12 / 67
第十二話 殺し屋
しおりを挟む
「この役立たずが!」
孫笑山ことわしは在喜からの報告を聞くと、自分でも分かるほど悪鬼のような形相で怒り狂った。
そしてあまりの怒りを抑えられず、わしは手にしていた酒の入った盃を壁に勢いよく投げつける。
ガチャン、と部屋中に甲高い音が鳴った。
「も、申し訳ありません!」
盃をぶつけた壁のすぐ横には、深々と頭を下げた在喜がいる。
「あれだけ威勢の良いことを言っておいて、未だに懐刀の誰1人もこの世から消していないとはどういうことだ! しかも龍信の小僧に至っては、公衆の面前であっさりと返り討ちにされたらしいな!」
この愚図が、とわしは唾を飛ばしながら叫ぶ。
「貴様、どうせ安い金で雇える破落戸のような連中を差し向けたんだろう?」
ビクッと在喜は身体を震わせた。
「馬鹿が……1番最後に追い出した龍信はともかく、他の連中は一足先に追い出したんだ。そうなると、一緒に行動している可能性が高いことなど分かるだろ。少なくとも警備隊長の白騎がいれば、破落戸どもで殺せるわけないだろうが」
「そ、その件につきましては深く反省しておりまして……」
ふん、とわしは鼻で笑った。
「反省なんぞは大道芸の猿でも出来るわ。大事なのはどう落とし前をつけるかだ」
わしはギロリと在喜を睨みつける。
「まさか、貴様は自分の失敗の報告だけをしに来たわけではないだろうな?」
「も、もちろんです」
在喜は頭を下げ続けたまま答える。
「では、どうするつもりだ?」
「正式な殺し屋を差し向けます。それも道士の殺しも請け負う凄腕の殺し屋です」
「道士の殺しも請け負う殺し屋だと? そんな酔狂な殺し屋がいるのならば、今すぐにでも顔を見たいわ」
わしは一先ず落ち着くため、在喜を睨みながら卓上の上に置いていた別の酒器を手に取ろうとした。
しかし――。
わしの手が酒器を掴むことはなかった。
おかしい。
たとえ卓子の上を見なくても、どこに酒器があるかなど分かっていたので、スカを食らうことなどあるはずがない。
などとわしが思ったときだ。
「ほう、中々に上等な酒だ。今の俺には飲めないのが口惜しい」
と、後方から聞き慣れない男の声が聞こえてきた。
わしはあまりのことに椅子から飛び上がり、慌てて身体ごと振り返る。
「――――ッ!」
そして、今度こそ本当に驚愕した。
いつの間にかそこには、酒器を手に取っていた黒ずくめの異様な男が立っていたからだ。
わしは驚きながらも、黒ずくめの男の全身に視線を這わせた。
目元だけが見えるように漆黒の頭巾を被っており、着ていた衣服もそうだが両手にも漆黒の手袋をはめている。
体格はそれほど立派ではない。
どちらかと言えば痩せているほうだ。
しかし、そんなことはどうでもよかった。
黒ずくめの男を見てから、全身の肌の粟立ちが止まらない。
まるで生きた死体のような不気味さが伝わってくる。
それでも尋ねないわけにはいかなかった。
「何だ、貴様は! どこから入ってきた!」
この当主の部屋は屋敷の2階にあり、開けっ放しの窓はついているものの、窓の外には足場になるような屋根などは一切ない。
それでも窓から侵入しようとするのならば、縄のついた鉤爪などを使って侵入しなければ不可能だろう。
だが、そんなことをされた気配も音もまったくなかった。
まさか、この男は幽霊のように壁をすり抜けて部屋に入ってきたのだろうか?
そんなことを考えたとき、わしはもっと重要なことを聞くべきだと気づいた。
「いや、それよりも……貴様は一体何者だ!」
黒ずくめの男は答えない。
代わりに在喜が「笑山さま、その者でございます」と答える。
わしは顔だけを在喜のほうに振り向かせる。
「その者の名は無明。先ほど申し上げた、道士の殺しも請け負う凄腕の殺し屋でございます」
黒ずくめの男――無明は低い声で笑った。
「驚かせたようで悪かったな。どうやってこの部屋に入ったかは教えられないが、後ろから気配を殺して近づくのが癖になっているんだ……まあ、そう言うわけでよろしく頼む」
何て不気味な殺し屋だ。
わしは冷静さを取り戻したように装うと、ドカッと椅子に座り直した。
「無明と言ったな。何にせよ、まずは依頼人に対して顔を見せるのが筋というものだろう?」
無明の両目が糸のように細まった。
「俺の顔が見たいと?」
「当たり前だ。互いに顔を見知っているからこその契約だろうが」
一拍の間を空けたあと、無明は「いいだろう」と返事をする。
「そんなに見たいのなら見せてやろう」
そう言うと無明は、自分の顔を隠していた頭巾を取り外した。
ひいっ、と在喜の悲鳴が上がる。
一方のわしは悲鳴を上げることも出来なかった。
無明の素顔のあまりのおぞましさに、悲鳴を上げるという行為すらも頭から抜け落ちてしまったのだ。
魚鱗と言えばいいのだろうか。
肌色である本来の皮膚が、目の前の無明においては魚の鱗のようになっていたのである。
こいつは人間に化けている妖魔なのか?
ふとそんなことを思ったとき、無明は「安心しろ」と告げた。
同時に無明は、再び頭巾で目元以外の顔を覆い隠す。
「俺は妖魔なんかではない。少しばかり特殊な薬を使って修行をしたせいで、身体全体の皮膚がこうなっただけだ」
それよりも、と無明は話の続きを促してくる。
「肝心な俺が仕留める標的のことを教えてくれ。わざわざ俺に依頼してくるということは、道士か道士並みに手強い相手なんだろうな?」
「う、うむ……」
わしは喉の滑りを良くするため、1つだけ咳払いをする。
「警備隊長だった白騎は道士並みに強いが道士ではないな。しかし、龍信の小僧は最低等級とはいえ道士だ……」
と、口にした直後だった。
「りゅうしんだと!」
無明は龍信の名前を聞いた途端、目の色を変えて食いついてきた。
「しかも、そのりゅうしんは小僧だと言ったな! 年はいくつぐらいだ!」
わしはたじろぎながらも、「確か今年で18だ」と答える。
「あと1つ聞きたい。そのりゅうしんという小僧は、柄の先端に【壱】と書かれた奇妙な剣を持っているか?」
「あ、ああ……持っている」
わしの返事を聞くなり、無明は狂ったように笑い始めた。
やがて無明は、わしに「無料だ」と言った。
「これから受ける依頼――特にりゅうしんという小僧を殺す報酬は無料でいい。何だったら他の連中の殺しも半額で請け負ってやる」
わしは思いがけない無明からの提案に目を丸くさせる。
「一体、なぜだ?」
「知れたこと」
無明は全身から凄まじい殺気を放つと、手にしていた酒器を握り潰した。
「りゅうしんという小僧は、俺の大切だった家族を殺した仇だからだ」
孫笑山ことわしは在喜からの報告を聞くと、自分でも分かるほど悪鬼のような形相で怒り狂った。
そしてあまりの怒りを抑えられず、わしは手にしていた酒の入った盃を壁に勢いよく投げつける。
ガチャン、と部屋中に甲高い音が鳴った。
「も、申し訳ありません!」
盃をぶつけた壁のすぐ横には、深々と頭を下げた在喜がいる。
「あれだけ威勢の良いことを言っておいて、未だに懐刀の誰1人もこの世から消していないとはどういうことだ! しかも龍信の小僧に至っては、公衆の面前であっさりと返り討ちにされたらしいな!」
この愚図が、とわしは唾を飛ばしながら叫ぶ。
「貴様、どうせ安い金で雇える破落戸のような連中を差し向けたんだろう?」
ビクッと在喜は身体を震わせた。
「馬鹿が……1番最後に追い出した龍信はともかく、他の連中は一足先に追い出したんだ。そうなると、一緒に行動している可能性が高いことなど分かるだろ。少なくとも警備隊長の白騎がいれば、破落戸どもで殺せるわけないだろうが」
「そ、その件につきましては深く反省しておりまして……」
ふん、とわしは鼻で笑った。
「反省なんぞは大道芸の猿でも出来るわ。大事なのはどう落とし前をつけるかだ」
わしはギロリと在喜を睨みつける。
「まさか、貴様は自分の失敗の報告だけをしに来たわけではないだろうな?」
「も、もちろんです」
在喜は頭を下げ続けたまま答える。
「では、どうするつもりだ?」
「正式な殺し屋を差し向けます。それも道士の殺しも請け負う凄腕の殺し屋です」
「道士の殺しも請け負う殺し屋だと? そんな酔狂な殺し屋がいるのならば、今すぐにでも顔を見たいわ」
わしは一先ず落ち着くため、在喜を睨みながら卓上の上に置いていた別の酒器を手に取ろうとした。
しかし――。
わしの手が酒器を掴むことはなかった。
おかしい。
たとえ卓子の上を見なくても、どこに酒器があるかなど分かっていたので、スカを食らうことなどあるはずがない。
などとわしが思ったときだ。
「ほう、中々に上等な酒だ。今の俺には飲めないのが口惜しい」
と、後方から聞き慣れない男の声が聞こえてきた。
わしはあまりのことに椅子から飛び上がり、慌てて身体ごと振り返る。
「――――ッ!」
そして、今度こそ本当に驚愕した。
いつの間にかそこには、酒器を手に取っていた黒ずくめの異様な男が立っていたからだ。
わしは驚きながらも、黒ずくめの男の全身に視線を這わせた。
目元だけが見えるように漆黒の頭巾を被っており、着ていた衣服もそうだが両手にも漆黒の手袋をはめている。
体格はそれほど立派ではない。
どちらかと言えば痩せているほうだ。
しかし、そんなことはどうでもよかった。
黒ずくめの男を見てから、全身の肌の粟立ちが止まらない。
まるで生きた死体のような不気味さが伝わってくる。
それでも尋ねないわけにはいかなかった。
「何だ、貴様は! どこから入ってきた!」
この当主の部屋は屋敷の2階にあり、開けっ放しの窓はついているものの、窓の外には足場になるような屋根などは一切ない。
それでも窓から侵入しようとするのならば、縄のついた鉤爪などを使って侵入しなければ不可能だろう。
だが、そんなことをされた気配も音もまったくなかった。
まさか、この男は幽霊のように壁をすり抜けて部屋に入ってきたのだろうか?
