25 / 67
第二十五話 薬士 其の二
しおりを挟む
「下手な嘘はつかんとってや。2人ともご立派な剣を持っているみたいやけど、しょせんは異国人の女と見るからに弱そうな優男やないか。それでも自分らのことを道士と言い張るなら、ちゃんとした証拠を見せんかい」
少女は鼻息を荒げて言い放ってくる。
なるほど、一理あるな。
俺とアリシアは、道士の証拠である道符を少女に見せた。
「……おいおい、何やこれは? ふざけるのも大概にしいや。道士は道士でも最低等級の第5級やないか」
はあ、と少女は大きなため息を吐いた。
「自分ら道家行でこれまでの経緯を聞いてこんかったんか? 第1級の道士でもアイツは追い出せんかったんやで? あんたらみたいな新人と変わらんような等級の道士なんてお呼びやない」
シッシッと野良犬でも追い払うように少女は手を振った。
さっさと帰れという意味だろう。
とはいえ、事の詳細を見極めるまでは俺たちも引くに引けない。
この薬屋の敷地内に本当に妖魔が住み着いているのか?
その妖魔はアリシアが探している魔王という異国の妖魔なのか?
住み着いていたとして、妖魔から発せられる妖気を感じないのはなぜか?
これらのことを確認するまでは、俺たち――特にアリシアは、どんなことをされてもここから絶対に帰ろうとはしないだろう。
もちろん、アリシアへの協力を惜しまない俺も同じだ。
敷地内に入れさせて貰えないならば、入れさせて貰えるまではここでずっと野宿することも構わない覚悟である。
だからこそ、俺は少女に「頼む」と頭を下げた。
「何はともあれ、まずは主人にお目通しをしてくれないか? 確かに俺たちは新人と変わらない最低等級である第5級の道士だが、これまでの道士たちとは違った結果を出すことを誓う。それは約束する」
「私も約束するわ。絶対に損はさせない」
俺たちの強い覚悟が伝わったのだろうか。
少女は「う~ん」と眉間にしわを寄せて唸った。
「やっぱりアカン。どんなに頼まれても弱い道士なんて必要ない。またいらん治療に時間を費やされるだけや……それとも何か? うちが納得できるほどの実力をあんたらは見せられるんか?」
「たとえば?」
と、訊き返したのはアリシアだ。
「そうやな……たとえば第1級の道士でも採ってくるんが難しい薬草や薬果のどれか1つでも採ってこれるとかや」
自信ありげに指摘した少女は、腰に携帯していた竹製の水筒を手に取っておもむろに蓋を開けた。
「薬草なら龍肝草や断火芝、薬果なら玉華棠か仙丹果あたりか……まあ、第5級の道士には絶対に無理やろうけど」
そう言うと少女は、水筒の口を自分の口につけて中身をぐいっと飲む。
「仙丹果ならここにあるぞ」
「ぶううううううううう――――ッ!」
少女は盛大に水を噴き出すと、何度も咳き込んでから俺に顔を向けた。
「冗談抜かすなや! 仙丹果は第5級程度の道士が採れるもんちゃうぞ!」
実際に見せないと納得しないか。
俺はアリシアに了承を貰い、荷物入れから仙丹果を取り出した。
その仙丹果を少女にぽんと渡す。
「ほ、本物や……本物の仙丹果や!」
わなわなと全身を震わせた少女に俺は言った。
「先に言っておくが盗品じゃないからな。この中農の街に来る道中に俺が採ったんだ。ちなみに仙丹果を好物にしていた山都の群れも根こそぎ倒した」
山都というのは、山中深くに住む猿人のような妖魔だ。
全身は分厚くて黒い体毛で覆われており、人間の背骨とほぼ同じ強度の青竹すら楽々と握り潰せるほどの膂力を持っている。
そして身体能力もさることながら、山都は必ず5体以上の群れで行動していた。
ゆえに等級が上の道士たちも、山都が好物にしている仙丹果を採りに行く場合は他の道士たちと共闘する場合が多いという。
十中八九、山都の群れと闘う羽目になるからだ。
しばし放心していた少女は、やがて仙丹果から俺に視線を移した。
「兄さん、うちはあんたに興味が出てきたわ。どうして仙丹果が採れるほどの腕前を持っていて第5級なんかは知らんが、とにかく立ち話も何やから全部ひっくるめて中で話そうか」
少女は仙丹果を俺に渡すと、すたすたと門を潜って中へ入っていく。
「待った。俺たちはまだここの主人に中へ入っていいか許可を貰ってないぞ」
「ああ? 許可なんて今したところやないか」
少女は立ち止まると、顔だけを振り返らせた。
「うちが百草神農堂の主人の薬士――李春花や」
少女は鼻息を荒げて言い放ってくる。
なるほど、一理あるな。
俺とアリシアは、道士の証拠である道符を少女に見せた。
「……おいおい、何やこれは? ふざけるのも大概にしいや。道士は道士でも最低等級の第5級やないか」
はあ、と少女は大きなため息を吐いた。
「自分ら道家行でこれまでの経緯を聞いてこんかったんか? 第1級の道士でもアイツは追い出せんかったんやで? あんたらみたいな新人と変わらんような等級の道士なんてお呼びやない」
シッシッと野良犬でも追い払うように少女は手を振った。
さっさと帰れという意味だろう。
とはいえ、事の詳細を見極めるまでは俺たちも引くに引けない。
この薬屋の敷地内に本当に妖魔が住み着いているのか?
その妖魔はアリシアが探している魔王という異国の妖魔なのか?
住み着いていたとして、妖魔から発せられる妖気を感じないのはなぜか?
これらのことを確認するまでは、俺たち――特にアリシアは、どんなことをされてもここから絶対に帰ろうとはしないだろう。
もちろん、アリシアへの協力を惜しまない俺も同じだ。
敷地内に入れさせて貰えないならば、入れさせて貰えるまではここでずっと野宿することも構わない覚悟である。
だからこそ、俺は少女に「頼む」と頭を下げた。
「何はともあれ、まずは主人にお目通しをしてくれないか? 確かに俺たちは新人と変わらない最低等級である第5級の道士だが、これまでの道士たちとは違った結果を出すことを誓う。それは約束する」
「私も約束するわ。絶対に損はさせない」
俺たちの強い覚悟が伝わったのだろうか。
少女は「う~ん」と眉間にしわを寄せて唸った。
「やっぱりアカン。どんなに頼まれても弱い道士なんて必要ない。またいらん治療に時間を費やされるだけや……それとも何か? うちが納得できるほどの実力をあんたらは見せられるんか?」
「たとえば?」
と、訊き返したのはアリシアだ。
「そうやな……たとえば第1級の道士でも採ってくるんが難しい薬草や薬果のどれか1つでも採ってこれるとかや」
自信ありげに指摘した少女は、腰に携帯していた竹製の水筒を手に取っておもむろに蓋を開けた。
「薬草なら龍肝草や断火芝、薬果なら玉華棠か仙丹果あたりか……まあ、第5級の道士には絶対に無理やろうけど」
そう言うと少女は、水筒の口を自分の口につけて中身をぐいっと飲む。
「仙丹果ならここにあるぞ」
「ぶううううううううう――――ッ!」
少女は盛大に水を噴き出すと、何度も咳き込んでから俺に顔を向けた。
「冗談抜かすなや! 仙丹果は第5級程度の道士が採れるもんちゃうぞ!」
実際に見せないと納得しないか。
俺はアリシアに了承を貰い、荷物入れから仙丹果を取り出した。
その仙丹果を少女にぽんと渡す。
「ほ、本物や……本物の仙丹果や!」
わなわなと全身を震わせた少女に俺は言った。
「先に言っておくが盗品じゃないからな。この中農の街に来る道中に俺が採ったんだ。ちなみに仙丹果を好物にしていた山都の群れも根こそぎ倒した」
山都というのは、山中深くに住む猿人のような妖魔だ。
全身は分厚くて黒い体毛で覆われており、人間の背骨とほぼ同じ強度の青竹すら楽々と握り潰せるほどの膂力を持っている。
そして身体能力もさることながら、山都は必ず5体以上の群れで行動していた。
ゆえに等級が上の道士たちも、山都が好物にしている仙丹果を採りに行く場合は他の道士たちと共闘する場合が多いという。
十中八九、山都の群れと闘う羽目になるからだ。
しばし放心していた少女は、やがて仙丹果から俺に視線を移した。
「兄さん、うちはあんたに興味が出てきたわ。どうして仙丹果が採れるほどの腕前を持っていて第5級なんかは知らんが、とにかく立ち話も何やから全部ひっくるめて中で話そうか」
少女は仙丹果を俺に渡すと、すたすたと門を潜って中へ入っていく。
「待った。俺たちはまだここの主人に中へ入っていいか許可を貰ってないぞ」
「ああ? 許可なんて今したところやないか」
少女は立ち止まると、顔だけを振り返らせた。
「うちが百草神農堂の主人の薬士――李春花や」
0
お気に入りに追加
299
あなたにおすすめの小説

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
『おっさんの元勇者』~Sランクの冒険者はギルドから戦力外通告を言い渡される~
川嶋マサヒロ
ファンタジー
ダンジョン攻略のために作られた冒険者の街、サン・サヴァン。
かつて勇者とも呼ばれたベテラン冒険者のベルナールは、ある日ギルドマスターから戦力外通告を言い渡される。
それはギルド上層部による改革――、方針転換であった。
現役のまま一生を終えようとしていた一人の男は途方にくれる。
引退後の予定は無し。備えて金を貯めていた訳でも無し。
あげく冒険者のヘルプとして、弟子を手伝いスライム退治や、食肉業者の狩りの手伝いなどに精をだしていた。
そして、昔の仲間との再会――。それは新たな戦いへの幕開けだった。
イラストは
ジュエルセイバーFREE 様です。
URL:http://www.jewel-s.jp/
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より

チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる