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第三話 少年と巨人
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その日の入国者は普段よりも少ない人数であった。
それもしょうがない。
まだ二十代前半と見られる若い門番兵は、鈍色の鉄兜を摩りながら鼻から溜息を漏らした。
バルセロナ公国領内であるアッシリアの街に入るためには、街の南口に設けられた巨大な鉄扉を潜らなくてはならない。
しかしそこには門番の兵士たちが交代で入国を希望する旅人や行商人たちの身体を改めており、また、入国を許可されたとしてもそれ相応の金銭を要求される。
それが山岳地域にひっそりと点在するバルセロナ公国の国庫を潤す一部になるのだが、最近ではその入国を希望する人間が極端に減少していた。
「今日はまだ四十人だぜ、四十人」
若い門番兵は、隣にいた同僚の門番兵に指を四本立てた手を突きつけた。
「しょうがないだろ。あんなことが立て続けに起きたんだ。正直、俺も逃げ出したいよ」
隣にいた門番兵は褐色の肌をポリポリと掻きながらうな垂れた。
左手には門番兵に支給される長槍を握っていたが、使う機会がまるでないのと手入れが十分にされていないために穂先の部分が少々薄汚れている。
「この国もどうなるのかな」
若い門番兵は目眉を細めて周囲を見渡した。
暑かった夏はすでに終わり、今は木枯らしが吹き荒れる秋である。
巨大な鉄扉の周辺に鬱蒼と生い茂る樹林の下には紅葉の姿が確認できる。
去年まではその光景を見る度に四季折々の風情が確かめられると門番兵仲間で陽気に語り合ったものだが、今年はそんな気分にはなれなかった。
地面を埋め尽くすほどの紅葉の赤は、この国の行く末を暗示する不安な光景にしか映らない。
若い門番兵が溜息混じりに肩を落とすと、隣にいた褐色肌の門番兵が「おい」と声をかけてきた。
若い門番兵は顔を上げた。と同時に、何度も目をしばたたせた。
遠くから、二人の人間が徒歩でこちらに向かってくる。
顔までは確認できないが、フード付のボロボロの外套を全身に羽織っている。
若い門番兵は二人の人間が馬車にも乗らず、手にもそれらしい荷物を持っていないことから、行商人ではないことはわかった。
だがこの国に足を運ぶにあたって護衛もつけずに来るとは、もしかしたら傭兵か騎士団志望者かもしれない。
そんなことを考えているうちに、二人の人間は巨大な鉄扉の前までやってきた。
しかしそこで若い門番兵は絶句した。
隣にいた褐色肌の門番兵も同じように口をパクパクとさせながら瞠目している。
「お勤めご苦労様。この国に入国したいんだけど、入国料はお幾らですか?」
フードを取った一人が、若い門番兵に近づき明るい声でそう尋ねてきた。
その声で我に返った若い門番兵は、目の前にいる人間の全身に視線を彷徨わせた。
年の頃は十七か十八ぐらいだろうか。
旅人らしく伸ばし放題にした黒髪を風に遊ばせていたが、とりわけ不潔というわけではない。
定期的に沐浴などをして身体を洗っているのだろう。
髪も艶やかな光沢を放ち、不快な匂いもしない。
それどころか、少年はきりりと整った実に良い相貌をしていた。
垂れた前髪から覗く瞳は髪の色と同様に吸い込まれるような漆黒。
ほどよく伸びた鼻梁に肌は血色のよい桃色をしていた。
それに少年は見た目から想像もできないほどに鍛えている。
引き締まった顔の輪郭や首の肉の締まり具合でそれはわかる。
すると、やはりこの少年はただの旅人ではないだろう。
全身に羽織っている外套の隙間からわずかに出ている不思議な造形をした剣の柄がそれを如実に物語っていた。
若い門番兵は少年の身体的特徴をわずかな時間で看破すると、いよいよ本番といった沈痛な面持ちでもう一人の人間に視線を移した。
いや、それは本当に人間と呼べるかどうかも怪しかったのだが。
「お、お前はいったい何なんだ!」
若い門番兵が口を開くより速く、褐色肌の門番兵が少年の連れと見られる人間に怒声を浴びせた。
長槍の穂先を突きつけ、凶悪犯を尋問するかのように顔を引きつらせている。
「ああ、こいつなら大丈夫さ。俺の言うことには絶対服従だし、それにこいつは口が聞けない。そんなに威嚇しても無駄だよ。それより早く入国させてくれないかな」
少年はけらけらと笑いながら褐色肌の門番兵に言った。
それでも褐色肌の門番兵は微妙に後退っただけで緊張は解かなかった。
それはそうだ。
若い門番兵は同僚の気持ちが痛いほどよくわかった。
何故なら少年の後方に控えているのは頭をすっぽりと隠すようにフードを被り、全身に何十枚といった外套を繋ぎ合わせて作ったと見られる特別性の外套を羽織った巨人なのである。
若い門番兵も褐色肌の門番兵もそれなりに長身なのだが、この巨人には到底敵わない。
それこそ顔を真上に上げなければ顔が見られないほどの背丈なのである。
少年は呆然と自分の連れを眺めている門番兵たちに苛立ったのか、懐から颯爽と銀貨を数枚取り出して若い門番兵に握らせた。
「ほら、これで足りるかい?」
少年の問いに若い兵士は我に返ると、握らされた銀貨を慌てて確認した。
その金額は実に四人分の入国料に匹敵する金額であった。
「いや、これでは多すぎる」
「まあ、そう言わないでよ。何せ連れはあの通りデカイだろ。その分も割り増しってことで入国を許可してくれない?」
片目をパチパチと動かす少年の態度に、若い門番兵は「なるほど」と納得した。
少年は門番兵たちに軽い取引を持ちかけてきた。
通常の入国料に上乗せした金額を納めるから、奇異な視線で見られる連れも入国させて欲しいと言ってきているのである。
それも当然か。
若い門番兵は巨人と口に出してしまいそうな少年の連れにもう一度ちらりと視線を向けた。
巨人は先ほどから一向に喋ろうともしないし、同僚の威嚇にもまったく反応しない。
それに全身を隙間なく外套で覆っているので、どんな顔でどんな服を着ているのかも一切不明であった。
唯一わかるのは、横にも縦にも大きな身体つきだけである。
「……いいだろう。通ってよし」
一通り悩んだ末に、若い門番兵は二人の入国を許可した。
銀貨を懐に仕舞った若い門番兵は、鉄扉の横に設置されていた詰所に向かった。
ほどしばらくすると、巨大な鉄扉がぎこちない音を立てながらゆっくりと開いた。
鉄扉の隙間からは、アッシリアの街並みが覗き見える。
「どうも。いくぞ、金剛丸」
少年は連れの巨人に金剛丸と呼びかけながら開放された鉄扉を通っていく。
その様子を詰所の中から見ていた若い門番兵は、先ほどは気づかなかった音に気がついた。
足音であった。巨人が歩く度にウィィンという妙な足音が聞こえるのである。
若い門番兵は不思議に思いながらも多額の入国料を貰った手前、それ以上追及することはできなかった。
今のこの国に少しでも入国料を納めてくれる人間は貴重なのである。
ここで深く追求して入国を取り止めにされては元も子もない。
「せめてあいつらだけでも誰かが何とかしてくれたらな」
壁に背を預けながら若い門番兵が呟くと、褐色肌の門番兵も詰所へと入ってきた。
しかし、どうも様子がおかしい。
「おい! 今すぐ騎士団に連絡しろ!」
血相を変えた褐色肌の門番兵は、詰所に入ってくるなりそう叫んだ。
若い門番兵は訳が分からずキョトンとしている。
「どうしたんだよ? まさかあの二人、賞金が懸ったお尋ね者だったのか?」
褐色肌の門番兵は軽く首を左右に振った。
「宮廷からお達しが来てただろうが。例の人物像に該当する者が現れたら至急連絡するようにって」
それを訊いた瞬間、若い門番兵は「そうだった」と舌打ちした。
すっかり忘れていた。
というか、まさか本当にそんな奴らが来るとは思いもしなかったから気を抜いていた。
鼻先を人差し指で掻いた若い門番兵は、詰所の一角にある壁に顔を向けた。
その壁には無数の連絡事項や注意事項が書かれた書類が張られており、その書類の中には一枚だけ色が違う特別な書類が張られていた。
普通の書類は白紙に書かれ、特別な書類は茶紙に書き記される。
二人の門番兵が見つめた一枚の茶紙の書類には、こう書かれていた。
『巨人を同行させた人間を発見しだい、宮廷近衛騎士団に速やかに報告されたし』
それもしょうがない。
まだ二十代前半と見られる若い門番兵は、鈍色の鉄兜を摩りながら鼻から溜息を漏らした。
バルセロナ公国領内であるアッシリアの街に入るためには、街の南口に設けられた巨大な鉄扉を潜らなくてはならない。
しかしそこには門番の兵士たちが交代で入国を希望する旅人や行商人たちの身体を改めており、また、入国を許可されたとしてもそれ相応の金銭を要求される。
それが山岳地域にひっそりと点在するバルセロナ公国の国庫を潤す一部になるのだが、最近ではその入国を希望する人間が極端に減少していた。
「今日はまだ四十人だぜ、四十人」
若い門番兵は、隣にいた同僚の門番兵に指を四本立てた手を突きつけた。
「しょうがないだろ。あんなことが立て続けに起きたんだ。正直、俺も逃げ出したいよ」
隣にいた門番兵は褐色の肌をポリポリと掻きながらうな垂れた。
左手には門番兵に支給される長槍を握っていたが、使う機会がまるでないのと手入れが十分にされていないために穂先の部分が少々薄汚れている。
「この国もどうなるのかな」
若い門番兵は目眉を細めて周囲を見渡した。
暑かった夏はすでに終わり、今は木枯らしが吹き荒れる秋である。
巨大な鉄扉の周辺に鬱蒼と生い茂る樹林の下には紅葉の姿が確認できる。
去年まではその光景を見る度に四季折々の風情が確かめられると門番兵仲間で陽気に語り合ったものだが、今年はそんな気分にはなれなかった。
地面を埋め尽くすほどの紅葉の赤は、この国の行く末を暗示する不安な光景にしか映らない。
若い門番兵が溜息混じりに肩を落とすと、隣にいた褐色肌の門番兵が「おい」と声をかけてきた。
若い門番兵は顔を上げた。と同時に、何度も目をしばたたせた。
遠くから、二人の人間が徒歩でこちらに向かってくる。
顔までは確認できないが、フード付のボロボロの外套を全身に羽織っている。
若い門番兵は二人の人間が馬車にも乗らず、手にもそれらしい荷物を持っていないことから、行商人ではないことはわかった。
だがこの国に足を運ぶにあたって護衛もつけずに来るとは、もしかしたら傭兵か騎士団志望者かもしれない。
そんなことを考えているうちに、二人の人間は巨大な鉄扉の前までやってきた。
しかしそこで若い門番兵は絶句した。
隣にいた褐色肌の門番兵も同じように口をパクパクとさせながら瞠目している。
「お勤めご苦労様。この国に入国したいんだけど、入国料はお幾らですか?」
フードを取った一人が、若い門番兵に近づき明るい声でそう尋ねてきた。
その声で我に返った若い門番兵は、目の前にいる人間の全身に視線を彷徨わせた。
年の頃は十七か十八ぐらいだろうか。
旅人らしく伸ばし放題にした黒髪を風に遊ばせていたが、とりわけ不潔というわけではない。
定期的に沐浴などをして身体を洗っているのだろう。
髪も艶やかな光沢を放ち、不快な匂いもしない。
それどころか、少年はきりりと整った実に良い相貌をしていた。
垂れた前髪から覗く瞳は髪の色と同様に吸い込まれるような漆黒。
ほどよく伸びた鼻梁に肌は血色のよい桃色をしていた。
それに少年は見た目から想像もできないほどに鍛えている。
引き締まった顔の輪郭や首の肉の締まり具合でそれはわかる。
すると、やはりこの少年はただの旅人ではないだろう。
全身に羽織っている外套の隙間からわずかに出ている不思議な造形をした剣の柄がそれを如実に物語っていた。
若い門番兵は少年の身体的特徴をわずかな時間で看破すると、いよいよ本番といった沈痛な面持ちでもう一人の人間に視線を移した。
いや、それは本当に人間と呼べるかどうかも怪しかったのだが。
「お、お前はいったい何なんだ!」
若い門番兵が口を開くより速く、褐色肌の門番兵が少年の連れと見られる人間に怒声を浴びせた。
長槍の穂先を突きつけ、凶悪犯を尋問するかのように顔を引きつらせている。
「ああ、こいつなら大丈夫さ。俺の言うことには絶対服従だし、それにこいつは口が聞けない。そんなに威嚇しても無駄だよ。それより早く入国させてくれないかな」
少年はけらけらと笑いながら褐色肌の門番兵に言った。
それでも褐色肌の門番兵は微妙に後退っただけで緊張は解かなかった。
それはそうだ。
若い門番兵は同僚の気持ちが痛いほどよくわかった。
何故なら少年の後方に控えているのは頭をすっぽりと隠すようにフードを被り、全身に何十枚といった外套を繋ぎ合わせて作ったと見られる特別性の外套を羽織った巨人なのである。
若い門番兵も褐色肌の門番兵もそれなりに長身なのだが、この巨人には到底敵わない。
それこそ顔を真上に上げなければ顔が見られないほどの背丈なのである。
少年は呆然と自分の連れを眺めている門番兵たちに苛立ったのか、懐から颯爽と銀貨を数枚取り出して若い門番兵に握らせた。
「ほら、これで足りるかい?」
少年の問いに若い兵士は我に返ると、握らされた銀貨を慌てて確認した。
その金額は実に四人分の入国料に匹敵する金額であった。
「いや、これでは多すぎる」
「まあ、そう言わないでよ。何せ連れはあの通りデカイだろ。その分も割り増しってことで入国を許可してくれない?」
片目をパチパチと動かす少年の態度に、若い門番兵は「なるほど」と納得した。
少年は門番兵たちに軽い取引を持ちかけてきた。
通常の入国料に上乗せした金額を納めるから、奇異な視線で見られる連れも入国させて欲しいと言ってきているのである。
それも当然か。
若い門番兵は巨人と口に出してしまいそうな少年の連れにもう一度ちらりと視線を向けた。
巨人は先ほどから一向に喋ろうともしないし、同僚の威嚇にもまったく反応しない。
それに全身を隙間なく外套で覆っているので、どんな顔でどんな服を着ているのかも一切不明であった。
唯一わかるのは、横にも縦にも大きな身体つきだけである。
「……いいだろう。通ってよし」
一通り悩んだ末に、若い門番兵は二人の入国を許可した。
銀貨を懐に仕舞った若い門番兵は、鉄扉の横に設置されていた詰所に向かった。
ほどしばらくすると、巨大な鉄扉がぎこちない音を立てながらゆっくりと開いた。
鉄扉の隙間からは、アッシリアの街並みが覗き見える。
「どうも。いくぞ、金剛丸」
少年は連れの巨人に金剛丸と呼びかけながら開放された鉄扉を通っていく。
その様子を詰所の中から見ていた若い門番兵は、先ほどは気づかなかった音に気がついた。
足音であった。巨人が歩く度にウィィンという妙な足音が聞こえるのである。
若い門番兵は不思議に思いながらも多額の入国料を貰った手前、それ以上追及することはできなかった。
今のこの国に少しでも入国料を納めてくれる人間は貴重なのである。
ここで深く追求して入国を取り止めにされては元も子もない。
「せめてあいつらだけでも誰かが何とかしてくれたらな」
壁に背を預けながら若い門番兵が呟くと、褐色肌の門番兵も詰所へと入ってきた。
しかし、どうも様子がおかしい。
「おい! 今すぐ騎士団に連絡しろ!」
血相を変えた褐色肌の門番兵は、詰所に入ってくるなりそう叫んだ。
若い門番兵は訳が分からずキョトンとしている。
「どうしたんだよ? まさかあの二人、賞金が懸ったお尋ね者だったのか?」
褐色肌の門番兵は軽く首を左右に振った。
「宮廷からお達しが来てただろうが。例の人物像に該当する者が現れたら至急連絡するようにって」
それを訊いた瞬間、若い門番兵は「そうだった」と舌打ちした。
すっかり忘れていた。
というか、まさか本当にそんな奴らが来るとは思いもしなかったから気を抜いていた。
鼻先を人差し指で掻いた若い門番兵は、詰所の一角にある壁に顔を向けた。
その壁には無数の連絡事項や注意事項が書かれた書類が張られており、その書類の中には一枚だけ色が違う特別な書類が張られていた。
普通の書類は白紙に書かれ、特別な書類は茶紙に書き記される。
二人の門番兵が見つめた一枚の茶紙の書類には、こう書かれていた。
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