そんなことを考えたとき、わしはもっと重要なことを聞くべきだと気づいた。
「いや、それよりも……貴様は一体何者だ!」
黒ずくめの男は答えない。
代わりに在喜が「笑山さま、その者でございます」と答える。
わしは顔だけを在喜のほうに振り向かせる。
「その者の名は無明。先ほど申し上げた、道士の殺しも請け負う凄腕の殺し屋でございます」
黒ずくめの男――無明は低い声で笑った。
「驚かせたようで悪かったな。どうやってこの部屋に入ったかは教えられないが、後ろから気配を殺して近づくのが癖になっているんだ……まあ、そう言うわけでよろしく頼む」
何て不気味な殺し屋だ。
わしは冷静さを取り戻したように装うと、ドカッと椅子に座り直した。
「無明と言ったな。何にせよ、まずは依頼人に対して顔を見せるのが筋というものだろう?」
無明の両目が糸のように細まった。
「俺の顔が見たいと?」
「当たり前だ。互いに顔を見知っているからこその契約だろうが」
一拍の間を空けたあと、無明は「いいだろう」と返事をする。
「そんなに見たいのなら見せてやろう」
そう言うと無明は、自分の顔を隠していた頭巾を取り外した。
ひいっ、と在喜の悲鳴が上がる。
一方のわしは悲鳴を上げることも出来なかった。
無明の素顔のあまりのおぞましさに、悲鳴を上げるという行為すらも頭から抜け落ちてしまったのだ。
魚鱗と言えばいいのだろうか。
肌色である本来の皮膚が、目の前の無明においては魚の鱗のようになっていたのである。
こいつは人間に化けている妖魔なのか?
ふとそんなことを思ったとき、無明は「安心しろ」と告げた。
同時に無明は、再び頭巾で目元以外の顔を覆い隠す。
「俺は妖魔なんかではない。少しばかり特殊な薬を使って修行をしたせいで、身体全体の皮膚がこうなっただけだ」
それよりも、と無明は話の続きを促してくる。
「肝心な俺が仕留める標的のことを教えてくれ。わざわざ俺に依頼してくるということは、道士か道士並みに手強い相手なんだろうな?」
「う、うむ……」
わしは喉の滑りを良くするため、1つだけ咳払いをする。
「警備隊長だった白騎は道士並みに強いが道士ではないな。しかし、龍信の小僧は最低等級とはいえ道士だ……」
と、口にした直後だった。
「りゅうしんだと!」
無明は龍信の名前を聞いた途端、目の色を変えて食いついてきた。
「しかも、そのりゅうしんは小僧だと言ったな! 年はいくつぐらいだ!」
わしはたじろぎながらも、「確か今年で18だ」と答える。
「あと1つ聞きたい。そのりゅうしんという小僧は、柄の先端に【壱】と書かれた奇妙な剣を持っているか?」
「あ、ああ……持っている」
わしの返事を聞くなり、無明は狂ったように笑い始めた。
やがて無明は、わしに「無料だ」と言った。
「これから受ける依頼――特にりゅうしんという小僧を殺す報酬は無料でいい。何だったら他の連中の殺しも半額で請け負ってやる」
わしは思いがけない無明からの提案に目を丸くさせる。
「一体、なぜだ?」
「知れたこと」
無明は全身から凄まじい殺気を放つと、手にしていた酒器を握り潰した。
「りゅうしんという小僧は、俺の大切だった家族を殺した仇だからだ」
0
お気に入りに追加
300
あなたにおすすめの小説

勇者パーティー追放された解呪師、お迎えの死神少女とうっかりキスして最強の力に覚醒!? この力で10年前、僕のすべてを奪った犯人へ復讐します。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
解呪師マモル・フジタニは追放された。
伝説の武器の封印を解いたあとで、勇者パーティーに裏切られて。
深い傷と毒で、死を待つばかりとなったマモル。
しかし。
お迎えにきた死神少女との『うっかりキス』が、マモルを変えた。
伝説の武器の封印を解いたとき、体内に取り込んでいた『いにしえの勇者パーティー』の力。
その無敵の力が異種族異性とのキスで覚醒、最強となったのだ。
一方で。
愚かな勇者たちは、魔王に呪いを受けてしまう。
死へのタイムリミットまでは、あと72時間。
マモル追放をなげいても、もう遅かった。
マモルは、手にした最強の『力』を使い。
人助けや、死神助けをしながら。
10年前、己のすべてを奪った犯人への復讐を目指す。
これは、過去の復讐に燃える男が。
死神少女とともに、失ったはずの幼なじみや妹を取り戻しながら。
結果的に世界を救ってしまう、そんな物語。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる