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第二十六話 別れ
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その直後、セシリアは移動速度を上げてオリビアに襲い掛かってきた。
女性の手には大幅に余る身幅の厚い長剣を軽々と片手で振り回してくる。
咄嗟にオリビアは〈忠吉〉でセシリアの斬撃を受け止めた。
一瞬だったが火花が散り、耳朶を叩く甲高い金属音が鳴り響く。
「お止めください、セシリア様!」
激しい鍔迫り合いの中、オリビアは必死にセシリアに呼びかける。
だが、その思いはセシリアには届かない。
刹那、鍔迫り合いに押し勝ったセシリアがオリビアの身体を吹き飛ばした。
オリビアは何度も床を転げ回った末にようやく止まった。
〈忠吉〉を杖代わりにして何とか立ち上がったが、まだ両手がビリビリと痺れている。
恐ろしい膂力であった。
顔を上げると、視界にセシリアが間合いを詰めてくる姿が見えた。
オリビアは歯を食い縛って〈忠吉〉を中段に構え、水平に薙がれてくるセシリアの斬撃を綺麗に受け流す。
だが反撃はできなかった。
相手は助け出すと誓った人物なのである。
セシリアは斬撃を受け流されたものの、反撃する意志は十分にあったらしい。
身体を反転させたセシリアは、その遠心力を利用してまたしても水平に斬撃を繰り出してきた。
これにはオリビアも簡単に受け流せないと察したのか、後方に大きく跳躍して斬撃自体をかわした。
(――セシリア様)
何合か剣を交えたオリビアは、剣術も修得していないのにこれだけの腕前を見せるセシリアに心底愕然とした。
認めたくなかったが、今のセシリアは〈変異体〉という化け物と化していた。
(セシリア様が〈変異体〉と化しているのならば……)
オリビアの脳裏には、〈変異体〉を倒せる方法が浮かんでいた。
心臓である。
今までもそうだったが、〈変異体〉と呼ばれる化け物と化した盗賊たちの心臓に長剣を突き刺して倒してきた。
(そんなことができるはずはない!)
オリビアはすぐさま首を振って脳裏に浮かんだことを掻き消した。
〈変異体〉を倒すということは、目の前にいるセシリアの心臓に自ら長剣を突き立てることを意味する。
それだけは断固としてしたくない。
それでは何のために助けにきたのか分からなくなってしまう。
しかし、このまま手を拱いていても埒が明かない。
考えたくないのに考えてしまう葛藤に悩まされるオリビアだったが、〈変異体〉と化していたセシリアには関係のないことだった。
セシリアは長剣の切っ先をオリビアに合わせた。
先ほどまでは無造作に長剣を振り回していたセシリアだったが、今度の攻撃は一味違った。
突きである。
セシリアはたたた、と軽快な足取りで間合いを詰め、オリビアの心臓目掛けて鋭い突きを繰り出してきた。
「くっ!」
寸分の狂いもなく放たれたセシリアの突きを紙一重でかわしたオリビアは、ここが好機とばかりに〈忠吉〉を大上段に構えた。
いくら〈変異体〉と化したセシリアであろうと武器がなくなれば何もできない。
まさにオリビアはそう思った。
だからこそ〈忠吉〉を大上段に構え、セシリアの長剣を叩き落すつもりで振り下ろそうとした。
だが次の瞬間、オリビアは我が目を疑った。
オリビアが握っていた〈忠吉〉が、綺麗に弧を描きながら空中に飛んだのである。
原因はセシリアであった。
オリビアがセシリアの長剣に向けて〈忠吉〉を振り下ろした刹那、セシリアもまたオリビアの〈忠吉〉に向けて長剣を跳ね上げていたのである。
オリビアは〈忠吉〉を弾かれた勢いでそのまま後方に倒れた。
その際に左手を伸ばして受身を取ったが、結果的には床に尻餅をつく体勢になってしまった。
これは由々しき失態だ。
一瞬の迷いや躊躇で勝敗が大きく変わる実戦において、武器をなくして体勢を崩すなど殺してくれと言うようなものであった。
現に今がそうである。
オリビアが顔を上げると、目の前には冷たい視線で見下ろすセシリアがいた。
頭上から降り注ぐ月光を浴びて、白銀色の長髪だけではなく手にしていた両刃の長剣さえも怪しく輝いている。
殺される。
オリビアがそう思った瞬間、自分の意識が徐々に空白になっていく感覚に襲われた。
