29 / 67
第二十九話 火眼玉兎
しおりを挟む
俺1人だけで仙獣と闘う。
この発言には春花とアリシアも驚いたようだ。
「ちょい待ち、何でわざわざ1人でなんや……女の前やからって格好つけて死んでも、うちは土に埋めてやるぐらいしか出来へんで?」
「それは大丈夫だ。そんな手間を掛けさせるようなことにはならない」
そのとき、アリシアのほうから鋭い視線を感じた。
「ねえ、龍信……じゃあ私は? この春花という子はともかく、今の私ならきっと役に立てるはずよ」
アリシアはすでに自分の長剣の柄に手を添えている。
「ありがとう、アリシア……だが、今回は俺1人でやるよ。それに相手が本物の仙獣となると、いくらアリシアが勇者と呼ばれていた剣士でも〈精気練武〉を上手く使いこなせない今だと怪我以上の目に遭いかねない」
事実だった。
アリシアは異国人では珍しい、生まれ持った精気を使いこなす才能がある。
きちんと〈精気練武〉の内容を理解して修行に励めば、もしかすると将来は〈宝貝〉を現出できるほどの使い手になるかもしれない。
それはアリシアの生い立ちを考えれば十分に可能なことだった。
俺はアリシアをじっと見つめる。
これは道中に本人から聞いたことなのだが、アリシアは異国では華秦国で言うところの士大夫(貴族)の身分だったという。
しかし異国の士大夫(貴族)は魔力という力があるのが当たり前だったため、アリシアは子供の頃から魔力が無い〝魔抜け〟として白い目で見られていたらしい。
やがて13歳のときに結婚の話がまったく来ないことを理由に実家から追い出されると、アリシアは冒険者として身を立てるため高名な剣士に弟子入りし、ひたすら剣術の修行に明け暮れたというのだ。
そしてその弟子入りした高名な剣士とともに、とある宗教組織の要人を警護したときに聖気――この華秦国で言うところの精気の素質が自分にあることを初めて知ったという。
なぜなら、そのとある宗教組織や一部の人間たちはこの国の道士が精気と呼んでいる力のことを聖気と呼んでおり、それこそ魔法よりも優れた力として重宝していたからだと言っていた。
ほどなくして高名な剣士の元から巣立ったアリシアの前に、国王の使いと名乗る人間が現れて城へ連れて行かれることになる。
理由は誰も倒せなかった魔王と呼ばれる巨悪な妖魔が、魔力よりも精気の力に弱いと判明したからだ。
そこにアリシアがその精気を使えるということと、高名な剣士の元で修行していたという情報が国王の耳に入り、アリシアは国が選んだ仲間たちと魔王を倒す勇者に選ばれたという。
その後、アリシアは長い旅路の末に小国の国王に憑依していた魔王を1度は倒したものの、それは1人ではなく魔法を使えた仲間たちの援護があったからだとも言っていた。
つまりそれは、アリシア1人では魔王を倒せないということだ。
それはアリシアも分かっていたが、それでも勇者としての使命を果たすべく、こうして魔王が逃れてきたという華秦国へとやって来たのである。
そんなアリシアの生い立ちを思い出していると、アリシアは「でも……」とやるせなさそうな目で俺を見つめてくる。
仲間だけを闘わせることは、武人としての矜持が許さないのだろう。
俺はアリシアの肩に優しく手を置いた。
「アリシア、お前は魔王を倒すという大事な使命があるんだろ? だったら、余計にここは俺1人に任せてくれ。魔王と闘う前に負う必要のない怪我を負ったら、それこそやるせないぞ?」
と、俺がアリシアを説得しようとしたときだ。
「――――ッ!」
俺たちは一斉に仙丹房へ顔を向けた。
突如、仙丹房の中から何かが飛び出してきたからだ。
俺はその何かの正体を見て「んん?」と訝しむ。
何かの正体は、子犬ほどの大きさの兎だった。
だが、すぐに俺は認識を改める。
一見すると容姿だけは普通の兎に見えるが、あれは断じてそこら辺の山中にいるような普通の兎ではない。
燃え盛る炎のような赤い瞳に加えて、何より額からは先端が鋭く尖った長い角が生えていたからだ。
あれは……。
「アルミラージ!」
直後、そう叫んだのはアリシアだった。
「あるみらーじ?」
アリシアはこくりと頷いた。
「私のいた国や大陸に広く生息している、兎に似た一本角が生えた魔物よ。見た目は兎に非常によく似ているけど、自分よりも強い相手にも襲い掛かるほど凶暴なヤツなの。その魔物にそっくりだわ」
俺は異国の妖魔についてはよく知らないが、アリシアが言うには一本角を生やした兎に見えるあいつは、アルミラージという名前の妖魔に似ているという。
「……いや、違うな。あいつは、あるみらーじとかいう妖魔じゃない」
俺ははっきりと否定した。
「あいつは火眼玉兎という仙獣だ。しかも麒麟などと同じ一本角が生えているということは、姿形を変えられる形態変化ができるヤツだな」
形態変化という言葉にアリシアは疑問符を浮かべたが、一方の春花は何か心当たりがあったらしい。
「そうや。あの兎もどきは闘う相手によって姿形が変化するねん。今は子犬ほどの大きさやけど、第1級の道士が相手したときなんかは水牛ほどの大きさになりよったわ」
なるほどな、と俺は思った。
どうやら環境ではなく、相手の実力で形態変化する種類のようだ。
では、水牛ほどの大きさがあいつの最終形態なのだろうか?
……試してみるか。
俺は火眼玉兎に向かって大股で10歩ほどの距離まで進んで立ち止まると、下丹田で精気を一定以上まで練り上げた。
やがて下丹田の位置に、目を眩ませるほどの黄金色の光球が出現する。
その常人には見えない光球からは火の粉を思わせる黄金色の燐光が噴出し、黄金色の燐光は光の渦となって俺の全身を覆い尽くしていく。
〈精気練武〉の1つ――〈周天〉。
普段の数倍から十数倍の力が使えるようになるものの、一気に大量の精気を必要とするので生半可な道士では使った時点で気を失うこともある。
ただし、使いこなせれば上位の妖魔にも太刀打ちできる優れた技だった。
もちろん、この力は仙獣にも通用する。
事実、俺の力量を感じ取った火眼玉兎はすぐさま形態変化に入った。
子犬から猪ほどの大きさになり、そこから水牛ほどの大きさに変化したのだ。
「それがお前の最終形か?」
問うたところで答えないのは分かっている。
まあ、いいさ。
俺は火眼玉兎を睨みつけると、〈無銘剣〉を鞘からすらりと抜き放った。
どちらにせよ、お前は俺の〈無銘剣〉で……。
そこで俺はハッと気がつく。
「そうだった。お前は〈無銘剣〉なんて名前じゃなかったな」
俺は剣の切っ先を火眼玉兎に差し向けた。
「さあ、久しぶりにお前の力を見せてくれ。俺の〈宝貝〉――〈七星剣〉よ!」
この発言には春花とアリシアも驚いたようだ。
「ちょい待ち、何でわざわざ1人でなんや……女の前やからって格好つけて死んでも、うちは土に埋めてやるぐらいしか出来へんで?」
「それは大丈夫だ。そんな手間を掛けさせるようなことにはならない」
そのとき、アリシアのほうから鋭い視線を感じた。
「ねえ、龍信……じゃあ私は? この春花という子はともかく、今の私ならきっと役に立てるはずよ」
アリシアはすでに自分の長剣の柄に手を添えている。
「ありがとう、アリシア……だが、今回は俺1人でやるよ。それに相手が本物の仙獣となると、いくらアリシアが勇者と呼ばれていた剣士でも〈精気練武〉を上手く使いこなせない今だと怪我以上の目に遭いかねない」
事実だった。
アリシアは異国人では珍しい、生まれ持った精気を使いこなす才能がある。
きちんと〈精気練武〉の内容を理解して修行に励めば、もしかすると将来は〈宝貝〉を現出できるほどの使い手になるかもしれない。
それはアリシアの生い立ちを考えれば十分に可能なことだった。
俺はアリシアをじっと見つめる。
これは道中に本人から聞いたことなのだが、アリシアは異国では華秦国で言うところの士大夫(貴族)の身分だったという。
しかし異国の士大夫(貴族)は魔力という力があるのが当たり前だったため、アリシアは子供の頃から魔力が無い〝魔抜け〟として白い目で見られていたらしい。
やがて13歳のときに結婚の話がまったく来ないことを理由に実家から追い出されると、アリシアは冒険者として身を立てるため高名な剣士に弟子入りし、ひたすら剣術の修行に明け暮れたというのだ。
そしてその弟子入りした高名な剣士とともに、とある宗教組織の要人を警護したときに聖気――この華秦国で言うところの精気の素質が自分にあることを初めて知ったという。
なぜなら、そのとある宗教組織や一部の人間たちはこの国の道士が精気と呼んでいる力のことを聖気と呼んでおり、それこそ魔法よりも優れた力として重宝していたからだと言っていた。
ほどなくして高名な剣士の元から巣立ったアリシアの前に、国王の使いと名乗る人間が現れて城へ連れて行かれることになる。
理由は誰も倒せなかった魔王と呼ばれる巨悪な妖魔が、魔力よりも精気の力に弱いと判明したからだ。
そこにアリシアがその精気を使えるということと、高名な剣士の元で修行していたという情報が国王の耳に入り、アリシアは国が選んだ仲間たちと魔王を倒す勇者に選ばれたという。
その後、アリシアは長い旅路の末に小国の国王に憑依していた魔王を1度は倒したものの、それは1人ではなく魔法を使えた仲間たちの援護があったからだとも言っていた。
つまりそれは、アリシア1人では魔王を倒せないということだ。
それはアリシアも分かっていたが、それでも勇者としての使命を果たすべく、こうして魔王が逃れてきたという華秦国へとやって来たのである。
そんなアリシアの生い立ちを思い出していると、アリシアは「でも……」とやるせなさそうな目で俺を見つめてくる。
仲間だけを闘わせることは、武人としての矜持が許さないのだろう。
俺はアリシアの肩に優しく手を置いた。
「アリシア、お前は魔王を倒すという大事な使命があるんだろ? だったら、余計にここは俺1人に任せてくれ。魔王と闘う前に負う必要のない怪我を負ったら、それこそやるせないぞ?」
と、俺がアリシアを説得しようとしたときだ。
「――――ッ!」
俺たちは一斉に仙丹房へ顔を向けた。
突如、仙丹房の中から何かが飛び出してきたからだ。
俺はその何かの正体を見て「んん?」と訝しむ。
何かの正体は、子犬ほどの大きさの兎だった。
だが、すぐに俺は認識を改める。
一見すると容姿だけは普通の兎に見えるが、あれは断じてそこら辺の山中にいるような普通の兎ではない。
燃え盛る炎のような赤い瞳に加えて、何より額からは先端が鋭く尖った長い角が生えていたからだ。
あれは……。
「アルミラージ!」
直後、そう叫んだのはアリシアだった。
「あるみらーじ?」
アリシアはこくりと頷いた。
「私のいた国や大陸に広く生息している、兎に似た一本角が生えた魔物よ。見た目は兎に非常によく似ているけど、自分よりも強い相手にも襲い掛かるほど凶暴なヤツなの。その魔物にそっくりだわ」
俺は異国の妖魔についてはよく知らないが、アリシアが言うには一本角を生やした兎に見えるあいつは、アルミラージという名前の妖魔に似ているという。
「……いや、違うな。あいつは、あるみらーじとかいう妖魔じゃない」
俺ははっきりと否定した。
「あいつは火眼玉兎という仙獣だ。しかも麒麟などと同じ一本角が生えているということは、姿形を変えられる形態変化ができるヤツだな」
形態変化という言葉にアリシアは疑問符を浮かべたが、一方の春花は何か心当たりがあったらしい。
「そうや。あの兎もどきは闘う相手によって姿形が変化するねん。今は子犬ほどの大きさやけど、第1級の道士が相手したときなんかは水牛ほどの大きさになりよったわ」
なるほどな、と俺は思った。
どうやら環境ではなく、相手の実力で形態変化する種類のようだ。
では、水牛ほどの大きさがあいつの最終形態なのだろうか?
……試してみるか。
俺は火眼玉兎に向かって大股で10歩ほどの距離まで進んで立ち止まると、下丹田で精気を一定以上まで練り上げた。
やがて下丹田の位置に、目を眩ませるほどの黄金色の光球が出現する。
その常人には見えない光球からは火の粉を思わせる黄金色の燐光が噴出し、黄金色の燐光は光の渦となって俺の全身を覆い尽くしていく。
〈精気練武〉の1つ――〈周天〉。
普段の数倍から十数倍の力が使えるようになるものの、一気に大量の精気を必要とするので生半可な道士では使った時点で気を失うこともある。
ただし、使いこなせれば上位の妖魔にも太刀打ちできる優れた技だった。
もちろん、この力は仙獣にも通用する。
事実、俺の力量を感じ取った火眼玉兎はすぐさま形態変化に入った。
子犬から猪ほどの大きさになり、そこから水牛ほどの大きさに変化したのだ。
「それがお前の最終形か?」
問うたところで答えないのは分かっている。
まあ、いいさ。
俺は火眼玉兎を睨みつけると、〈無銘剣〉を鞘からすらりと抜き放った。
どちらにせよ、お前は俺の〈無銘剣〉で……。
そこで俺はハッと気がつく。
「そうだった。お前は〈無銘剣〉なんて名前じゃなかったな」
俺は剣の切っ先を火眼玉兎に差し向けた。
「さあ、久しぶりにお前の力を見せてくれ。俺の〈宝貝〉――〈七星剣〉よ!」
0
お気に入りに追加
300
あなたにおすすめの小説

【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。
これが全ての始まりだった。
声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。
なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。
加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。
平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。
果たして、芳乃の運命は如何に?

勇者パーティー追放された解呪師、お迎えの死神少女とうっかりキスして最強の力に覚醒!? この力で10年前、僕のすべてを奪った犯人へ復讐します。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
解呪師マモル・フジタニは追放された。
伝説の武器の封印を解いたあとで、勇者パーティーに裏切られて。
深い傷と毒で、死を待つばかりとなったマモル。
しかし。
お迎えにきた死神少女との『うっかりキス』が、マモルを変えた。
伝説の武器の封印を解いたとき、体内に取り込んでいた『いにしえの勇者パーティー』の力。
その無敵の力が異種族異性とのキスで覚醒、最強となったのだ。
一方で。
愚かな勇者たちは、魔王に呪いを受けてしまう。
死へのタイムリミットまでは、あと72時間。
マモル追放をなげいても、もう遅かった。
マモルは、手にした最強の『力』を使い。
人助けや、死神助けをしながら。
10年前、己のすべてを奪った犯人への復讐を目指す。
これは、過去の復讐に燃える男が。
死神少女とともに、失ったはずの幼なじみや妹を取り戻しながら。
結果的に世界を救ってしまう、そんな物語。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる