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第十七話 雨闘 一
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生憎と雨宿りができる目ぼしい場所は見つからなかった。
自然の塹壕とも呼べる岩場に挟まれた山道を走り抜けると、そこには何十本もの丸太で作られた強固な橋が架かっていた。
雨足が強まっているため、橋の下を流れている川が濁流の如く荒ぶっている。
轟々と降り荒ぶ豪雨の中、三人は急いで橋を渡ろうと足を速めていた。
そして橋の中央付近に差し掛かったとき、先頭を走っていたオリビアの肩を四狼が後ろから摑んで動きを静止させた。
風も強まってきたため、煽られている長髪を押さえつけてオリビアが振り向く。
「何だ? こんなところで立ち止まっている暇はないぞ」
オリビアの意見には賛成である。
この雨の中では十分に視界が効かず、こんな挟み撃ちが有利になる場所で敵に囲まれたら非常にマズい。
そう四狼は思っていたのだが、橋の中央まで来た時点でもう遅いと気づいた。
四狼はオリビアの前に出ると、鯉口を切って〈忠吉〉を抜いた。
正眼に構え、視界が不十分な前方を見据える。
戦闘態勢を取った四狼を見てオリビアも気づいた。
遥か前方に十数人の盗賊たちの姿が見えてきた。
その手には長剣や短剣、槍などの姿も見られ、三人の行く手を遮るように横に並んで歩み寄ってくる。
そして酒に酔ったようなふらふらとした歩き方は盗賊の歩き方ではない。四狼が説明した〈変異体〉の特徴的な歩き方だった。
オリビアはすかさず長剣を鞘から抜いた。
まだ若干恐怖はあるものの、その場から動けないほどの緊張感は感じていない動きである。
「どうする? 一旦引くか?」
オリビアは四狼の隣に移動すると、大声を張り上げた。
柔肌を穿つ雨が予想以上に強いため小さい声では相手に伝わらない。
「そうしたいが、どうやらそれも無理らしい」
「え?」とオリビアが呟くなり、四狼の頭の中に金剛丸の音声が伝わってきた。
『索敵モードニヨリ〈変異体〉ヲ確認。前方四十メートル固体数十三、後方二十七メートル個体数八、時速四kmで接近中――』
挟まれたか。チッと四狼は小さく舌打ちすると、隣にいたオリビアに顔を向けた。
「オリビア、前方の敵は俺一人で片付ける。アンタは金剛丸のサポートに回ってくれ」
「サ、サポート?」
オリビアは何のことだと言わんばかりに目で訴えかけてくる。
そんなオリビアを見て、四狼はついうっかり出てしまった自分の言葉に気がついた。
「加勢だ。後ろから来る敵は金剛丸が相手をするが、見た通り金剛丸はあの巨体だ。橋の上ではそんなに派手に動き回れない。そこでオリビアは金剛丸に加勢してやってほしい」
「ば、馬鹿を言うな。あれだけの数を一人で相手するだと。いくらお前でも危険だ」
「心配してくれるのは嬉しいが俺は大丈夫だ。それよりも、オリビアは自分のことを心配しろ。こんな橋の上だと逃げ場はないし、足元に注意していないと川に落っこちるぞ」
オリビアはちらりと橋の下に流れている川を見やった。
普段は緩やかに流れているはずの川は、天の底が抜け落ちたような豪雨によって氾濫しかけていた。
土砂が混じった川の色は茶色く変色し、飲み込まれたらいくら泳ぎの達人でも岸に辿り着くことは難しいだろう。
「いいな」と言い残した四狼は、オリビアの返事も聞かず疾駆した。
足場が不安定な橋の上においても四狼は抜群の平衡感覚を駆使して距離を縮める。
やがてすぐに敵の群れが視界に飛び込んできた。
全員が頭と肩を覆う頭巾を被り、肩から背中にかけて外套を羽織っている。
敵の数は十三人。
橋の横幅が三、四メートルだと推測すると、一度に襲い掛かってくる敵の人数は絞り込める。
さすがに十三人を一斉に相手をするのは骨が折れるが、四、五人ずつならばショットガンを使わずに〈忠吉〉のみで対処できる。
前方から顔を強く叩きつけてくる強風を物ともせずに四狼は走り、〈変異体〉の群れとの距離が五メートルまで縮まるや否や、膝のバネを利用して空中に飛んだ。
四狼は空中において身を捻りつつ、着地場所にいた二人の盗賊の顔面に蹴りを放った。
顔面を陥没させるほどの蹴りを食らった盗賊二人は、後ろにいた他の盗賊たちを巻き込んで派手に吹っ飛んだ。
ふわりと着地した四狼はすかさず周囲の状況を把握し、的確に突きを繰り出す。
目にも止まらぬ速度で放たれた四狼の突きは、吹っ飛ばなかった二人の盗賊の心臓を貫いた。
〈忠吉〉を握る手に核を破壊した確実な手応えが伝わってくる。
残り十一人。
四狼は体勢を整えようと後ろに飛んだ。
四狼の蹴りにより倒れた人数は合計で五人。
他の四人は一番後方におり、うち二人は長柄の槍を持っていた。
その長柄の槍を持っていた盗賊の一人が四狼目掛けて突っ込んでくる。
相手の狙いが胴体だと判断した四狼は、真っ直ぐ突いてくる槍を紙一重でかわし、真下から真上に向けて〈忠吉〉を跳ね上げた。
斬り飛ばしたのは穂先に近い部分で、もちろん偶然ではない。
あらかじめ狙って斬ったのである。
四狼は斬り落とした穂先を瞬時に摑み取ると、間髪を入れず持ち主に投げ返した。
吸い込まれるように飛んだ穂先は盗賊の胸元に深々と突き刺さり、その先端部分は間違いなく心臓にまで達していただろう。
そうこうしているうちに、顔面を潰した盗賊二人が意気揚々と起き上がってきた。
もとより死んでいるので顔面を潰した程度で倒せるとは四狼も思っていない。
少しでも時間を稼げればそれでよかった。
四狼は自分から右手にいた盗賊の胸元に〈忠吉〉を突き刺す。
だが、ただ突き刺しただけではない。
刀身が盗賊の背中から突き出るほどにまで力を入れて突き刺していた。
そして背中から突き出した〈忠吉〉の刀身は、何と後方にいた他の盗賊の胸元にも突き刺さり、見事に二枚刺しにしていたのである。
一度に二体の〈変異体〉を倒した四狼は、握っていた〈忠吉〉をぱっと離した。
二人分の身体を貫いた〈忠吉〉はすぐには抜けない。
そこで四狼は一旦〈忠吉〉を手放し、他の武器で反撃に出ることにした。
長剣である。
心臓を貫いた盗賊が持っていた長剣を奪い取った四狼は、鋭く踏み込みながら斜め前にいた盗賊の心臓を突き刺す。
その瞬間、真横から長剣を水平に走らせてくる盗賊の気配を感じた。
四狼は瞬時に今倒した盗賊が持っていた短剣を奪い取ると、橋の上に顔がつくくらいに身を屈めた。
真上に長剣が走り抜けたことを確認した四狼は、手にしていた短剣を逆手に握り、真横から襲ってきた盗賊の心臓に杭を打つように突き刺した。
刹那、正面から長柄の槍が顔面に向かって伸びてきた。
しかし四狼は絶妙な体捌きでこれをかわすと、バク転をして距離を取る。
〈忠吉〉に五体を貫かれて絶命している盗賊二人の正面に立つと、〈忠吉〉を握りながら盗賊の身体を蹴りこんで一気に引き抜いた。
自分の手に愛刀が帰ってきたことを実感するなり、四狼は少しだけ荒くなった呼吸を落ち着かせようと軽く深呼吸をした。
ここまでの戦闘に有した時間は二分ほどだろうか。
その間に敵の人数は十三人から六人に減っていた。
(これでやっと半数か)
雨で濡れた前髪をさっと掻き上げた四狼は、血で赤く染まった〈忠吉〉の刀身を羽織っていた外套の端で綺麗に拭った。
自然の塹壕とも呼べる岩場に挟まれた山道を走り抜けると、そこには何十本もの丸太で作られた強固な橋が架かっていた。
雨足が強まっているため、橋の下を流れている川が濁流の如く荒ぶっている。
轟々と降り荒ぶ豪雨の中、三人は急いで橋を渡ろうと足を速めていた。
そして橋の中央付近に差し掛かったとき、先頭を走っていたオリビアの肩を四狼が後ろから摑んで動きを静止させた。
風も強まってきたため、煽られている長髪を押さえつけてオリビアが振り向く。
「何だ? こんなところで立ち止まっている暇はないぞ」
オリビアの意見には賛成である。
この雨の中では十分に視界が効かず、こんな挟み撃ちが有利になる場所で敵に囲まれたら非常にマズい。
そう四狼は思っていたのだが、橋の中央まで来た時点でもう遅いと気づいた。
四狼はオリビアの前に出ると、鯉口を切って〈忠吉〉を抜いた。
正眼に構え、視界が不十分な前方を見据える。
戦闘態勢を取った四狼を見てオリビアも気づいた。
遥か前方に十数人の盗賊たちの姿が見えてきた。
その手には長剣や短剣、槍などの姿も見られ、三人の行く手を遮るように横に並んで歩み寄ってくる。
そして酒に酔ったようなふらふらとした歩き方は盗賊の歩き方ではない。四狼が説明した〈変異体〉の特徴的な歩き方だった。
オリビアはすかさず長剣を鞘から抜いた。
まだ若干恐怖はあるものの、その場から動けないほどの緊張感は感じていない動きである。
「どうする? 一旦引くか?」
オリビアは四狼の隣に移動すると、大声を張り上げた。
柔肌を穿つ雨が予想以上に強いため小さい声では相手に伝わらない。
「そうしたいが、どうやらそれも無理らしい」
「え?」とオリビアが呟くなり、四狼の頭の中に金剛丸の音声が伝わってきた。
『索敵モードニヨリ〈変異体〉ヲ確認。前方四十メートル固体数十三、後方二十七メートル個体数八、時速四kmで接近中――』
挟まれたか。チッと四狼は小さく舌打ちすると、隣にいたオリビアに顔を向けた。
「オリビア、前方の敵は俺一人で片付ける。アンタは金剛丸のサポートに回ってくれ」
「サ、サポート?」
オリビアは何のことだと言わんばかりに目で訴えかけてくる。
そんなオリビアを見て、四狼はついうっかり出てしまった自分の言葉に気がついた。
「加勢だ。後ろから来る敵は金剛丸が相手をするが、見た通り金剛丸はあの巨体だ。橋の上ではそんなに派手に動き回れない。そこでオリビアは金剛丸に加勢してやってほしい」
「ば、馬鹿を言うな。あれだけの数を一人で相手するだと。いくらお前でも危険だ」
「心配してくれるのは嬉しいが俺は大丈夫だ。それよりも、オリビアは自分のことを心配しろ。こんな橋の上だと逃げ場はないし、足元に注意していないと川に落っこちるぞ」
オリビアはちらりと橋の下に流れている川を見やった。
普段は緩やかに流れているはずの川は、天の底が抜け落ちたような豪雨によって氾濫しかけていた。
土砂が混じった川の色は茶色く変色し、飲み込まれたらいくら泳ぎの達人でも岸に辿り着くことは難しいだろう。
「いいな」と言い残した四狼は、オリビアの返事も聞かず疾駆した。
足場が不安定な橋の上においても四狼は抜群の平衡感覚を駆使して距離を縮める。
やがてすぐに敵の群れが視界に飛び込んできた。
全員が頭と肩を覆う頭巾を被り、肩から背中にかけて外套を羽織っている。
敵の数は十三人。
橋の横幅が三、四メートルだと推測すると、一度に襲い掛かってくる敵の人数は絞り込める。
