58 / 67
第五十八話 喪失
しおりを挟む
最初に意識が戻ったとき、目の前は暗闇に包まれていた。
失明したのではなく、瞼が重くて開けられなかったのだ。
うん、だったら大丈夫。
私は心中で頷いたが、それはあくまでも意識だけの問題だった。
じゃあ、肝心の身体のほうはどうだろう?
私は首から下へと意識を広げていったが、どうも肉体の感覚があるのかないのか微妙に分からなかった。
となれば、まずは呼吸だ。
呼吸が正常に働けば、人間の身体は活動できるように作られている。
これは剣術を習った師匠の口癖だった。
なので私は頭の中で規則正しく数を数えながら、その数に合わせて呼吸をはっきりと正確に行う。
口呼吸ではない。
鼻から吸って鼻から吐く。
この鼻呼吸を小さくてもいいので延々と繰り返す。
慌てる必要はなかった。
ゆっくりと呼吸に意識を集中させ、肺に新鮮な空気を循環させていく。
そうして何度も正しい呼吸を繰り返していると、自分の肉体の感覚が徐々に目覚めてくるのが分かった。
同時に鈍い痛みをあちこちに感じるようになる。
よく知っている打撲の痛みだ。
そしてその痛みとともに身体の感覚が戻ってくると、今の私の身体に起こっている異常なことも明確になってきた。
私の身体は何度も左右に揺れていたのだ。
最初は船の上にでもいるのかと錯覚したものの、どうやら誰かが私のお腹を中心に両手で揺さぶっているようだ。
それだけではない。
「……ア……シア……」
五感が正常になってくると、誰かの声が聞こえてきた。
大人の男の声ではなく、慌てふためくような少女の声だ。
おそらく、その少女が私の身体を揺すっているのだろう。
「シア……リシア……アリシア……」
しかもその少女は、懸命に私の名前を呼んでいるらしい。
でも、一体なぜ?
そこでようやく私は、後頭部や背中の部分に冷たくて固い感触を感じた。
まさか、私は床の上に仰向けで寝ている状態なのか。
だとすると背中側に感じる感触や、お腹を中心に身体を揺さぶられていることにも納得できる。
とりあえず、まずは起きないと……。
私は少女の声に応えるべく身体を動かそうとする。
だが、何だかおかしい。
自分ではすくっと立ち上がったつもりだったが、そんな私の意識に対して身体を上手く動かせなかった。
あれ、おかしいな?
そもそも、私は何で仰向けの状態で床に寝ているのだろう。
私は鼻呼吸をしつつ、記憶の引き出しを漁った。
「――――ッ!」
直後、私は声にならない声を発した。
記憶の引き出しから勢いよく飛び出てきたのは、黒焦げだった魔王からの攻撃を受けた自分の姿だったのである。
思い出した。
私は魔王の攻撃で吹き飛ばされたんだ。
かっと目を見開き、私は慌てて周囲を見渡す。
「気がついたんか、アリシア!」
すると視線の先に見知った少女――春花の顔があった。
「アリシア、大丈夫やんな? 死んでへんよな?」
そんな春花は心配そうに私を見つめている。
「死んでたらこうして目覚めていないわよ」
そう言うと私は、春花の身体をざっと確認した。
顔や身体に目立った外傷は見当たらない。
先ほどの爆発に対しても、柱の陰に隠れたことで難を逃れたのだろう。
良かった、と私はほっとする。
そして意識と身体を完全に覚醒させた私は、何とか腕の力を使って上半身を起こしていく。
「痛っ……」
上半身を起こしただけで、全身の筋肉が悲鳴を上げた。
強烈な打撲の痛みのせいで、身体が鉛のように重くて満足に動かない。
「あほか、まだ動いたらあかん。あんな場所から柱に叩きつけられたんやぞ。普通の人間なら下手すると死んでたところや」
などと春花は心配してくれたが、それでも呑気に寝ている場合ではなかった。
ようやく宿敵である魔王を見つけたのだ。
今度こそ、元ではあるが勇者としての責務を果たさなければならない。
私は気力を振り絞って立ち上がり、魔王がいた場所へと意識を向ける。
すると――。
ガギンッガギンッ!
金属を打ち叩いたような音とともに、私の視界に異形の者と闘っている龍信の姿が飛び込んできた。
異形の者。
それは魔王に違いなかった。
けれども、さっきまでとは姿かたちがまったく異なっている。
人間の肉体、蝙蝠の翼、黒狼の身体の表皮がすべて剥がれ落ちている異様な姿をしていたのだ。
なぜ魔王がそんな姿になっているのかは分からなかったが、明らかに紅蓮水晶の爆発を受けてもほとんど損傷を受けていない印象があった。
これは大きな誤算である。
紅蓮水晶の爆発を受けて黒焦げになったので、てっきり相当な損傷を負ったものだとばかり思っていたのだけれど……。
もしかすると、1年前に闘ったときよりも今の魔王は強いかもしれない。
魔王は憑依する人間によって強さが変わると言われていたが、おそらくあの魚鱗のような肌をしていた男が異常に強かったのだろう。
加えて魚鱗のような肌をしていた男が、おそらくは魔王と相性の良い負の精神と身体を持っていたとも考えられる。
だとすれば、今の魔王が1年前よりも強いことにも納得がいく。
私は痛みを堪えながら、魔王と龍信の闘いを見つめた。
そうなると、いよいよ呑気に休んでいる場合ではない。
「あかんて、アリシア。どう見てもフラフラやないか。あの化け物は龍信に任せて大人しく寝とくんや」
「馬鹿を言わないで。龍信は私の事情を知って旅に同行してくれた協力者のよ。なのに、その協力者にだけ闘わせるなんてできないわ」
「そうは言うても、そんなボロボロの身体で闘うなんて無茶やで。今かて立ってるだけで精いっぱいやろ?」
私は二の句を告げなかった。
春花の言った通り、今の私の身体は立っているのがやっとである。
正直なところ、魔王と龍信の場所まで行けるかどうかも分からなかった。
とはいえ、やはりここまで来て何もしないという選択肢はない。
なので私は薬士である春花に頼んだ。
「お願い、春花。どんな薬でもいいわ。私の身体を満足に動かせるような薬をちょうだい」
これには春花も目を丸くさせた。
「いやいや、ここに薬箱はあらへんよ。うちかてぎょうさんの悲鳴を聞いて何事かとここに来ただけなんや。せやから薬箱は別の部屋に置いてきてもうたし、仮に薬箱があったとして瀕死の人間の怪我を治すほどの薬は……あっ!」
早口でまくし立てた春花だったが、やがて何かを思い出したように懐から包み紙を取り出した。
そして春花は包み紙の中から1粒の丸薬を取り出す。
「それは……」
私はその丸薬に見覚えがあった。
春花がこの東安に来る道中に作っていた薬だ。
確か名前は……。
「真種子」
春花は丸薬の名前を口にした。
そうだ。
あれは真種子という名前の丸薬で、滋養強壮の効果が高く、怪我自体や怪我による体調不良なんかによく効くと言っていたはずである。
「……ちゃんと持ってるじゃない」
私は渾身の力で春花の手から真種子を奪い取った。
「待つんや、アリシア! その真種子は瀕死の状態の人間には効き目が強すぎる! せめて半粒だけで様子を見るんや!」
という春花の静止の言葉を無視し、私は藁をも掴む気持ちで真種子を1粒すべて飲み込んだ。
……ドクン!
真種子を飲み込んだ直後、私の心臓が激しく脈動する。
同時に全身から力が一気に抜け、糸が切れた人形のように両膝から崩れ落ちた。
冷たくて固い床の上にうつ伏せになる。
やがて全身の悪寒とともに、激しい頭痛が襲い掛かってきた。
加えて胃が逆流してくるような吐き気まで込み上げてくる。
そして――。
私の意識は、再び深い闇の中へとゆるやかに落ちて行った。
失明したのではなく、瞼が重くて開けられなかったのだ。
うん、だったら大丈夫。
私は心中で頷いたが、それはあくまでも意識だけの問題だった。
じゃあ、肝心の身体のほうはどうだろう?
私は首から下へと意識を広げていったが、どうも肉体の感覚があるのかないのか微妙に分からなかった。
となれば、まずは呼吸だ。
呼吸が正常に働けば、人間の身体は活動できるように作られている。
これは剣術を習った師匠の口癖だった。
なので私は頭の中で規則正しく数を数えながら、その数に合わせて呼吸をはっきりと正確に行う。
口呼吸ではない。
鼻から吸って鼻から吐く。
この鼻呼吸を小さくてもいいので延々と繰り返す。
慌てる必要はなかった。
ゆっくりと呼吸に意識を集中させ、肺に新鮮な空気を循環させていく。
そうして何度も正しい呼吸を繰り返していると、自分の肉体の感覚が徐々に目覚めてくるのが分かった。
同時に鈍い痛みをあちこちに感じるようになる。
よく知っている打撲の痛みだ。
そしてその痛みとともに身体の感覚が戻ってくると、今の私の身体に起こっている異常なことも明確になってきた。
私の身体は何度も左右に揺れていたのだ。
最初は船の上にでもいるのかと錯覚したものの、どうやら誰かが私のお腹を中心に両手で揺さぶっているようだ。
それだけではない。
「……ア……シア……」
五感が正常になってくると、誰かの声が聞こえてきた。
大人の男の声ではなく、慌てふためくような少女の声だ。
おそらく、その少女が私の身体を揺すっているのだろう。
「シア……リシア……アリシア……」
しかもその少女は、懸命に私の名前を呼んでいるらしい。
でも、一体なぜ?
そこでようやく私は、後頭部や背中の部分に冷たくて固い感触を感じた。
まさか、私は床の上に仰向けで寝ている状態なのか。
だとすると背中側に感じる感触や、お腹を中心に身体を揺さぶられていることにも納得できる。
とりあえず、まずは起きないと……。
私は少女の声に応えるべく身体を動かそうとする。
だが、何だかおかしい。
自分ではすくっと立ち上がったつもりだったが、そんな私の意識に対して身体を上手く動かせなかった。
あれ、おかしいな?
そもそも、私は何で仰向けの状態で床に寝ているのだろう。
私は鼻呼吸をしつつ、記憶の引き出しを漁った。
「――――ッ!」
直後、私は声にならない声を発した。
記憶の引き出しから勢いよく飛び出てきたのは、黒焦げだった魔王からの攻撃を受けた自分の姿だったのである。
思い出した。
私は魔王の攻撃で吹き飛ばされたんだ。
かっと目を見開き、私は慌てて周囲を見渡す。
「気がついたんか、アリシア!」
すると視線の先に見知った少女――春花の顔があった。
「アリシア、大丈夫やんな? 死んでへんよな?」
そんな春花は心配そうに私を見つめている。
「死んでたらこうして目覚めていないわよ」
そう言うと私は、春花の身体をざっと確認した。
顔や身体に目立った外傷は見当たらない。
先ほどの爆発に対しても、柱の陰に隠れたことで難を逃れたのだろう。
良かった、と私はほっとする。
そして意識と身体を完全に覚醒させた私は、何とか腕の力を使って上半身を起こしていく。
「痛っ……」
上半身を起こしただけで、全身の筋肉が悲鳴を上げた。
強烈な打撲の痛みのせいで、身体が鉛のように重くて満足に動かない。
「あほか、まだ動いたらあかん。あんな場所から柱に叩きつけられたんやぞ。普通の人間なら下手すると死んでたところや」
などと春花は心配してくれたが、それでも呑気に寝ている場合ではなかった。
ようやく宿敵である魔王を見つけたのだ。
今度こそ、元ではあるが勇者としての責務を果たさなければならない。
私は気力を振り絞って立ち上がり、魔王がいた場所へと意識を向ける。
すると――。
ガギンッガギンッ!
金属を打ち叩いたような音とともに、私の視界に異形の者と闘っている龍信の姿が飛び込んできた。
異形の者。
それは魔王に違いなかった。
けれども、さっきまでとは姿かたちがまったく異なっている。
人間の肉体、蝙蝠の翼、黒狼の身体の表皮がすべて剥がれ落ちている異様な姿をしていたのだ。
なぜ魔王がそんな姿になっているのかは分からなかったが、明らかに紅蓮水晶の爆発を受けてもほとんど損傷を受けていない印象があった。
これは大きな誤算である。
紅蓮水晶の爆発を受けて黒焦げになったので、てっきり相当な損傷を負ったものだとばかり思っていたのだけれど……。
もしかすると、1年前に闘ったときよりも今の魔王は強いかもしれない。
魔王は憑依する人間によって強さが変わると言われていたが、おそらくあの魚鱗のような肌をしていた男が異常に強かったのだろう。
加えて魚鱗のような肌をしていた男が、おそらくは魔王と相性の良い負の精神と身体を持っていたとも考えられる。
だとすれば、今の魔王が1年前よりも強いことにも納得がいく。
私は痛みを堪えながら、魔王と龍信の闘いを見つめた。
そうなると、いよいよ呑気に休んでいる場合ではない。
「あかんて、アリシア。どう見てもフラフラやないか。あの化け物は龍信に任せて大人しく寝とくんや」
「馬鹿を言わないで。龍信は私の事情を知って旅に同行してくれた協力者のよ。なのに、その協力者にだけ闘わせるなんてできないわ」
「そうは言うても、そんなボロボロの身体で闘うなんて無茶やで。今かて立ってるだけで精いっぱいやろ?」
私は二の句を告げなかった。
春花の言った通り、今の私の身体は立っているのがやっとである。
正直なところ、魔王と龍信の場所まで行けるかどうかも分からなかった。
とはいえ、やはりここまで来て何もしないという選択肢はない。
なので私は薬士である春花に頼んだ。
「お願い、春花。どんな薬でもいいわ。私の身体を満足に動かせるような薬をちょうだい」
これには春花も目を丸くさせた。
「いやいや、ここに薬箱はあらへんよ。うちかてぎょうさんの悲鳴を聞いて何事かとここに来ただけなんや。せやから薬箱は別の部屋に置いてきてもうたし、仮に薬箱があったとして瀕死の人間の怪我を治すほどの薬は……あっ!」
早口でまくし立てた春花だったが、やがて何かを思い出したように懐から包み紙を取り出した。
そして春花は包み紙の中から1粒の丸薬を取り出す。
「それは……」
私はその丸薬に見覚えがあった。
春花がこの東安に来る道中に作っていた薬だ。
確か名前は……。
「真種子」
春花は丸薬の名前を口にした。
そうだ。
あれは真種子という名前の丸薬で、滋養強壮の効果が高く、怪我自体や怪我による体調不良なんかによく効くと言っていたはずである。
「……ちゃんと持ってるじゃない」
私は渾身の力で春花の手から真種子を奪い取った。
「待つんや、アリシア! その真種子は瀕死の状態の人間には効き目が強すぎる! せめて半粒だけで様子を見るんや!」
という春花の静止の言葉を無視し、私は藁をも掴む気持ちで真種子を1粒すべて飲み込んだ。
……ドクン!
真種子を飲み込んだ直後、私の心臓が激しく脈動する。
同時に全身から力が一気に抜け、糸が切れた人形のように両膝から崩れ落ちた。
冷たくて固い床の上にうつ伏せになる。
やがて全身の悪寒とともに、激しい頭痛が襲い掛かってきた。
加えて胃が逆流してくるような吐き気まで込み上げてくる。
そして――。
私の意識は、再び深い闇の中へとゆるやかに落ちて行った。
0
お気に入りに追加
300
あなたにおすすめの小説

勇者パーティー追放された解呪師、お迎えの死神少女とうっかりキスして最強の力に覚醒!? この力で10年前、僕のすべてを奪った犯人へ復讐します。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
解呪師マモル・フジタニは追放された。
伝説の武器の封印を解いたあとで、勇者パーティーに裏切られて。
深い傷と毒で、死を待つばかりとなったマモル。
しかし。
お迎えにきた死神少女との『うっかりキス』が、マモルを変えた。
伝説の武器の封印を解いたとき、体内に取り込んでいた『いにしえの勇者パーティー』の力。
その無敵の力が異種族異性とのキスで覚醒、最強となったのだ。
一方で。
愚かな勇者たちは、魔王に呪いを受けてしまう。
死へのタイムリミットまでは、あと72時間。
マモル追放をなげいても、もう遅かった。
マモルは、手にした最強の『力』を使い。
人助けや、死神助けをしながら。
10年前、己のすべてを奪った犯人への復讐を目指す。
これは、過去の復讐に燃える男が。
死神少女とともに、失ったはずの幼なじみや妹を取り戻しながら。
結果的に世界を救ってしまう、そんな物語。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる