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第二十八話 激突
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それは一瞬だった。
異常に空気が膨張したかと思うと、鼓膜を痛めつける轟音と爆風が物理的攻撃力を有して身体に襲い掛かってきた。
四狼は咄嗟に身体を床に伏せて衝撃を和らげていたが、爆風により舞い上げられた瓦礫の破片が霰のように身体を叩く。
しばらくして四狼は顔を上げた。
爆音によりおかしくなっていた耳は急速に回復してきたが、周囲を覆っている砂煙だけは自分の力では晴らせない。
それでも何とか砂煙を掻き分けながら、四狼はオリビアがいた場所に向かって駆けた。
「オリビア! 金剛丸!」
四狼が到着した場所は、大小無数の瓦礫が積み木のように積まれていた凄惨な現場であった。
上を見上げると、オリビアがいた二階部分はすでに全壊している。
無理もない。
あんな近距離で手榴弾が爆発したら半ば朽ち欠けていた二階部分などひとたまりもない。
「金剛丸! 無事なら応答しろ!」
積まれていた瓦礫の一つでも退かそうと四狼は手を伸ばした。
そのとき、四狼の頭の中に無機質な声が響いた。
『八秒後ニ脱出ヲ試ミマス』
金剛丸の声であった。
そしてきっかり八秒後、四狼の目の前に積まれていた瓦礫の山が一人でに動き出した。
何か強力な力が下から上に這い上がってくるような動きを見て、四狼はひとまず安堵の息を漏らした。
その直後、瓦礫の山から巨大な鈍色に輝く腕が生え出てきた。
やがてそれは腕だけではなく、全員の部位が確認できるほどまでに姿を現した。
巨大な楕円形の胴体の上にある顔の中には赤く光る二つの眸が収まっており、伸びている四肢は成人男性の胴体よりも太く逞しい。
だがそんなことは些細なことだった。
もし何も知らない人間が見たら、血の気が引いた顔でこう呟くだろう。
全身を鋼で覆われた雄々しい巨人、と。
だがそんな巨人の目の前にいる四狼は微塵も驚かない。
当然であった。全身を鋼で覆われた巨人は相棒の金剛丸なのである。
「金剛丸、オリビアは無事か?」
『肯定』
短く答えた金剛丸の左腕の中には、〈忠吉〉を抱きしめながら身体を丸めていたオリビアがいた。
すぐに駆け寄った四狼が確認すると、どうやらオリビアは手榴弾が爆発した衝撃で気を失っているだけのようであった。
身体にも目立った外傷は見当たらない。
間一髪のところで金剛丸が盾になったのだろう。
「よかった」
四狼はただちに金剛丸にオリビアを降ろすように命令した。
金剛丸はウィィン、という駆動音を響かせながら慎重にオリビアを床に寝かせる。
やがてホール内を覆っていた砂煙が晴れてくると、四狼は全身の産毛が総毛立つ感覚に襲われた。
四狼は目つきを鋭く吊り上げながら振り向く。
「おのれ、よくも俺の身体に傷を……」
低い野太い声がホール内のある一箇所から聞こえてきた。
それはジンバハルがいた中央階段の近くだった。
しかし何かがおかしい。
ジンバハルがいた場所が尋常ではないほどの水蒸気に覆われていたからだ。
四狼は背中からショットガンを取り出した。
そして銃口を薄っすらと人影が確認できる水蒸気の中央に合わせる。
「〈亜生物〉……第二形態」
四狼がぼそりと呟くなり、ホール内には人間の声帯からは絶対に出ない空気を振動させるほどの雄叫びが響き渡った。
それはさながら手負いの虎が発した咆哮にも似ていた。
GUOOOOOOOOOOO――――ッ!
先ほどの手榴弾の爆風よりも強力な波動が四狼の身体に叩きつけてくる。
その中で四狼はオリビアが気を失っていて良かったと思った。
常人がこの咆哮を聞いたら心臓を摑み取られるような感覚に陥ってしまうことだろう。
気の弱い人間ならば心臓麻痺を起こしてしまうかもしれない。
そして大量に放出されていた水蒸気が晴れると、その中からジンバハルが姿を現した。
しかし、すでに人間の原型は留めてはいなかった。
上半身に装着されていた布製の防具は内部から弾け飛び、中からは肌の色が視認できないほどの黒毛に覆われた肉体が露出された。
そればかりか二メートルほどだった背丈が今では五メートル近くまで巨大化し、両腕の筋肉などは金剛石を連想させるほどの硬度があったかもしれない。
そして下半身は上半身と違って衣類が破れずに人間の足の形をしていたが、それがまた不気味さを倍増させていた。
ジンバハルの顔が牛の顔に変形していたのである。
「なるほど、『ベヘモス』の由来はこれか……」
四狼は化け物と化したジンバハルを見るなり、すかさず行動を開始した。
フォアグリップ先端部分にあるボタンを操作してポンプ・アクションからオートマチックに切り替えた四狼は、床を疾駆しながらジンバハル目掛けてショットガンを連射する。
立て続けに鳴り響く雷鳴にも似た銃声。
散弾実包の中に含まれていた散弾の群れが、火薬の勢いに乗ってジンバハルに襲い掛かる。
「ぬうっ!」
ジンバハルは咄嗟に巨大な腕を交差させて何十発もの散弾から身を守った。
だがその凄まじい威力に身体が後方に吹き飛ばされていく。
弾倉に込められていた弾をすべて吐き出した四狼は、慣れた手つきでベストに付いていたポーチの中から予備の弾を取り出し装填させていく。
今度はバックショットなどの散弾ではなく、まさに一撃必殺の威力があるスラグショットである。
「はははは! そうか、そういうことか!」
静寂が訪れたホール内にジンバハルの下卑た笑い声が響く。
四狼はショットガンを構えると小さく舌打ちした。
信じられないことに、ジンバハルは合計八発のバックショットを食らっても平然としていた。
それどころか、交差させていたジンバハルの両腕からは無数の散弾が床にこつこつと落ちていく。
防御していた。
まともに食らえば大型猛獣ですら楽に仕留められる散弾を両腕の筋肉だけで防御していたのである。
〈亜生物・第二形態〉。
極度の重圧や生命に危険が訪れたときに発動すると実験レポートには書き記されていたが、発動する条件はそれだけではなかった。
鍛錬であった。
肉体を強靭にするために厳しい鍛錬を己に課す人間のように、〈亜生物〉も〈異常肉体変化〉を意識的に発動するように鍛錬ができるのである。
間違いなく、ジンバハルも〈異常肉体変化〉を意識的に発動させるよう鍛錬した〈亜生物〉であった。
〈亜生物・第二形態〉になっても自我が残っているのがその証拠である。
ジンバハルは両腕に食い込んでいたすべての散弾を床に落とすと、周囲の空間が歪んで見えるほどの殺意を放っている四狼と鋼の巨人である金剛丸を交互に見た。
「あの女が持っていた銃といい、そのショットガンといい、この世界の科学力では絶対に造れない〈機人〉といい、お前はそうなんだな」
ジンバハルは持っていた戦斧の石突きを床に叩きつけた。
「貴様、〈ナンバーズ〉か!」
その瞬間、四狼の身体がピクリと反応した。
ジンバハルは「くくく」とくぐもった笑い声を発した。
「どうりでこちらの世界の人間にしては身体能力が優れていると思った。先ほどにしてもそうだ。手榴弾の爆発を近距離で受けたにもかかわらず、感覚器官の回復が異常に早かった。まさに科学者どもが血眼になって造り上げた最強の人体兵器〈ナンバーズ〉。ははは、まさかこのような辺境の地で出逢えるとは嬉しく思うぞ」
「嬉しい? 寝ぼけるなよ。お前はここで死ぬんだ」
ショットガンの銃口をジンバハルに合わせた四狼は、指にかけていたトリガーを引こうとした。
そのとき――。
「お前は同胞を殺せるのか?」
ジンバハルは意味深な言葉を投げかけてきた。
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しばらくして四狼は顔を上げた。
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それでも何とか砂煙を掻き分けながら、四狼はオリビアがいた場所に向かって駆けた。
「オリビア! 金剛丸!」
四狼が到着した場所は、大小無数の瓦礫が積み木のように積まれていた凄惨な現場であった。
上を見上げると、オリビアがいた二階部分はすでに全壊している。
無理もない。
あんな近距離で手榴弾が爆発したら半ば朽ち欠けていた二階部分などひとたまりもない。
「金剛丸! 無事なら応答しろ!」
積まれていた瓦礫の一つでも退かそうと四狼は手を伸ばした。
そのとき、四狼の頭の中に無機質な声が響いた。
『八秒後ニ脱出ヲ試ミマス』
金剛丸の声であった。
そしてきっかり八秒後、四狼の目の前に積まれていた瓦礫の山が一人でに動き出した。
何か強力な力が下から上に這い上がってくるような動きを見て、四狼はひとまず安堵の息を漏らした。
その直後、瓦礫の山から巨大な鈍色に輝く腕が生え出てきた。
やがてそれは腕だけではなく、全員の部位が確認できるほどまでに姿を現した。
巨大な楕円形の胴体の上にある顔の中には赤く光る二つの眸が収まっており、伸びている四肢は成人男性の胴体よりも太く逞しい。
だがそんなことは些細なことだった。
もし何も知らない人間が見たら、血の気が引いた顔でこう呟くだろう。
全身を鋼で覆われた雄々しい巨人、と。
だがそんな巨人の目の前にいる四狼は微塵も驚かない。
当然であった。全身を鋼で覆われた巨人は相棒の金剛丸なのである。
「金剛丸、オリビアは無事か?」
『肯定』
短く答えた金剛丸の左腕の中には、〈忠吉〉を抱きしめながら身体を丸めていたオリビアがいた。
すぐに駆け寄った四狼が確認すると、どうやらオリビアは手榴弾が爆発した衝撃で気を失っているだけのようであった。
身体にも目立った外傷は見当たらない。
間一髪のところで金剛丸が盾になったのだろう。
「よかった」
四狼はただちに金剛丸にオリビアを降ろすように命令した。
金剛丸はウィィン、という駆動音を響かせながら慎重にオリビアを床に寝かせる。
やがてホール内を覆っていた砂煙が晴れてくると、四狼は全身の産毛が総毛立つ感覚に襲われた。
四狼は目つきを鋭く吊り上げながら振り向く。
「おのれ、よくも俺の身体に傷を……」
低い野太い声がホール内のある一箇所から聞こえてきた。
それはジンバハルがいた中央階段の近くだった。
しかし何かがおかしい。
ジンバハルがいた場所が尋常ではないほどの水蒸気に覆われていたからだ。
四狼は背中からショットガンを取り出した。
そして銃口を薄っすらと人影が確認できる水蒸気の中央に合わせる。
「〈亜生物〉……第二形態」
四狼がぼそりと呟くなり、ホール内には人間の声帯からは絶対に出ない空気を振動させるほどの雄叫びが響き渡った。
それはさながら手負いの虎が発した咆哮にも似ていた。
GUOOOOOOOOOOO――――ッ!
先ほどの手榴弾の爆風よりも強力な波動が四狼の身体に叩きつけてくる。
その中で四狼はオリビアが気を失っていて良かったと思った。
常人がこの咆哮を聞いたら心臓を摑み取られるような感覚に陥ってしまうことだろう。
気の弱い人間ならば心臓麻痺を起こしてしまうかもしれない。
そして大量に放出されていた水蒸気が晴れると、その中からジンバハルが姿を現した。
しかし、すでに人間の原型は留めてはいなかった。
上半身に装着されていた布製の防具は内部から弾け飛び、中からは肌の色が視認できないほどの黒毛に覆われた肉体が露出された。
そればかりか二メートルほどだった背丈が今では五メートル近くまで巨大化し、両腕の筋肉などは金剛石を連想させるほどの硬度があったかもしれない。
そして下半身は上半身と違って衣類が破れずに人間の足の形をしていたが、それがまた不気味さを倍増させていた。
ジンバハルの顔が牛の顔に変形していたのである。
「なるほど、『ベヘモス』の由来はこれか……」
四狼は化け物と化したジンバハルを見るなり、すかさず行動を開始した。
フォアグリップ先端部分にあるボタンを操作してポンプ・アクションからオートマチックに切り替えた四狼は、床を疾駆しながらジンバハル目掛けてショットガンを連射する。
立て続けに鳴り響く雷鳴にも似た銃声。
散弾実包の中に含まれていた散弾の群れが、火薬の勢いに乗ってジンバハルに襲い掛かる。
「ぬうっ!」
ジンバハルは咄嗟に巨大な腕を交差させて何十発もの散弾から身を守った。
だがその凄まじい威力に身体が後方に吹き飛ばされていく。
弾倉に込められていた弾をすべて吐き出した四狼は、慣れた手つきでベストに付いていたポーチの中から予備の弾を取り出し装填させていく。
今度はバックショットなどの散弾ではなく、まさに一撃必殺の威力があるスラグショットである。
「はははは! そうか、そういうことか!」
静寂が訪れたホール内にジンバハルの下卑た笑い声が響く。
四狼はショットガンを構えると小さく舌打ちした。
信じられないことに、ジンバハルは合計八発のバックショットを食らっても平然としていた。
それどころか、交差させていたジンバハルの両腕からは無数の散弾が床にこつこつと落ちていく。
防御していた。
まともに食らえば大型猛獣ですら楽に仕留められる散弾を両腕の筋肉だけで防御していたのである。
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鍛錬であった。
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間違いなく、ジンバハルも〈異常肉体変化〉を意識的に発動させるよう鍛錬した〈亜生物〉であった。
〈亜生物・第二形態〉になっても自我が残っているのがその証拠である。
ジンバハルは両腕に食い込んでいたすべての散弾を床に落とすと、周囲の空間が歪んで見えるほどの殺意を放っている四狼と鋼の巨人である金剛丸を交互に見た。
「あの女が持っていた銃といい、そのショットガンといい、この世界の科学力では絶対に造れない〈機人〉といい、お前はそうなんだな」
ジンバハルは持っていた戦斧の石突きを床に叩きつけた。
「貴様、〈ナンバーズ〉か!」
その瞬間、四狼の身体がピクリと反応した。
ジンバハルは「くくく」とくぐもった笑い声を発した。
「どうりでこちらの世界の人間にしては身体能力が優れていると思った。先ほどにしてもそうだ。手榴弾の爆発を近距離で受けたにもかかわらず、感覚器官の回復が異常に早かった。まさに科学者どもが血眼になって造り上げた最強の人体兵器〈ナンバーズ〉。ははは、まさかこのような辺境の地で出逢えるとは嬉しく思うぞ」
「嬉しい? 寝ぼけるなよ。お前はここで死ぬんだ」
ショットガンの銃口をジンバハルに合わせた四狼は、指にかけていたトリガーを引こうとした。
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