何故か頭の中には自分を育ててくれた母親の姿が浮かび、その後は近衛騎士団に入団してからできた友人たちの姿が浮かんでは消えた。
長剣を握っていたセシリアの右手がゆっくりと掲げられる。
間違いない。セシリアは頭上から一気に長剣を振り下ろしてオリビアを叩き斬るつもりであった。
そしてオリビアの視界は明確に捉えた。
セシリアが頭上に掲げた長剣を、オリビアの頭目掛けて一気に振り下ろす姿を――。
その瞬間、オリビアの中で何かが弾けた。
「うわああああああ――――」
オリビアは両目を閉じると、喉が張り裂けるほどの叫びを発した。
直後、細長い通路の中に二発の銃声が轟いた。
一瞬だが火花が散り、焦げ臭い匂いが辺りに立ち込め始めた。
しばらくして、オリビアはゆっくりと両目を開けた。
信じられなかった。
オリビアは無意識のうちに、四狼から渡されたリボルバーという遠距離用の武器を両手で握っていた。
そして銀色に輝く六連発式のリボルバーの銃口からは、確実に弾丸が発射されていたのである。
それは間違いない。
何故なら、目の前に佇むセシリアの心臓部分に二つの小さな穴が穿たれていたからだ。
そのときになって、ようやくオリビアの思考が正常に戻ってきた。
「こ、金剛丸……」
顔を上げたオリビアは、目の前に佇んでいたセシリアの手に注目した。
オリビアはセシリアが長剣を振り下ろす瞬間を確かに目撃していた。
だが、おかしなことにセシリアの長剣は自分に当たっていない。
その理由はすぐにわかった。
長剣を握っていたセシリアの右手は、後方から近づいていた金剛丸の巨大な手により摑まれていたのだ。
やがて通路に残っていた銃声の反響音が薄れていくと、セシリアは長剣を床にカシャンと落とした。
それだけではない。
セシリア自身も糸が切れた人形のように膝から崩れ落ちていった。
「セシリア様!」
はっと我に返ったオリビアは、床に倒れたセシリアの上半身だけを抱き起こした。
「セシリア様! セシリア様!」
身体を揺さぶりながら何度も名前を呼ぶ。
すると、淀んでいたセシリアの瞳の色が徐々に正常な光に戻っていくのがわかった。
「セシリア様! 分かりますか? 私です、オリビアでございます!」
「オ、オリ……ビア?」
セシリアは弱々しくオリビアの名前を呟いたが、そのたびに口内からどくどくと血が溢れ出てくる。
その血は顎先まで垂れていき、ぼたぼたと胸元に落ちていく。
「そうです。オリビアでございます」
オリビアは目元に涙を溜めながら瀕死のセシリアに声をかける。
「どうして……貴方が……ここに?」
最早、セシリアの命は風前の灯火だった。
それは身体を抱き締めていたオリビアが誰よりもよく分かった。
だからこそ手短に話した。
二人の傭兵とともに助けに来たことを。
「いけない……すぐ……ここから逃げなさい」
胸で息をしていたセシリアは、話を聞くなりオリビアの手を力強く握ってきた。
「ここには恐ろしい魔物が潜んでいます……このままだと……貴方にも危害が及ぶ……私のことはいいから……早くお逃げなさい」
喋るたびにセシリアの口からは夥しい血が溢れてくる。
オリビアはもう喋らないで下さいと何度も懇願したが、セシリアは構わずに喋り続けた。
「よく聞きなさい、オリビア……あの子……オリエンタには気をつけなさい……今回のことも……元凶はオリエンタと……ごほっごほっごほっ」
「もう喋らないでください。今すぐバルセロナ城にお連れ致します」
そう言ったオリビアはセシリアを抱き起こそうとしたが、セシリアはゆっくりと首を左右に振って否定した。
そしてにこやかな笑みを浮かべると、金属製の腰帯の中央にはめ込まれていた円盤を外した。
その円盤をオリビアに手渡す。
「セシリア様、これは」
問いかけるオリビアに対して、セシリアは笑みを崩さず囁いた。
「オリビア……私から貴方に……最後の……任務を与えます」
荒い呼吸を発しながらも、セシリアはこのときだけ口調を強めて言った。
「私に代わって……バルセロナ公国の……女王に……なりなさい」
セシリアの話は続く。
「分かった? オリビア……いえ、私の可愛い妹オルセイア……貴方が……この国を」
「セシリア様!」
オリビアはセシリアを抱きしめた。
目元から涙が溢れ、頬を伝って零れ落ちる。
そんなオリビアの胸の中で、バルセロナ公国の女王は静かに永遠の眠りについた。
セシリアを抱きしめるオリビアの右手には、最後に手渡された黄金色に輝く円盤がいつまでも光り輝いていた。
女性の手には大幅に余る身幅の厚い長剣を軽々と片手で振り回してくる。
咄嗟にオリビアは〈忠吉〉でセシリアの斬撃を受け止めた。
一瞬だったが火花が散り、耳朶を叩く甲高い金属音が鳴り響く。
「お止めください、セシリア様!」
激しい鍔迫り合いの中、オリビアは必死にセシリアに呼びかける。
だが、その思いはセシリアには届かない。
刹那、鍔迫り合いに押し勝ったセシリアがオリビアの身体を吹き飛ばした。
オリビアは何度も床を転げ回った末にようやく止まった。
〈忠吉〉を杖代わりにして何とか立ち上がったが、まだ両手がビリビリと痺れている。
恐ろしい膂力であった。
顔を上げると、視界にセシリアが間合いを詰めてくる姿が見えた。
オリビアは歯を食い縛って〈忠吉〉を中段に構え、水平に薙がれてくるセシリアの斬撃を綺麗に受け流す。
だが反撃はできなかった。
相手は助け出すと誓った人物なのである。
セシリアは斬撃を受け流されたものの、反撃する意志は十分にあったらしい。
身体を反転させたセシリアは、その遠心力を利用してまたしても水平に斬撃を繰り出してきた。
これにはオリビアも簡単に受け流せないと察したのか、後方に大きく跳躍して斬撃自体をかわした。
(――セシリア様)
何合か剣を交えたオリビアは、剣術も修得していないのにこれだけの腕前を見せるセシリアに心底愕然とした。
認めたくなかったが、今のセシリアは〈変異体〉という化け物と化していた。
(セシリア様が〈変異体〉と化しているのならば……)
オリビアの脳裏には、〈変異体〉を倒せる方法が浮かんでいた。
心臓である。
今までもそうだったが、〈変異体〉と呼ばれる化け物と化した盗賊たちの心臓に長剣を突き刺して倒してきた。
(そんなことができるはずはない!)
オリビアはすぐさま首を振って脳裏に浮かんだことを掻き消した。
〈変異体〉を倒すということは、目の前にいるセシリアの心臓に自ら長剣を突き立てることを意味する。
それだけは断固としてしたくない。
それでは何のために助けにきたのか分からなくなってしまう。
しかし、このまま手を拱いていても埒が明かない。
考えたくないのに考えてしまう葛藤に悩まされるオリビアだったが、〈変異体〉と化していたセシリアには関係のないことだった。
セシリアは長剣の切っ先をオリビアに合わせた。
先ほどまでは無造作に長剣を振り回していたセシリアだったが、今度の攻撃は一味違った。
突きである。
セシリアはたたた、と軽快な足取りで間合いを詰め、オリビアの心臓目掛けて鋭い突きを繰り出してきた。
「くっ!」
寸分の狂いもなく放たれたセシリアの突きを紙一重でかわしたオリビアは、ここが好機とばかりに〈忠吉〉を大上段に構えた。
いくら〈変異体〉と化したセシリアであろうと武器がなくなれば何もできない。
まさにオリビアはそう思った。
だからこそ〈忠吉〉を大上段に構え、セシリアの長剣を叩き落すつもりで振り下ろそうとした。
だが次の瞬間、オリビアは我が目を疑った。
オリビアが握っていた〈忠吉〉が、綺麗に弧を描きながら空中に飛んだのである。
原因はセシリアであった。
オリビアがセシリアの長剣に向けて〈忠吉〉を振り下ろした刹那、セシリアもまたオリビアの〈忠吉〉に向けて長剣を跳ね上げていたのである。
オリビアは〈忠吉〉を弾かれた勢いでそのまま後方に倒れた。
その際に左手を伸ばして受身を取ったが、結果的には床に尻餅をつく体勢になってしまった。
これは由々しき失態だ。
一瞬の迷いや躊躇で勝敗が大きく変わる実戦において、武器をなくして体勢を崩すなど殺してくれと言うようなものであった。
現に今がそうである。
オリビアが顔を上げると、目の前には冷たい視線で見下ろすセシリアがいた。
頭上から降り注ぐ月光を浴びて、白銀色の長髪だけではなく手にしていた両刃の長剣さえも怪しく輝いている。
殺される。
オリビアがそう思った瞬間、自分の意識が徐々に空白になっていく感覚に襲われた。
何故か頭の中には自分を育ててくれた母親の姿が浮かび、その後は近衛騎士団に入団してからできた友人たちの姿が浮かんでは消えた。
長剣を握っていたセシリアの右手がゆっくりと掲げられる。
間違いない。セシリアは頭上から一気に長剣を振り下ろしてオリビアを叩き斬るつもりであった。
そしてオリビアの視界は明確に捉えた。
セシリアが頭上に掲げた長剣を、オリビアの頭目掛けて一気に振り下ろす姿を――。
その瞬間、オリビアの中で何かが弾けた。
「うわああああああ――――」
オリビアは両目を閉じると、喉が張り裂けるほどの叫びを発した。
直後、細長い通路の中に二発の銃声が轟いた。
一瞬だが火花が散り、焦げ臭い匂いが辺りに立ち込め始めた。
しばらくして、オリビアはゆっくりと両目を開けた。
信じられなかった。
オリビアは無意識のうちに、四狼から渡されたリボルバーという遠距離用の武器を両手で握っていた。
そして銀色に輝く六連発式のリボルバーの銃口からは、確実に弾丸が発射されていたのである。
それは間違いない。
何故なら、目の前に佇むセシリアの心臓部分に二つの小さな穴が穿たれていたからだ。
そのときになって、ようやくオリビアの思考が正常に戻ってきた。
「こ、金剛丸……」
顔を上げたオリビアは、目の前に佇んでいたセシリアの手に注目した。
オリビアはセシリアが長剣を振り下ろす瞬間を確かに目撃していた。
だが、おかしなことにセシリアの長剣は自分に当たっていない。
その理由はすぐにわかった。
長剣を握っていたセシリアの右手は、後方から近づいていた金剛丸の巨大な手により摑まれていたのだ。
やがて通路に残っていた銃声の反響音が薄れていくと、セシリアは長剣を床にカシャンと落とした。
それだけではない。
セシリア自身も糸が切れた人形のように膝から崩れ落ちていった。
「セシリア様!」
はっと我に返ったオリビアは、床に倒れたセシリアの上半身だけを抱き起こした。
「セシリア様! セシリア様!」
身体を揺さぶりながら何度も名前を呼ぶ。
すると、淀んでいたセシリアの瞳の色が徐々に正常な光に戻っていくのがわかった。
「セシリア様! 分かりますか? 私です、オリビアでございます!」
「オ、オリ……ビア?」
セシリアは弱々しくオリビアの名前を呟いたが、そのたびに口内からどくどくと血が溢れ出てくる。
その血は顎先まで垂れていき、ぼたぼたと胸元に落ちていく。
「そうです。オリビアでございます」
オリビアは目元に涙を溜めながら瀕死のセシリアに声をかける。
「どうして……貴方が……ここに?」
最早、セシリアの命は風前の灯火だった。
それは身体を抱き締めていたオリビアが誰よりもよく分かった。
だからこそ手短に話した。
二人の傭兵とともに助けに来たことを。
「いけない……すぐ……ここから逃げなさい」
胸で息をしていたセシリアは、話を聞くなりオリビアの手を力強く握ってきた。
「ここには恐ろしい魔物が潜んでいます……このままだと……貴方にも危害が及ぶ……私のことはいいから……早くお逃げなさい」
喋るたびにセシリアの口からは夥しい血が溢れてくる。
オリビアはもう喋らないで下さいと何度も懇願したが、セシリアは構わずに喋り続けた。
「よく聞きなさい、オリビア……あの子……オリエンタには気をつけなさい……今回のことも……元凶はオリエンタと……ごほっごほっごほっ」
「もう喋らないでください。今すぐバルセロナ城にお連れ致します」
そう言ったオリビアはセシリアを抱き起こそうとしたが、セシリアはゆっくりと首を左右に振って否定した。
そしてにこやかな笑みを浮かべると、金属製の腰帯の中央にはめ込まれていた円盤を外した。
その円盤をオリビアに手渡す。
「セシリア様、これは」
問いかけるオリビアに対して、セシリアは笑みを崩さず囁いた。
「オリビア……私から貴方に……最後の……任務を与えます」
荒い呼吸を発しながらも、セシリアはこのときだけ口調を強めて言った。
「私に代わって……バルセロナ公国の……女王に……なりなさい」
セシリアの話は続く。
「分かった? オリビア……いえ、私の可愛い妹オルセイア……貴方が……この国を」
「セシリア様!」
オリビアはセシリアを抱きしめた。
目元から涙が溢れ、頬を伝って零れ落ちる。
そんなオリビアの胸の中で、バルセロナ公国の女王は静かに永遠の眠りについた。
セシリアを抱きしめるオリビアの右手には、最後に手渡された黄金色に輝く円盤がいつまでも光り輝いていた。
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