さすがに十三人を一斉に相手をするのは骨が折れるが、四、五人ずつならばショットガンを使わずに〈忠吉〉のみで対処できる。
前方から顔を強く叩きつけてくる強風を物ともせずに四狼は走り、〈変異体〉の群れとの距離が五メートルまで縮まるや否や、膝のバネを利用して空中に飛んだ。
四狼は空中において身を捻りつつ、着地場所にいた二人の盗賊の顔面に蹴りを放った。
顔面を陥没させるほどの蹴りを食らった盗賊二人は、後ろにいた他の盗賊たちを巻き込んで派手に吹っ飛んだ。
ふわりと着地した四狼はすかさず周囲の状況を把握し、的確に突きを繰り出す。
目にも止まらぬ速度で放たれた四狼の突きは、吹っ飛ばなかった二人の盗賊の心臓を貫いた。
〈忠吉〉を握る手に核を破壊した確実な手応えが伝わってくる。
残り十一人。
四狼は体勢を整えようと後ろに飛んだ。
四狼の蹴りにより倒れた人数は合計で五人。
他の四人は一番後方におり、うち二人は長柄の槍を持っていた。
その長柄の槍を持っていた盗賊の一人が四狼目掛けて突っ込んでくる。
相手の狙いが胴体だと判断した四狼は、真っ直ぐ突いてくる槍を紙一重でかわし、真下から真上に向けて〈忠吉〉を跳ね上げた。
斬り飛ばしたのは穂先に近い部分で、もちろん偶然ではない。
あらかじめ狙って斬ったのである。
四狼は斬り落とした穂先を瞬時に摑み取ると、間髪を入れず持ち主に投げ返した。
吸い込まれるように飛んだ穂先は盗賊の胸元に深々と突き刺さり、その先端部分は間違いなく心臓にまで達していただろう。
そうこうしているうちに、顔面を潰した盗賊二人が意気揚々と起き上がってきた。
もとより死んでいるので顔面を潰した程度で倒せるとは四狼も思っていない。
少しでも時間を稼げればそれでよかった。
四狼は自分から右手にいた盗賊の胸元に〈忠吉〉を突き刺す。
だが、ただ突き刺しただけではない。
刀身が盗賊の背中から突き出るほどにまで力を入れて突き刺していた。
そして背中から突き出した〈忠吉〉の刀身は、何と後方にいた他の盗賊の胸元にも突き刺さり、見事に二枚刺しにしていたのである。
一度に二体の〈変異体〉を倒した四狼は、握っていた〈忠吉〉をぱっと離した。
二人分の身体を貫いた〈忠吉〉はすぐには抜けない。
そこで四狼は一旦〈忠吉〉を手放し、他の武器で反撃に出ることにした。
長剣である。
心臓を貫いた盗賊が持っていた長剣を奪い取った四狼は、鋭く踏み込みながら斜め前にいた盗賊の心臓を突き刺す。
その瞬間、真横から長剣を水平に走らせてくる盗賊の気配を感じた。
四狼は瞬時に今倒した盗賊が持っていた短剣を奪い取ると、橋の上に顔がつくくらいに身を屈めた。
真上に長剣が走り抜けたことを確認した四狼は、手にしていた短剣を逆手に握り、真横から襲ってきた盗賊の心臓に杭を打つように突き刺した。
刹那、正面から長柄の槍が顔面に向かって伸びてきた。
しかし四狼は絶妙な体捌きでこれをかわすと、バク転をして距離を取る。
〈忠吉〉に五体を貫かれて絶命している盗賊二人の正面に立つと、〈忠吉〉を握りながら盗賊の身体を蹴りこんで一気に引き抜いた。
自分の手に愛刀が帰ってきたことを実感するなり、四狼は少しだけ荒くなった呼吸を落ち着かせようと軽く深呼吸をした。
ここまでの戦闘に有した時間は二分ほどだろうか。
その間に敵の人数は十三人から六人に減っていた。
(これでやっと半数か)
雨で濡れた前髪をさっと掻き上げた四狼は、血で赤く染まった〈忠吉〉の刀身を羽織っていた外套の端で綺麗に拭った。
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