じたことなど1度もなかった。
一体、何が起こっているんだ?
僕は頭と両足を必死に動かしながら、やがて殺意の発生源へと辿り着いた。
「ギョオオオオオオオオオオオオオ」
僕は足を止めると、激しく耳朶を打ってきた叫び声に顔を歪めた。
そこは大きく開けた場所だった。
森林の中に自然発生した歪な鳥かごのような場所の中央には、明らかに場違いな巨大な爬虫類が存在していた。
前方へ大きく突き出している口。
下手な職人が作った武器では傷1つできないだろう丈夫で固いウロコ。
ゴブリンやコボルトなど一発で薙ぎ払える尻尾。
水辺エリアに生息している、四足歩行するワニという動物だ。
だが、僕の視界に飛び込んできたワニは普通のワニではなかった。
そのワニは人間のように直立しているばかりか、頭が2つあったのだ。
普通のワニではない。
直立した状態で5メートルはある双頭のワニなど見たことがない。
間違いなく魔物の類だろう。
とはいえ、一般的な魔物とも思えなかった。
「ギョオオオオオオオオオ」
双頭のワニは互いに別の口から叫び声を上げる。
僕は双頭のワニが見つめている場所に顔を向けた。
双頭のワニの前方には、地面に倒れ込んでいる1人の少女がいた。
年齢は僕と同じ16、7歳ほどで、身長もほぼ一緒の160センチぐらいだろうか。
栗色の髪が背中まで流れていて、顔立ちは恐ろしいほどに整っている。
弱々しい感じはほとんどない。
凛とした雰囲気を全身にまといながら、赤みがかった色の瞳で双頭のワニを睨みつけている。
「さあ、どこからでもかかってきなさい!」
栗色髪の少女はその場から動かず、両手で握っていた刀の切っ先を双頭のワニに突きつけている。
迷宮街の名のある刀工に打ってもらった一振りなのだろう。
数馬さんも迷宮街で手に入れた刀を持っていたが、C級までの探索者が手に入れられる刀剣類は大量生産品が多い。
しかし、栗色髪の少女が手にしている刀は違う。
魂が吸い込まれそうな青白く光る刀身。
独特の意匠が施された金色の鍔などは、どう見ても限られた者だけが手にできる一点ものだった。
僕は栗色髪の少女の全身に視線を巡らせる。
栗色髪の少女は数馬さんや僕のような一般的な探索者の格好をしていない。
確か迷宮街の防具屋のカタログで見たことがある。
この日本とは別の国――西洋というところの甲冑をベースに改良された、A級探索者からしか着用を許されない迷宮騎士甲冑と呼ばれる高価な鎧を着ていたのだ。
そんな白と青を基調とした鎧とは違い、下半身には美咲さんのようにスカートを穿いていたが、長さは足首まで伸びている。
それはさておき。
僕は周囲を素早く見回した。
すると栗色髪の少女の上空には、小さくて黒い塊が軽く上下しながらホバリングしている。
自動追尾に長けた配信専用のドローンだ。
以前に亮二さんのスマホで動画を見たことがあった。
B級に昇格した探索者はダンジョン協会から手持ちの専用カメラを与えられるが、A級に昇格すると自動追尾型のドローン機材を与えられる。
同時にその人たちは探索配信者と呼ばれているという。
ということは、あの栗色髪の少女はA級探索配信者に違いない。
では、なぜ栗色髪の少女は地面に倒れ込んでいるのか。
事情はすぐに飲み込めた。
栗色髪の少女は足を庇っており、骨折か捻挫をして身動きが取れないのだろう。
だとしたら非常に危ない。
たとえA級の探索者とはいえ、魔物相手に足を負傷した状態で満足に闘えるわけがない。
それに双頭のワニは普通の魔物ではない。
もしかすると、あれが探索者の間で噂になっているイレギュラーの魔物なのか。
イレギュラー。
それは魔物の生息地がほぼ決まっている場所において、何の前触れもなくその場所にそぐわない圧倒的な力を持って現れる魔物の総称だった。
聞くところによるとA級探索者の集団でも倒せるのは困難であり、B級以下の探索者が運悪くこのイレギュラーに遭遇したら、武器も荷物も捨ててすぐに逃げろと言われていた。
そんな強力で凶悪な魔物が目の前に存在し、A級探索者の少女の命を奪おうとしている。
では、探索者どころか荷物持ちですらなくなった僕はどうするべきか?
探索者たちの話を鵜呑みにするのなら、すぐに振り返って逃走するべきだ。
けれども、それはあくまでも探索者のすることだ。
すべてを失った僕が従うことはない。
それにこの現状を見て一目散に逃げ出すのなら、それは探索者や荷物持ちなど関係なく人間としての何かを失う。
なので僕はすぐに行動した。
足元に落ちていた拳大ほどの石を拾うと、大きく振りかぶって双頭のワニに投げつけた。
空気を切り裂いて飛んだ石は、双頭のワニの顔面に直撃する。
それなりの痛みを感じたのだろうか。
双頭のワニは少しだけ体勢を崩すと、栗色髪の少女から僕に顔を向ける。
一方の栗色髪の少女も同様に僕を見ると、遠目からでもわかるほど大きく目を見開く。
僕は栗色髪の少女の視線を受け止めながら、双頭のワニに向かって喉が張り裂けんばかりに吼えた。
「お前の相手はこの僕だ!」
進行の邪魔になる木々の壁が立ちはだかる。
足元もそうだ。
地面から顔を覗かせている無数の木の根が天然のトラップとなり、森林エリアに足を踏み入れた者たちの妨害に一役も二役も買っていた。
「嘘だろ?」
僕はそんな木々や木の根をすべて避け、まるで森林の中を泳ぐように目的地へと駆けていく。
身体が羽のように軽かった。
こうして走っているとよくわかる。
先ほどのゴブリンをなぜか倒せたときもそうだったが、ほんの前までと自分の身体が完全に生まれ変わったような感じがある。
そして生まれ変わった感じがするのは身体だけではない。
目や耳などの感覚器官もそうだ。
どんな小さな木々の葉でも視認でき、どんな小さな物音でも聞き取れた今の状態によって、僕は1度も木々に邪魔されたり木の根に足を取られたりして時間をロスすることはなかった。
それほど僕の身体は異常だった。
いや、むしろこっちが本当の身体能力と感覚能力だったのかもしれない。
そんな今の僕は全力で走ってはいない。
もしも本気で全力疾走した場合、自分の速さが制御できずに大木に激突してしまうことが余裕で想像できたからだ。
なので僕は全力に近く、かつ完全に自分で身体をコントロールできる速度で目的の場所へと疾走していく。
途中で別のゴブリンやコボルトなんかの魔物が視界に入ったがすべて無視した。
両足を動かせば動かすほど、目的に近づけば近づくほど、濃密な殺意の風が前方から僕の肌を叩いてくる。
確か森林エリアには開けた場所がいくつもあったはず。
この森林エリアには【疾風迅雷】のメンバーと何度か訪れたことがある。
医薬品の材料となる良質な薬草の類があるからだ。
しかし、この森林エリアの中でこれほどの殺意を感じたことはなかった。
草原エリアもそうだが、この森林エリアもダンジョン協会本部がある迷宮街からわずか十数キロしか離れていない場所にある。
ほぼ低級の魔物しかおらず、たまにどこからかオークが迷い込んでくるだけで、この肌が粟立つほどの濃密でいて邪悪な殺意を感じたことなど1度もなかった。
一体、何が起こっているんだ?
僕は頭と両足を必死に動かしながら、やがて殺意の発生源へと辿り着いた。
「ギョオオオオオオオオオオオオオ」
僕は足を止めると、激しく耳朶を打ってきた叫び声に顔を歪めた。
そこは大きく開けた場所だった。
森林の中に自然発生した歪な鳥かごのような場所の中央には、明らかに場違いな巨大な爬虫類が存在していた。
前方へ大きく突き出している口。
下手な職人が作った武器では傷1つできないだろう丈夫で固いウロコ。
ゴブリンやコボルトなど一発で薙ぎ払える尻尾。
水辺エリアに生息している、四足歩行するワニという動物だ。
だが、僕の視界に飛び込んできたワニは普通のワニではなかった。
そのワニは人間のように直立しているばかりか、頭が2つあったのだ。
普通のワニではない。
直立した状態で5メートルはある双頭のワニなど見たことがない。
間違いなく魔物の類だろう。
とはいえ、一般的な魔物とも思えなかった。
「ギョオオオオオオオオオ」
双頭のワニは互いに別の口から叫び声を上げる。
僕は双頭のワニが見つめている場所に顔を向けた。
双頭のワニの前方には、地面に倒れ込んでいる1人の少女がいた。
年齢は僕と同じ16、7歳ほどで、身長もほぼ一緒の160センチぐらいだろうか。
栗色の髪が背中まで流れていて、顔立ちは恐ろしいほどに整っている。
弱々しい感じはほとんどない。
凛とした雰囲気を全身にまといながら、赤みがかった色の瞳で双頭のワニを睨みつけている。
「さあ、どこからでもかかってきなさい!」
栗色髪の少女はその場から動かず、両手で握っていた刀の切っ先を双頭のワニに突きつけている。
迷宮街の名のある刀工に打ってもらった一振りなのだろう。
数馬さんも迷宮街で手に入れた刀を持っていたが、C級までの探索者が手に入れられる刀剣類は大量生産品が多い。
しかし、栗色髪の少女が手にしている刀は違う。
魂が吸い込まれそうな青白く光る刀身。
独特の意匠が施された金色の鍔などは、どう見ても限られた者だけが手にできる一点ものだった。
僕は栗色髪の少女の全身に視線を巡らせる。
栗色髪の少女は数馬さんや僕のような一般的な探索者の格好をしていない。
確か迷宮街の防具屋のカタログで見たことがある。
この日本とは別の国――西洋というところの甲冑をベースに改良された、A級探索者からしか着用を許されない迷宮騎士甲冑と呼ばれる高価な鎧を着ていたのだ。
そんな白と青を基調とした鎧とは違い、下半身には美咲さんのようにスカートを穿いていたが、長さは足首まで伸びている。
それはさておき。
僕は周囲を素早く見回した。
すると栗色髪の少女の上空には、小さくて黒い塊が軽く上下しながらホバリングしている。
自動追尾に長けた配信専用のドローンだ。
以前に亮二さんのスマホで動画を見たことがあった。
B級に昇格した探索者はダンジョン協会から手持ちの専用カメラを与えられるが、A級に昇格すると自動追尾型のドローン機材を与えられる。
同時にその人たちは探索配信者と呼ばれているという。
ということは、あの栗色髪の少女はA級探索配信者に違いない。
では、なぜ栗色髪の少女は地面に倒れ込んでいるのか。
事情はすぐに飲み込めた。
栗色髪の少女は足を庇っており、骨折か捻挫をして身動きが取れないのだろう。
だとしたら非常に危ない。
たとえA級の探索者とはいえ、魔物相手に足を負傷した状態で満足に闘えるわけがない。
それに双頭のワニは普通の魔物ではない。
もしかすると、あれが探索者の間で噂になっているイレギュラーの魔物なのか。
イレギュラー。
それは魔物の生息地がほぼ決まっている場所において、何の前触れもなくその場所にそぐわない圧倒的な力を持って現れる魔物の総称だった。
聞くところによるとA級探索者の集団でも倒せるのは困難であり、B級以下の探索者が運悪くこのイレギュラーに遭遇したら、武器も荷物も捨ててすぐに逃げろと言われていた。
そんな強力で凶悪な魔物が目の前に存在し、A級探索者の少女の命を奪おうとしている。
では、探索者どころか荷物持ちですらなくなった僕はどうするべきか?
探索者たちの話を鵜呑みにするのなら、すぐに振り返って逃走するべきだ。
けれども、それはあくまでも探索者のすることだ。
すべてを失った僕が従うことはない。
それにこの現状を見て一目散に逃げ出すのなら、それは探索者や荷物持ちなど関係なく人間としての何かを失う。
なので僕はすぐに行動した。
足元に落ちていた拳大ほどの石を拾うと、大きく振りかぶって双頭のワニに投げつけた。
空気を切り裂いて飛んだ石は、双頭のワニの顔面に直撃する。
それなりの痛みを感じたのだろうか。
双頭のワニは少しだけ体勢を崩すと、栗色髪の少女から僕に顔を向ける。
一方の栗色髪の少女も同様に僕を見ると、遠目からでもわかるほど大きく目を見開く。
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